最終更新: op_eroparo 2010年10月31日(日) 23:47:56履歴
今更だがバレンタインネタ
「おう、オメェら!邪魔すんじゃねぇぞ!」
サンジがキッチンのある船室のドアの前に仁王立ちした。
ゾロは気にせず後方甲板で鉄アレイを握り締めて上下に振り下ろしている。
ルフィとウソップとチョッパーの三人組はサンジにブーブー文句を垂れている。
「なんだよ!いいじゃねぇかよ!」
「そうだそうだ!」
「そ〜だ!」
サンジの額の血管が皮膚の上から浮き上がっていく。
「テメェらァ・・・!ナミさんとロビンちゃんの邪魔すんじゃねぇぞ・・・!いいな、ゴルァ!」
「「「〜〜〜〜〜っ!!??」」」
サンジの凄まじい剣幕に、トリオは顔面蒼白になり硬直した。
船室の中ではナミとロビンがキッチンで何やら作っている。
「ふ〜ん・・・コレを焦がさないように炒めるわけね・・・。」
「・・・・・・。」
「どうしたの?さっきから黙って作業してるけど。」
「いいえ・・・こんなこと初めてするから・・・。好きな人に何か贈るとか・・・そういうこと・・・したことないから・・・。」
「そっか。まぁ、感傷に浸るのはイイけど、さっさと作っちゃうわよ。本命チョコと、義理チョコ!」
「あら・・・お金を取ったりしないのかしら?(藁」
「ん〜・・・そこまであたしも鬼じゃないし♪」
「フフ・・・♪」
ロビンはナミに微笑むと自分の作業に戻った。
鍋に溶かしたチョコをゆっくりと焦がさないように炒める。
チョコのほろ苦く、甘い香りが鼻をついた。
ただ、その香りの中になにか官能的なものを感じ取った。
その官能的な匂いにロビンはうっとりした。
しばらくして、ナミとロビンのチョコは完成した。
二人はそれぞれ思い思いのラッピングをし、リボンを結びつける。
「・・・・・・♪」
二人は見合いながら、満足そうな笑顔をお互いに向けた。
船は深い闇の海原を突き進む。
船首に黒い海原を見つめるロビンの姿があった。
手には包装紙に包んでリボンを結んだチョコがあった。
「よう!なんなんだ?話って・・・。」
海原を見つめるロビンの後ろから、ルフィが膝のあたりで破けたジーンズのポケットの手を入れながらやってきた。
「・・・・・・。」
「・・・?」
ロビンは振り返らなかった。
そのまま顔を少し伏せ、手にしたチョコを見つめていた。
「あの・・・船長さん・・・。」
「ん?なんだ?」
「今日・・・何の日か知ってる・・・かしら?」
ロビンの声はいつもとは違っていた。
いつものスマートで女性らしい声とは違い、声の音程が波のように揺れている。
明らかに緊張していた。
ロビン自身、「らしくない」と思っていた。
別に大した事ではない。
チョコを手渡すだけだ。
なのに、それだけのことなのに、人生の一大事のように緊張してしまう。
―まるでプロポーズを申し込むよう。
ロビンは思わずそんな事を考えて顔を熱くしてしまった。
「今日が何の日かだって?ウ〜ん・・・・・・そりゃァ・・・。」
「・・・・・・。」
「・・・・・・坊さんの命日だろ?」
予想もしないような答えに、ロビンは思わず振り返りルフィの顔を見た。
「えっと、だれだっけ?修道士だろ?なんだっけ名前・・・。」
「バ、バレンタイン?」
「おう!ソレだソレ!ソイツが死んだ日だろ?」
ロビンは肩透かしを目の前のあどけない少年に食らわされた。
自分があれほど緊張していたのが、馬鹿みたいだった。
思わず、顔から笑みがこぼれてしまう。
「フフ・・・。ごめんなさい・・・。回りくどい言い方して・・・。」
「あん?」
ロビンはルフィの手を握ると、その手に持っていたチョコを握らせた
「今日は・・・自分の好きな人に、チョコレートをあげる日なのよ。・・・だから・・・、私はあなたに・・・チョコレートあげるわ。」
