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【オアシス】


「なんだ、今日は休業なのか?」
ここは、先日開業した“うっかり温泉”。この砂漠の奇跡の温泉だ。
俺は辺境の配管作業の帰りに、ひと汗流そうと寄ったのだ。
「いや実は…ゲダツ様が行方不明でして…」
「そうか、大変だな。俺達で出来る事があったら、いつでも声をかけてくれ。」
番頭達に手を振って、ユバに向かって馬を走らせる。
しかし、今日は泥に胸まで浸かっての作業だっただけに、このままではやはり辛い。

俺は手綱を90度変え、俺しか知らないとある秘湯に行くことにした。

すっかり日が暮れてしまい、月明かりを頼りに、とうの昔に廃墟になった集落に辿り着く。
崩れかけた石の壁に沿うように窪みがあり、そこから温泉が湧いていたはずだ。
“うっかり温泉”が掘られてからというもの、所々にこんな天然温泉や湧き水が出来ていた。
目的地に近づくと、硫黄の匂いと、かすかに湿り気のある暖かい空気が漂ってきた。

こういう時、暗闇は便利だな。

緑を取り戻し始めたナツメヤシに馬をつなぎ、
ガビガビになったシャツやズボンを歩きながら脱いで、転がっていた石塊に服を掛ける。
ピチャン

水音がする。良かった。やはりまだ溜まっているようだ。たしかこの壁の向こうの…

  ちゃぷん  ちゃぷんちゃぷん

?? 不規則な水の音だ。誰かいるのか?―こんな夜中に?

怪訝に思い、壁に開いた窓の穴から、そっと覗いてみる。月明かりに浮かぶひとつの人影。
Tシャツのまま浸かっている薄い肩、細く品のある首、そして、結わえられた艶やかな水色の髪。
「―ッビッ!!」
叫ぼうとして、…やめた。
丁度風が吹き、舞った砂がナツメヤシの幹にパラパラパラ…と当たり、俺の声を掻き消していた。

ビビは泣いていたのだ。
左腕を半月に伸ばし、何度もその腕に右の指で何かをなぞっていた。
いくど目かに爪で“プラス”のような形に引っかくと、その腕をかざす様に目の前に持ってきて、
……キスをした。
それは、身震いするくらい綺麗な横顔だった。
大きな目は涙で濡れ、ツンと尖らせた唇が、思わず卑しい情欲をかきたてられそうになる。
俺は見てはいけないものを見てしまったような気になり、額に手をおくと
静かに、深いため息をついた。

「……ルフィ」

壁に背をもたせ、座り込んだ俺の耳に、ビビの吐息のような切ない声が聞こえてきた。
知らず眉間に皺がより、満点の星空を仰いだ。
背から流れる、すすり泣く声。
こんなに近くにいるのに、彼女があの星よりも遠く感じる。
いたたまれない。…いや、口惜しい。 
何故、俺ではないのか。何故、俺の名ではないのか。
何故、あの時、俺では守れなかったのか。
胸の重苦しさに耐えられなくなり、俺は拳を握ると立ち上がった。

「ビビ!俺だ!!コーザだ!」
バシャンと大きな水音がして、壁越しに彼女の裏返った声が返ってきた。
「コ、コーザ?!ど、ど、どうしてココに?」
「タマリスクの帰りに寄ったんだ。此処は最近見つけてたからな。
 とにかく帰ろう。アルバーナまで送って行く。」
大きな声でそう言って、服を着る為に、もと来た道を歩き出す。
「そうなの?偶然ね。私も最近見つけたのよ。でもまだ帰れないの。マツゲを待っているのよ。」
「マツゲを?」
「この先のナノハナに彼女が出来たのよ。逢瀬の間、ココで待ってあげているの。
 それに、リーダーはまだ入っていないんでしょう?いらっしゃいよ。一緒に入りましょう!」
思わずコケそうになる。この女は、時々とんでもない事を言い出しやがる。
「何をっ!言っているんだっ!!」
「あら、大丈夫よ?私Tシャツ着ているもの。」
「〜…それは分かっているが、そういう問題では…」
「分かってる? やぁだ、リーダー、…覗いたの?」
からかうような軽い笑い声が聞こえてくる。俺は返答に詰まり、不覚にも顔が赤くなってきた。
「そんなんじゃないっ!誰だって不審に思うだろう?
 郊外じゃ、近頃盗賊も出てきているって聞くし…」
どうにかして硬い顔をつくり、真面目な話題に置き換える。
そんな空気を知ってか知らずか、壁の向こうではクスクス笑いが続いている。
「じゃ、なおさら一緒の方がいいじゃない。いらっしゃいよ。ね?
 あ、パンツは履いてよ?」
「…あたり前だ。」
俺が憮然とした表情で壁に手をつき、姿を出すと、ビビは柔らかに微笑みかけた。
「久しぶりね。」
「…ああ。」

