我がデニエスタ=ノルグーレイン二重帝国の建国は1500年以上も前に遡る。
その昔デニエスタ地方はレーネ帝国の撤退後交配しており、古代アクシア人の侵略を受けていた。
その中でデニエスタ地方北部に領土を構えていた有力氏族であったメッジーロ・フォン・プロイツフェルンはデニエスタ各領邦の王侯貴族と手を組み対抗、これを撃退することに成功する。
そしてデニエスタ地方を多民族からの防衛という目的の元で統一させたメッジーロはデニエスタ地方統一国家である『デニエスタ帝国』を建国する。
メッジーロ治世下のデニエスタ帝国は各領邦の力が中央政府以下ではあるが影響力があり、メッジーロやその子は中央集権政府の確率を300年以上かけて成し遂げていく。
その中でも特に挙げられるのが、各領邦の力を削ぐ目的であるとされている拡張戦争である。
デニエスタ地方は東カーリスト州の中心部に位置するため他国からの侵略に晒されやすく、この事態を重く見たデニエスタ帝国は逆に侵略戦争をしかけ『東カーリスト州統一国』をデニエスタ手動で作ることに着目した。
そしてデニエスタ帝国は見事侵略戦争に成功し、国力の増加と各領拡の力を無くすことに成功した。
特に戦争中の親征や帝室の子らによる活躍により臣民は帝室と中央政府を讃え、その成果によりプロイツフェルン家の想定以上に中央集権化は早く進んだのである。
そして中央集権化のほぼ完了した頃、レーヴ聖教国が侵略を受けていると報告を受けた第5代皇帝「ヴィクトル・フォン・メジロ・プロイツフェルン」はレーヴに十字軍を派遣し救援。
結果デニエスタ皇帝とプロイツフェルン家にはレーヴ総司教より戴冠の度に神からの祝福と洗礼を受ける儀式を受けることとなった。
その時から続く、戴冠式時の文言がこれである
偉大なるこの地上に、光輝く父の善を遥か彼方に知らしめる為に、貴方は今日、期待されし父の国までの統治権を与えられた。
そしてソティル教の守護者としての立ち位置を得たデニエスタ帝国はさらに拡大。最大領域には世界中に植民地をもつ世界帝国となった。
最盛期のデニエスタ帝国の領土がこれである。
そんなデニエスタ帝国の最盛期も拡張をし続けたことによる国家の疲弊と財政の悪化に加え、2度の世界大戦による植民地の独立機運の高まりなどから、植民地ではなく対等の国家として連邦制を組む国
デニエスタ帝国連邦や自国で決定する完全独立国家と2分した。