ロビンはゆっくりと視線をルフィの方に移した。
ルフィはゆっくりとリボンを解き包装紙を丁寧に開いた。
メダルのような固形のチョコが数個、包装紙に包まれていた。
ルフィはその中の一つをゆっくりと口の中に運んだ。
「うめぇ♪」
「フフ、どういたしまして♪」
ルフィの顔がチョコの甘い味に綻んだ。
すると、チョコを摘んだ手がロビンの口元に伸びてきた。
「ロビンも食え♪」
「あら・・・いいの?」
「おう♪」
ロビンはそのままルフィが摘んでいるチョコを口で受け止めた。
チョコのほろ苦くも甘い味が口の中で溶けて広がっていく。
「美味しい・・・♪」
「へへへ♪」
ルフィとロビンはそのまま二人でチョコを平らげた。
「美味かったな♪」
「ええ・・・。」
「ん?どうした?」
ルフィはロビンの様子が変なのに気が付いた。
顔が紅潮し、呆けている。
ルフィはチョコの入っていた包み紙をポケットに仕舞い込むと、ロビンの顔を覗き込んだ。
「・・・・・・!」
ロビンの顔が急にルフィの顔に近づいたかと思うと、その艶やかな唇がルフィの唇に重なってきた。
柔らかい感触の唇にルフィは戸惑った。
だが、次にはロビンの桃色の舌が口の中に入り込み、ルフィの舌と積極的に絡まろうとする。
丁寧に、そして荒々しくロビンは愛する男の唇を貪る。
ロビンの引き締まった身体がルフィの逞しい身体にすり付き、豊満な乳房を胸板に押し付ける。
乳首は既にピンと張り立っている。
硬化した乳首が胸板をくすぐると、ルフィの逸物がいきり立ちロビンの太ももに押し付ける。
ロビンの舌がルフィの唇から離れると、そのまま首筋から鎖骨まで嘗めまわした。
首筋を濡れた舌で愛撫しながら、ロビンは待ちきれないようにゆっくりと震える手でルフィのズボンのチャックを降ろす。
「あ・・・あぁ・・・。」
ロビンはそのいきり立った逸物にため息を漏らした。
そしてそのまま床にひざまずくと、逸物を手で添え口に咥えこんだ。
ロビンの慣れた舌技にルフィの快感は一気に上り詰める。
「ぐぅ・・・!ああぁ・・・っ!!」
逸物は大きく脈打つと尿道から白濁とした青臭い液を放った。
「んくっ・・・んくっ・・・。はぁ・・・美味しい・・・♪」
ロビンの口や頬が受け止めた精液が付着していた。
高潮し満足ながらも更に快感を求める淫猥な表情が、精液が付着したことによって一層卑猥に見えた。
ロビンは自身のシャツを捲り上げると白い巨大な乳房が大きく震えた。
上を向いた張りのある乳首が月光によって妖しげな情景を描く。
ロビンはルフィの手を取りゆっくりと自分の自慢のタネである乳房に触れさせる。
ふっくらと柔らかく、弾力性に満ちた感触。
ルフィは乳房を優しく変形させたりそっとさすってみたりした。
ロビンはその度に紅潮した身体を震わせ甘い声をあげる。
突起した両の乳首を指で優しく摘むと、側面を指の腹で捻るようにこする。
「あああっ!」
ルフィは構わず乳首にしゃぶりついた。
その姿は母親に甘える子供のようでもあった。
ロビンはルフィの行為に母性本能を擽られてしまい、頭を優しく撫でた。
勃起した乳首を舌で転がし、前歯でゆっくりと噛む。
痛みは既に快楽と化している。
ピリっと痺れるような刺激さえもロビンは堪能する。
ロビンはゆっくりとズボンと下の下着を脱ぎ捨て、床に仰向けで寝転がった。
「ルフィ・・・お願い・・・受精させて・・・。」
ルフィはこのロビンの殺し文句に一気に理性を失った。
とはいえ、この淫猥な行為を行う直前から身体が熱く火照っていた。
ルフィはロビンの身体を床に乱暴に押し付ける。
身体が熱く火照り、汗がロビンの魅惑的なボディをより卑猥にさせる。
破裂しそうになっている逸物をロビンのヌルヌルに濡れきった秘部にあてがう。
ロビンは覆い被さるルフィの頬を優しく撫で、キスを無言で求める。
(ちゅー?)