ちゃぷん

暖かい湯に体を浸す。反対側に離れているビビの顔が湯煙で霞み、少し落ち着いてくる。
「ねぇ、リーダー?」
「その呼び方は、よせ。コーザでいい。」
「ふふ。でも、二人きりだとこっちの方が自然なんだもん。…目の傷、まだ痛んだりするの?」
「たまにな。でも平気だ。」
それに、これは俺にとって勲章だ。俺が、ビビを守った証だ。
「あの頃は、楽しかったわね。毎日、毎日、探検して…」
ビビは、俺に会うと決まって昔の話をする。もしくは現在の街の話題だ。

決して、あの頃の、あの海賊達との事は話そうとしない。

却ってその事が、ビビが彼らを特別に深く想っていると、窺わせていた。
しかし、それを考え出すと、胸に沸々と何かが湧き上がってきそうになるので、
俺は気が付かないふりをして、しばし、彼女と砂砂団の思い出話に花を咲かせた。

すっかり気持ちよくなった頃、遠くで何頭かの蹄の音が聞こえた。
夜盗か?
俺は素早くビビの元に体を寄せて、彼女を隠す様に覆いかぶさった。
「ちょ、ちょっとリーダ…」
「しっ」
片手で口を塞ぎ、もう一方の腕で肩を寄せ息をひそめる。
今、武器を持っていない。みつかるとまずい。
なんといっても一国の王女を危険にさらす訳にはいかない。
ビビも馬のいななきを聞きつけ、俺の腕の中でおとなしく身を強張らせている。
廃墟の向こう側を通っているようだった。
数分もすると、蹄と野太い笑い声が遠ざかり、十数人程のその一団の気配が消えていった。

ホッと肩をおろす。気が緩むと、腕の中の柔らかさに気が付いた。
目の前の水色の髪からは、えもいわれぬ香りが立ちのぼり、鼻をくすぐる。
「行った…みたいよ?リーダー?」
ビビが上目遣いに俺を見上げる。湯で上気した頬がふっくらとして吸い寄せられそうだった。
もともと可愛らしい顔立ちだったが、このところ見る度に女らしくなってきていた。
このままだと、本当にとんでもない事をしてしまいそうで、俺は黙って湯から出た。
「あがるの?きっともう大丈夫よ?」
「帰ろう。マツゲは俺がなんとかする。」
「恐い声ださないでよ。せっかくの温泉よ?」
「ビビ!お前は無防備すぎる。責任ある立場なら、もう馬鹿はよせ。」
壁の前で一旦振り返り、苛立ち気味にそう言った。まるで八つ当たりだ。かっこ悪い。
「失礼ね!これでも腕には覚えがあるんだからっ!」
壁の向こうから、ザパッと立ち上がったらしい水音がして、怒気を含んだ声が響いた。
とにかく、とっとと、帰ろう。この状態は俺にとって過酷すぎる。
「今度なにかあったら、私がリーダーを守ってあげるわよっ!!」

俺の中で、なにかが、   

切れた。



踵を返して壁を抜け、ザバッと温泉に入る。そのまま一直線にビビに向かって進んでいく。
「な…なによ!怒った……の?」
口調は厳しいが、明らかにひるんでいる。
湯から出ている為に、濡れたTシャツが張り付いて、
身体のラインを浮かび上がらせているのにも、気が付いていないようだった。
胸の丸い膨らみの頂点にある小さな粒まで、月の光になぞられていた。
へこんだ腹の中心には、縦に細長い窪みが現れ、
その下のショーツには、レースが織り込ませれいるのが見て取れた。
ようやく俺の視線に気が付いたのか、はっと自分を見おろすと、
Tシャツの裾をつかんで引き伸ばし、バチャンと勢いよく湯に入った。
「あんまり…こっちに来ないでくれ…る…?」
その台詞を言い終わらないうちに、あごを掴み身体を引き寄せ、口付けた。
舌で乱暴に唇をこじあけ、犯すように口内に進入する。
「ん…んんっ!…ん!ん!」
ビビがもがけばもがく程、腕に力を込めて締め上げる。見開かれた目が、咎めるように俺を見ている。
俺は目を瞑り、彼女の硬く食いしばっている歯の茎を外側から舐めまわした。
頑なに拒まれている舌を、意地でも彼女の中に入れてしまいたくなってくる。
ビビを温泉のほとりに押し付けて、背中に回した手のひらを胸に移動させる。
Tシャツの中を這い、乳房を揉みしだく。
俺の手はかなり大きい方だが、それでも被いきれない程の大きさだった。
ただ、湯の中にあるせいか、それは柔らかくて軽く、俺の指のあわせてふわふわと形を変えた。
「ン――!ン――!ン――!!」
捕らえられたビビは、色気とはかけ離れた声を上げる。他の女なら萎えてしまう声だろう。
けれど、それが彼女であるが故に、俺の情欲は、益々勢いを増す。
胸の先端の粒を探り当て、指先で摘まむように撫であげる。
「ひ…ひゃぁっ!」
華奢な悲鳴と共に歯の間に隙ができ、其処から押し崩すように舌を絡め取る。
あごを掴んでいた手で頭を取り押さえると、押し付けるように顔の角度を何度も変え、貪った。
「……やぁ…ぁ 」
ねっとりと交わった口の端から喘ぐように漏れる声に瞼を上げると、
ビビの閉じられた目から幾筋もの涙が流れていた。

