汎用TRPG「ガープス(GURUPS)」について、だべったりつづったりする所。 魔法関連ルールの編集者募集中!

双子の月の種族

ルナル世界では人間が最も広く栄えているが、それ以外にも青の月のみを信仰するドワーフ緑の月を信仰するエルファ、また他の月を信仰する様々な知的種族が存在しており、全てが〈原初の創造神〉が生み出した〈源人〉から派生している事から、〈源人の子ら〉と総称される事もある。信仰する月を変えると種族まで変わることがある。その性質上、異種族間での生殖も可能である。

歴史上は、その時代で最も新しい月の力が強いため、最も新しい月の種族が最も栄えており、現在は赤と青の双子の月の種族である人間が〈源人の子ら〉の主流となっている。
現実世界の地球に住むホモ・サピエンスとほぼ同じ生物。現在のルナルにおける地上種族の主流を占める。かつては彷徨いの月を信仰する一種族に過ぎなかったが、赤と青の双子の月を信仰することで爆発的に勢力を伸ばした。もっとも〈源人〉に近い種族と言われ(信仰の変化による種族変化が起こりやすい)、善にも悪にも強い力を示す可能性を秘めている。
身体形状言うまでも無い人間型。より簡単に言うと「通常状態の〈源人〉の縮小コピー」。
支配領域:平野。しかしそれ以外の場所にも散在する。リアドジャナストラでは大勢力だが、マーディールでは南北境界地帯に少数が住むのみ。
使用言語各地方の言語。リアドではルークス語の系統に属する言語が支配的だが、カルシファード語はその例外。
社会形態数十人単位の「村」から数十万人単位の大都市に居住するか、部族単位で移動生活。「王」や「統領」などと呼ばれる指導者を中心として「国」を形成する。村落では農耕、牧畜、狩猟、漁猟などが、街では商工業が主に行われる。
家族制度:男性と女性が結婚して同居を行い、そこで子供を育てるのが主流。同居先は男性の実家が多いが、女性の実家や全くの新居という事も多い。外部で活動するのは男性が中心で、家系も母系を取るルークスクールヘンレント、男女問わず長子相続を行うリアド大陸中央部を除けば父系を取る。
一般的性向バラバラで統一性が無い。誠実で高潔な者から卑屈で卑怯な者まで存在する。
長所際立った短所を持たない。比較的高い技術水準を持つ。双子の月の魔法を使える。
短所際立った長所を持たない。人口が多過ぎて種族としての一体感に欠ける。
命名法則一般のリアド人は「個人名+姓」。国により例外は意外と多い。

(人間の民族)

旧ザノン人

 大陸中央部にあるトルアドネス帝国の主要民族。比較的華奢な体型をしており、色白で瞳の色は淡い。ザノス公国は元王都ザノス=トルア周辺を支配しているだけであり大半は帝国直轄領。
使用言語:帝国公用語(元はザノン語の北西方言)、ザノン語
一般的性向:「自分達こそが世界の中心」という風潮が根強く、他の地域を見下しがち(その上に、ザノンの旧貴族の大半は無能で傲慢な者が多い――というか多すぎ)。帝国の青の月信仰の強制で社会的に混乱を来している。
信仰の傾向:青の月信者が中心だが、他の地域からは「異端者」「狂信者」呼ばわりされて軽蔑・嫌悪される。赤の月信者は潜伏するか口先だけ改宗している。この点は旧ザノン領のみならず帝国全土で共通。
命名法則:「個人名(長めで通常は省略形も用いる。男性は末尾が「ウ」「オ」、女性は末尾が「ア」「エ」)+姓(短め)」。
旧ペテルギュア人
 帝国南西部の旧ペテルギュア王国領(現在のペテル公国領)の民族。海洋王国であったため、異国へ亡命した者も多い。
使用言語:帝国公用語、ペテルギュア語
命名法則:旧ザノン人に準じる事もあるが、短い個人名や長い姓を持つ事もある。
旧クルブネ人
 セレン内海沿岸の旧クルブネ国領の民族。詳細は不明。
使用言語:帝国公用語、クルブネ語
(名称不明)
 帝国北部の民族。クールヘンレント語に似た言葉を話す。

 大陸最北端の寒冷地、ルークス聖域王国に住む民族。大柄で色白な者が多い。
使用言語:ルークス聖域王国語
一般的性向:神官・高司祭への聖職者扱いの度合いが強い。口数は少なめだが怒らせると延々と説教される。聖地の守護者である事への自負を持つ。
信仰の傾向:双子の神々をまんべんなく信仰。
※この記述は街での物で、村落規模の社会では信仰対象が偏ります。農村ではサリカ、漁村ではリャノの信者がほとんどでしょう。
命名法則:「個人名+父の姓+母の姓」。子供へは母の姓が受け継がれ、「個人名+父方祖母の姓+母方祖母の姓」となる。
ゼクス人(エタン)

