女を縄で縛って遊ぶSM緊縛Wiki

妄想小話04

0灸八 - 24/01/28 08:54:51 - ID:qtEbR4Murg

新スレ立ち上げです

前スレッド:妄想小話03
>seesaawiki.jp/onnanawa/bbs/32209/

人様の作品を拝借して(^^;;;
以前作成した
紺色の旋律"先生"の
「鞭よりも、蝋燭よりも……」

「妄想小話04」の画像
  • 1金大中小助 - 24/01/29 05:33:44 - ID:kSkFL1Dqdg

    「そら次の拷問道具が来たぜ、お嬢さん。こいつは我慢できるかね」襖が開いて松江や健次達が戻って来ると常吉はニヤリとしていった。松江は手に持った金盥を雪代の顔の傍へ置き、その中から太い注射器のようなものを取り上げておびえ切っている雪代に見せつけるのだ。「これが何だかわかるかい、お嬢さん。こいつは、浣腸器といってね。お通じをよくするための道具なんだよ」この場でお嬢さんに浣腸して無理やり身体の中の臭いものを絞り出させようという拷問道具なのさ、と松江は笑っていったが、その途端に、雪代の顔全体からは血の気が引き、形のいい頬は怖い程蒼ざめた。「ハハハ、こいつはな、お柳を生捕りにすりゃあ、あの阿女の尻に捻じ込んで吠え面をかかしてやるため、用意しておいたものなんだがな、お嬢さんがどうしてもお柳の居所を吐かねえとなると仕方がねえな」お柳の身代わりにお嬢さんの身体にこいつを仕かけて、この場で大恥をかいてもらうが、それでもいいんだなと、常吉は雪代のひきつった顔を見つめながら嗤うのだ。「どうだお嬢さん、元の乾分達に女の奥の院までこうして見られた上、今度はウンチまでここで絞り出されるんだよ。ね、そんな羞ずかしい思いをするのは嫌だろ、お嬢さん」と松江は雪代の蒼ざめた硬い頬を浣腸器の先端で小突きながら、含み笑いしながらいった。「さ、お柳はどこに隠れているんだ。素直に白状しねえか」急に常吉が荒っぽい声を出して、雪代の開股に縛りつけられている太腿をつねり上げた。「ああっ、何度いえばいいのです。本当に、私、知らないのですっ」雪代は濡れた睫毛をフルフル慄わせながら、喉を詰まらせていった。

  • 2金大中小助 - 24/01/30 05:43:40 - ID:kSkFL1Dqdg

    「ああ、噛みたけりゃ、噛みな。鉄格子の中にいる千原美沙江がお前さんの代役をつとめるだけさ。あんなお嬢さんに人前で小便をさせてもいいのかい。よく考えるんだな」と、川田はせせら笑うのだ。珠江夫人はもう今にも泣き出しそうな顔をして、さっと眼を横へ伏せる。吉沢は腕時計を見て、「ぐずぐずすると夜が明けちまうぜ」と舌打ちして、珠江夫人の木馬に乗った双臀を平手打ちした。「おい、やらかさねえのか、やるのか、はっきりしろい。まだかまだかと寝台の方が愚痴をこぼしてるぜ」光沢を持った繊細な珠江夫人の白い頬に大粒の涙が糸をひくように流れていく。「お願いっ、ねえ、お願いですっ」何分かたって、珠江夫人は、上気した顔を上にあげた。「どうした。とうとう辛抱し切れなくなったというのかい、折原夫人」吉沢が珠江の腰に手をかけて、意地悪く揺さぶった。「しばらくの間、お願い、外へ出て、ね、お願いです」珠江夫人は、美しい眉を八の字に寄せて川田と吉沢に哀願するのだ。「俺達の見ている前じゃ、教養が邪魔をして小便がが出来ねえというのだな」よし、と川田は、うなずいた。 「十分以内にすまさねえと、折檻がきびしくなるぜ。わかったな」川田と吉沢は、淫靡な笑いを残して、部屋を出て行った。二人の姿が視界から消えると、珠江夫人は木馬の上で、ひときわ激しい涕泣を洩らした。そして心の中では、必死に夫の源一郎に救いを求めるのである。…あなた、珠江はいったいどうしたらいいの。助けてっ…「うっ」と、珠江夫人は、再び、急激にこみ上って来た生理の苦痛に顔を歪め、歯ぎしりをして力一杯、太腿で木馬を緊め上げた。「もう、もう駄目だわ」珠江夫人は、べっとり脂汗を浮かべた額を上げ、白い歯を噛みしめた。わなわなと紅い唇が痙攣して、ついに堰は切れた。ああっと珠江夫人は狼狽して、火がついたように真っ赤になった顔を狂おしく左右へ揺さぶった。木馬の直下のブリキのバケツを、激い勢いで水の叩きつける音が響く。

  • 3灸八 - 24/01/30 08:38:05 - ID:qtEbR4Murg

    >金大中小助"先生"
    またしばらく、此方へ来れそうに
    ないので先生の小話を見ることが
    できて幸いです。

    先生の小話は当方で妄想を
    膨らませるとゾクゾクします

    大変でしょうが投稿を継続
    していただいて、スレッドを
    盛り上げていただければと
    おもいます

    文字レス失礼m(_ _)m

  • 4金大中小助 - 24/01/31 05:17:39 - ID:kSkFL1Dqdg

    「ねえ、お願いです。もうこの縄を解いて、家へ返して、木崎さんっ」哀しげな翳りを持つ黒い睫毛と瞳を瞬かせて再び由利子は懇願する。「まあ、慌てることはないだろう。実はね、君に少し実験してみたいことがあるんだよ」と、木崎は頬を歪めて言った。「私に実験って、一体、どういうことなのっ」再び恐怖が込み上げ、由利子は蒼ざめる。木崎はこのまま、由利子がもう自分の手元へ戻って来なくなるのではないかという心配があり、兼ねてより妄想空間の中に麻薬的な幻想を観ていた浣腸という行為を由利子に施そうと瞬時に思い立ったのだ。「君に一度、浣腸をしてみたいんだよ」その言葉の意味がはっきりとわからず、「か、かんちょう?」と不安そうな顔をして木崎の眼を見つめる。「そうさ、浣腸だよ。君だって子どもの頃、お通じのない時に、母親からイチジク浣腸くらいはされたことがあるだろう」由利子は木崎にそう言われると、一瞬、凍り付いたような表情になった。「僕は以前から一度、君のような美人に浣腸をしてやりたいという欲望を持っていたんだ。美女が浣腸され、気が狂いそうな羞ずかしさに泣きながら排泄する。これぼど、痛快な美の破壊方法は他にないと思うんだよ」由利子は木崎を恐怖に吊り上がった眼で見つめ、唇を慄わせていた。「木崎さん、そ、そんな恐ろしい事、あなた、本気で仰ってるのっ」「ああ、本気だとも。もう君は羞かしい写真を撮られてしまった僕の奴隷なんだ。君の身体に何をしようと、僕の勝手さ。早く家に帰りたければ、大人しく僕がこれから実験する、浣腸に協力することだね」木崎はそう言うと、恐怖の慄えと一緒に身を後ろへとにじらせかける由利子の縄尻を取り自分の方へ引き寄せた。「脚を胡坐に組むんだ」木崎は由利子を壁を背にさせて尻餅を着かせるように坐らせ、美麗な二肢を折り曲げさせると、華奢な足首を重ねて別の縄で縛り付けた。

