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第4版『ベーシックセット』の第2章「有利な特徴」の有利な特徴一覧より。B72P参照。
名前は「治癒能力」とか「治療能力」で良かったと思われる。

有利特徴「治療できる」(Healing) B72P

治療できる」[30CP] ……精、特

 あなたは他の誰かを治療することができます。ただし、目標と物理的に接触しなければなりません。また、この能力を起動するためには1秒間の集中知力判定が必要です。目標が意識を失っている時には-2で判定してください。

「治療できる」の使用方法

 あなたは「治療できる」を2種類の方法で使用できます。

怪我を直す(Heal Injuries)
[[怪我を直す>治療できる#Heal_Injuries]]
 判定に成功すると、好きなだけのHPを回復させることができます。2HP回復させるごとに治療者の1FP(端数切上げ)が必要です。失敗すると1D点FPを失いますが、やり直すことはできます。ファンブルすると目標に1D点のダメージを与えます。1点でもHPを回復させれば出血は止まります。-6の修正を受けて判定すれば、使えなくなった(ただし欠損はない)部位HPをすべて回復させることによって、それを完全に治療することができます。例えばが4点のダメージで使えなくなったとします。知力-6判定に成功して2FP消費すれば、そのは使えるようになります。1人の治療者は1人の使えなくなった部位1ヶ所に対して、一度しかこの能力を使うことができません。「治療できる」は失われた四肢や死者を回復させることはできません。
エラッタ修正:
【誤】2HP回復させるごとに1FP(端数繰り上げ)必要です。
【正】2HP回復させるごとに治療者の1FP(端数切上げ)が必要です。

病気を治す(Cure Disease)
[[病気を治す>治療できる#Cure_Disease]]
 GMが決めた修正を受けて知力判定を行ないます――普通の風邪なら+1〜AIDSなら-15です。必要なFPはペナルティの2倍と同じだけです(最低1FP)。例えば知力-3判定が必要な病気を治すには6FP必要です。

備考

 1つの目標に対して複数回この能力を用いる時には、同種の治療(負傷病気)に1回成功するごとに-3の修正が累積してかかります。このペナルティは最後に治療してから完全に1日が経過するまで適用されます。
 「治療できる」は自分自身の種族と"似たような"種族すべてに機能します。例えばファンタジーのキャンペーンであれば「すべての混血人間形種族(エルフ、ドワーフ、オーク、ハーフリング)」は"似ている"とみなします。

特別増強

信仰による治療(Faith_Healing):+20%
「[[信仰による治療>治療できる#Faith_Healing]]」
 あなたの能力は精神的なエネルギーと経路を結ぶことにより作用します。精霊や神などが"治療に相応しい"と感じるような相手なら種族に関わらず誰でも癒すことができます。しかしながら、あなたは(そしておそらく目標も)この超自然的な仲間の利益や道徳律と一致する振る舞いをしなければなりません。そうでなければこの能力は働きません。「自分の種族のみ」「異種族治療可」と組み合わせることはできません。

異種族治療可(Xenohealing):+100%
「[[異種族治療可>治療できる#Xenohealing]]」
 あまたは自分とまったく異なる相手を治療することができます。
例:治療者が人間だと仮定すると、
  • すべての哺乳動物+20%
  • 地球のすべての生物+40%
  • すべての炭素生命体+60%
  • すべての生物+80%
  • 動くすべてのもの(アンデッドやゴーレムも含む)+100%

特別限定

病気のみ(Disease_Only):-40%
「[[病気のみ>治療できる#Disease_Only]]」
 病気のみ治療できます。

負傷のみ(Injuries_Only):-20%
「[[負傷のみ>治療できる#Injuries_Only]]」
 負傷のみ治療できます。

自分の種族のみ(Own_Race_Only:):-20%
「[[自分の種族のみ>治療できる#Own_Race_Only]]」
 人類型種族が複数登場するキャンペーンでしかとることができません。

サイキック・ヒーリング(Psychic_Healing):-10%
「[[サイキック・ヒーリング>治療できる#Psychic_Healing]]」
 あなたの能力はあなたの能力は超能力を使ったサイキック・ヒーリングの一部です。
エラッタ修正:
【誤】超能力治療:あなたの能力は超能力を使った超能力治療の一部です-10%
【正】サイキック・ヒーリング:あなたの能力は超能力を使ったサイキック・ヒーリング(247ページ)の一部です。 -10%
サイキック・ヒーリングの訳語不統一と参照ページの欠落。247ページでは超能力治療という用語がなくサイキック・ヒーリングという用語がある。
原文:Psychic Healing: Your ability is part of the Psychic Healing psi power(see p.256). -10%

