GURPSよろず

技能 防御

技能 差替名称

奥義系技能

第4版『ベーシックセット』B193P「技能」参照。

旧名は〈精神防御〉。

〈[[読心抵抗]]〉

〈読心抵抗〉（意志力/並）……奥義系技能
　技能なし値：意志力-5、〈瞑想〉-5

　この能力により、あなたの心や感情を盗み見ようとする超能力や魔法の試みに対して心理的な防壁を立てられます。具体的には、どうということもないテクニックを使います。例えば複雑な数学的計算をする、何度も繰り返して詩を暗唱するなどです。適切な訓練を積めば、誰であってもこの技能を学習することができます。
　この防御を維持するためには、〈読心抵抗〉判定を1分ごとに行わなければなりません。戦闘や緊張状態であれば1秒ごとです。
　もし成功した場合、有効な情報のためにあなたの心を読もうとする相手は、心を読もうとする能力対あなたの〈読心抵抗〉の即決勝負に勝たなければなりません。失敗すると、ただの詩や計算の表などしかわかりません。しかし、そこまでの〈読心抵抗〉判定でファンブルしていれば、あなたは頭のすぐ表面で、相手が知りたい情報を――詳しく――考えてしまいます。
　この技能は、心を読もうとする試みに対してのみ有効です。精神支配や他の精神的攻撃には効果がありません。もし、あなたが超常的な精神防御策を持っている場合〈読心抵抗〉技能は“最終防衛線”として機能します。超能力・魔法的防御を突破した精神の調査手段だけが〈読心抵抗〉にぶつかります。

• 他に何もせず防御に専念していれば+2。
• 精神的・肉体的に朦朧状態なら-3。
• 思考ではなく感情をかくそうとしていれば-2か、さらに悪い修正（どの程度強い感情であるかによってGMが決定）――あなたが最も嫌悪している敵を前にして、その感情を隠すのは困難なのです！

『GURPS Dungeon Fantasy 14: Psi』における超能力「DΨ」の〈読心抵抗〉参照。
　この技能は『GURPS Dungeon Fantasy』では動作が異なります。
　まず第一に、超自然的な精神調査（「マインド・メルド」や「マインド・リーディング」能力、《思考察知》や《精神探査》呪文など）に抵抗できなかった場合、あまり多くを明らかにしないように自分の考えをスクランブルすることを選択するかもしれません。 これにより、2回目の即決勝負が発生します。侵入者が〈嘘発見〉技能の高い方を使用するか、最初にあなたの思考を読み取るために判定したものを使用している間に、あなたは〈読心抵抗〉判定します。 あなたが勝ったら、彼は何も調べれません。 同点か負けた場合、彼の調査は正常に機能します。 ファンブル失敗すると、即決勝負に負け、相手が発見しようとしていたものに加えて、相手が選択した1d個の情報が明らかになります。
　第二に、（「マインド・メルド」のように）共有の精神空間にいて、自分の秘密を隠したくないときはいつでも、争われない〈読心抵抗〉判定を試すことができます。 1分に1回判定させます。 このトリックにより、「バトルセンス」で読み取られる意図が漏洩することを防ぐこともできます。 戦闘中は1秒ごとに1回判定します。 成功すると、目標にはその能力に対するボーナスが与えられなくなります。 ファンブル失敗はあなたの意図を目標に伝え、そのターンの「バトルセンス」ボーナスを2倍にしてしまいます。
　最後に、武道家とDΨ使いのみがこの技能を習得するか、技能なし値（意志力-5）で使用できます。 他の誰もそれを学んだり、技能なし値で試したりすることはできません。

• テクニック
  • 【思念的偽装】（Camouflaged Mind Block）
  • 【思念的暗号】（Coded Thoughts）
  • 【思念的透明】（No-Mind）