汎用TRPG「ガープス(GURUPS)」について、だべったりつづったりする所。 魔法関連ルールの編集者募集中!

 フェイクトゥルフ(略記はFC)における、その世界のキャンペーンにおける各要素(登場する攻撃属性・種族・環境など)の登場頻度の指針を記載して置くページです。
特に関係する性質ページについてはタグに「登場頻度」と付いています。
内容は確立するまでは、随時変化します。後で「ですます調」に直します。

主な関連ページ
  1. フェイクトゥルフ
  2. FC追加特徴
  3. FC追加技能
  4. FC追加アイテム
  5. FC登場頻度指針

目次


基準となる世界について

  1. 基準となる主な舞台は現代(TL8)地球の日本。そこからキャンペーンそのものが完全に外れない限り、主人公(PC)達はそういう世界への一時的な来訪者として考えます。
  2. どのような街や村でも、その周辺を含めれば、最低でも1つ以上の妖怪・隠れ里(やそこに通じる"門")が存在します。
  3. 表向き超常存在や超常力学は存在しないものとされます。しかし、魔法超能力やそれに関わる物品は日常的に存在しています(一般人はそのことに気付いていないし、それらを起動させるには特定の“資格”が必要です)。

攻撃属性の登場頻度

 キャラクター達がどの程度の頻度でその“攻撃属性”に出くわすのかの指針です。基本的には防御の限定を踏襲します。

想定される直接攻撃属性

百鬼夜翔p.101を参考にするならば以下の例があります。

 特定の“起源”も攻撃属性として扱います。例:魔法超能力、気、妖力、超科学など。

扱いに注釈がいる攻撃属性。

「無粋」……さまざま
[[無粋>FC登場頻度指針#unromantic]]
 GMが戦闘バランスにおいて“目障りな攻撃手段”“主戦力から除外したい攻撃”を一括処理するための攻撃属性です。内容はGMのシナリオごとに変化させることができます。例えば、銃や爆弾など、CPを特に払わずとも容易に火力が出せる攻撃などです。怪物がヒーロー以外に容易に傷つけられたくない場合、「常人(普通の警察・軍人含む)の通常兵器は無粋属性」である旨をGMがセッションメンバー募集時にでも告知しておきます。怪物は「負傷軽減/無粋攻撃」を取得すればそれらへの耐性を一括で処理できるようになります。なおレーザー/ビーム系の攻撃はフェイクトゥルフにおいては、基本的に「無粋攻撃」には含まれないものとします。
 「無粋攻撃」が異能力を含む(物理攻撃・エネルギー攻撃をまたぐような範囲の)場合は、登場頻度は「どこにでもある」です。火器類や爆弾のような「物理攻撃の下位分類」にとどまる場合は、「よくある」です。GMが無粋攻撃への耐性を軽くしたいと望む場合、その目的のために、無粋攻撃の登場頻度を「まれ」と計上することができます。

「点攻撃」……どこにでもある
[[点攻撃>FC登場頻度指針#pinpoint]]
 「突き攻撃」「刺し攻撃」「貫通体攻撃」「収束ビーム焼き攻撃」のような“点(ピンポイント)への直接干渉”です。なかでも「鎧の隙間を狙う」ことができる攻撃は確実にここに含まれます。GMの判断によっては攻撃者と目標の相対的なサイズ修正次第ではこれらの攻撃を“面攻撃”と扱うかもしれません(「広範囲の負傷」「小さなサイズと戦闘」が参考になります)。


「面攻撃」……どこにでもある
[[面攻撃>FC登場頻度指針#wide]]
 「広範囲の負傷」を引き起こすような攻撃です。犠牲者の身体の多くに、あるいは大部分に効果を与えるもの――例えばファイアブレス、爆弾の爆風、巨大なのたまった穴への落下などです。特にSM0以下の目標に対する「範囲に効果」と「円錐状」のダメージすべてと、開放型の爆発は確実に含みます。
 GMの判断によっては攻撃者と目標の相対的なサイズ修正次第ではこれらの攻撃を“点攻撃”と扱うかもしれません(「広範囲の負傷」「小さなサイズと戦闘」が参考になります)。


