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  • 78名無し - 18/03/26 22:57:53 - ID:P3LwpPUQ9A

    ※75から始まるSSの続きです

    「ガッ…っ!」撃ち込んだグロックは着弾、ダメージ自体は効果的だ。だが、同時にこちらにも衝撃が来た。射撃でのトドメは刺せそうに無い。着地と同時に腰の日本刀を居合いの要領で一閃し2機目にトドメを刺した。そして…「ダメですね。これは」約1.5m程の所に落ちた、自分の右腕を見て呟いた。1対1では無いのだ。敵機にトドメを刺そうとする瞬間は、隙が多かっただろう。残る一機に撃たれた弾に、右腕が落とされていた。

    痛覚機能を即座に切る。こんな時は、自分が人間でなくて良かったと痛感する。目の前に居るのは一機。左手の日本刀だけで…というのは、少々ハードな縛りプレイだ。こちらの射撃武装が無くなったと判断した敵機が引き撃ちに徹する動きへと変化する。引かせない為には、翻弄して回り込むまで。「逃がしませんよ」柱を蹴って真横に跳び、爆発で吹き飛ばされた残骸、それも崩れやすそうで大きいものを蹴り飛ばす。崩れて土煙が立った。

    視界が悪くなるが、当然向こうからも同様だ。近距離戦には向いた状況になった。今度は、真上に跳んで天井を蹴り、地面へと着地する。相手は、音で位置を判別したらしい。真横に跳ねていった。煙の収まるまで待つ気だろう。させるものか。追おうとするが、以外にも向こうから打って出てきた。意表を突かれ、咄嗟に横に跳ぶも弾がかすめる。さっきの二機より動きの良い敵だ。カスタマイズモデルだろうか。厄介だが、やるしか無い。

    ガシャン、と音が聞こえた。リロードだろう。そして、再び銃撃が再開される。柱に隠れるが、このままでは埒が明かないだろう。トンッ、と、今度は軽めに地面を蹴り、放物線を描くように敵機にゆるく飛んだ。当然、撃ち返される。スカートの一部や袖等。膨らんだ部分が被弾し少々破けるが、先程落とされた右腕を持って盾にし、致命傷は防いだ。地面に着くと同時に右腕を投げ捨て、全力で踏み込む。そのまま、真後ろまで飛び込んだ。

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