(・・・コク)
ロビンの可愛らしい仕草に、ルフィは興奮を抑えきれなかった。
優しくロビンを気遣いゆっくりと触れ合うようなキスをする。
その優しさにロビンは嬉しくなる。
「ロビン・・・いくぜ?」
ロビンはゆっくりと頷いた。
それを見届けると、ルフィは一気に濡れそぼった秘部に突き入れていく。
挿入する瞬間、陰茎の亀頭がロビンの肉壁をえぐった。
「はああっ!あっ・・・!」
「ロビン・・・!静かにしろよ・・・。他のみんなが起きちまうだろ?」
「あうっ・・・!ごめんなさい・・・。」
既に主導権はロビンからルフィに移っていた。
ロビンはそれを甘んじて受け入れる。
愛する男に身体と精神を支配されるという被虐的な立場に、ロビンは半ば酔い痴れていた。
優しさがロビンの心を救い、支配がロビンの心を征服していく。
愛する者に支配されるという喜びを、ロビンは心から求めていた。
ルフィはロビンの身体を優しく抱きしめ、頭を後ろから手で支えている。
こういうさり気無い優しさがロビンは好きだった。
ロビンはゆっくりとルフィの身体に腕を回し抱きしめた。
「お願い・・・離さないで・・・。」
「ああ・・・離さない。」
ルフィはロビンをしっかり抱きしめると、激しく自身の肉棒を突き動かした。
「・・・っ!!」
ロビンは目をぎゅっと瞑り、力が抜ける手で必死にルフィにしがみ付く。
肥大した逸物は愛液が滴り、卑猥な音と奏でる。
紅潮した顔は呆けており、口から熱い息が漏れ出していた。
ルフィは汗を流しながら大きく身体を動かし、ロビンの膣内を陰茎で突き入れる。
口から熱い息が吐かれると、ロビンの敏感な耳に当たり心地よい刺激に変換される。
「ルフィ・・・イキたくなったら・・・イって頂戴・・・。」
「ロビンがイクまでイかねぇよ。」
ロビンはルフィの頬に触れ、優しく撫でた。
ルフィはロビンを繋がったまま自身の上に乗せると、ロビンの豊満な乳房に顔を埋めた。
「いい香りがするよな・・・ロビンのココって・・・。」
ロビンは優しくルフィの頭を赤ん坊を可愛がる母親のような気持ちで撫でた。
「ルフィ・・・このまま・・・。」
「おう・・・。」
ロビンの胸を強く握り揉みしだくと、ルフィはロビンの身体を抱きしめた。
腰を突き上げるように動かし、ロビンとより深く繋がるようその身体を求めた。
「ああっ!んんっ・・・!ルフィ・・・!」
「ああ!絞られるみてぇだ・・・!ロビンの締まる・・・!」
ロビンが陰茎によって膣内を犯される度にその激しい刺激によって淫口は収縮し、絞るように陰茎を刺激する。
大きな乳房が身体を上下に動かすたびに大きく揺れ妖しさを増している。
「ロビンの胸・・・揺れてるぞ?」
「いやっ・・・!言わないで・・・。」
ルフィはその揺れる乳房を掴み、乳首を摘みながら腰を動かす。
次第に指でイジるだけでは飽き足らず、口に含み舌で嘗め回す。
身体を自慢の腕っ節で支え、口でロビンの乳首を含み、陰茎で突き上げる。
「もう・・・だめ・・・。イク・・・っ!」
「出すぞ・・・中に・・・!」
「お願い・・・熱いの出して・・・。欲しいの・・・!」
ルフィは乳房から口を離し、ロビンの唇を求めた。
ロビンがルフィの唇を受け入れると同時に絶頂に登りつめていった。
ルフィの唇から離れると、その絶頂に耐えるように愛する男の身体に必死にしがみ付いた。
だが、膣内に熱い液が注がれるとその暖かい感触に、ロビンの身体は再び強い刺激に襲われた。