Powersでの追加解釈

 特別な医療知識がなくても、怪我を修復したり病気を治したりすることができる人のギフトには、「治療できる」を使用します。聖なる癒し手は、「信仰による治療」の増強が、単に「異種族治療可」の増強の特別なケース("私の神が価値があると認めた者 ")であることに注意してください。「信仰による治療」はP.26の「神授」の修正と同じではありません。「治療できる」はどちらかの修正を単独で持つこともできますし、両方を持つこともできます。

原書表記

代替案(Alternatives)

 自己治癒しかできない者は、「HP再生」(p.70)または「部位再生」(p.71)を持ちます。しかし、「有利特徴付与」で増強した「特殊効果」(p.39)は、これらの特性を他人に付与することができ、「治療できる」と同じ目的を果たすことができます。
 <応急処置>、<医師>、<手術>の技能に必要な医療機器を内蔵したサイボーグやロボットは、「付属品」の特典(p.B100)を購入してください。救急箱、医者の道具、手術器具は3つの別々の特典です。

原書表記

追加特別増強(New Special Enhancement)

 通常、「治療できる」には接触が必要です。「癒しの光線」の場合は、「離れた地点に効果:+40%」を加えます。他にも2つの効果があります。

自身治療可(Affects Self):+50%
「[[自身治療可>治療できる#Affects_Self]]」
 意識があれば、自分自身を癒すこともできます。負傷した後のターンに行われる「治療できる」の判定には、衝撃のペナルティが適用されます。

特殊効果治療(Cure Affliction):+60%
「[[特殊効果治療>治療できる#Cure_Affliction]]」
 進行中の「特殊効果」(「副次効果」や「徴候」の増強による「特殊効果」に似た効果を含む)を中和することができます。このためには、対象となる効果が「特殊効果」の増強としての価値+50%を満たすごとに−1の知力判定が必要です。FPコストはペナルティの2倍に相当し、最低1FPです。例えば、失明は+50%の「不利特徴付与」の増強なので、「特殊効果」、「副次効果」、「徴候」による失明を治すには、-1のロールと2FPのコストが必要です。

原書表記

追加特別限定(New Special Limitations)

特殊効果のみ(Affliction Only):−40%
「[[特殊効果のみ>治療できる#Affliction_Only]]」
 特殊効果治療で説明したように、「特殊効果」を中和することしかできず、怪我を治したり病気を治したりすることはできません。

上限あり(Capped):さまざま
「[[上限あり>治療できる#Capped]]」
 1回の使用で使えるFPの量に制限があります。このため、治せる病気の重症度が制限され、重傷を治すには複数回の使用が必要となり(余分な時間がかかり、前回の治癒成功につき通常の-3が発生する)、使えなくなった四肢の修復ができなくなる可能性があります。 これは上限2FPで−25%、4FPで−20%、6FPで−15%、8FPで−10%、10FPで−5%の価値があります。10FP以上は評価できる制限ではありません。

共感的(Empathic):−50%
「[[共感的>治療できる#Empathic]]」
 他人を治療するとき、FPを支払う代わりに、除去した怪我、病気、「特殊効果」を引き継ぎます。これらは、あなたが特定の免疫を持っていても影響します。 薬や特別な能力で治さない限り、通常の「自然な」割合で良くなります(例えば、「吸奪」で自分の傷を他人に“移す”ことができます)。共感的上限ありとは相容れません。

原書表記

パワーアップ(Powering Up)

 「治療できる」は「ヒーリング」パワーの中核となる能力で、通常は「気」や「超能力」をベースにしており、「善」の神、モラル、精霊のパワーの能力であることが多いでしょう。才能は、この特徴を使用するために行われるすべての知力判定に加算されます。

原書表記

Psionic Powersでの追加解釈

 毒による負傷を癒すことは、通常、毒による追加のダメージを防ぐのに十分です。ダメージを与えない効果には「特殊効果治療」が必要です。

追加特別増強

四肢回復(Restore Limbs):+80%
「[[四肢回復>治療できる#Restore_Limbs]]」
 あなたの患者は失った四肢を再生することができます。不自由な四肢の回復と同じ扱いですが、追加の-2ペナルティか追加の2FPのコストがかかります。

原書表記

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