「雑魚退治」……どこにでもある
[[雑魚退治>FC登場頻度指針#cannon_fodder]]
 重要でないNPC・物を容易に無力化・破壊するための攻撃属性です。GMが設定しておいた“やられ役”用の性質――例えば不利な特徴脆弱/雑魚」[-100cp]があるとして、それを持つもの――はこの属性攻撃にを受ければ、たやすく制圧・破壊されます(詳細はGMが判断しますが、演出扱いですら防御無視で生死判定なしで即死することさえありえます)。
物語の主要人物が容易にこのようなことが可能であれば、この攻撃属性を付与する増強は「雑魚退治」[+20%]です。
 キャンペーンによってはマンガ的戦闘ルール下っ端」を用いた方が良いかも知れません。


「破邪」……ときどき
[[破邪>FC登場頻度指針#crushing_evil]]
 “邪悪なるもの”を打倒するための攻撃属性です。歪んだ存在をあるべき世界の法則に従うよう、矯正・校正(ないし消去)する作用と解釈されます。必ずしも“神聖”な攻撃では無くてもこの効果を持つ武器や力はあり得ます(例:『ベルセルク』の主人公であるガッツの愛用する斬魔の大剣「ドラゴンころし」や、『悪魔城ドラキュラ』『キャッスルヴァニア』サーガのベルモンド一族の鞭「ヴァンパイア・キラー」等です。)。
主人公らが邪悪な超常存在と戦うシチュエーションは王道的であり、「破邪属性」は高頻度で冒険に登場することでしょう。「銀製武器」が魔物の弱点になりうるならば、それは「破邪属性武器」の1種とします。


「闇・冥」……ときどき
[[闇・冥>FC登場頻度指針#darkness_attribute]]
 これは「破邪」と対になる攻撃属性であり破壊したい、抹殺したい、と言う意志その物で、ダメージを与えます。
 魔王の特性を持った属性と言われ、目に見える外傷を与えず、全体的な劣化を引き起こしたり、内臓がボロボロになったりします。
 この属性によるダメージに通常の応急処置は無効です。
△特別増強(宇宙パワー):対『闇・冥属性』へ特化した防護点以外の防護点を無効化します。この増強がオンの時は強制的に叩き属性となります。:+170%
△特別増強(宇宙パワー):能動防御が不可能となり、さらに防護点を無視できます。ただし必ず抵抗可能限定を施さなければなりません(これ単体でも、抵抗可能限定を施すことが可能です):+320%
△特別増強:吸い取ったエネルギーを力に変えて、生物に与えたダメージの合計の1/20点(端数切捨て)のHPを回復します。:+100%


「○○殺し」……さまざま
[[○○殺し>FC登場頻度指針#slayer]]
 対象の種族の登場頻度によって色々あります。「妖怪殺し」「魔法生物殺し」「神殺し」など国家規模以上の(影響力ある者や)対象者数を含むような特効攻撃属性は「まれ」以上の希少性となるでしょう。
区分の段階分けの参考には「動物会話」(の「対象限定」)や武器魔化系呪文の《対象設定》が使えるでしょう。
「○○殺し攻撃」は「種族特効攻撃」とも呼べます。伝承にって特別な力を宿す武装は「概念武装」「哲学兵装」などとも呼ばれます。特効対象は生物に限らず、特定の物質(例:剣)や現象(例:怪異)であったりします。多くの場合、これらは特定の有利な特徴の起源に対する「アンチパワー」に属していることでしょう。

 登場頻度の大雑把な判断材料を提示しておきます。
希少性目安
どこにでもある特に苦労しなくてもその辺で無料で手に入る物。 人間の体液・体組織・遺伝子情報などが、特定の宇宙人への猛毒として機能し「○○星人殺し」と扱う場合。
よくある一般的に簡単に調達できるもの。その辺の店で購入できる物。 殺虫剤などを「虫殺し」と扱う場合。
ときどき冒険ではよく登場するもの。CPを払って獲得した特権で入手できるもの。 ルナルのガヤンの神殿武器である「ソードブレイカー」を「剣殺し」と扱う場合。
妖怪以外の怪異も多く登場するキャンペーンにおいて、PCパーティが妖怪掃討を行なう国家公務員なら支給される「妖怪殺し」武器もここに含めます。
まれ冒険でもめったに登場しないもの。
あるいはよく登場する種族だが、GMがそれへの抑止力を希少としたい特効武器。
GMがPCに授ける“切り札”的な武器。
 PCパーティが民間の妖怪退治屋のキャンペーンにおいての「妖怪殺し」。
聖遺物「聖槍」の模造品だが「神殺し」の概念武装である「ロンギヌス・コピー」。
江戸時代の存在がメインに登場する冒険舞台において、徳川家特効の妖刀「村正」シリーズなど。
極まれ対象が極めて希少な特効武器。
あまり冒険に登場しない種族区分への特効武器。
世界でただ1人を対象としたり、ごく少数の勢力を対象とするようなもの。
なお、この攻撃に対する「弱み」は不利な特徴足りえません。
 (天然の)「インスマス面殺し」。無銘勝利剣が内包する「アルトリア顔殺し」。

