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都より東、さびれた田舎町ティバケンミアに
下品な顔立ちの知恵遅れ、チンフェウスがいた。

ある日チンフェウスが水を飲もうと水面を見ると、
そこには醜い少年がいた。もちろんそれはチンフェウス本人であった。
チンフェウスは自らの醜さに傷つき、
道ゆく人に「ウンコフェイス」「ニンニク鼻」などと罵りの言葉を浴びせた。
しかしそれらの言葉はすべてブーメランとなり、みずからに刺さった。

あわれに思った通信の神ヘルメスは、運命の三女神モイラの力を借り、
チンフェウスの自己顕示欲を満たしてやることにした。
結果、すべてが驚くほどうまくいき、彼の本名と住所は公に知らしめられた。

しかしチンフェウスは神々の好意にすら満ち足りなかった。
彼は開示の神ケレセウェスに相談し、その力を存分に発揮させた。
開示の神ケレセウェスの行いとは、もちろん、開示であった。
しかしそれはチンフェウスになにものももたらさなかった。

人々のチンフェウスに対する憎悪から生み出された思念体・邪神チンフェウスは
今でも電気と光の網となって国土をあまねくおおいつくしている・・・。

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Posted by 開示の神ケレセウェス 2019年10月18日(金) 21:36:31

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