三角ゲーム・ピタゴラス』(さんかくゲーム・ピタゴラス)は、1982年4月4日から1983年2月27日までTBS系列局で放送された朝日放送(ABCテレビ)製作のクイズ番組である。放送時間は毎週日曜19:00 - 19:30(JST) 。
タケダ(武田薬品工業)の一社提供番組で、1974年3月まで同じく毎週日曜 19:00 - 19:30にTBSで放送されていた『タケダアワー』。
番組は、単に「ピタゴラス」とも呼ばれていた。タイトルの「ピタゴラス」は、三角形を使った「ピタゴラスの定理」に由来するもので、解答席の上にはピタゴラスが考えているイラストが掲げられていた。

ルール

大和田伸也と甲斐智枝美が司会・進行を務めたクイズ番組で、毎回3組のペアが出演。進行形式は早押しクイズで、早押しは挙手によって行われていた(解答席の上方が、挙手を判定するセンサーになっている)。
スタジオには、正三角形の巨大なパネル(36個の正三角形が1個の正三角形を成している)が備えつけられていた。解答者は赤、青、緑の3チームペアで、問題に正解すると三角形のパネル上にある1 - 25の番号が振られた点を1つだけ選ぶことができた。自分の色の点を結んで正三角形が作れれば、その三角形の面積(含まれる最小の正三角形の数)分の得点を獲得。不正解の場合は10点減点の上、司会者の「ホールドアップ」のコールとともに手を後頭部に当てて1回休み。このクイズは頂点を奪い合うものであり、形作られる三角形は何回重なってもそのたびに得点としてカウントされた。現在の『パネルクイズ アタック25』にあるような、「答:○○××」の字幕スーパーは一切出てこなかった。
残りの点が5つになったところで、逆転クイズが出題された。正解すると通常の点だけでなく、相手チームから1回の正解につき1つだけ点を横取りすることもできた(パネルクイズ アタック25のアタックチャンスと異なり、以降の問題すべて)。最終的に三角形を最も多く作ったチームがトップ賞に認定。賞金は1点につき1000円が支払われていたが、10万円を超える金額は製薬会社の紳士協定上、賞金として獲得できないので、超過分は朝日新聞大阪厚生事業団へ寄付することになっていた。
トップ賞を獲得したチームは、スタジオに別に設えられた正三角形のパネルを使った「回転ジグソークイズ」に挑戦できた。これは、一旦分解された著名人の写真を貼り付けた各ピースが回転する形になっていて、それが誰かを推理して当てるというものであった。これに正解すると天井から大量の紙吹雪が降り、アメリカ西海岸旅行がプレゼントされた。

主なクイズ

いずれも後期のもの。
  • アナグラム - 当番組が最初に使用した。2013年現在、同局の『パネルクイズ アタック25』でも出題されている。
  • スター ニア・ニアクイズ - 芸能人に関する近似値クイズ。このコーナーのみ筆記問題だった。

放送局

同時ネット局のみ記載。系列は当時の系列。
放送対象地域放送局系列備考
関西広域圏朝日放送TBS系列製作局
現・朝日放送テレビ
関東広域圏東京放送現・TBSテレビ
北海道北海道放送
青森県青森テレビ
岩手県岩手放送現・IBC岩手放送
宮城県東北放送
福島県福島テレビTBS系列
フジテレビ系列
山梨県テレビ山梨TBS系列
新潟県新潟放送
長野県信越放送
静岡県静岡放送
石川県北陸放送
中京広域圏中部日本放送現・CBCテレビ
島根県
鳥取県
山陰放送
岡山県山陽放送当時の放送エリアは岡山県のみ
広島県中国放送
山口県テレビ山口TBS系列
フジテレビ系列
高知県テレビ高知TBS系列
福岡県RKB毎日放送
長崎県長崎放送
大分県大分放送
熊本県熊本放送
宮崎県宮崎放送
鹿児島県南日本放送
沖縄県琉球放送
朝日放送製作 日曜19時台前半枠
前番組番組名次番組
世界一周双六ゲーム
(全国ネット中断)
三角ゲーム・ピタゴラス世界一周双六ゲーム
(全国ネット再開)
朝日放送製作 武田薬品一社提供枠
世界一周双六ゲーム三角ゲーム・ピタゴラス世界一周双六ゲーム
TBS系列 タケダアワー
世界一周双六ゲーム三角ゲーム・ピタゴラス
※ここから朝日放送制作
世界一周双六ゲーム

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