最終更新: tyounekogami 2023年06月04日(日) 10:58:32履歴
身体形状: | ぶくぶく太り、潰れた大きな鼻と下顎から生えた長い牙を持つ、直立した黒豚のような生物。 ドワーフが歪んだもの。 |
支配領域: | 主人の種族に準じる |
使用言語: | 〈悪魔〉語 |
社会形態: | ゴブリン部族と共に行動している事が多い。そうでなければ単独行動。 |
一般的性向: | 群れを形成している事も稀にあるが、大抵はゴブリンかゲルーシャに酷使されている。 |
長所: | 臆病で卑屈。自分の頭で判断ができず、しかも残虐。 身体が比較的頑丈。 |
短所: | 不器用で知性も低く、性格のために他の黒の月種族から軽蔑されてこき使われている。 全体的な能力にも恵まれず、強いオークでも異種族からすればザコ扱い。 |
命名法則: | 「個人名」のみ。他の月の種族にとって不快な響きを持つ事が多い。 |
公式設定ではカルシファードで「豚鼻鬼」と呼ばれている。
★オーク基本セット改(-15cp)
体力+1(10cp)、知力-2(-15cp)、生命力+2(20cp)、追加HP+2(10cp)
暗視(10cp)、鋭敏味覚L3(6cp)、我慢強さ(10cp)、頑健(10cp)、高速治癒(5cp)
牙(噛みつきのダメージは『切:突-2、長さC』、5cp)
防護点L1(5cp) 体脂肪によるもの。
短命L2(-20cp) 寿命は人間の4分の1。5歳で成人し、12歳から老化判定。
原始的L3(-15cp)、財産/貧乏(-10cp)、意志の弱さL2(-16cp)
残忍(-10cp)、優柔不断(-10cp)、狭量/黒の月の種族以外全て(-10cp)
身長は同体力の7割、体重は身長から求めた値の2割増し。
25cp以上で作成されたオークは滅多にいない。
50CP〜75cpのキャラクターでも、オークとしては英雄。
100cpのオークは、種族最高レベルの英雄。
元ルールからの変更点。
旧版と完訳版では「追加HP」のCP内訳が変化しています。
基本セット改は完訳版からかなり大幅に変更されています。
まず能力値で体力と生命力が+1されています。
皮下脂肪は防護点で表されており、何も身に着けない状態でも防護点を持ちます。
また、鈍感ということで「我慢強さ」も持たせています。
寿命に関しては短命になった代わりに頑強な肉体になりました。
「頑健」と「高速治癒」を持つため、不衛生で栄養不足な環境でも、すくすく育ってあっさり戦死する生きざまを表現しています。
「財産/貧乏」のため総資産額は$500で、さらに「原始的L3」(文明レベル0/石器時代)なので戦闘用の鎧を着れず、武器も棍棒など最低限のものしか扱えません(剣や鎧は文明レベル1以降の装備です)。
「盾」は扱えるので、防御力を上げたいならば受動防御で補填して下さい。
あと、彼ら特有の優柔不断さを「優柔不断」と「意志の弱さL2」の二つで表しました。
特に「意思の弱さL2」には注意して下さい。
魔法抵抗の際にペナルティを受けますし、生命点が0以下になった際の毎ターンの意識維持判定にも影響します。
平たく言うと「魔法にかかりやすく生命力が高いくせに失神しやすくなった」わけです。
これに上記の「我慢強さ」も加わっているため、「タフで衝撃のルールを無視でき、なおかつHPが0になったらあっさり退場してくれる便利な雑魚」として使いやすくなったはずです。
なお、「狭量」のCP獲得量ですが、黒の月の種族(自分たちと支配者種族)以外は全て敵ということで非常に範囲が広いため「-10cp」で良いかと思われます。
指揮官がいないと、まともに行動できない。
頭部は豚のようで、鼻が大きく潰れています。口からは短い牙が顔をのぞかせています。背は低く身体には分厚い脂肪が付いており、太っているように見えます。
ドワーフの保守的な側面が歪んでクローズアップされており、基本的に卑屈で臆病な上に主体性に乏しく、自分でやりたいことを見つけられない・決断できない性質のため、支配者であるゴブリンの言いなりになっています。また、黒の月の種族以外に対しては狭量であり、自分たちより弱い存在に対しては、日頃の支配者の圧制に対する不満をぶちまけるかのように、徹底的に残忍になります。
彼らの生活は狩猟採取生活であり、文明的な生産活動は一切行いません。主人となる種族が用意した過酷な作業は、しぶしぶとですが従います。支配者からは、戦闘も含むあらゆる肉体労働を押し付けられ、一方でその対価はほとんど受け取れず、貧相な武装しかしていません。
オークは非常に短命であり、わずか12歳から老化が始まります。その反動で繁殖力が非常に高く、一回の出産で7〜8匹生まれます。そしてわずか5年ほどで成人します。そのため、ゴブリンたちが奴隷として使い捨てするのに非常に都合が良く、多くの個体は寿命が来る前に過労死したり、戦闘で命を落とします。
ごく稀に山奥などで、ゴブリンたちに見つからない環境でオークだけが生活しているケースも考えられるが、必要最小限の労働以外はゴロゴロしているだけの怠惰な生活を送っているのだろう。
オークたちは残忍ではあるものの、基本的には臆病な上、戦術を立てるだけの知恵もないため、ゴブリンのように略奪すら行わない可能性が高い(略奪するような存在も通りかからないくらいの秘境でしか、こういう存在は成立しないだろうし)。オークだけの集団で略奪を行うのは、弱そうな旅人が単独で旅しているのを偶然発見した時か、よほど生活に逼迫した時のみと思われる。
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