 大陸南部の大草原国、ゼクス共和国に住む民族。厳密にはエタンは遊牧民のみの呼称であり、しかも移動生活を送るなら他の種族も含む。
使用言語:ゼクス共和国語
一般的性向:自主性が強いが割と呑気で、「明日出来る事は今日片付けたりしない」が信条。お祭り騒ぎが好きで束縛を嫌う。
信仰の傾向:アルリアナとリャノが中心。青の月の信者は天幕の街(トーナ)以外で見る事は少ない。
命名法則:「個人名」のみ。

 セレン内海の島国、カルシファード侯国に住む民族。ザノン?人と原住者の〈遥か人〉?の混血であるが、外見的には〈遥か人〉?の血の方が強め。
使用言語:カルシファード侯国語
カルシファード語は他のリアドの言語と違い、ルークス語の系統に属していません。銀の月の言語の影響を受けているらしいため、ルナル全土の言語の中でも異端の部類に入るでしょう。
一般的性向:名誉を重んじる性向と荒々しい態度が同居している。男性は女性を見下す傾向が強く、同性愛にも寛容。武戦士は堕落が進み、誇りを履き違えすぐに刀を振り回す者も数多く見られる。異種族蔑視も特に武戦士の間で甚だしい。魔法への忌避感も強く、神殿で魔法を学ぶ者も少ない。
信仰の傾向:ガヤン、タマット、リャノへの信仰が盛ん。
命名法則:神官や武戦士は「姓+個人名」。所民は「個人名」のみ。
※所民出身の神官が姓を持たなかったり(キクノ)、所民でも有力者は姓を持っていたり(カノー・エジム)、影タマットが姓を持っていたり(コヨウ・リン)、例外は多々あるようです。武戦士は分家すると姓を変える事もありますが(アンデン家→ショウラ家)、逆に変えない事もあります(スイゲン家)。

 グラダス半島の西方、豊かな緑に恵まれたトリース森林共和国に住む民族。セレン内海の覇者ゼラン王国が滅ぼされた後のトルドット王国属領セラーノとトルドットの属国ペノン国が合体して誕生した。
 ※ペノンがトリースのどの地域にあたるかは言及されていませんが、(1)セレン内海側ではなく、(2)オータネス(元トルドット)に接しており、(3)海に面して海軍を持てる(トルドットがゼランに攻め込んだ時、ゼランの海上軍は〈悪魔〉海におびき寄せられて壊滅しています)という条件から考えて、ターデン〜クラース一帯を中心とした南部地方でしょう。
使用言語:グラダス語(トリース方言)
一般的性向:のんびりとしてお祭り好き。ゆったりとした感じの服装を好む。家では膝を横倒しして床に座る。
トリース以外のグラダス諸国では椅子に座り、大陸本土とカルシファードでは床に正座します。
信仰の傾向:官僚機構の整備と関連の深いガヤン、林業や牧畜と関連の深いサリカ、アルリアナ、リャノが多い。
命名法則:「個人名(男性は末尾が「イ」、女性は末尾が「ア」「オ」である事が多い)+姓」。いずれも短め。
※エフィ(エフェメラ・クルツ)の場合は、幼少時にやんちゃだったために男性形の仇名を付けられています。「名前を聞いた人がオカマと勘違いする」というネタもありましたが(汗)。

 グラダス半島の北西、干拓地と湿地だらけの漁業と傭兵で著名なファイニア低地王国の主流民族。
使用言語:グラダス語(ファイニア方言)
一般的性向:短気で感情の浮沈が激しいが、殴り合いまでする事は滅多にない。スティニアが大嫌い。
信仰の傾向:タマットが中心。そのためにこの国ではガヤン神殿の力が弱い。
命名法則:「個人名(末尾が「オ」なら男性、「ア」なら女性である事が多いが必ずしもそうとは限らない)+姓」。個人名と姓の間には、王族は「デュ」、建国時からの貴族は「ラ」、建国以降の貴族は「ル」が入る。

 グラダス半島の東方、「広大なる」と称される半島の食料庫ソイル選王国の民族。源流は諸王国の連合国家であったソイル選帝国。
使用言語:グラダス語(ソイル方言)
一般的性向:豪快で頑固、そしてやぼったい。オータネス人から見ると「田舎者」。
信仰の傾向:サリカやジェスタが多い。
命名法則:「個人名(特徴的な音が多い)+姓(「カナンストライド」「リーデンスベック」「ブラーデンブルッケン」等の極端に長い姓も存在する)」

 グラダス半島の中央、オータン湖を囲む優雅な学術の地オータネス湖王国の民族。起源は代々女性を王としたトルドット王国。
使用言語:グラダス語(オータネス方言)
一般的性向:自国の文化への自負が強く、他国を見下すような態度を取る。洗練された振舞いと作法に拘る。誤解されがちだが軟弱ではない。レディーファーストが定着している。
信仰の傾向:ペローマやシャストア、リャノの信者が多いが、元々信者が少ないペローマやシャストアに関しては「少なくはない」程度に認識した方が良いだろう(笑)。
命名法則:「姓(単音節〜2音節程度)+個人名(流麗な響きの物)」。