  • 5名無し - 24/02/01 06:30:23 - ID:kSkFL1Dqdg

    この兆候は由利子は間もなく正気付くのではないのか、と慌てた木崎は押入れを開けて準備していた麻縄を取り出した。いよいよ、これで自分の夢も実現するのだと木崎は悲壮なばかりの感激に浸っている。そっと由利子の美麗な陶器のような肩に手を掛けて上体を起こさせた木崎は、自分の膝で由利子の滑らかな背中を支えるようにしながら、だらりと力無く左右に垂れた華奢な冷たい両腕を背後に捻じ曲げて、両方の手首を重ると、麻縄をキリキリと巻き付かせ始めたのである。全身の官能をすっかり痺れさせて木崎は、由利子の両腕を縛った縄尻を前に廻し、由利子の乳房の上下を二重三重に緊め上げ縛り始める。後ろ手に縛り上げられた全裸の由利子は、畳の上に身体を二つ折りに曲げて俯伏せたが、やがて失神から回復したのか、薄く眼を開いた。はっきりと意識が回復して暫くは眼を瞬かせていた由利子は、突然、電気にでも触れたようにハッとして上体を起こした。美しい象牙色の頬が怖いほど蒼ざめ、硬化している。何時の間にか、着ているものを残らず剥ぎ取られ、素っ裸にされてしまった自分に気づいた由利子のあまりの驚愕と狼狽は、木崎が眺めていても滑稽なくらいであった。由利子は名状の出来ない悲痛な声を張り上げ、自分のすぐ前に胡坐を組んで坐っている木崎の視線に気が付くと、素早くその上体を捩じり立膝に足を組むことで、羞恥の翳りを必死に隠そうとするのだった。「木、木崎さんっ。あなた、気が狂ったの。何てことをなさるのっ」由利子は必死に身を捩りながら、身も世もあらず悶え泣くのである。「私っ、あなたを心の底から軽蔑しますわっ」その悲痛な叫びの中に憎しみと恨みの情念がこもっている。「ああ、うんと軽蔑したまえ」木崎は、なんとか両手首の縛しめだけでも解こうとして、必死に身を捩らせながら、顔を歪めている由利子をさも面白そうに眺めていた。

  • 6灸八 - 24/02/01 08:04:13 - ID:d/7LaQ6uNg

    >金大中小助"先生"
    「Photo&story」スレに
    書き込んだことに併せて
    先生作の小話にタイトル
    をつけて貰えるとより
    ワタシのムスコも悦ぶ
    かなぁとまたまた僭越
    ながら文字レスさせて
    頂きます

    病院より失礼

  • 7金大中小助 - 24/02/02 04:49:50 - ID:kSkFL1Dqdg

    【雪代の受難】
    「さ、お柳はどこに隠れているんだ。素直に白状しねえか」急に常吉が荒っぽい声を出して、雪代の開股に縛りつけられている太腿をつねり上げた。
    「ああっ、何度いえばいいのです。本当に、私、知らないのですっ」雪代は濡れた睫毛をフルフル慄わせながら、喉を詰まらせていった。
    「仕方がねえな、よしっ、用意にかかりな」常吉は古川と沢田の顔を交互に見てニヤリとしながら顎を尺って見せる。
    常吉にしてみれば、雪代がお柳の居所を知っていようがいまいが、そんなことはどうでもいいのだ。雪代に徹底した汚辱感を加えることが、目的なのである。
    古川と沢田はすぐに踏台を持ち出して来て、すぐ真上の鴨居に二本のロープを繋ぎ止める。
    「そうだ。そのままお嬢さんの両足を上へ吊り上げろ。とにかく尻の穴をしっかり晒して頂かなきゃ仕事にならねえ」常吉は鴨居に吊られた二本のロープを眼にすると、嗜虐の悦びに胸を高鳴らせてがなり立てるようにいった。
    青竹を足枷にして開股に縛りつけられている雪代のスラリと伸びた二肢を、古川と沢田が抱き上げるようにする。雪代は狂気したように乱れ髪を激しく揺さぶり、悲鳴を上げた。
    「ああ、知らないのですっ、お柳さんの居所なんて、本当に知らないのっ、許して、もうこれ以上、嬲り者にしないでっ」
    「何だって、お嬢さんっ、今、何といったんだい」松江が悪戯っぽく笑って泣きじゃくる雪代の口元にわざとらしく耳を寄せ、「そうかい、元の乾分達の眼前に早く、ウンチを漏らすところを見てほしいってんだね」と揶揄う様にいい、周囲を取り囲んでいる男達をどっと笑わせるのだ。
    「それは殊勝な心掛けだぜ、お嬢さん。元の乾分の手で浣腸されりゃ、さぞかしいい気分だろうな」と、常吉は大口を開けて笑うのだった。
    古川も沢田も健次も、雪代が激しく泣きじゃくり、もうこれ以上、いたぶるのは許して、と必死になって哀願すると一層、狂暴の発作に見舞われたように強引に雪代の青竹につながれた下肢をたぐり上げていくのだった。
    「ああっ」二肢が宙に向かって直角に折り曲げられていくと雪代はつんざくような悲鳴を上げた。(つづく)

  • 8金大中小助 - 24/02/02 19:05:15 - ID:kSkFL1Dqdg

    【女侠客膀胱責め】
    「く、くうっ」
    蘭子はいっそ舌を噛んで、この屈辱から逃れたいとまで思うのだが、吉岡組に捕らわれた菊子と美弥子の事を思えば、どんなに恥を曝そうとも、今ここで自分が死ぬ訳にはいかないと思いとどまる。
    しかし今、身体を切り裂くような生理的苦痛をどうすれば良いのか。時子の言う通り、いつまでもこのままで尿意を我慢し通すことなど出来ないのだ。
    「まったく、じれったいねえ」
    縛り上げられた素っ裸をブルブルッと震わせて、生理の苦痛に耐えている蘭子を見て、時子は呆れたような声を出す。
    「お蘭さんがこうやって小便を我慢している顔ってのも、なかなか可愛いじゃないかい。見てごらん、この健気な様子」と時子の声にやくざたちはどっと笑いこける。
    「でも、これじゃあいつまでたっても埒が明かないよ。お前たち台所へ行って塩水を盥に一杯汲んできな。ついでに柄杓も一つ持ってくるんだ」
    「へ、へい……」
    時子に命じられた銀次と三太は頷くが、その顔に不満げな表情が浮かんでいるのを見た時子は、淫靡な微笑を浮かべて付け加える。
    「心配しなくてもお前たちが戻ってくるまで、この女には小便はさせないよ。もし待ち切れなくて漏らしちまえば、お前達に、この女の尻の穴を好きなだけ嬲らせててやるさ」と嗤う。
    「わかりやした」2人の少年はぱっと表情を明るくして、台所へ駈けて行く。素っ裸のまま両肢を極端なまでに開かされた蘭子は、込み上げる尿意を時々その逞しいまでの双臀をブルッブルッと震わせながら耐えているのだ。
    しかし、いかに蘭子の我慢が続こうが、淫鬼たちに許すつもりはまったくないのだ。
    「姐さん、汲んできやしたぜ」 銀次と三太が戻ってくる。その手に持った盥には塩水があふれんばかりにたくわえられていた。
    「随分早かったじゃないか」「ええ、そりゃあもう。見逃すんじゃねえかと思って気が気じゃあありませんでしたから」時子のからかいに、二人の少年は頭を掻いて照れた、い。
    「それじゃあお前たち、林崎の女親分にたっぷりと塩水を馳走してやんな」
    時子の声に蘭子はいきなり頭を殴られたような衝撃を受け、引きつった顔をむけた。(つづく)

