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72.タンスの引き出し - 18/03/25 19:08:27 - ID:N9jq8qssow
68の続きです
目視で確認できる範囲には敵影は無い
しかしStalkerを破壊した今、敵の増援が向かって来ているだろう
私は敵部隊が撤退した方角を睨む
あの辺りには確か廃墟となった集落があったはずだ
そこに奴らが潜んでいる可能性は高い
「今から会いに行きますからね」
私は歩む 殺戮の道を。
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私はベットの上で目を覚ます
何度も繰り返すあの日、あの悪夢
あの後私は敵部隊の駐留する廃村に単身乗り込み全員を殺した
最後に立っていたのは 私だけ
気が付くと私は当てもなく街を歩いていた
今日は大規模作戦前の休暇だ
アンドロイドに休暇など…何をすれば良いと言うのだ
私は公園のベンチに座り蒼く広がる空を眺める
空に輝く太陽 飛び交う鳥 遠くから聞こえる子供達の楽しそうな声
あの地獄とは、あまりにも違う
その時、私の猫耳が懐かしい声を聴く
「あ、のらきゃっとさーーん!!」
ぱたぱたと手を振りながら女性がこちらへと走ってくる
彼女は あの日の
「やっと、やっと会えました!」
満面の笑顔で彼女は言った
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