「そんなに…俺は頼りないか?」
震える唇から離すことなく、彼女に問いかける。
「……え…?」
「この国に、…お前に、もう必要じゃないのか?」
「なにを…どうしてそんな……」
「だからあいつらを、海賊を、……ルフィを、待っているのか?」
あれから、一度も口に出した事のない名前を投げかける。ビビの身体がビクッと跳ねた。
触れられたくない事を、鷲掴みにされて、すがるように俺を見つめた。
その目を触れるほどの距離でじっと見据える。
シンとした静寂の後、彼女が悲しそうに眉を下げて口を開いた。
「いいえ…。待ってなんかないわ。私は選んだもの。彼らより、…この国を。」
「―――…俺は?」
視線を絡めるように捕らえ、張り裂けそうな心を隠して彼女の返事を待つ。
「それは…、わからない……本当に、まだ…わからないの…」
トクトクトクと、心臓の音が頭の中に鳴り響く。
「…リーダー……お願い……もぅ…」
ビビがうつむき加減に瞳を閉じる。小刻みに揺れる長い睫が、溢れる涙をはじいている。
俺は、ビビの瞼に浮かぶ水の珠を吸うように、そっと唇を這わせた。
「嫌だ。…離したくない。」
今度は返事を待たず、口を塞ぐ。
脱力したような彼女の身体を横抱きにして、湯に浸かったまま膝の上に置く。
その間も舌は捕らえて離さなかった。
こんなにも、狂おしいまでに征服したいと欲した女の身体は初めてだ。
「ふぅうはぁっ……ハァ、ハァ…」
少し口を離すと、ビビの荒い息遣いが顔に吹きあたる。
苦しそうに眉を歪め、赤らんだ瞼は閉じられたまま、開けようとしない。
両腕は胸を隠すように交差させている。
しかしTシャツの下から手を入れると、その腕はなすすべもなく、ほどかれた。
休む間を与えず、瞼も眉も首筋も、耳の裏側まで、湯から出ている彼女の部分すべてに唇を這わせた。
「やっ!…はぁっ………ぁ…んん…」
顔がみるみる赤く染まり、切なそうな吐息が切れ切れに聞こえてくる。
こりこりと硬くなった胸の先をひとしきり指で転がして、平らな腹へと手を移動させる。
そのまま、ショーツの中に指を滑り込ませ、秘裂をなぞっていく。
ビクッと、彼女の身体が硬くなり、力ない腕で押し戻そうとする。
「……ダメ。も……あっ…ゃ ぁ………リーダ…」
膝を閉じようと腰をくねらせる。
俺はビビの両脇を抱え上げ、ザバッと湯から出ると、ほとりにあった平らな石の上に組み伏せた。
「コーザ、だ。もうリーダーじゃない。もう、あの頃の子供じゃない。」
両足を持ち上げ、有無を言わさずショーツを剥ぐ。
「お前の体だって、あの頃とは違う…」
脚を割って、その中心に舌を強く差し挿れる。
「あっ…」
ピクッと穴が締まり押し戻されるが、そのままひだを掻き分けるように入り口を舐めあげていく。
今までした事が無い程、丁寧にひとつひとつ味わっていく。
「…ぁ……ん、はっ…ぁっ………あ…でも、でも…リー…」
「…リーダーじゃない。」
耳元に顔をよせて、刷り込むように囁く。片足を肩に乗せてはしたなく晒された密壷に指を挿す。
くちゅ、くちゅと音を立てながら、差し入れを執拗に繰り返し、二本の指で中を探る。
「あぁ…ゃぁ……でも…ハァ…ァ…」
ビビの吐息が甘く、荒くなり、滴る蜜の量が次第に増えてくる。身体が熱い。
それをすくって壷の先に塗りこめると、親指の腹で少し膨らんだ敏感な部分を押し回す。
「ひぁっ!…やっ…ぃぁっああぁっ 」
眉が切なそうに下がり、焦点が合っていない潤んだ瞳が中空を彷徨う。
頬がピンク色に染まり、紅がとれた唇が熟れたように赤く濡れ、半開きに震わせた。

