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tominosyou 2024年07月07日(日) 21:39:03履歴

下記のルールは基本的にはフェイクトゥルフ用のハウスルールです。バランスは極力既存のものに合わせますが、ルール導入は自己責任でお願いします。
MTPは鍛えた筋肉が独自の超常的能力体系(例えば「筋肉の神」からもたらされる「神授」)と直結するようなキャンペーンで用いられます。ここでの「鍛錬者」とはMTP所持者や、MTP参照能力者を指します。
「MTP」は鍛錬者の完全な値の体力(ただし限定「サイズ修正」「手がない」は許容)を第一の基準とします。そこにはちゃんとした生物的な質量・構造が伴っていなければならず、妖怪や魔法生物のような超常的(や非生物的)生理機構で成り立つ存在はMTPを所持できません。追加の「HP」や「腕の体力」「追加荷重体力」「追加攻撃体力」といった体力の部分的なものもMTPには加算されません。また第二の基準として、MTPには鍛錬者の種族による補正やステータス変動効果は除外されます。基準値は「10+鍛錬者の個性としての体力」となります。例えば、種族テンプレートで「体力+4」ある「体力15」の鍛錬者は、「MTP11」となります。〈強打〉で一時的に体力を増やしても、MTPは変わりません。MTPは鍛錬者の異能や外付け・後付けによらない、かつ恒常的な体力を参照するのです。
もしもMTP所持者が体力の種族補正が+10以上(つまり種族平均体力20以上)のキャラクターの場合、「高いHPと回復」の除算版の式を当てはめます(端数切捨て)。例えば、体力+200の種族補正を持つ体力240のキャラは、個性としての体力+40分は種族にとって+20%の個性なので、「MTP12」となります。
本来は「要能力値判定」で体力は参照できずとも、この能力体系においてはMTPが参照することが可能です。
〈格闘〉技能を使用しますが、敏捷力基準ではなく、MTPを関連能力値とします。これは、トランス状態の巫女の舞のように、神と筋肉に身をゆだねた “ 半自動操縦 ” の状態です。捉えようによっては “ 無我の境地 ” にも見えますが、ちゃんと能力者の意志が必要です。
内訳は以下の通りです。
〈格闘〉技能を使用しますが、敏捷力基準ではなく、MTPを関連能力値とします。
「神楽鶴嘴」も取得していた場合、「神楽鶴嘴」は「神楽拳舞」に取り込まれ統合されます。
内訳は以下の通りです。
目標を攻撃するには「追加発動」としての組み合わせで行います。威力は「振り+サイコロ1つにつき+2」の叩きで、非実体に影響します。もし体内でこの爆発が起こったら「内部爆発」によって致傷修正は×3になります。弾数は「追加発動」の組み合わせ先に依存します。
この能力は「神楽鶴嘴」「神楽拳舞」の刺し攻撃と組み合わせること(目標のDRを貫いた指を敵体内に捻じ込むこと)を想定しています。
内訳は以下の通りです。
威力は「振り+サイコロ1つにつき+2」の叩きで、正確さ3、射程はST×0.5/ST×1、連射1、弾数1日10発、扱いやすさ-6、反動1で、1発につき3FP消費し、非実体に影響します。目標を攻撃するには〈特殊攻撃/射出物〉技能を使用しますが、敏捷力基準ではなく、MTPを関連能力値とします。
内訳は以下の通りです。
また限定「能動防御式」があるので、防御判定は「MTP÷2+3」、「戦闘即応」で+1です。同じ能力を1ターンに複数回使用しようとする場合、最初の試行の後、試行ごとに-4を累積適用します。 朦朧状態ではさらに-4で判定し、能動防御ができない状況(背後からの攻撃、意識不明など)では判定することさえできません。
内訳は以下の通りです。
この能力によって神授パワーと同調したあなたの筋肉が、あなたに知恵を貸してくれます。筋肉神(または紹介してもらった知恵神)から天啓が下り、直感的に情報を得る感じです。
能力発動には、MTP判定に成功し、9FP消費しなければなりません。判定に成功すれば、次に、この能力の専門分野に関する万能技能(基本の目標値は15)で情報を得るための判定を行えます。能力使用中はあなたの筋肉はピクピク動きます(薄着なら近くにいる者が目視できるレベルです)。1日に1回使用でき、最初の質問については、「情報屋!」は基本の目標値そのままで答えます。以降質問が増えるごとに-2(累積します)の修正があります。信頼度は「ふつうに信用できる」です。
内訳は以下の通りです。
あなたは現在身につけている装備品で(十分な時間があれば)普通に歩いたり登ったりすることができる500メートル以内の場所であれば、視界内のどこにでも瞬間移動できるようになります。他者の目にはこの移動中のあなたの軌跡がぼんやりとですが見えます。この方法で移動するにはMTPを基本の目標値とした判定が必要で、10メートルまではペナルティなし、20メートルまでは-1修正、100メートルまでは-2修正、500メートル(最大)までは-3修正となります。この判定に成功すれば、望んだ場所に行けます。失敗した場合、あなたは元の場所に留まり、その後10分間この能力を再度使用する際に-5されます。ファンブルで失敗すると、この能力は間違った目的地(範囲内であればどこでもGMの好きな場所)にあなたを連れて行き、あなたの能力は1d時間使用できなくなります。
さらに、1ターンに1度、攻撃を受けているときに本能的に能力を使い、10メートル以内の任意の場所に移動することができます。これはよけとして扱います。
内訳は以下の通りです。
基本的に呪文の素質と効果に関しては素質3レベル分効果を上限とします。
従来の呪文と比べて呪文動作の手間は増えていますが、これらは元々体力という上げやすく上限がほぼない能力値を参照する強みと相殺するための代償です。そもそもこれらの能力は、他の異能の影に隠れがちな「脳筋バカ」でもゲーム進行上での手札を増やすために設けたところも大きいです。
効果の追加の制約(例:自分しか対象にできない)を強みに回したいなら、「奥義呪文」のルールを用いると良いでしょう。
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