  • 9名無し - 24/02/03 07:09:40 - ID:kSkFL1Dqdg

    【貴婦人秘孔責め】
    「その代わりといっちゃあ何だが、奥さんには新しい調教を受けてもらうぜ」
    竹田はにやりと笑うと部屋に備え付けられた戸棚の中から綿棒とベビーオイルを取り出し、珠江夫人は不安な顔つきで竹田を見ている。
    「大塚先生から、是非調教しておいてくれと頼まれてるんだ」
    竹田は手にとった綿棒をベビーオイルに浸すと、大きく開かれた珠江夫人の両肢の間に座り込む。
    「奥さんを人間花器にするとき、もう一つ穴が使えれば作品に広がりが出るんだってよ」と言われた珠江は、脅えたような表情を竹田に向ける。
    「さあ、どこを調教されると思う、奥さん。あててみな」「見事当てたら、調教はやめてやってもいいぜ」竹田と堀川はニヤニヤ笑いながら珠江夫人に詰め寄る。
    珠江は唇を震わせ、頬を朱に染めながら口を開く。
    「おっ、お尻の…」
    「なんだって?」竹田がわざとらしく、手のひらを耳に当てる。
    「聞こえねえなもっと大きな声で言ってみな」
    「お尻、お尻の穴でしょう」
    珠江がそんな羞恥の言葉を口にすると竹田と堀川は顔を見合わせて吹き出す。
    「奥さんは尻の穴を責められたいのかい」
    「ち、違いますわ。お揶揄いにならないで」珠江は顔を赤くしながら答える。
    「残念だったな。奥さん。外れだぜ。俺達が調教するのはこっちの穴さ」
    竹田はそう言うと綿棒で夫人の尿道口をいきなりさすり上げた。
    「ああっ、ああっ、な、何をするのっ!」
    思いがけないところを触れられた夫人は悲鳴をあげ、裸身を大きく揺すぶらせる。
    「おおっと、じっとしていないと大事なところに傷がつくぜ」「やめてっ、やめてっ」
    「奥さんは肛門を調教されたかったみてえだが、残念だったな」
    竹田は堀川と笑い合うと、身動きできなくなった珠江夫人の狭隘な尿道口に綿棒の先端を押し当てる。
    「ああっ、そ、そんなっ」
    綿棒が少しずつ、珠江の体内に確実に沈められていく。
    「へへっ、小便をする穴で一輪挿しが出来るように、拡張しておけと、大塚先生からのご依頼なんだ。悪く思うなよ」
    とんでもないところを責められる恐怖心に、珠江夫人は再びつんざくような悲鳴をあげるのだった。

  • 10金大中小助 - 24/02/04 06:28:47 - ID:kSkFL1Dqdg

    【京子の悔恨】
    春太郎と夏次郎は嵩にかかったように京子を言葉で嬲り、無理難題を吹きかける。口惜しげに紅唇をかみ締める京子。
    「そうよ、美津子と並べての姉妹浣腸勝負なんてどうかしら」と春太郎の突飛な着想に、夏次郎が思わず吹き出す。
    「それは傑作じゃないの。美人姉妹が仲良くお尻の穴を並べての浣腸勝負なんて、これは大受けするかもしれないわね」「どちらが先に音を上げるか、お客様に賭けをしていただくといいわね」
    「や、やめてっ」
    二人のシスターボーイの淫虐なやりとりに耐え切れなくなった京子は、きっと顔を上げる。
    「そっ、そんな惨いことだけはしないでっ。お願いですっ」
    「あら、あなたたち何も始めての経験じゃないでしょ」春太郎がニヤニヤと笑いながら京子の顔を覗き込むと、夏次郎も嵩にかかって言い募る。
    「そう言えば、京子の調教初体験は立ち小便だったけど、美津子の初体験は浣腸と人前での強制排泄だったんですってね」
    それを聞いた京子の表情が口惜しげに歪む。
    「処女の身で大勢の前で浣腸された挙句、ウンチをさせられるなんて美津子も随分と酷い目にあったものね」「しかもバッチリ撮影までされてね。それもこれも、姉の京子が女だてらに危ない仕事に手を出すからじゃないの」
    春太郎と夏次郎の残酷な言葉責めに耐えきれず、京子の目からは熱い涙が流れ落ちる。
    京子が探偵事務所の助手などという、女性としては高収入だが危険な仕事についたのは、妹の美津子を来年大学に進学させ、将来希望するスチュワーデスにさせてやりたいという親代わりの一身からだった。
    しかしその京子の仕事の為に、美津子を悪魔たちの餌食にしてしまうという皮肉な結果となってしまったのだ。
    (あの時の私に、自分の危険よりも山崎さんの失点を取り返すことを、優先する気持ちはなかったのだろうか?)
    いわば山崎の油断のために、遠山夫人は葉桜団に誘拐されたのだ。
    恋人でもある山崎の名誉挽回のために京子が、本来なら回避していたはずの危険をあえて冒してしまったとしたら…
    いわば京子は、恋人に尽くすという自分のエゴのために、妹の美津子の貞操を犠牲にしてしまったことになるのだ。(つづく)

  • 11金大中小助 - 24/02/05 05:54:06 - ID:kSkFL1Dqdg

    【探り当てられた性癖】
    もう、こうなったら徹底的にいたぶってやれ、と木崎は暗い炎を燃え滾らせ再び瓶の中から媚薬クリームをたっぷり掬い取った。
    「お尻の穴にも塗りましょうか、いいでしょう、奥様」
    木崎は夢路夫人の内股深くに秘められた可憐な菊花を次の標的にし、いたぶろうと言うのである。
    「す、好きなようにして。ああ、もう私、どうなったっていいわっ」
    夢路夫人は開股に縛り上げられた妖しいばかりに乳白色の太腿を、くねくねと揺り動かしながら呻くように言った。
    しかし、木崎の指先の裏がその秘められた双臀を抉じ開け、菊の蕾を捉えてくると、夫人は上気した美しい顔を引き攣らせて、一段と荒々しい身悶えを示し始めたのだ。
    木崎は、大粒の涙を流しながら、緊縛された優美な裸身を急に狂おしくのたうたせ始めた夫人の嬌態を眼の当たりにして、ここが夫人の最も敏感な性感帯ではないか、遂に探り当てたとゾクゾクするのだった。
    「ここも奥様の性感帯の一つですね」と、木崎は更に激しく、菊座の中心部分に指先を潜り込ませるように愛撫しながら声をかけると、夢路夫人はハッとしたように潤んだ黒眼を見開き、すぐに真っ赤に火照った頬を歪めながら横に伏せると、さも羞ずかし気に認め小さく頷いて見せるのだった。
    夢路夫人は性に目覚めた女学生の頃、女の性感帯というものは、膣ではなく、むしろ肛門にあるのでは、と一時思った時期があったのだ。
    誰しも一時期、経験する自慰行為にその当時、肛門を刺激することを覚えた事など、それは夫人の誰にも語れない秘密であった。
    その秘密の禁断の部分に執拗な愛撫を繰り返してくる木崎は、まさかひょっとして自分の少女時代の悪癖を知悉しているのではないかという、ありえない恐怖感を今、夫人は抱いたのである。
    この男は、本物の悪魔ではないのか。(つづく)