ルフィはロビンの身体をそっと抱きしめると、彼女の腕に力が入っていないことに気が付いた。
ロビンの顔を除くと、呆けた顔で放心状態になっていた。
秘部にはまだ陰茎が差し込まれたままの状態になっていた。
淫口からは逆流した精液が垂れ流れている。
「ルフィ・・・。」
ロビンがゆっくりと口を開いた。
だが、その目には薄っすらと涙が浮かんでいた。
「・・・ロビン。」
「お願い・・・離れないで・・・。お願い・・・。」
ロビンは頬を涙で濡らしながら、愛する男の胸に擦り寄った。
ルフィが自分の前から消えることなど考えたくも無い。
だが、否定してもその不安は消えなかった。
いつしか、身体を重ねることでどこか安心しようとしているようになっていた。
でも、不安は余計に増していった。
ルフィをどんどん好きになっていく自分。
その裏でどんどん不安になっていく自分。
愛すれば愛するほど、別れが辛い。
ロビンは怖かった。
ルフィと離れることが怖かった。
だからかもしれない。
柄にも無くチョコレートなどを愛する男に贈るという行為に及んだのは。
「大丈夫だって。仲間を見捨てたりしねぇから。」
ロビンはこんなに弱い人間になった自分を呪った。
そして、こんなにまで自分を弱くしたルフィを恨んだ。
自分を虜にしたルフィに。
そして、そんなルフィを憎みきれず恨みきれない自分を恨んだ。
「ルフィ・・・。好きなの・・・あなたが・・・。好きなの・・・。好きなの・・・。」
「・・・・・・。」
ルフィはロビンを優しく抱きしめると耳元で優しく囁いた。
「俺もだ。ロビンが大好きだ。」
その言葉は他の誰からの言葉よりも嬉しかった。
そして、自分を虜にし支配する悪魔の囁きのようにも聞こえた。
ロビンはそんな悪魔の囁きに甘えるしか出来なかった。
今、自分からルフィを奪われたら生きる理由が無くなりそうだった。
自分は本当ならあの時、あの場所で死んでいた筈だった。
だが、それを目の前の男は変えてしまった。
いや、確かに自分はあそこで死んだのだ。
今いる自分は、彼によって生かされたオマケのような自分だ。
彼が死ねと言えば死ぬ。
身体を求めたら捧げる。
金の為にその身体を売れ、と言われれば売るだろう。
愛する男のために。
自分の命を拾った男のために。
「ルフィ・・・・・・愛してる・・・。」
涙を目尻に浮かべながら、ロビンはそっと愛する男の唇を求めた。
こうしていないと不安だった。
ルフィはロビンの舌を優しく受け入れ、気遣うようにそっと絡めてた。
そんなルフィの優しさに、ロビンは少しだけ安心したような気持ちになった。
ルフィは唇を離すと優しくロビンの頭を撫でた。
「ロビン、一緒に寝ようぜ♪」
ロビンは優しく微笑み、頷いた。
とりあえず、不安は忘れよう。
一緒にいれば、そんな不安は忘れることが出来るから。
二人は服装を整えると、マストに登りそこに置いてある毛布に二人で包まった。
ロビンはルフィと離れないように寄り添うようにくっついていた。
いつまでも、ルフィと一緒にいられるように。
END
「おう、オメェら!邪魔すんじゃねぇぞ!」
サンジがキッチンのある船室のドアの前に仁王立ちした。
ゾロは気にせず後方甲板で鉄アレイを握り締めて上下に振り下ろしている。
ルフィとウソップとチョッパーの三人組はサンジにブーブー文句を垂れている。
「なんだよ!いいじゃねぇかよ!」
「そうだそうだ!」
「そ〜だ!」
サンジの額の血管が皮膚の上から浮き上がっていく。
「テメェらァ・・・!ナミさんとロビンちゃんの邪魔すんじゃねぇぞ・・・!いいな、ゴルァ!」
