僧侶魔法の媒質となる概念(神の影響力)です。通常の魔法でいうところのマナにあたるものです。
僧侶魔法はマナを必要としませんが、実質的にはそれと同じ「神聖性」と呼ばれる要素が必要です。「神聖性」レベルもマナ濃度とまったく同じく、「なし」から「非常に高い(濃密)」まであります。ただし、「神聖性」レベルは特定の神に対するものであり、人々の変化により敏感です。ほとんどの場所の「神聖性」は「並」です。しかし、充分に信仰の行き渡った場所は、ある神の信者にとっては「神聖性」が「密」な地域ですが、敵対する神の信者にとっては「疎」な場所になります。
『魔法大全』の第27章「さまざまな魔法」より。
僧侶の呪文師はたいてい、「聖職者」と「宗教階級」を備えています。そもそも、そうした特徴を僧侶が神聖性を学ぶための条件に定めている宗教もあるかもしれません。しかし、正式な教会階級に属していなくても、神々の力を使うことを許す宗教もあるでしょう。また、だいたいにおいて、僧侶の呪文師はその能力を維持するために、「信仰による規律」を備えている必要があります。
僧侶魔法の実践の例としては「献身による魔化」を参照してください。
通常「魔法の素質」の特定レベルを必要とする呪文を神から授けられるには、「神の代行者」が必要となります。「神聖性」は実質的にはマナと同じなので、「神の代行者」を備えていない僧侶の呪文師は 「神聖性」が「非常に高い(濃密)」な地域以外では神聖性を唱えることができません。しかし、「神の代行者」を備えた僧侶はより広く「神聖性」/並」の世界で神の任務を実践することができます。
魔術師がマナ濃度(レベル)の変化を感じとれるのと同様、「神の代行者」を備えた僧侶の呪文師も「知力+「神の代行者」の判定に成功すれば、「神聖性」レベルがわかります。
僧侶魔法はマナを必要としませんが、実質的にはそれと同じ「神聖性」と呼ばれる要素が必要です。「神聖性」レベルもマナ濃度とまったく同じく、「なし」から「非常に高い(濃密)」まであります。ただし、「神聖性」レベルは特定の神に対するものであり、人々の変化により敏感です。ほとんどの場所の「神聖性」は「並」です。しかし、充分に信仰の行き渡った場所は、ある神の信者にとっては「神聖性」が「密」な地域ですが、敵対する神の信者にとっては「疎」な場所になります。
「僧侶魔法」(Clerical Magic) p.192
僧侶魔法(Clerical Magic) p.192
僧侶呪文(Clerical Spells) p.192
[[僧侶呪文>僧侶魔法#Clerical_Spells]]僧侶呪文には前提条件がありません。僧侶は消費できるCPさえあれば、祈りを捧げるだけで新しい呪文を獲得できます。導師や研究は不要です(GMが望むなら、200時間の深い瞑想を経て、やっと新呪文に1CPを注げることにしてもよいでしょう)。しかし、どのような神に帰依しているにせよ、呪文リストはその神から与えられた短いものに限ります。ふつう、そうした呪文はそれぞれの神の最終目的に密接に結びついています。たとえば、炎の神々が《真なる水》の呪文を受けることはありません。また、守護神が与える魔法の効果を変えてしまう場合もあれば、僧侶にいっさい魔法的能力を与えない場合もあるでしょう。その理由は神のみぞ知るです。
僧侶の呪文師はたいてい、「聖職者」と「宗教階級」を備えています。そもそも、そうした特徴を僧侶が神聖性を学ぶための条件に定めている宗教もあるかもしれません。しかし、正式な教会階級に属していなくても、神々の力を使うことを許す宗教もあるでしょう。また、だいたいにおいて、僧侶の呪文師はその能力を維持するために、「信仰による規律」を備えている必要があります。
僧侶魔法の実践の例としては「献身による魔化」を参照してください。
神聖性(Sanctity) p.192
神の代行者(Power Investiture) pp.192-193
[[神の代行者>僧侶魔法#Power_Investiture]]僧侶魔法には「魔法の素質」は必要ありません。代わりに、有利な特徴「神の代行者」がまったく同じ働きをします。
通常「魔法の素質」の特定レベルを必要とする呪文を神から授けられるには、「神の代行者」が必要となります。「神聖性」は実質的にはマナと同じなので、「神の代行者」を備えていない僧侶の呪文師は 「神聖性」が「非常に高い(濃密)」な地域以外では神聖性を唱えることができません。しかし、「神の代行者」を備えた僧侶はより広く「神聖性」/並」の世界で神の任務を実践することができます。