  • 12金大中小助 - 24/02/05 18:46:23 - ID:kSkFL1Dqdg

    【雪代の受難】
    「俺だって鬼じゃねえ。縄張りから家、土地に至るまで取り上げられて丸裸にされているお嬢さんにまた、ここで生恥を晒させるってことは気が咎めるんだ。この浣腸責めはお柳に吠面かかせるために考えついた方法なんだからな。お嬢さんをお柳の身代りにはさせたくねえんだよ」
    どうでい、今、ここで素直にお柳の居場所を白状すりゃ、赤恥を晒さなくてもすむんだぜ、と常吉はせせら笑っていうのだ。
    「く、くどいわっ、石岡の親分さん」雪代は固く眼を閉ざしながら唇を慄わせていった。「お柳さんの居所など、私が知らないのを承知で、あなたは私をいじめ抜き、嬲りものにする気でいるのだわ。かっ、浣腸なんて、あ、あなたは、変質者なのよっ」
    胸にこみ上げて来た火の如き憤辱に耐えかねて、雪代は昂ぶった声音でいった。
    「何だと」常吉は変質者と雪代に罵られて、急にけわしい表情になる。
    「何だい、親分に対してその口のききようは、尻の穴まで丸出しにしながらよくそんな大口がきけたものだ」と、松江も怒った顔つきになり、口惜しさと憤怒のために硬張らせている雪代の頬をピシャリと平手打ちするのだった。
    「いいかい、今日からお嬢さんはこの達磨屋の女郎になったんだよ。ええっ、まだわからないのかいっ」と、更に雪代の頬を打とうとする酔った松江を、常吉は待ちなよと止めた。
    「でけえ口がきけるのも今のうちさ。少々、歯ごたえのある方が責め甲斐があるってものじゃねえか」と、常吉は淫靡に笑って周囲を見た。
    「いいか手前達、このお嬢さんに浣腸したあと、ここでお嬢さんに臭えものをたっぷりひり出させるんだ。そいつを油紙に包んで、お嬢さんの形見分けの品と称して、西村一家に居残っていやがる三人の老いぼれに送り届けてやるんだ。糞食らえってえな、どうでい、面白い考えだろう」
    常吉はさも得意そうに、そういって笑い出した。
    雪代の繊細な頬は再び硬張り、憎悪の色を一杯に滲ませた瞳を、ぐっと常吉の方に向ける。しかし、何か毒づこうとしても、もう声さえも出ない雪代であった。(つづく)

  • 13金大中小助 - 24/02/06 18:50:43 - ID:kSkFL1Dqdg

    【浣腸器を買う女】
    ふと気が付くと、夢路夫人の眼の前に小さな薬局があった。
    ここに来る途中で薬局に寄り必ず浣腸器を買って来るんだ、と言った木崎の声が耳の中に響いてくる。夫人の頬は羞恥で熱っぽくなった。
    そんな恐ろしいものを、薬局に入って買い求める勇気は夫人にはない。
    自分に向けられる責具を自分で買い求めるなど、そんな事がどうして出来ようか。
    だが、言われた通りにしないと、あの写真をばら撒くぞと、言った木崎の言葉を思い出し、夫人は進退極まった思いになる。
    薬局の前でモジモジしている夫人を、薬局の中の女薬剤師が見つけて声をかけて来た。
    「いっらっしゃいませ、何か、お探しですか?」
    夫人はうろたえ気味に、ガラス棚に並んだ薬剤などに眼を走らせる。
    「あの」夫人は躊躇いがちに口を開いたが、羞ずかしさで息も詰まるような思いになりながら、やはり、口に出しかねて女薬剤師から視線を逸らせてしまうのだ。
    やっとのことで「人に頼まれたのですけど」と夫人は言った。が、顔面が朱色に染まっている事が、自分でもわかる。
    「浣腸器というものがありますでしょうか?」漸く、口に出して言った
    夫人は玉の緒も凍るばかりの羞ずかしさで、四囲に視線を走らせた。
    「ええ、浣腸器でございますか、お通じのない時に使うあの浣腸器でございますね」と、女薬剤師ははっきりした声音で繰り返し言った。
    夢路夫人は彼女から目を伏せたままで、消え入らんばかりに頷いた。
    「幼児用のものでございましたら、イチジク浣腸でよろしいかしら」
    女薬剤師は、別に不思議な顔も見せず、ガラスケースの扉を開けて、青い箱に入ったイチジク浣腸の数違いのものをいくつか取り出した。
    「浣腸器でしたらガラス製のものもございますが、これは大人用で、お子様には無理ですね」と言いながら、踏み台に乗って陳列棚の一番上の棚からボール箱に入ったガラス製の浣腸器を取り出すのだった。
    夢路夫人はこの薬局から、表へ逃げ出したい衝動を必死に抑えている。
    こんな羞ずかしいものを自分にわざと買わせようとする木崎の魔性を呪いながらも、台に置かれた浣腸器にはまともに眼を向けられない。
    「人に頼まれたのでどちらが良いのやら。両方、頂いておきますわ」と言い、薬局内を物色するように、そのあたりを歩き廻るのだった。
    「わかりました。浣腸器用にグリセリン液も用意いたしましょうか?」(つづく)

  • 14金大中小助 - 24/02/08 05:55:07 - ID:kSkFL1Dqdg

    【覚悟する女侠客】
    「よし、支度にかかれ」お柳が仰臥位に縛りつけられている真上の鴨居に二本の縄が結びつけられる。
    「お柳の両足を吊って尻を浮き上らせるんだ」常吉の眼は段々と妖しい光りを帯びてくる。古川と沢田は戸板の左右に縛りつけられているお柳の足首の縄を素早く解き、すぐにそのままお柳の優美な二肢を折り曲げるように鴨居の縄に足首を繁ごうとするのだ。
    「ああ、どこまで私をいたぶれば気が済むというのっ」
    さらにみじめな羞ずかしい姿を露呈させねばならぬ、と知ったお柳は、無気力に首を左右に振りながらうめくように言った。
    気弱だが、ふと反撥を示すお柳を、常吉は頼もしげに見つめている。
    「何を吐かしやがる。本当のいたぶりってのはこれから本番なんだ」
    ブツブツ吐かさず、尻の穴をはっきり晒しやがれ、と常吉は吐き出すようにいった。悩ましい曲線を持つお柳のスラリと伸びた二肢は直角に折り曲げられ、鴨居の縄に高々と足首が縛りつけられる。
    ぐぐっと宙に向かって左右に割った形で優美な二肢が吊り上げられると、お柳はああっと悲鳴をあげ、乱れた黒髪をゆさゆさと左右に揺さぶった。
    「いい恰好だぜ、お柳。尻の穴が丸見えだよ」と常吉は笑いこけた。
    遂に丸裸に剥かれ麻縄で縛り上げられた、己の卑猥で浅ましい姿態に気づくと、お柳は息も止まらんばかりの屈辱感に火照った頬を一方にねじ曲げ、固く閉ざした眼尻から熱い悔し涙をしたたらせた。
    「ようお柳、メソメソ泣くなんざおめえらしくねえだろう。さっきみてえに、威勢のいい啖呵を切りゃどうなんだ」常吉は勢い付いて畳みかける。
    「お前さんのあまりの執念深さににいう言葉なんかありゃしないよ。さあ、どうとも好きなように料理しておくんなさい」
    お柳は固く眼を
    閉ざしたまま声を慄わせていった。
    「いい覚悟だな。さすがは緋桜のお柳姐さんだぜ。往生際が実に綺麗じゃねえか。じゃあ、望み通りに達磨屋の女郎責めの数々を、たっぷりと受けてもらおうじゃねえか」と、常吉は甚八や松江たちの顔を見回して、実に楽しそうにいった。(つづく)

