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『ザ・ハングマン』は、TBS系列にて1980年から1987年にかけて全7シリーズが放送されていたテレビドラマ。朝日放送 (ABC)と松竹芸能の共同制作。
本項ではテレビシリーズ全作のほか、後に製作されたテレビスペシャル、オリジナルビデオについても記述する。
元締めとなる『ゴッド』(シリーズによってはゴッドが登場せず、代理人が登場することもある)の指令の下、法の目を掻い潜り、暗躍する悪人たちにコードネームを持った「ハングマン」が制裁を加える作品である。当時朝日放送で制作されていた時代劇『必殺シリーズ』(『必殺仕事人』)のコンセプトを現代に置換えたもので、必殺シリーズと同様、ストーリーにはその時々の社会風刺や世相が多く盛り込まれている。
本作における「制裁」は悪行を世間一般に公表することで「悪人の社会的地位を抹殺する」という路線をとっており、悪人が死亡する描写はシリーズで原則存在しない。
初期はハードボイルド路線であったが、シリーズが続く中でコメディ要素が増加していった。
本作における「制裁」は悪行を世間一般に公表することで「悪人の社会的地位を抹殺する」という路線をとっており、悪人が死亡する描写はシリーズで原則存在しない。
初期はハードボイルド路線であったが、シリーズが続く中でコメディ要素が増加していった。
- 1980年11月、TBS系列で『ザ・ハングマン 燃える事件簿』が火曜22時枠で放送開始。当初2クールの予定だったが好評を受けてもう半年の延長が決定し、翌1981年4月からはTBSの持ち枠であった木曜22時の「木曜座」枠に移動。枠をまたぎ、1年間にわたる人気番組となった。
- それ以降、木曜夜22時枠において1987年9月まで計7シリーズが製作されされている。計7作のテレビシリーズのほか、単発のテレビスペシャル(1990年)やオリジナルビデオ(1999年)が、それぞれ1本ずつ作られている。
- ハングマンを演じる俳優は黒沢年男*1、名高達郎*2、山本陽子、佐藤浩市、渡辺徹、火野正平、植木等、山城新伍など、当時の主力俳優を擁していた。名高は全7作中5作に出演している。
- 指令役の"ゴッド"にも山村聡、天知茂、フランキー堺と重鎮クラスの俳優を配していた。
- 制作 - 山内久司 (朝日放送)
- プロデューサー - 大熊邦也、奥田哲雄、西村大介、岡村道範 (朝日放送)、佐久間博、矢崎敏典(松竹芸能)
- 音楽 - 若草恵
- 選曲 - 山川繁
- 編集 - 西村豊治、井上治、鍋島惇(1 - 5)、平木康雄(6、GOGO)
- 技斗 - 西本良治郎、伊奈貫太
- カースタント - 高橋レーシング、タケシレーシング、スーパードライバーズ、チームシャーキー
- 効果 - 東洋音響、伊藤末吉(1 - 5)、宮田音響 (6、GOGO)
- 現像 - 東京現像所 (1)、東洋現像所→IMAGICA(2 - GOGO)
- 車輌協力 - マツダ (1)、日産自動車(2)、トヨタ自動車(3-)
- 製作協力 - にっかつ撮影所(1 - 5)、国際放映 (6、GOGO)
- 制作 - 朝日放送、松竹芸能
- 山田隆之(第1、6、8、10、19、28、45話)
- 中村勝行(第2、14、17、22、26、27、31、38、41、43、49、51話)
- 長野洋(第3、12、35話)
- 田上雄(第4、5、7、13、16、25、30、34、44、50話)
- 武末勝(第9、15、20、23、33話)
- 石松愛弘(第11、37話)
- 鴨井達比古(第18、32、39、47、48話)
- 筒井ともみ(第21話)
- 松島利昭(第24話)
- 山浦弘靖(第29、36、42話)
- ちゃき克彰(第40話)
- 杉村のぼる(第46話)
- 井上梅次(第1、2、13、14、51話)
- 松尾昭典(第3、15、16話)
- 大熊邦也(第4、5話)
- 真船禎(第7、8、17、19話)
- 小澤啓一(第9、10、45、46話)
- 小西通雄(第11、12、27、28、31、37、38、49、50話)
- 後藤幸一(第18話)
- 永野靖忠(第20、21、25、39、40、47、48話)
- 前田陽一(第22話)
- 佐藤肇(第23話)
- 帯盛迪彦(第24、29、30、35、36、43、44話)
- 山根成之(第26話)
- 西村潔(第33、41、42話)
- 長谷部安春(第34話)
- 伊藤秀裕(第1、2、5、6、9、10話)
- 鈴木潤一(第3、7話)
- 菅野隆(第7、8話)
- 山内宗信(第11、12、15、16、19 - 21、23話)
