おことわり
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ナイトinナイト(ナイト イン ナイト、英語表記:Knight in Night)は、1986年5月5日から、朝日放送テレビで、毎週月 - 木曜日の深夜(JST)に放送しているバラエティ番組放送枠の総称。2018年4月からは23時59分 - 翌0時59分に放送している。
同時刻にキー局TBSで放送されている「テッペン!」枠は、朝日放送テレビでは時差ネットとなっている。



概要

枠発足に至る経緯

この枠発足以前も朝日放送(当時)は深夜番組を自社で制作・放送していた。1985年からは月曜から木曜の時間帯を「夜のAタイム」と題し放送していた。翌年からは抜本的な見直しを図り、この番組をスタートさせた。
開始にあたって、次の番組の方向性を定めた。
  • エロ・グロはやらない。ハダカは一切出さない。
  • つまらないギャグはやめる。
  • 次の日の朝、会社や学校で話題になる番組づくりを目指す。
この3つを柱に各曜日の企画が立てられた。また、番組は大阪駅前「アクティ大阪」にあった「ABCエキスタ」(1997年3月閉鎖)から放送当日の収録で放送(撮って出し)したのが始まりとされ、1986年5月に開始した。2000年以降の曜日ごとの番組のリニューアルと並行して、放送当日の収録(撮って出し)がなくなり、事前に別の日に収録した番組を放送するようになる。

番組の立ち上げにかかわった三上泰生(当時朝日放送第二制作部長)は自著「6chは上方文化や」の中で「深夜番組は眉唾物の企画やらエログロといった『麻薬』が使われやすい」と述べており、実際この時期の深夜番組は「11PM」に代表されるように過激なエロを売りにしたのが主流となっていた。しかし、「たとえば、深夜番組でハダカを出したとする。すると視聴者はもっと見せろと要求するからだんだん際どいものを見せるようになる。すると視聴者離れが起きて局のイメージが低下することとなる。」と述べ、麻薬の中毒性になぞらえて頼ると取り返しのつかないことになると危惧していたおり、『麻薬』は一切やらないとの信念で番組制作したのだという。

番組開始当初は月曜・火曜が桂三枝(現・桂文枝)、水曜日桂春蝶(後にやしきたかじん→渡辺徹→高杢禎彦と山田雅人→板東英二)、木曜日月亭八方の司会で、各曜日それぞれのテーマに沿った話題を展開していた。特に三枝司会の火曜日「おっちゃんVSギャルクイズ合戦」と八方司会の木曜日「楽屋ニュース」(後に楽屋ニュースは年末特番として定着している)は長寿コーナーとなった。

2000年〜現在

1999年以前は関西ローカルの特色を活かした内容で取り組んできたが、2000年以降は若年層を意識する傾向にあり、この頃月曜以外全面的にリニューアルされた。2011年現在はいずれの曜日も10%以上の好視聴率を記録しており、安定している状況にある。

放送時間の変遷

期間放送時間(日本時間)
1986.051986.09月曜日 - 木曜日 23:50 - 翌0:50(60分)
1986.101997.09月曜日 - 木曜日 23:55 - 翌0:55(60分)
1997.101998.03月曜日 - 木曜日 23:59 - 翌0:59(60分)
1998.042008.09月曜日 - 木曜日 23:55 - 翌0:55(60分)
2008.102010.03月曜日 - 木曜日 23:59 - 翌0:59(60分)
2010.042013.03月曜日 - 木曜日 23:50 - 翌0:50(60分)
2013.042016.03月曜日 - 木曜日 23:58 - 翌0:58(60分)
2016.04現在月曜日 - 木曜日 23:56 - 翌0:53(60分)

番組ラインナップ

現在放送されている番組

2019年4月からは下記の番組が放送されている。全曜日、TVerでの最新回見逃し配信(翌15時から基本7日間)を実施している。
  • 月曜日『なるみ・岡村の過ぎるTV』(2013年10月 - )(司会:なるみ・岡村隆史)
    • 2016年3月までは月曜19時枠(『ナイトinナイト』枠外)に放送。4月から月曜枠に移動。
  • 火曜日『相席食堂』(司会:千鳥)
    • 2018年4月〜2019年3月までは日曜23時枠(『ナイトinナイト』枠外)で放送。
  • 水曜日『今ちゃんの「実は…」』(2008年4月 - )(出演:今田耕司・月亭八方ほか)
  • 木曜日『ビーバップ!ハイヒール』※(2009年4月 - )(出演:ハイヒール・筒井康隆・江川達也・たむらけんじほか)
    • 2006年4月から2009年3月まで全国ネット放送。4月から関西ローカルに降格。
下記の※のついた番組すべてで、畑中フーがナレーターを担当している。

過去に放送された番組

月曜日

  • 食のコーナー、政治経済の討論、「さんぷくインフォメーション」などのコーナーがある情報番組(月曜日 1986.5〜? 司会・桂三枝、黒田福美)
  • The 名人(月曜日 ?〜1993.3  司会:桂三枝、潮田恭代(現・牛尾田恭代))
  • 熱闘広辞苑(月曜日 1993.4〜1994.3 司会:桂三枝、伊藤聡子)
    • 桂米朝をご意見番に迎え、毎回ひとつの言葉をテーマにトークを繰り広げた。テーマとなる題字を書きおろしていたのは榊莫山。
  • クイズ!紳助くん(1994.4〜2011.9)(出演・島田紳助・堀友理子(ABCアナウンサー)・円広志ほか)
    • 島田紳助の引退により、2011年8月29日から9月26日まで『熱血!なにわ突撃隊スペシャル』として放送されていた。朝日放送(当時)は2011年9月20日に「クイズ紳助くん」を打ち切ることを正式発表した[3][4]。
  • 品川・千鳥のラブリー芸人家族(2011.10.3〜10.24)(出演・品川祐、千鳥)
  • 「クイズ紳助くん」打ち切り並びに「ごきげん!ブランニュ」月曜枠移動までのつなぎ番組として放送。
  • ごきげん!ブランニュ※(2002.4 - 2009.4・2010.4-2016.3)(出演・赤井英和・トミーズ雅・大平サブロー・月亭八光ほか)
    • 2009年4月7日から2010年3月16日まではTBS系「吉崎金門海峡」火曜枠、2011年10月25日までは火曜枠に放送。10月31日から月曜枠に移動。