  • 15名無し - 24/02/09 16:42:12 - ID:kSkFL1Dqdg

    【縛られる令嬢】
    木崎は、なんとか両手首の縛しめだけでも解こうとして、必死に裸身を捩らせながら、顔を歪めている由利子をさも面白そうに眺めていた。
    木崎は部屋の窓を開けて手を伸ばし、物干し竿を掴み取ると、寝具の上に投げ出して再び窓を閉め、カーテンを閉めて振り返った。
    「この竹竿にお嬢さんの両肢首を縛り付けてあげよう。大股開きに固定したところで、じっくりとお医者様ごっこを楽しもうじゃないか。いいだろう、お嬢さん」
    木崎はそう言って、背を向け激しく嗚咽している由利子の傍へにじり寄る。
    「さあ、布団の上へ、もう一度おねんねするんだよ」
    木崎が背後から肩に手を掛けると、「や、やめて下さいっ」と、由利子は鋭い悲鳴を上げた。
    「き、木崎さん。これは犯罪ですっ。こんなことをなされば、後できっと後悔する事になりますわ。ねえっ、ここまでの出来事は誰にも口外しません。ですからお願い、この縄を解いて、私をここから返してくださいっ」
    由利子は大粒の涙を白い頬に滴らせ乍ら、喘ぐように言うのだった。
    それに構わず木崎は、由利子の縄尻を掴んで手繰り寄せ、寝具の上に引き摺り倒した。
    由利子は緊縛された美麗な全裸身を二つに折り縮めるようにし、寝具の上でガクガクと恐怖に膝のあたりを震わせている。
    「仰向けに寝るんだっ」
    「ああ、嫌っ」
    「言われた通りにするんだよっ」
    由利子の冴えた優雅な裸身が、羞恥に慄えながら仰向けにされ、その全身像が木崎の眼の前に露わになった。
    麻縄を形のいい乳房の上下に厳しく巻き付けられた、華奢でたおやかな由利子の身体は木崎の魂を切ないくらいに緊め付けてくるのだ。
    ぴったりと閉じ合わせた妖しいばかりに雪白の美麗な太腿と、その付根に夢のように淡く柔らかい繊毛の膨らみは、更に木崎の心を遣る瀬無いばかりに疼かせるのだった。
    木崎の視線が股間に集中している事に気づいた由利子は、細い美しい眉根を羞恥に歪め、本能的に片脚を曲げて、必死にその源泉を隠そうとした。(つづく)

  • 16金大中小助 - 24/02/10 05:56:54 - ID:kSkFL1Dqdg

    【雪代の受難】
    ざまあ見やがれ、といった顔つきで常吉は、雪代のもう声も立てられぬ悲痛な表情を見下している。
    そこへまた、松江がわざとらしくブリキのおまるを持ってやって来ると、それを悲壮味を帯びた雪代の顔に近づけるのだった。
    「そら、こうしておまるの用意もしてあげるからね。安心するがいいさ。三人の乾分達に届ける形味分けのウンチを、この中へたっぷりと盛り上げるんだよ」松江はそういい古川達と笑い合った。
    「よしっ、古川、始めろ」
    茶碗酒をぐっとひと息に飲み干した常吉は、古川の顔を見て眼くばせする。
    へいと二人の男は身をすり寄せて行き、大開脚に固定されている雪代の優美な両腿を左右から抱きこむようにした。
    「ああっ」と、雪代はけたたましい悲鳴を上げ、双臀を狂おしく揺さぶる。
    一方の太腿に片手を巻きつかせながら、沢田が浣腸器の嘴管を、その秘められた陰微な菊花に触れさせて来たのだが、その瞬間、雪代は全身の血が逆流するばかりの汚辱感に襲われ、鋭い悲鳴と共に、最後の気力を振り絞るかのように尻を振りのたうち出したのである。
    「嫌っ、ああ、やめてっお願い」
    「おとなしくしねえか、お嬢さん」
    古川と沢田は雪代が激しい悶えを見せると一層、狂暴な情念が燃え盛り、嘴管を一気に突き立てようとする。
    その切先が菊門に触れると、雪代は激しい狼狽を示して、双臀を悶えさせ、懸命に逃れようとするのだ。
    尻を振って浣腸器から逃げ惑う、そんな雪代の空しい哀れな抵抗を、常吉と松江は面白がって酒を飲みながら見物している。
    「お、お願いですっ、もうこれ以上、嬲り者にしないでっ」
    一旦はもうどうにもならないと覚悟したものの、冷たくおぞましい嘴管がその部分を貫通しようとして強く触れて来ると、再び雪代は耐えられず昂ぶった悲鳴を上げ、それから懸命になって逃がれようと、ブルブルッと激しく双臀を揺さぶるのだった。(つづく)