 グラダス半島の南方、険しい峰に囲まれたスティニア高地王国の主流民族。
使用言語:グラダス語(スティニア方言)
一般的性向:無口で根暗に見えるほど物静か。ファイニアが大嫌い。他の都市との間に古い遺恨が残っている事もある。
信仰の傾向:特になし。
命名法則:「個人名+姓」。大した特徴はないが、トリースに似た名前が多い。

 グラダスの四大不思議都市の1つにして独立都市でもある、鬼面都市バドッカの住民。
使用言語:グラダス語(バドッカ方言。ソイル方言の影響が強い)
一般的性向:商業都市であるため、個人主義が強く独立心に富む。豊富な遺跡を漁る「休日冒険者」の慣習が強く根付いており、小集団による搦め手の戦法に強い。
信仰の傾向:ガヤン、タマット、リャノが多い。
命名法則:家のルーツに準じるが、基本的にはソイルと同じ。

 大陸北東の寒冷な火山島、クールヘンレントの南岸に居住する民族。
使用言語:クールヘンレント
一般的性向:
信仰の傾向:サリカ、アルリアナ、リャノが多い。
命名法則:

 グラダスの南西にある熱帯の火山島、ザムーラの沿岸に居住する民族。島と同名のザムーラ王国に属している。
使用言語:ザムーラ語、ジャナストラ語――双樹帝国の公用語?――の系統に属する。
一般的性向:のんびりとした平和的な性質。物資に恵まれているため、ガヤン神官にも贅肉が付くほど(笑)。
信仰の傾向:
命名法則:「姓+個人名」。

 大陸西方に浮かぶ南・北ネクロス島を中心とする小国家群の住民。遠洋航海による貿易により栄えている国が多いが、その実情は謎に包まれている(笑)。
使用言語:紫の諸島語(各島の方言)
一般的性向:
信仰の傾向:ごく普通で特筆しようも無いが、少数派信仰を行う特殊な教団も存在するらしい。
命名法則:
沼人

 ファイニアの大湿地に住み、珍獣クララルを乗りこなす民族。ファイニア人の母体となった「タマットを信仰する蛮族」と別の存在かは不明。
使用言語:沼人語
一般的性向:かつてはのんびりとして素朴な風潮を持っていたが、外部との接触が増えて「素朴な振りをして商売を有利に」という事も多くなっている。ファイニア人以上に頭に血が上りやすい。
信仰の傾向:
命名法則:詳細は不明。同音の繰り返しが多い。
タラール族

 グラダスの北、未踏砂漠の外縁部に住む遊牧民。駱駝を飼育しており、近くの3つのソイル人の村とは交易を行っている。
使用言語:タラール語。外部の人間とグラダス語ではなく大陸共通語で話をしているため、グラダス語とはかなり違う言語らしい。
一般的性向:牧畜民にありがちだが、細かい時間をあまり気にしない。外部との商業的な接触もあるため、金銭関係では結構すれている。
信仰の傾向:ごく普通の双子の月信仰のようだが、飛行鮫を神の使いとして崇めているのが特徴。
命名法則:よく分からないが、少なくとも響きはグラダス人とは似ていない。
スティニア独立民族

 スティニアの山奥に住む様々な少数民族。奇怪な風習と得意な能力を持つ者が多い。代表例は脳に針を突き刺し時間操作能力を得る「紫斑一族」。
使用言語:様々だが、多くはグラダス語も通じると思われる。
一般的性向:少数民族の総称でもあり、「一般的性向」と呼べるような物は存在しない。
信仰の傾向:少数民族の総称でもあり(以下省略)。
命名法則:様々。
グモーツ人
 〈悪魔〉海に面した火山島に住んでいた人食い人種。族長が〈悪魔〉と手を組み帝国海軍に討伐されたためほとんど絶滅した。
使用言語:グモーツ語。戦士はグモーツ戦闘語という戦闘指揮用暗号も使用する。
一般的性向:食人の性癖を持つ。族長にひたすら服従する。
信仰の傾向:形骸化しており(というか元々影響が無く)、ほぼ全員が平信者。
命名法則:「個人名」のみ。
現代〈遥か人〉

 世界創世の島に逃げ延びた〈遥か人〉の子孫。苛酷な環境に行き詰まりを見せており人口は減少を続けている。
使用言語:中世蛮族語
一般的性向:長幼の序と名誉を重んじる傾向は不変。集団が小規模であるため、身分の格差も小さい。
信仰の傾向:
命名法則:「個人名」のみ。

 西の大陸マーディールの、南北境界地帯に細々と居住している民族。
使用言語:
一般的性向:閉鎖的。他の大陸との関係も悪い。
信仰の傾向:双子の神を「双面を持つ一柱の神」として崇め、しかも神々に上下関係も付けている。その上に他の宗派を異端として排斥する。
命名法則:

 南の大陸ジャナストラの沿岸部に居住する黒い肌(主に褐色。地球の熱帯〜南半球人に近い)の民族。ドワーフとは逆にすらりとしている。リアドと恒常的な交流を持つのは、北東沿岸のカラカヤ連邦人。「ルナル」におけるジャナストラの記述も、基本的にカラカヤのもの。
使用言語:様々
一般的性向:様々
信仰の傾向:様々
命名法則:様々

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