最終更新: tominosyou 2024年03月04日(月) 11:02:50履歴
「GURPS 魔法大全」の「斬新な調合」p.214より。伝説で「賢者の石」または“ラピス・フィロソファルム(lapis philosopharum)”と呼ばれる石は、素晴らしい特質を沢山備えています。卑金属を黄金に変えたり、人間を不死にしたりと、様々な奇跡を起こします。しかし、誰にでも使えるというわけではありません。この石を使うには特殊な訓練が必要です。賢者の石を自然の石とする説もありますが、技を極める内に姿を変えてしまった錬金術師の魂そのものだとする説もあります。
「魔法大全」では、賢者の石は錬金術の触媒として働く自然の石として扱います。この石を利用すると<錬金術>判定が+6されます。未熟な者はこの石に触れていると、ちょっとした恩恵を受けます。護符や装身具にして身につけることで、病気や毒に抵抗する際、生命力が+2されます。さらに、長期間、身につけ続けていることで、「老化しにくい」の有利な特徴を得ます。この石を1D日間、金属の物体に接触させておくと、表面から1/40センチ(0.25mm)の深さまで金に変わります。この物資が原因で、錬金術師は物体に金メッキをして人を騙すと思われるはめになったのです。
賢者の石に必要な材料費は$9000です。製造には52週間(364日)かかります。判定は<錬金術>-8の技能なし値で行ないます。めったにないことですが、万一売りに出れば、価格は$15000を下らないでしょう。
マンガ的キャンペーンにおける賢者の石は、典型的なファンタジー・ゲームのものとは若干異なる性質を持っています。ここでの賢者の石は、基本コストが1レベル毎5cpの「錬金術の才能」(Alchemy Talent)を提供し、これに「壊れる/DR30、修理不可、SM-10」-15%、「盗まれる/隠密行動か策略」-20%、「魔法」-10% の修正計-55%を付けます。これは、〈錬金術〉技能とヒーローが持つ錬金術パワー能力の両方に恩恵を与えます。
コメントをかく