  • 17金大中小助 - 24/02/11 15:48:33 - ID:kSkFL1Dqdg

    【令嬢開脚縛り】
    木崎はにわかに竹竿を由利子の二肢の下に差し込み、それを足枷にして由利子の両肢を割り裂こうとする。
    「嫌っ、嫌ですっ」
    それに気づいた由利子はあまりの羞かしさに頭に血が上り、スラリと伸びた麗しい肢を激しくバタつかせて抵抗した。
    「肢を開け。大人しく開かないかっ」木崎は昂った声で叫び続けた。
    華奢な足首を掴まれている由利子は、精も根も尽き果てたようにもう狂おしい犯行は示さず、足の力を抜くと小さい嗚咽を繰り返すのだ。
    木崎はまず由利子の一方の肢をぐっと左に引き絞った。
    「ああっ」と由利子は耳朶まで真っ赤にして哀泣し続ける。
    「さあ、こうなったらもう諦めることだね」木崎は好きなSM小説に出て来る悪党の科白を
    そのまま口にして、次にもう一方の肢を引き掴みぐっと割り裂いた。
    「ああ、木崎さんっ、ひ、酷いわっ」
    竹竿を足枷にして二肢を極端なばかりに左右に割り裂かれ、その足首を紐で縛り付けられてしまった由利子は、味わったこともない屈辱の思いで生きた心地もしなかった。
    木崎もまた、深窓に生まれ育った令嬢の、大胆で卑猥な姿態を呼吸を止めて見つめている。成熟した女っぽさを、特にそこだけは、むっと盛り上げた様な羞恥の丘は、叢の底の秘密の谷間まで露わに晒け出し、料理されることを静かに待っているような風情までもが感じられる。
    木崎がその深層部に好奇の眼を近づけると、由利子は気も狂いそうな羞恥と汚辱で真っ赤に火照った顔を揺すり、太腿を痙攣させるのだ。
    「僕はね、君の様な美しいお嬢さんを一度でいいから、死ぬほど羞かしい目に合わせて嬲り尽くし、自分の性欲の果てまで満たすことさえ出来れば、それでもう死んでも本望だと思っていたんだよ」
    木崎は由利子の肩頬に縺れかかった栗色の髪を優しく手で摘まんで、涙を滲ませて輝く由利子の首筋の下に手を差し入れて添い寝していく。
    由利子は木崎に上気した頬や耳朶を擽る様に唇を押し付けられ、甘く接吻されると緊縛された裸体をなよなよと力無く揺さぶるのだった。
    木崎はいよいよ由利子の肉体を自分の思うがままに扱えると思うと、気もそぞろになり、蕩けるように柔らかい乳房をゆるゆると掌で揉み上げ、その頂点に輝く可憐な乳首を指先で捏ね回すのだ。
    由利子はこの悍ましい感触を何とか振り払おうと、後ろ手に縛られた上体を乳房ごと揺さぶり、カチカチと歯を噛み鳴らした。(つづく)

  • 18金大中小助 - 24/02/13 05:53:41 - ID:kSkFL1Dqdg

    【鉄火女開帳】
    「今まで散々暴れ廻ったお詫びに、お柳姐さんが三ン下のお前達もここへ招いてくれとおっしゃったんだ。ぜひ、お前達にこれからひり出す臭いものを見て欲しいんだとさ」というと、お柳を仰向けにして浣腸を受けさせる準備をしろと、大声で命じた。
    三ン下達はお柳の落花無残のあられもない姿態を眼にして、度肝を抜かれたようにその場に棒立ちになっていたが、常吉に叱咤されると我に返り、どっとお柳の裸体の傍へつめ寄った。
    それまでは歯牙にも掛けなかったチンピラ連中ごときに、縛られて自由の効かない両腿や腰部を抱え上げられて、お柳は畜生っ蓄生っと歯がみをしながら、口惜しがって泣くのだ。
    寄ってたかって持ち上げたお柳の量感のある双臀の下へ、三ン下達は素早く枕を押し込みお柳の腰部を浮き上らせたのだが、そんな哀れで淫らなお柳の姿を正面から眼にした松江と房江は思わず吹き出した。
    「おや、まあ、何て浅ましい恰好を晒しているんだよ。まさか緋桜のお柳姐さんがここまでも恥知らずな女になるとは、呆れたもんだね」
    お柳の肉づきのいい量感のある双臀は高々と浮き上った格好になり、淫靡な花肉を露わにした繊毛の部分だけではなく、深窓に秘められた微妙な菊花の蕾までもが生々しくも、眼の前に露呈されているのだ。
    常吉も沢田や古川達も、そんな淫らな姿態を晒け出したお柳を眼前にして一層、嗜虐の情欲を燃え立たせるのと同時に、これがつい先ほどまであの歯切れのいい啖呵を切り、匕首を振り廻していた鉄火姐御の成れの果てなのかと信じられない思いになり、ただ息をつめて裸体を凝視するだけである。
    お柳は、この言語に絶するような羞恥と屈辱にのたうち身悶えれば一層、男達の哄笑と嘲笑を浴びるだけだと、血の出るほど固く唇を噛みしめ真っ赤に火照った頬を強張らせて死んだように身動きを封じている。
    だが麻縄で後手に縛り上げられた裸身を仰臥させたまま二肢を割り開かれ、女の羞恥の源泉を誇張させた形で、そこに三ン下達の貧るような熱い視線を集中されているお柳は、ともすれば全身に電撃のように激しい屈辱の痙攣が生じるのだった。(つづく)

  • 19金大中小助 - 24/02/13 16:26:34 - ID:kSkFL1Dqdg

    【罠に落ちた名花】
    麻酔剤のせいで身体全体は痺れ切っているものの、意識だけは未だはっきりしている夢路夫人に木崎は悠々と近づいて、「それじゃあ、奥様、まず素っ裸になって頂きましょう」と膝まづき、夫人の帯に手を掛けたのである。
    冷水を浴びせられたように、夢路夫人の美しい容貌は更に一変する。
    「奥様、これは妹さんの時の状況とまるでそっくりですよ。僕は失神した由利子の身体から、こんな風にして着物を剥いで、あの写真のように丸裸にしたのです」
    木崎は夫人の背に廻り込むと、羽交い絞めにするような格好で夫人の上体を起こさせる。「い、いけません、やめてください、木崎さん」
    夢路夫人は木崎の手が背後から帯を解き始めたことに気づくと、痺れ切った全身を何とか揺さぶり、木崎の手を振りほどこうとした。だが依然として力が入らないもどかしさ。それをあざ笑うように、木崎の手は背後から夫人の帯上げを緩めて、帯締めを解き始めていたのだ。
    艶々しくセットされた夫人の黒髪と瑞々しいうなじあたりから高貴な香料の香りが匂いたち、木崎の心を一層凶暴な形に変えていくのだ。
    由利子の場合もそうだったが、この一番に全てを賭けたような昂った気持ちを燃した木崎は、抵抗する術を全く失っている夢路夫人から銀の朧目の豪奢な帯をクルクルと外し取っていくのだ。
    罠に堕ちた妹の写真のネガを取り戻すためにここに乗り込んできた姉が、妹と同じように罠にかかる。
    こんな滑稽な話があるだろうかと、木崎は夫人の腰紐を次々に抜き取っていきながら笑みが込み上げてくるのだった。(つづく)

  • 20金大中小助 - 24/02/15 06:04:29 - ID:kSkFL1Dqdg

    【雪代の受難】
    言語に絶する辱しめを、父を闇討ちにした憎い古川や沢田に施されようとしている。雪代はあまりの屈辱感に、気が遠くなりかけていた。
    「じたばたするな往生際が悪いぜ、お嬢さん」
    健次や音吉なども加わって、雪代ののたうたせる二肢を左右から押さえ込むようにし、雪代の蘇ったようなすさまじい身悶えを封じこもうとするのだった。
    「これまで俺達を冷たくあしらった罰だ。覚悟しな」
    元の乾分達に上半身、下半身をしっかりと押さえこまれ、双臀を割り裂かれた雪代にはもはやその身を防ぐ術はなく、可憐なる菊花の蕾を人前にはっきりと曝け出されてしまった。
    乱れ髪を揺さぶって、激しい嗚咽の呻声を洩らし、料理されることを観念したような雪代を見ると、沢田はニヤリと片頬を歪めてぴったりとその小さな菊蕾に嘴管を当てがい、一気に突き通そうとした。
    「ああっ」と雪代は再び、悲鳴を上げた。
    その筋肉はぴっちりと固く緊まり、辛うじて責めの矛先の侵入をギリギリのところで防いでいる。
    「そんなに固くなっちゃあ駄目だよ、お嬢さん」と沢田は淫靡な微笑を口元に浮かべながら、嘴管を押しこむ力を強めた。
    「おっと待ちなよ、健次さんよ。そんなに力を入れて押し込んじゃ駄目だぜ」と、甚八が横から口を出した。
    「相手はまだ十八の生娘なんだから、そんなにのっけから乱暴しちゃ可哀そうだよ」
    甚八は椿油の小瓶を持ち出して来て、沢田に手渡した。
    「まずは、お嬢さんのお尻の穴を優しく揉み解して、この椿油を塗りこみ、柔らかくしてやらなきゃいけねえ。とにかく女ってのは優しく扱ってやることだ。そうすりゃ気分が乗って、尻の蕾も自然に開花することになるだろうさ」
    成程ねえ、と古川と沢田は頬をくずした。
    「乱暴に扱って悪かったな、お嬢さん。じゃ、優しく取り扱ってやるぜ。こんな風にすりゃいいんだろ」
    古川はそう言うと、いきなりその秘められた陰微な蕾に、ひたっと唇を押し当てたのである。
    途端に、絹を裂くような悲鳴が雪代の唇から響き渡った。
    「な、何をするのですっ、ああっ」
    菊門を強く吸い上げられ、逆上したように切れ切れの悲鳴を振り絞る雪代を見下して、常吉達はどっと哄笑する。(つづく)

