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  • 47EB-477棲息変異個体 - 18/03/20 16:52:54 - ID:ZFTxhO47+Q

    注意!本SSは三十彦先生のイラスト。のらきゃっと部隊の三次創作です!
    苦手な方は回避してください!!

    ―20024_03_07_0400
     亡くなったかつてのマスターに貴族の娘たれと育てられた私が遊撃部隊に入隊することを承諾したのは、保身のためと、もうひとつ、とある思想に基づいたものだった。
    ノブリス・オブリージュ、民を護るのは高貴なる者の義務。
     戦闘用アンドロイドとしての適性は非常に高く、最初から能力値の高いボディが与えられた私は、居るかも分からない神の存在に感謝したものだ。

    「げ!?そんなにボロいのか!!私は!!」
     とまぁ、身なりも悪くまるで無法者の様な少女、風の噂では長い事外辺境に置かれていたとか。信念や志の無い者はあのように挫ける運命なのでしょうと、この時の私は思っていました。

    ―20024_03_08_2248
    「そげ、ダメですね。君は。部隊長には向いていないよ。全然ダメ」
     指揮官モデルNORA_Cat中佐。現行でも最強のアンドロイドの一人であり、私の密かな憧れでもあった人物に、そう、告げられた。

    ―20024_03_07_0500
     事の起こりは、行軍試験の最中。
    私が仮指揮していた小隊において、アンドロイドの一人が落伍し、衰弱したその子をやけに大きなボディの少女が抱え上げたのだ。ボディの検査の時に叫んでいた、あの品の無い少女。
    「Goliath_Cat。彼女は置いていきなさい、行軍に支障が出る」

    「仮隊長さんよ、私が遅れなけりゃ良いんだろうが。けちな事を言うんじゃねぇ」
     結果として行程の三分の二まで到達した時点でGoliath_Catは疲弊し、彼女も落伍した。実戦ならば彼女達の様な弱いアンドロイドは配属されない。私自身の体力も限界に近く、規定時間に集合地点に到着する事を優先したのだ。

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