「意味消滅」……まれ
[[意味消滅>FC登場頻度指針#meaning_extinction]]
 攻撃目標の“意味(存在としての情報)”そのものを否定する攻撃です。アカシック・レコードやイデアにすら干渉するものもあります。情報生命体や妖怪をはじめとする、誰かの認知によって成り立つ存在にとっては天敵となる攻撃属性です。場合によっては「妖力」に対するアンチパワーともみなせます。クトゥルフ神話が掲げる「宇宙的恐怖」(コズミック・ホラー)の本来の定義……「人々が寄る辺とするあらゆる存在意義・生きた証・ミームそのものの崩壊・否定」を表したかのような作用です。“魂”そのものを消滅させて蘇生不能にすることもありえます(その場合は、「追加の命」などに限定を加えたり、攻撃有利な特徴を無効化する「特殊効果」を「連動」させるなどして再現してください)。
 近い概念の攻撃(実在する破壊処置)の例には、被害者の戸籍・経歴や生きた証を抹消する“記録抹消刑”「ダムナティオ・メモリアエ」「ライヒス・アハト」があります。


領域・環境の登場頻度

 キャラクター達がどの程度の頻度でその環境に置かれるかの指針。基本的には「環境媒体」を踏襲。

障害物の登場頻度

 基本的には「物質透過」「透視」や「素材特定」を踏襲。

接触物質の登場頻度

 基本的には「弱点」を踏襲。

状況の登場頻度

 基本的には「嫌悪」「苦手」を踏襲。

扱いに注釈がいる領域

マナがある環境……どこにでもある
 フェイクトゥルフの世界は何らかの事情により、平均的なマナ濃度は「並」となるため、マナ登場頻度は「どこにでもある」と扱う。
 さらにフェイクトゥルフの世界においては人間達の欲望や、同調圧力によるストレスがしばしばマナを生み出す要因となり、人口に比例して魔の力も多く強くなり、妖怪・怪異達が人知れず跋扈してきた。そのせいか都会のマナ濃度が最低でも「並」になることは、以前から珍しい事では無かった様である。例:平安京時代の京都や、近現代の東京等。
聖域(凡)……ときどき
 寺・神社・教会などを聖域の1種と扱うなら、かなりの頻度で冒険に登場するため登場頻度は「ときどき」と扱う。
聖域(真)……まれ
 “神聖な”神格や大精霊の力による本当の聖域・聖地の場合は「まれ」と扱う。
魔域(カオスゲート)……ときどき
 魔界の影響でそこに繋がる「穴」とも言うべきエリア『魔域(カオスゲート)』は、かなりの頻度で冒険に登場するため登場頻度は「ときどき」と扱う。詳細は悪魔/魔族の類型(テンプレート集)を参照してください。

隣接世界の登場頻度

 隣接世界とは並行世界ほど離れていない、その世界と隣り合う領域や“位相(プレーン)”のことです。「隠れ里」や「死者の世界」「影の世界」「鏡の世界」「夢の世界」などが当てはまります。
 詳細は「支配領域」参照。

旧メモ

種族の登場頻度

 特殊な存在は「特殊な背景の必要CPの目安」も参考に。基本的には「探知」を踏襲。

キャラクター属性について

「味方パーティ」……どこにでもある / ときどき
 PCのパーティはほぼ毎セッション登場するため、単に「味方」である存在の登場頻度は「どこにでもある」に等しいでしょう。自分と繋がる「チームワーク」を持っている者の登場頻度は「ときどき」と扱います。

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