- 正森和郎(第13、14、17、22話)
- 高橋安信(第24、25話)
- 宮坂清彦(第26、29、30、34、39、40、43、44、47、48話)
- 藤井吉春(第27、28話)
- 工藤清(第31、35、36話)
- 小野多美雄(第32、33、37、38、45、46、49 - 51話)
- 中村勝行(第1、7、9、14、17、18、28話)
- 鴨井達比古(第2、3、10、11、16、20、22話)
- 田上雄(第4、13、25話)
- 大野武雄(第5話)
- 杉村のぼる(第6話)
- 和久田正明(第8、19話)
- ちゃき克彰(第12、23話)
- 柏原寛司(第15、21話)
- 松島利昭(第24話)
- 山浦弘靖(第26話)
- 帯盛迪彦(第27話)
- 永野靖忠(第1、2、15、16、23、28話)
- 小澤啓一(第3、4、12、13話)
- 帯盛迪彦(第5、6、10、14、26、27話)
- 小西通雄(第7、8、9、11、24、25話)
- 井上梅次(第17、20話)
- 西村潔(第18、19話)
- 児玉進(第21、22話)
- 柏原寛司(第1、2、13、16、24話)
- 中村勝行(第3、7、9、12、20、22、23話)
- 田上雄(第4、21話)
- 鴨井達比古(第5、10、19、25話)
- 竹山洋(第6話)
- 大野武雄(第8、11、14、26話)
- 和久田正明(第15、18話)
- ちゃき克彰(第17話)
- 永野靖忠(第1、2、7、8、25、26話)
- 帯盛迪彦(第3、4、11、14、18、19話)
- 児玉進(第5、6、21、23話)
- 西村潔(第9、10、20、24話)
- 小西通雄(第12、13、17、22話)
- 井上梅次(第15、16話)
- 中村勝行(第1、4、9、13、18、21、23、25話)
- 柏原寛司(第2、6、8、11、15、16話)
- 田上雄(第3、7、12、19話)
- 鴨井達比古(第5、10、20、24話)
- 大野武雄(第14話)
- 津田幸於(第17話)
- 和久田正明(第22話)
- 西村潔(第1、2、8、9、25話)
- 前田陽一(第3、4話)
- 永野靖忠(第5、6話)
- 井上梅次(第7、14、16、17話)
- 佐藤武光(第10、13話)
- 児玉進(第11、18話)
- 後藤幸一(第12、24話)
- 山根成之(第15、20話)
- 帯盛迪彦(第19、21、22、23話)
- 中村勝行(第1、2、7、9、10、17、22、27話)
- 大野武雄(第3、12話)
- 鴨井達比古(第4、8、15、23話)
- 田上雄(第5、13、19、25話)
- 日暮裕一(第6、11、18話)
- ちゃき克彰(第14話)
- 柏原寛司(第16、20、21、24、26話)
- 児玉進(第1、2、5、6、26、27話)
- 西村潔(第3、9、10話)
- 佐藤武光(第4、20話)
- 帯盛迪彦(第7、12話)
- 永野靖忠(第8、16、24、25話)
- 丸久生(第11話)
- 松井昇(第13話)
- 井上梅次(第14、18、19、21、22、23話)
- 山根成之(第15、17話)
- 大川俊道(第1、5、12話)
- 日暮祐一(第2、13話)
- 柏原寛司(第3、7話)
- 大野武雄(第4話)
- 中村勝行(第6、11、16話)
- 和久田正明(第8話)
- 平野靖士(第9話)
- 園田英樹(第10話、15話)
- 田上雄(第14話)
- 1990年6月2日、「ドラマチック22」内で放送した。ハングマンのメンバー全員が女性という、当時の世相を反映させた設定。キャスティングや設定が『V』と類似しているが、設定も世界観も共通点はない。
- 制作 - 山内久司 (ABC)
- プロデューサー - 西村大介 (ABC)、佐久間博、矢崎敏典(松竹芸能)
- 脚本 - 中村勝行
- 音楽 - 若草恵
- 音楽協力 - 日音
- 擬斗 - 伊奈貫太
- 技術協力 - 東通
- 監督 - 小澤啓一
- 制作 - ABC、松竹芸能
- 車両協力は、第1シリーズはマツダ。第2シリーズは日産自動車。第3シリーズ以降はトヨタ自動車(クレジットでは第3シリーズは「トヨタ自動車株式会社」、第4シリーズ以降は「TOYOTA」)が担当している。第1シーズン途中から2シーズンにかけて、外車についてはチェッカーモータースが車両協力している(第1シーズンはノンクレジット)。
- 2015年現在、CS放送などの再放送では、台詞に放送禁止用語や差別用語がある箇所は無音になることが多い。
系列は、放送当時の系列。
