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【妄想綺譚4】ネフェルタリ家の家庭の事情


 …おかしい。
私、アラバスタ国王ネフェルタリ・コブラの気のせいじゃなく、ここの所、娘が綺麗になってきていた。
いや、元々ティティに生き写しの超美しい娘だったが、最近はなんとゆーか…色っぽい。そう、それだ。

「それで、ユバのほうは如何ですか?コーザ代表代理。」
我が国の水事情に関する議題をテキパキと進めていく娘を、細目で眺める。
「はい。先日ビビ王女に指摘された点をふまえまして……」

・・・・・コイツだ。コイツがどぉ〜も怪しい。

コーザは普段は遠く離れたユバにいるが、あいかわらず各地をうろちょろしているし、
早駆けでは並ぶ者はいない。それにあの気性だ。行動力だけはピカイ……っあっっっ!!!
今っ!!今、貴様ビビに目くばせしたろっ?!うわ!やらしっ!!こんなトコでっ!!
ビビもなんだっ!頬染めて!いっやぁっっはしたないっ!!

悶々とした気持ちが渦巻いているうちに、いつの間にか会議が終わっていた。
「コーザ。ちょっと、いい?」
ビビがコーザを手招きする。いくない!いくないぞ!娘よ!
部屋に招きいれようとしているビビの前に立ち塞がる。
「年頃の娘の部屋に、獣を入れる訳にはいか――んっっ!!」
叫ぶと同時に、脳天にビビのチョップが降ってきた。
「パパッ!!みっともない真似やめてちょうだい!それに、コーザに失礼よ!」
奴の手を引いて、とっとと部屋に入りドアを閉める。
「早まるな!二人とも!君達はまだほんの子供じゃないかっっ!!」
ドンドンドンと、力いっぱいドアを叩く。ガチャとドアが開き、ビビが顔を出した。
「…覗かないでよ?パパはトトおじさんのお見舞いの品でも考えといて。」
うっとおしい疫病神を見るような目でそう言うと、ドアを閉めて、鍵をかけた。
ビ、ビビ〜〜!!パパ、泣いちゃうぞぉ〜〜〜〜

急いで、隣の部屋に移り、箪笥の間に身体を押し込んで壁に耳をそばだてる。
「……ん〜でも、どうせなら、長く楽しんでもらいたいし…」
楽しむ?娘よ!いったい奴にナニを楽しませるつもりなんだっ?!
「だな。だったら、ホテルにしたらどうだ?それなら何回でも…」
…何回でも…何回でも…何回でも…何回でも…何回でも…

・・・・・・・・・・・・・・・ 殺 !!!

貴様〜…お泊りする気か?お泊りして、あーんなことやこーんなことをするつもりか?
許さん!断じて許さんぞ!!なんとしてもビビの外泊を阻止しなくてはっ!!!!
あぁ?!なんだ?よく聞こえないぞ?もっと大きい声で話さんかいっっ!!
「…足りないな…もっと…溢れるくらいにしないと…」
なにやっとんじゃ――――!!!!貴様らっ!!
「仕方ないわよ。まだ日も浅いし…そのうちに……でも、そうね…もっと深くすれば…」
へなへなへなへな…ビビのとんでもない提案を耳にして、壁に突っ伏したままズリ落ちる。
「道具があればいいんだが…ここらでは売ってないしな…」
あっっっったりまえでぇ――――――っす!!あってたまるか!そんな店っ!!
「とにかく、ここで、できるとこまでしておきましょうよ。ね?」
は?ココで?ビビさん、今、ココでって、おっしゃいました??
「…ああ、そうだな…できるだけ突き詰めて…」


ドッッッカ――――――ァァァァァン!!!!!
「もー!!我慢ならんっっ!!コーザッ!!貴様、そこになおれっっ!!!」
壁を突き破り、国宝の剣を両手でかざす。宝飾用だが、気合いでたたっ斬ってやる!!
「パパッ?!?」「国王っ!!」
二人が同時に声を上げる。くっそー!そんなトコまで息ピッタリなのかよっ…って…

アレ?

ふたりは……服を着ていた。
テーブルをはさんで椅子に腰掛けていたようだった。そのテーブルには、なにかの図面。
「えー…と、……あ〜…えっと…キミタチは、何を、していたのか…な?」
その時、ビビの部屋のクローゼットがバタンと開いてイガラムが飛び出してきた。
「国王っ!アンタこそ何やっとるんですか――!!」
「イ、イガラムッ?!?お前、それはこっちの台詞だっ!なんだってそんなトコからっ!!!」
言い争う私達の背後から、不穏な空気が、それはそれは冷たく流れてきた。

「パァ〜パ?イガラム? これ、は、どう、いう、こと、かし、ら ??」


   *   *  * ************** *  *   *


ナノハナから程近い郊外に、青年団を中心とした国営の温泉ホテルがオープンしたのは、
その、半年後の事である。


               ― どっとはらい ―
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