火曜日

  • おっちゃんVSギャル(火曜日 1986.5〜2000.3 司会・桂三枝、岡野久子(1986.5〜?)→春藤睦(在籍期間不明)→遥洋子(?〜1999.3)→高野直子(1999.4〜2000.3))
    • 中高年タレントや文化人の「おっちゃんチーム」と、若手女性タレントの「ギャルチーム」によるクイズ合戦。フジテレビ(関西テレビ)の『クイズ!年の差なんて』は、この番組が元ネタである(桂三枝自身がこの番組の成功によりフジテレビに企画を持ち込んだ結果、両方の番組で司会をすることとなる)。
  • らぶどん(火曜 2000.4〜2002.3 司会・石田靖、柳沢慎吾、河相我聞)
  • 雨上がりのやまとナゼ?しこ(2011.11〜2015.12 出演・雨上がり決死隊、海原やすよ・ともこ、ケンドーコバヤシほか)
  • 『雨上がりの「Aさんの話」〜事情通に聞きました!〜』(2016.1〜2019.3 出演・雨上がり決死隊・海原やすよ・ともこ・ケンドーコバヤシほか)

水曜日

  • 桂春蝶司会の、男をテーマにした番組
  • 板東英二の水曜は白ごはん(水曜日 1993.?〜2000.3 出演:板東英二、ラサール石井、葉山レイコ、ハイヒールモモコほか)
    • スタジオに作られたリビングのような場所で、ゲストを呼んでトークをする。後期には、ラサールによる料理コーナーが放送された。なお、他局では水曜以外に放送された関係上、後に「水曜は」が取れて『板東英二の白ごはん』に改題された。
  • 笑瓶+オセロのV・I・ぴ〜(ヴィッピー)(水曜日 2000.4〜2004.9 出演:オセロ、笑福亭笑瓶、アメリカザリガニ(2003.10〜2004.4)→なすなかにし(2004.4〜2004.9))
    • 笑福亭笑瓶とオセロがゲストをリクエストした場所などにもてなす。同枠で放送された番組では唯一のオールロケ番組。
  • きになるオセロ(水曜日 2004.10〜2008.3 出演:オセロほか)

木曜日

  • 八方の楽屋ニュース(木曜日 1986.5〜1998.9 司会:月亭八方、新野新、桂きん枝ほか)
    • 吉本興業所属芸人の私的な話を中心としたニュースを報告する「楽屋ニュース」と、週替わりの企画の二本立て。週替わり企画は、吉本興業の芸人を集めてトークをするものが多かった。また、吉本興業所属のベテラン芸人が死亡した時は、追悼企画を放送した。
  • 八方の演芸もん!(木曜日 1998.10〜1999.9 司会:月亭八方、なるみ)
    • 「楽屋ニュース」と週替わり企画の構成。大喜利やあまりテレビに出ない芸人の紹介などの企画が放送された。
  • ナンバ壱番館※(木曜日 1999.10〜2004.3 司会:今田耕司、東野幸治)
  • にこいち 〜スーパースター友情列伝〜※(木曜日 2004.4〜2005.3 出演:中川家、笑い飯、浜口順子)

備考

  • かつて、番組の放送前には「ナイトQ」(タチカワブラインド提供・終期はスポンサー無し)という、その日の放送内容に関するクイズを出題するミニ番組が放送されていた(月曜から金曜までの5日分の解答を書いて応募、正解者の中から抽選で賞金が贈られるというもの。なお「ナイトinナイト」枠のない金曜日は、「探偵!ナイトスクープ」の客席、あるいは楽屋から放送されていた)。後にしばらく放送されていなかったが、2003年から毎年8月下旬から9月上旬にかけて期間限定復活版「お宝ナイトウィーク」として放送している。2007年は3月12〜17日、7月2〜6日と11月19〜23、26〜30日は初となる2週連続で放送された。
  • 朝日新聞大阪版の朝刊のラテ欄には同番組枠のところを黄色く塗りつぶしている。
  • 2007年4月より全番組が字幕放送対応になった(ABCのみ)。そして、2008年4月より全番組がハイビジョン化された。
  • 2011年2月21〜26日の週は「ABC開局60周年記念番組」として各番組とも通常より15分拡大する。
  • 2014年4月7日より「探偵!ナイトスクープ」を含む当レーベルの全番組がモノラル制作(モノステレオ放送)からステレオ制作(フルステレオ放送)となる。その後2014年10月より、「ナイトスクープ」については副音声(ステレオ2)で視覚障碍者向け解説放送を放送するようになった。
  • また、「楽屋ニュース」はこのゾーンで1999年9月に終了後も、毎年12月下旬にオールナイト特番で「よしもと楽屋ニュース20XX」を生放送している。

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