最終更新: tominosyou 2024年03月02日(土) 10:51:49履歴
「テレキネシス」[5CP/レベル] ……精/肉、特
あなたは物を触れずに動かすことができます。言いかえると、あなたは望んだ方向に向かって働く目に見えない力を操ることができるということです。どうやって行なうかは特定してください。磁力、超能力によるサイコキネシス、超科学の"トラクター・ビーム"、超自然的な"ポルタ―ガイスト現象"などが考えられます。
あなたは離れた物体を、「テレキネシス(TK)」レベルに等しい体力を持つ、2本の手で掴んでいるかのように操ることができます。あなたの体力で持ち上げることができる物であれば、何でもTKレベルに等しい移動力で移動させることができます。通常の荷重レベルの修正を適用してください(「荷重と移動」参照)。レベルに関わらず基本の有効距離は10メートルです。「有効距離延長」や「射程減少」で調節してください。
「テレキネシス」を使用するには常に集中していなければなりません。戦闘中であれば、「集中」の戦闘行動を選ばなければなりません。あなたのTKは「効果範囲に肉体から離れた1組の手があると仮定して、その手が普通に行なうことができる1つの行動」を実行できます。物を拾うには「準備」、物を持ち上げて移動させるには「移動」、それを投げつけたり、直接相手に掴みかかったり、攻撃したりするには「攻撃」が必要です。その他同様に扱ってください。
例:
戦闘中、あなたは自分のターンに「集中」を選択して、TK能力に「攻撃」行動をとらせることにしました。
敵が持っている銃を奪い取るためです。
次のターン、あなたは再び「集中」してTK能力に次の内どの行動を行なわせるか指定しなければなりません。
相手に銃を向けようとするならば「狙い」か「待機」を選択します。
その銃を撃つなら「攻撃」、銃を自分の方に動かすならば「移動」です。
普通に物を持ち上げたり移動させたりするためには、判定は必要ありません。より複雑な行動については、GMはあなたの敏捷力か技能で判定することを要求するかもしれません。普通なら体力で判定するような状況なら、代わりにTKレベルで判定します。
上記はすべて、TKを使った作業を離れた場所で使用すると仮定した場合の説明です。TKはあなたが技能を使って行なう作業を直接支援することもできます。例えば<賭博>(特にイカサマを行なう時!)、<鍵開け>、<手術>技能などです。一般的に、「手先が器用」があれば役に立つような作業では、TKを適切に使うための知力判定に成功すれば+4のボーナスがあります。失敗した時には、GMは適切と思えるペナルティを課してもかまいません。
あなたがTKを使って相手をつかんだ次のターン、TKを使って相手を持ち上げることができます。ただし相手を持ち上げるのに充分なだけのTKの力がある場所に限られますが。持ち上げられた相手は、地面との接触が必要な行動(走る、後退する)はできませんが、つかまれている間でもできる他の行動はとれます。
「[[磁気>テレキネシス#Magnetic]]」
Powersの追加修正で登場した限定「磁気」と同じものです。あなたのTKは"超磁力"です。磁石が吸い付ける金属にしか効果がありません――鉄(鋼鉄も含みます)、ニッケル、コバルトなどです。
「[[可視>テレキネシス#Visible]]」
旧名:「目に見える」。Powersの追加修正で同じ原書名を持つ「可視」が登場したのでそちらに名称統一。あなたのTK能力は透明な力ではありません。体から離れた手であったり、輝く"トラクタービーム"であったり、その他似たようなものです。このおかげであなたのTK能力による攻撃は、防御が容易になります(可視性(2巻第13章参照)のルールを使用しません)。
すべての集団的な使用については、TKレベルから荷重基本値を計算し、影響を受けるすべてのものの重量を比較して荷重レベルを求めます。領域内のオブジェクトは通常通り、TKレベルに等しい移動力を荷重レベルで減少させて移動します。
フォース・フィールドは、TKでは速すぎる攻撃にロックオンしてダメージを防ぐことができるので、「力場状」付きの「防護点」(P.45)を購入します。テレキネシスのような効果を持つ短距離のフォース・フィールドには、「力場投射」付きの「伸長」(P.78)と比較してください。
超人の中には、並外れた強さを "ゼロレンジ・テレキネシス "と説明する者もいます。これを表現するには、STを購入し、関連するヒットポイントを売り戻します。STを1レベルにつき10ポイント、不足したHPにつき-2ポイントとすると、ST+1につき8ポイントとなります。GMは、このSTに修正を加えることができます。ガイドラインは、「アビリティとしての能力値?」(p.13)を参照してください。
「[[疑似生命化>テレキネシス#Animation]]」あなたのTKは、無生物に柔軟性を与えることで機能します。 何かをアニメートするのに必要な最低レベルは、無生物の場合はそのHPに等しく、均一の場合はHPの半分です(「物のHP表」を参照)。アニメートされたオブジェクトは、アニメートするために必要なTKレベルに等しいSTで、つかむ、持ち上げる、攻撃する、投げることができます。それはあなたのDXを持っています。固定されていなければ、歩いたりジャンプしたりすることができます。アニメートされたアイテムを使ってスキルを使用することができます。ただし、彫像やマネキン以外のオブジェクトには、通常「手がない」が設定されていることに注意してください。 オブジェクトは、あなたがコントロールを放棄すると、元の状態に戻ります。独立(P.108)を追加すると、複数のオブジェクトをアニメートすることができますが、TKレベルを分割しなければなりません。あなたのTKは物の内部には全く届きません。飛べないオブジェクトの場合は−30%、飛べるオブジェクトの場合は−20%です――ただし、翼やローターなどがある場合に限ります(おもちゃのドラゴンやヘリコプターなど)。
「[[引力/斥力>テレキネシス#Attraction_Repulsion]]」あなたのTKは、あなたに向かって、またはあなたから離れて、直接物を動かすことができます。無抵抗の物体を動かすには準備行動を、アクティブな相手に影響を与えるには攻撃行動をとります。あなたのTKは打撃を与えたり、物体を操作したり、敵を固定したり攻撃を防いだりすることはできません。「引力」は、物体があなたに接触するまで、単に物体を移動させ、あなたが能力をオフにするまで、テレキネシスのSTで物体を保持します。「斥力」は、あなたの能力の最大範囲に達するまで、物体をあなたから遠ざけます。いずれの場合も、逆方向に移動しているかしようとしている場合、対象のSTかTKレベルとあなたのTKレベルとの即決勝負に勝った場合のみ、移動させられます。この限定は「疑似生命化」とは相容れません。「引力のみ」または「斥力のみ」の場合は−60%、「引力/斥力」の場合は−30%です(この2つを切り替えるには「準備」行動が必要です)。
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