魔術師がマナ濃度(レベル)の変化を感じとれるのと同様、「神の代行者」を備えた僧侶の呪文師も「知力+「神の代行者」の判定に成功すれば、「神聖性」レベルがわかります。
エラッタ修正:【誤】知性度 【正】知力
コラム:“聖なる呪文”(“Holy” Spells) p.193
関連
第27章「さまざまな魔法」(VARIATIONS) p.192
第27章「さまざまな魔法」(VARIATIONS) p.192
魔法体系の変更(ALTERNATIVE MAGIC SYSTEMS) p.192
内容
第27章「さまざまな魔法」(VARIATIONS) p.192
- L-魔法体系の変更(ALTERNATIVE MAGIC SYSTEMS) p.192
- 僧侶魔法(Clerical Magic) p.192
- 儀式魔法(Ritual Magic) p.193
- コラム:L-儀式のその他の特徴(Other Ritual Idioms) p.193
- 有利な特徴「儀式魔法の素質」(Ritual Magery) p.193
- 呪文の前提条件の変更(Other Ritual Idioms) p.193 旧名は「前提条件の適用」
- L-前提条件連鎖の短縮化(Shortening Prerequisite Chains) pp.193-194
- L-有利な特徴を基本にした魔法(Advantage-Based Magic) p.194
- コラム:呪文の名称変更(Renaming Spells) p.194
- 即席魔法(IMPROVISATIONAL MAGIC) p.194
- コラム:L-「魔法の素質」と即席魔法(Magery and Improvised Magic) p.194
- 万能の天才(Wild Talents) p.194
- 万能魔法(Wildcard Magic) p.195
- 呪文の技能なし値(Spell Defaults) p.195
- 術語魔法(SYNTACTIC MAGIC) p.195
- 用語:術語(Word)
- L-呪文の要素(Spell Parameters) p.195
- L-術語の要素(Word Parameters) p.196
- L-呪文の詠唱(Casting the Spell) pp.196-197
- コラム:L-尺度(Scaling) p.196
- L-“変化させる”(Transform) p.197
- L-術語呪文の連動(Linking Syntactic Spells) p.197
- L-術語呪文のマスタリング(GMing Syntactic Magic) p.197
- コラム:L-術語呪文の例:防水(A Syntactic Spell: Waterproofing) p.198
- 紋章魔法(SYMBOL MAGIC) p.198
- L-いろいろな紋章(Symbols) pp.198-199
- L-呪文の詠唱(Casting the Spell) p.199
- コラム:L-その他のやりかた(Alternatives) p.199
- コラム:L-紋章魔法の例(Example of Symbol Casting) p.199
- コラム:L-緊急時の紋章呪文(An Emergency Symbol-Casting) p.200
- 用語:L-紋章トークン(An Emergency Symbol-Casting) p.200
- L-紋章トークン(The Futhark Runes) p.201
- L-オガム・アルファベット(The Ogham Alphabet) p.202
関連
#include(魔法関連参照用)
魔法関連参照用の定型文
- 魔法、第4版呪文一覧、原書呪文一覧
- ルールブック『魔法大全』
- ルールブック『GURPS Thaumatology』
- ルールブック『GURPS Thaumatology: Magical Styles』
- ルールブック『GURPS Magical Styles: Dungeon Magic』
- 奥義魔法(ルールブック『Pyramid 3/76: Dungeon Fantasy IV』より)
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