はじめて見るそんなビビの顔に、俺の血も一点に集まりだし自分の下着を取ると、
躊躇することなく、それをあてがった。
「ビビ、いくぞ…」
ぐ…じゅ…じゅく…ずく…
ねじり込むように腰を押し進める。潤っていたが、そこは狭くて少しずつしか進めない。
「ぃ…痛っぁ……」
消え入りそうな声に、そのままの状態で止める。
Tシャツをたくし上げ、上を向いて顕になった二つの粒を舌で転がす。甘噛みをする。
「…あ…ぁあ………ん、あ…ぁん……」
今までに無い声で喘ぐ。ゾクッとするくらいの色気があった。
下では、いったんギュゥと締まって、奥へ導くかのように痙攣して収縮を始めた。
俺は差し入れを繰り返しながら、ゆっくりと、しかし、先を急いだ。
「く……くぅ…………っんん……。んぅ…ん」
すっかり俺を根元までくわえ込んで、お互いにじっとりと絡み付いていた。
「リ…リーダ………なん…か、ヘン……私…の、カラ…」
「コーザ、だ。…ビビ?俺をからかっているのか?」
ゆっくりと腰を動かす。ビビの体内や、声や、熱い身体にほてらされて俺までヘンになりそうだ。
いや、とっくにヘンになっている。堪えきれずに、腰の律動を速く激しくさせていく。
「違っ……からかってなんか…」
じゅぷ、じゅぷ…
声にあわせて、淫靡な粘液の音が響く。噴出す汗が、ビビの揺れる胸の上に滴り落ちた。
「……コ………―ザ…」
溶けそうな息の間に俺の名を覗かせる。
「コ…ザ……コーザ、…コーザ!コーザ……コ…」
繰り返される俺の名前を聞きながら、最奥に突き上げる。
「……ビビ…!!」
思わずそのまま彼女を抱き上げ、固く抱きしめながら彼女の中に気を放った。
「…泣いているの?」
ほどよく冷たい石の上で、彼女を腕に包み込み、満天の星を見上げていた。
情けない顔を晒しても、尚、この腕を解く気にはなれなかった。
「俺は…………−―
 お前の為に、…この国の為に、何か…まだやれることがあるんだろうか…?
 止めたかった内戦も、掘り当てたかった水源も、何ひとつ出来なかった…俺が………」
その台詞に驚いたように、ビビが半身を起こす。
「もしかして、リーダー、その事を気にして…!」
ビビが俺に手を伸ばそうとしたその時、


    ドガッ!!!!!!


ズザァァァ―――――――!!!! 訳も分からず俺の身体が、砂埃の中に蹴り払われた。

「ヒンヒンヒン!  …ペッ!!」
鼻息を鳴らしながら、マツゲがこちらに向かって威嚇している。
「バッ!…ってぇな、ちくしょう。何しやがんだっっ!!」
頭をさすりながら、ラクダを睨み返す。
マツゲは俺を完全に無視して、ビビと服を咥えると背に乗せた。
「てめぇっ!この、エロラクダッッ!!!」
フンフンフン、と、鼻を鳴らして悠々と俺の横を通り過ぎる。
「ごめんね。また今度、ね?リーダー。」
マツゲの上から、ビビが袖を通しながら苦笑いをし、手を合わせる。
「リーダーじゃないと、何度言ったら…」
「うん。でも、私にとって、コーザはリーダーなの。
 昔も今も、私に道をはじめに拓いてくれる特別な人よ。あなたがココにいるから、私は頑張れる。」
その言葉は、俺にとって、救いの言葉のようだった。
「昔も…今、も?」
「そう。今も…よ?」
「ヒンヒンヒーン!!!!」
二人の会話に割って入るように、マツゲはいななくと、アルバーナに向かって走り出した。
「じゃぁまたねーー!リーダーァ!!」
「コーザだっ!!それでもっ!次会う時にはそう呼べっっ!!」
砂埃があっという間に小さくなっていく。遠くから、考えとくーというビビの声が流れてきた。

俺は半月を背に、ユバに向かって馬を走らせた。
いままでになく、気持ちのいい夜風だった。
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