※ 火曜22時台は当時ローカルセールス枠だったため、第1シリーズの前半は遅れネットや未放送、もしくは後年に再放送扱いで集中放送したという地域も多く存在した。
※ この他、CS放送のファミリー劇場、ホームドラマチャンネル、チャンネルNECO、TBSチャンネルでも放送された。
放送対象地域 | 放送局 | 系列 | 備考 |
---|---|---|---|
近畿広域圏 | 朝日放送 | TBS系列 | 制作局 |
関東広域圏 | 東京放送 | 現:TBSテレビ | |
北海道 | 北海道放送 | ||
青森県 | 青森テレビ | ||
岩手県 | 岩手放送 | 現:IBC岩手放送 | |
宮城県 | 東北放送 | ||
秋田県 | 秋田放送 | 日本テレビ系列 | 第1シリーズのみ |
秋田テレビ | フジテレビ系列 | 第3・5〜7シリーズのみ 1981年4月から1987年3月まではテレビ朝日系列とのクロスネット局 | |
山形県 | 山形テレビ | *3 | |
福島県 | 福島テレビ | TBS系列 フジテレビ系列 | 第2シリーズまで |
テレビユー福島 | TBS系列 | 1983年12月開局から | |
山梨県 | テレビ山梨 | ||
新潟県 | 新潟放送 | ||
長野県 | 信越放送 | ||
静岡県 | 静岡放送 | ||
富山県 | 北日本放送 | 日本テレビ系列 | |
石川県 | 北陸放送 | TBS系列 | |
福井県 | 福井放送 | 日本テレビ系列 | |
中京広域圏 | 中部日本放送 | TBS系列 | 現:CBCテレビ |
鳥取県 島根県 | 山陰放送 | ||
岡山県 香川県 | 山陽放送 | ||
広島県 | 中国放送 | ||
山口県 | テレビ山口 | TBS系列 フジテレビ系列 | 1981年4月から |
徳島県 | 四国放送 | 日本テレビ系列 | |
愛媛県 | 南海放送 | ||
高知県 | テレビ高知 | TBS系列 | |
福岡県 | RKB毎日放送 | ||
長崎県 | 長崎放送 | 1981年4月から | |
熊本県 | 熊本放送 | ||
大分県 | 大分放送 | ||
宮崎県 | 宮崎放送 | ||
鹿児島県 | 南日本放送 | ||
沖縄県 | 琉球放送 |
※ この他、CS放送のファミリー劇場、ホームドラマチャンネル、チャンネルNECO、TBSチャンネルでも放送された。
- 2004年、ジェネオンエンタテインメントより、シリーズ第1作が全話 DVD化され、3巻のBOXに分け販売した。後続のシリーズも順次 DVD化されるとアナウンスされたが、中断している。
- 『4』『V』『6』の2時間スペシャル 3本がそれぞれ、1999年のオリジナル ビデオの発売に合わせ、ビデオ ソフト化されているが、現在は廃盤。
- 必殺シリーズ
- 特命刑事ザ・コップ
- 裏刑事-URADEKA-
TBS 火曜22時台 | ||
---|---|---|
前番組 | 番組名 | 後番組 |
赤かぶ検事奮戦記 (第1シリーズ) | ザ・ハングマン 燃える事件簿 (1980年11月11日 - 1981年3月31日) 【ここまで朝日放送制作枠】 | 探偵ハート&ハート(第1シリーズ) 【ここから再度TBS制作枠】 |
朝日放送 火曜22時台 | ||
赤かぶ検事奮戦記 (第1シリーズ) | ザ・ハングマン 燃える事件簿 (1980年11月11日 - 1981年3月31日) | プロポーズ大作戦 |
TBS系 木曜座 | ||
微笑天使 【ここまでTBS制作枠】 | ザ・ハングマン (1981年4月2日 - 1981年10月29日) | いつか黄昏の街で |
女捜査官 | ザ・ハングマンII (1982年6月3日 - 12月23日) | 誰かが私を愛してる 【ここまで『木曜座』】 |
TBS系 木曜22時台 | ||
新・女捜査官 | 新ハングマン (1983年7月28日 - 1984年2月9日) | さよならを教えて |
人妻捜査官 | ザ・ハングマン4 (1984年9月20日 - 1985年4月4日) | 特命刑事ザ・コップ |
赤かぶ検事奮戦記 (第4シリーズ) | ザ・ハングマンV (1986年2月6日 - 8月21日) | 女ふたり捜査官 |
女ふたり捜査官 | ザ・ハングマン6 ↓ ハングマンGOGO (1987年2月19日 - 9月24日) 【ここまで朝日放送制作枠かつドラマ枠】 | JNNニュース プライムタイム22 ※月 - 金22:00 - 22:54 【ここからTBS制作枠】 |
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