「「「〜〜〜〜〜っ!!??」」」
サンジの凄まじい剣幕に、トリオは顔面蒼白になり硬直した。
船室の中ではナミとロビンがキッチンで何やら作っている。
「ふ〜ん・・・コレを焦がさないように炒めるわけね・・・。」
「・・・・・・。」
「どうしたの?さっきから黙って作業してるけど。」
「いいえ・・・こんなこと初めてするから・・・。好きな人に何か贈るとか・・・そういうこと・・・したことないから・・・。」
「そっか。まぁ、感傷に浸るのはイイけど、さっさと作っちゃうわよ。本命チョコと、義理チョコ!」
「あら・・・お金を取ったりしないのかしら?(藁」
「ん〜・・・そこまであたしも鬼じゃないし♪」
「フフ・・・♪」
ロビンはナミに微笑むと自分の作業に戻った。
鍋に溶かしたチョコをゆっくりと焦がさないように炒める。
チョコのほろ苦く、甘い香りが鼻をついた。
ただ、その香りの中になにか官能的なものを感じ取った。
その官能的な匂いにロビンはうっとりした。
しばらくして、ナミとロビンのチョコは完成した。
二人はそれぞれ思い思いのラッピングをし、リボンを結びつける。
「・・・・・・♪」
二人は見合いながら、満足そうな笑顔をお互いに向けた。
船は深い闇の海原を突き進む。
船首に黒い海原を見つめるロビンの姿があった。
手には包装紙に包んでリボンを結んだチョコがあった。
「よう!なんなんだ?話って・・・。」
海原を見つめるロビンの後ろから、ルフィが膝のあたりで破けたジーンズのポケットの手を入れながらやってきた。
「・・・・・・。」
「・・・?」
ロビンは振り返らなかった。
そのまま顔を少し伏せ、手にしたチョコを見つめていた。
「あの・・・船長さん・・・。」
「ん?なんだ?」
「今日・・・何の日か知ってる・・・かしら?」
ロビンの声はいつもとは違っていた。
いつものスマートで女性らしい声とは違い、声の音程が波のように揺れている。
明らかに緊張していた。
ロビン自身、「らしくない」と思っていた。
別に大した事ではない。
チョコを手渡すだけだ。
なのに、それだけのことなのに、人生の一大事のように緊張してしまう。
―まるでプロポーズを申し込むよう。
ロビンは思わずそんな事を考えて顔を熱くしてしまった。
「今日が何の日かだって?ウ〜ん・・・・・・そりゃァ・・・。」
「・・・・・・。」
「・・・・・・坊さんの命日だろ?」
予想もしないような答えに、ロビンは思わず振り返りルフィの顔を見た。
「えっと、だれだっけ?修道士だろ?なんだっけ名前・・・。」
「バ、バレンタイン?」
「おう!ソレだソレ!ソイツが死んだ日だろ?」
ロビンは肩透かしを目の前のあどけない少年に食らわされた。
自分があれほど緊張していたのが、馬鹿みたいだった。
思わず、顔から笑みがこぼれてしまう。
「フフ・・・。ごめんなさい・・・。回りくどい言い方して・・・。」
「あん?」
ロビンはルフィの手を握ると、その手に持っていたチョコを握らせた
「今日は・・・自分の好きな人に、チョコレートをあげる日なのよ。・・・だから・・・、私はあなたに・・・チョコレートあげるわ。」
ロビンはゆっくりと視線をルフィの方に移した。
ルフィはゆっくりとリボンを解き包装紙を丁寧に開いた。
メダルのような固形のチョコが数個、包装紙に包まれていた。
ルフィはその中の一つをゆっくりと口の中に運んだ。
「うめぇ♪」
「フフ、どういたしまして♪」
ルフィの顔がチョコの甘い味に綻んだ。