  • 21名無し - 24/02/15 15:09:59 - ID:kSkFL1Dqdg

    【悪夢の実験台】
    「ねえ、お願いです。もうこの縄を解いて、家へ返して、木崎さんっ」
    哀しげな翳りを持つ黒い睫毛と瞳を瞬かせて、丸裸の由利子は懇願する。
    「まあ、慌てることはないだろう。実はね、君の身体で少し実験してみたいことがあるんだよ」と、木崎は頬を歪めて言った。
    「私の身体に実験って、一体、どういうことなの」
    再び得体の知れない恐怖が込み上げ、由利子は蒼ざめる。
    木崎はこのまま、由利子がもう自分の手元へ戻って来なくなるのではないかという心配があり、兼ねてより妄想空間の中に麻薬的な幻想を観ていた、浣腸という行為を由利子に施そうと瞬時に思い立ったのだ。
    「君の身体に一度、浣腸という実験をしてみたいと思っていたんだよ」
    由利子は、その言葉の意味がはっきりとわからず、「か、かんちょう?」と不安そうな顔をして木崎の眼を見つめる。
    「そうさ、浣腸だよ。君だって子どもの頃、お通じのない時に、母親からイチジク浣腸くらいはされたことがあるだろう」
    由利子は木崎にそう言われると、一瞬、凍り付いたような表情になった。
    「僕は以前から一度、君のような美人に浣腸をしてみたいという欲望を持っていたんだ。美女が無理やり浣腸され、気が狂いそうな羞ずかしさと腹痛に悶え泣きながら、とうとう人前で排泄する。これぼど、痛快な美の破壊方法は他にないと思うんだよ」
    由利子は木崎を恐怖に吊り上がった眼で見つめ、唇を慄わせて言った。
    「木崎さん、そ、そんな恐ろしいこと、あなた、本気で仰ってるのっ」
    「ああ、本気だとも。もう君は羞かしい写真をさんざん撮られてしまった僕の奴隷なんだ。君の身体に何をしようと、僕の勝手さ。早く家に帰りたければ、大人しく僕がこれから準備する、浣腸に実験台として協力することだね」
    木崎はそう言うと、恐怖の慄えと共に、縛られた裸身を後ろへとにじらせる由利子の縄尻を取り自分の方へぐいっと引き寄せた。
    「ほら、脚を胡坐に組むんだ」(つづく)

  • 22金大中小助 - 24/02/16 05:33:09 - ID:kSkFL1Dqdg

    【宴の支度】
    常吉は古川の顔を見て眼くばせを送った。
    「へい、もうちゃんと用意はできておりますぜ」と、古川と沢田は石鹸湯の入った洗面器に硝子製の太い浣腸器を添えて、仰臥で固定されているお柳の傍へと配置する。
    それらに気づいたお柳はさすがに顔色を変え、背筋に悪寒が走ったのか、腰枕に乗せられた双臀をブルっと痙攣させる。
    「どうしたい、お柳。三ン下達に激しく折檻されても音を上げなかったおめえが、浣腸器を見ただけで蒼ざめるとはおかしいじゃないか」
    「お、親分さんっ」とお柳は耐えられなくなったように、汗と涙で濡れ光った顔を常吉の方に向けた。
    「そ、それが石岡一家の女の責め方というものなんですか。けだものだってそんなあこぎな真似をするものですかっ」
    やくざがやくざ女を私刑にかけるのに、浣腸などという変態的な責めの道具を使うなんて
    聞いたことがない、と、カッと頭に血を昇らせたお柳は、思わず激しい口調になって常吉に毒づいたのだ。
    「この阿女、何もかも丸出しにして、大きな口を叩くんじゃねえっ」と仙太郎がわめくようにいった。
    「おいっ、俺をまた変態呼ばわりしやがったな」
    お柳は常吉の冷酷な薄笑いに気づいてぞっとし、眼を伏せた。
    ふと反撥を見せればそれを逆に取って、また雪代を持ち出そうとする常吉の手の内は知っている。
    しかし、浣腸などという気が狂いそうな汚辱の責め方を前にしては、お柳がカッとなるのも当然であった。
    すると案の定、「ようっ、誰か、雪代をここへ連れて来い」常吉は周囲のやくざ達を見廻していった。
    「お柳が俺の考えついた仕置を受けられねえというなら仕方がねえ。雪代にお柳の代役をつとめてもらおうじゃねえか」
    「ひ、卑怯ですっ、親分」
    お柳はひきつった声で叫んだ。
    「卑怯だとっ」
    「な、何かといえば、お嬢さんを引き合いに出そうとするなど、ああ、親分、あんまりじゃありませんか」
    お柳は顔をよじって、激しく嗚咽しながら、「分かりました、親分さん、もう二度と抗いは致しません。どうか気のすむ迄、私に浣腸でも何でもしておくんなさい」と、声を慄わせて言わざるを得ないのだった。(つづく)