すると、チョコを摘んだ手がロビンの口元に伸びてきた。
「ロビンも食え♪」
「あら・・・いいの?」
「おう♪」
ロビンはそのままルフィが摘んでいるチョコを口で受け止めた。
チョコのほろ苦くも甘い味が口の中で溶けて広がっていく。
「美味しい・・・♪」
「へへへ♪」
ルフィとロビンはそのまま二人でチョコを平らげた。
「美味かったな♪」
「ええ・・・。」
「ん?どうした?」
ルフィはロビンの様子が変なのに気が付いた。
顔が紅潮し、呆けている。
ルフィはチョコの入っていた包み紙をポケットに仕舞い込むと、ロビンの顔を覗き込んだ。
「・・・・・・!」
ロビンの顔が急にルフィの顔に近づいたかと思うと、その艶やかな唇がルフィの唇に重なってきた。
柔らかい感触の唇にルフィは戸惑った。
だが、次にはロビンの桃色の舌が口の中に入り込み、ルフィの舌と積極的に絡まろうとする。
丁寧に、そして荒々しくロビンは愛する男の唇を貪る。
ロビンの引き締まった身体がルフィの逞しい身体にすり付き、豊満な乳房を胸板に押し付ける。
乳首は既にピンと張り立っている。
硬化した乳首が胸板をくすぐると、ルフィの逸物がいきり立ちロビンの太ももに押し付ける。
ロビンの舌がルフィの唇から離れると、そのまま首筋から鎖骨まで嘗めまわした。
首筋を濡れた舌で愛撫しながら、ロビンは待ちきれないようにゆっくりと震える手でルフィのズボンのチャックを降ろす。
「あ・・・あぁ・・・。」
ロビンはそのいきり立った逸物にため息を漏らした。
そしてそのまま床にひざまずくと、逸物を手で添え口に咥えこんだ。
ロビンの慣れた舌技にルフィの快感は一気に上り詰める。
「ぐぅ・・・!ああぁ・・・っ!!」
逸物は大きく脈打つと尿道から白濁とした青臭い液を放った。
「んくっ・・・んくっ・・・。はぁ・・・美味しい・・・♪」
ロビンの口や頬が受け止めた精液が付着していた。
高潮し満足ながらも更に快感を求める淫猥な表情が、精液が付着したことによって一層卑猥に見えた。
ロビンは自身のシャツを捲り上げると白い巨大な乳房が大きく震えた。
上を向いた張りのある乳首が月光によって妖しげな情景を描く。
ロビンはルフィの手を取りゆっくりと自分の自慢のタネである乳房に触れさせる。
ふっくらと柔らかく、弾力性に満ちた感触。
ルフィは乳房を優しく変形させたりそっとさすってみたりした。
ロビンはその度に紅潮した身体を震わせ甘い声をあげる。
突起した両の乳首を指で優しく摘むと、側面を指の腹で捻るようにこする。
「あああっ!」
ルフィは構わず乳首にしゃぶりついた。
その姿は母親に甘える子供のようでもあった。
ロビンはルフィの行為に母性本能を擽られてしまい、頭を優しく撫でた。
勃起した乳首を舌で転がし、前歯でゆっくりと噛む。
痛みは既に快楽と化している。
ピリっと痺れるような刺激さえもロビンは堪能する。
ロビンはゆっくりとズボンと下の下着を脱ぎ捨て、床に仰向けで寝転がった。
「ルフィ・・・お願い・・・受精させて・・・。」
ルフィはこのロビンの殺し文句に一気に理性を失った。
とはいえ、この淫猥な行為を行う直前から身体が熱く火照っていた。
ルフィはロビンの身体を床に乱暴に押し付ける。
身体が熱く火照り、汗がロビンの魅惑的なボディをより卑猥にさせる。
破裂しそうになっている逸物をロビンのヌルヌルに濡れきった秘部にあてがう。
ロビンは覆い被さるルフィの頬を優しく撫で、キスを無言で求める。
(ちゅー?)
(・・・コク)
ロビンの可愛らしい仕草に、ルフィは興奮を抑えきれなかった。
優しくロビンを気遣いゆっくりと触れ合うようなキスをする。
その優しさにロビンは嬉しくなる。
「ロビン・・・いくぜ?」
ロビンはゆっくりと頷いた。
それを見届けると、ルフィは一気に濡れそぼった秘部に突き入れていく。
挿入する瞬間、陰茎の亀頭がロビンの肉壁をえぐった。
「はああっ!あっ・・・!」
「ロビン・・・!静かにしろよ・・・。他のみんなが起きちまうだろ?」
「あうっ・・・!ごめんなさい・・・。」
既に主導権はロビンからルフィに移っていた。
ロビンはそれを甘んじて受け入れる。
愛する男に身体と精神を支配されるという被虐的な立場に、ロビンは半ば酔い痴れていた。
優しさがロビンの心を救い、支配がロビンの心を征服していく。
愛する者に支配されるという喜びを、ロビンは心から求めていた。
ルフィはロビンの身体を優しく抱きしめ、頭を後ろから手で支えている。
こういうさり気無い優しさがロビンは好きだった。
ロビンはゆっくりとルフィの身体に腕を回し抱きしめた。
「お願い・・・離さないで・・・。」
「ああ・・・離さない。」
ルフィはロビンをしっかり抱きしめると、激しく自身の肉棒を突き動かした。
「・・・っ!!」
ロビンは目をぎゅっと瞑り、力が抜ける手で必死にルフィにしがみ付く。
肥大した逸物は愛液が滴り、卑猥な音と奏でる。
紅潮した顔は呆けており、口から熱い息が漏れ出していた。
ルフィは汗を流しながら大きく身体を動かし、ロビンの膣内を陰茎で突き入れる。
口から熱い息が吐かれると、ロビンの敏感な耳に当たり心地よい刺激に変換される。
「ルフィ・・・イキたくなったら・・・イって頂戴・・・。」
「ロビンがイクまでイかねぇよ。」
ロビンはルフィの頬に触れ、優しく撫でた。
ルフィはロビンを繋がったまま自身の上に乗せると、ロビンの豊満な乳房に顔を埋めた。
「いい香りがするよな・・・ロビンのココって・・・。」
ロビンは優しくルフィの頭を赤ん坊を可愛がる母親のような気持ちで撫でた。
「ルフィ・・・このまま・・・。」
「おう・・・。」
ロビンの胸を強く握り揉みしだくと、ルフィはロビンの身体を抱きしめた。
腰を突き上げるように動かし、ロビンとより深く繋がるようその身体を求めた。
「ああっ!んんっ・・・!ルフィ・・・!」
「ああ!絞られるみてぇだ・・・!ロビンの締まる・・・!」
ロビンが陰茎によって膣内を犯される度にその激しい刺激によって淫口は収縮し、絞るように陰茎を刺激する。
大きな乳房が身体を上下に動かすたびに大きく揺れ妖しさを増している。
「ロビンの胸・・・揺れてるぞ?」
「いやっ・・・!言わないで・・・。」
ルフィはその揺れる乳房を掴み、乳首を摘みながら腰を動かす。
次第に指でイジるだけでは飽き足らず、口に含み舌で嘗め回す。
身体を自慢の腕っ節で支え、口でロビンの乳首を含み、陰茎で突き上げる。
「もう・・・だめ・・・。イク・・・っ!」
「出すぞ・・・中に・・・!」
「お願い・・・熱いの出して・・・。欲しいの・・・!」
ルフィは乳房から口を離し、ロビンの唇を求めた。
ロビンがルフィの唇を受け入れると同時に絶頂に登りつめていった。
ルフィの唇から離れると、その絶頂に耐えるように愛する男の身体に必死にしがみ付いた。
だが、膣内に熱い液が注がれるとその暖かい感触に、ロビンの身体は再び強い刺激に襲われた。
ルフィはロビンの身体をそっと抱きしめると、彼女の腕に力が入っていないことに気が付いた。
ロビンの顔を除くと、呆けた顔で放心状態になっていた。
秘部にはまだ陰茎が差し込まれたままの状態になっていた。
淫口からは逆流した精液が垂れ流れている。
「ルフィ・・・。」
ロビンがゆっくりと口を開いた。
だが、その目には薄っすらと涙が浮かんでいた。
「・・・ロビン。」
「お願い・・・離れないで・・・。お願い・・・。」
ロビンは頬を涙で濡らしながら、愛する男の胸に擦り寄った。
ルフィが自分の前から消えることなど考えたくも無い。
だが、否定してもその不安は消えなかった。
いつしか、身体を重ねることでどこか安心しようとしているようになっていた。
でも、不安は余計に増していった。
ルフィをどんどん好きになっていく自分。
その裏でどんどん不安になっていく自分。
愛すれば愛するほど、別れが辛い。
ロビンは怖かった。
ルフィと離れることが怖かった。
だからかもしれない。
柄にも無くチョコレートなどを愛する男に贈るという行為に及んだのは。
「大丈夫だって。仲間を見捨てたりしねぇから。」
ロビンはこんなに弱い人間になった自分を呪った。
そして、こんなにまで自分を弱くしたルフィを恨んだ。
自分を虜にしたルフィに。
そして、そんなルフィを憎みきれず恨みきれない自分を恨んだ。
「ルフィ・・・。好きなの・・・あなたが・・・。好きなの・・・。好きなの・・・。」
「・・・・・・。」
ルフィはロビンを優しく抱きしめると耳元で優しく囁いた。
「俺もだ。ロビンが大好きだ。」
その言葉は他の誰からの言葉よりも嬉しかった。
そして、自分を虜にし支配する悪魔の囁きのようにも聞こえた。
ロビンはそんな悪魔の囁きに甘えるしか出来なかった。
今、自分からルフィを奪われたら生きる理由が無くなりそうだった。
自分は本当ならあの時、あの場所で死んでいた筈だった。
だが、それを目の前の男は変えてしまった。
いや、確かに自分はあそこで死んだのだ。
今いる自分は、彼によって生かされたオマケのような自分だ。
彼が死ねと言えば死ぬ。
身体を求めたら捧げる。
金の為にその身体を売れ、と言われれば売るだろう。
愛する男のために。
自分の命を拾った男のために。
「ルフィ・・・・・・愛してる・・・。」
涙を目尻に浮かべながら、ロビンはそっと愛する男の唇を求めた。
こうしていないと不安だった。
ルフィはロビンの舌を優しく受け入れ、気遣うようにそっと絡めてた。
そんなルフィの優しさに、ロビンは少しだけ安心したような気持ちになった。
ルフィは唇を離すと優しくロビンの頭を撫でた。
「ロビン、一緒に寝ようぜ♪」
ロビンは優しく微笑み、頷いた。
とりあえず、不安は忘れよう。
一緒にいれば、そんな不安は忘れることが出来るから。
二人は服装を整えると、マストに登りそこに置いてある毛布に二人で包まった。
ロビンはルフィと離れないように寄り添うようにくっついていた。
いつまでも、ルフィと一緒にいられるように。
END
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