  • 23金大中小助 - 24/02/17 05:56:54 - ID:kSkFL1Dqdg

    【剥かれる名花】
    妹と同じく罠に堕ちた口惜しさに、恐らく生きた心地もない夢路夫人の心中を思うと、木崎の心中には、さらにどす黒い嗜虐的な昂ぶりが生じてくる。
    紅梅散らしの長襦袢や水地の湯文字が、大きく割った着物の裾前から媚めかしく流れ出ている内に、目に染みるような白い足袋と、肌理の細かい華奢な脛、それらが妖艶なあぶな絵となって木崎の眼底に閃き、それが木崎の残忍な心を煽り立てるのだ。
    「さあ奥様、こうなれば、諦めてもらうより仕方がありませんよ。おとなしく素っ裸になって頂きましょうか」
    「卑劣な、ああ、なんという卑劣なっ」
    夢路夫人はまるで皮でも剥かれるように、華美な着物を肩から滑り落とすと、薄桃色の艶めかしい長襦袢姿のままで、ごろりと畳に転がされていった。
    華美で艶めかしい薄桃色の長襦袢一つになった夢路夫人は、畳に両手を付きながら後ずさり、必死な視線を木崎に向けていた。
    美しく濡れた睫毛を恐怖にフルフルと慄わせて、野獣と化した木崎に燐光のように妖しく輝く瞳をきっと向けている夢路夫人。
    「き、木崎さん、馬鹿な真似をされると、後で御自分が後悔する事になりますよ」と、形のいい紅唇を慄わせていうのだ。
    「僕は後悔なんかしませんよ」と、木崎は口を歪めた。
    肌理の細かい陶器のように艶やかな夫人のうなじ、それから身を後ろにずらせる度に露わとなる雪白の華奢な膝、それらが木崎の情欲に一層火を注ぎ、早く裸にして縛り上げねばと夫人との間を詰め、襲い掛かった。
    夢路夫人はけたたましい悲鳴を上げて、木崎に抱き付かれた柔軟な体を揺さぶろうとしたが、全身はすっかり痺れ切って全く力が入らない。
    「や、やめて、お願い、木崎さんっ」と、先程まで強い敵意を示した夢路夫人も背後から木崎に抱きしめられ、肌襦袢の色っぽい伊達巻を解きほどかれていくにつれ、何とも悲痛な声音で哀願するのだった。
    「さあ、大人しく丸裸になるんだ」(つづく)

  • 24金大中小助 - 24/02/17 10:05:01 - ID:kSkFL1Dqdg

    【雪代の受難】
    「どうだい、古川はお嬢さんに惚れ切っていればこそ、そうやって尻の穴まで嘗めることができるってわけさ。女冥利に尽きるじゃねえか」
    常吉がそう言うと、古川は更に調子づいたように、うねり舞う雪代の艶やかな両腿を両手で抱きこむようなしながら、粘っこく舌先を使って菊襞を愛撫し続けるのである。
    排泄器官を嬲られる屈辱に、「やめて、お願いっ」と雪代は上ずった声を張り上げ、健次や音吉に押さえこまれている、緊縛された上半身をのたうたせる。
    耐えられない嫌悪感と汚辱感が狂おしくこみ上がり、雪代は細い声を慄わせて泣きじゃくった。
    「よう、健次、ぼんやり見とれていねえで、さっきと同じようにお嬢さんのお乳を優しくお揉みしねえかい。最高にいい気分になった所で、お嬢さんに浣腸を受けて頂くんだよ」
    常吉が声をかけると、健次と音吉はふと我に返り、縄で搾り上げられ、屈辱に波打つ雪代の可憐な二つの乳房を、それぞれ両手で包みこむようにして、緩やかに甘く揉みほぐしていく。
    その間も、古川の舌先は生物のように動き、糯のような粘っこさで、雪代の陰微な菊蕾に侵入を試み続け、そのたびに雪代は、血を吐くような悲鳴と激しい啼泣を洩らしていたが、やがて麻薬的な被虐の情感に感覚が痺れてしまったのか、反発する力を失い始めた。
    雪代から抵抗力が水が引くように抜け落ちていくのを感じると、古川はようやく唇を離し、充分に口吻を注ぎこんだその部分を、指先で執拗に愛撫し始めるのだった。
    雪代は再び口唇を小さく開いて、熱っぽい喘ぎを繰り返すようになる。
    嫌っ嫌っと、細い眉根を哀しげに顰めてむづかるように首を振るのも、もうそれは官能の昂ぶりで躰が痺れてきたのを告げる甘い悶えであることが、古川にも沢田にもはっきりと分るのだ。
    「へへへ、どうやらまた御気分が出て来たようだね、お嬢さん。こうやって上と下を同時に責められるのはどうだい、たまらねえ気分だろ」
    古川は両手の指先を使って上層と下層の快楽源を同時に愛撫し始めたが、雪代は、ああっ嫌っと、熱い悦びの戦慄を全身で訴えるかのような切なげに激しい身悶えを示し始めた。(つづく)

  • 25金大中小助 - 24/02/18 05:40:54 - ID:kSkFL1Dqdg

    【諦めの猿轡】
    木崎は由利子を壁を背にさせて尻餅を着かせるように坐らせ、美麗な二肢を折り曲げさせると、華奢な足首を重ねて別の縄で縛り付けた。
    「これから近所の薬局に行って、浣腸器を買ってくるからね。大人しく待っているんだよ」と由利子を胡坐縛りにした木崎は、再び由利子の帯上げを持ち出して来た。
    「さあもう一度、猿轡を嵌めるよ。アーンと口を開くんだ」
    深く首を項垂れさせて嗚咽する由利子の髪を掴むと、木崎は乱暴に揺さぶった。
    「さあ、言われた通り、口を開くんだよ」
    由利子はもう僕の奴隷なんだ、と言う度に木崎の心は妖しく慄えた。
    そうだ、自分はこの上流階級の深窓の令嬢の処女を奪った男なんだ。何も快楽の後の哀情を感じる必要はないし、自分の人生もこれを機会に薔薇色に輝くかも知れないぞ、と、木崎はどす黒い欲望を弾ませる。
    この令嬢をこれから性の奴隷として調教していき、被虐の悦びを感知するまで嬲りつくしてやる。
    まずは、今まで猥褻な雑誌で読み、妖しい胸のときめきを感じていたあの浣腸という行為を実際に実験しやろうじゃないか。
    そうして、この資産家の令嬢に纏いついて行く限り、喰い外れはない。正しく、女を喰いものにする事は、自分のような最低の人間には相応しいんだ。
    由利子が羞じらいながら小さく開いた口の中へ、木崎は桃色の帯上げを横にしてギュッと咥えさせ、固く猿轡を嵌めると、後手に縛ってある縄尻を座卓の脚に結び付けた。
    猿轡を嵌められた顔をがっくりと垂れて、もう流す涙も枯れ果てたような由利子を木崎は満足そうに見つめる。
    丸裸で縛り上げられ、大切な処女を奪われた直後に、浣腸まで施されるこの令嬢はなんと哀れなのかと思うと、木崎は嗜虐的な疼きが込み上げるのだ。
    「大人しく待っているんだよ。浣腸器を買って直ぐ戻ってくるからね」
    木崎は凍り付く由利子の唇に、猿轡の上から接吻して、アパートを出て行った。(つづく)

  • 26名無し - 24/02/19 05:39:21 - ID:kSkFL1Dqdg

    【被虐に啼く女侠客】
    「本当だね、お柳さん。もう二度と生意気な口をきくんじゃないよ。これまでの努力を水の泡にしたくはないだろう」と、房江が狡猾そうに口元を歪めて、お柳の下腹部ににじり寄り、腰枕を下にして逃げ隠れもならず露呈させている、淫靡な菊の蕾を捲るように二本の指で開いた。
    「まあ、可愛いじゃないか。男勝りでドスを振り回すお柳姐さんの尻の穴が、こんなきれいな色をしているなんて」
    房江は声を低めて笑いながら、さらに指先を潜り込ませようとすると、お柳はうっと呻いて枕の上
    の双臀を激しく悶えさせた。
    「ハハハッ、そんな嫌な顔をするんじゃないよ。尻の穴だって馴れてくりゃあとても気分のいいもんだぜ。ま、俺達二人に任しておけば、悪いようにはしねえからよ」
    古川は浣腸器と一緒に用意していた怪しげな小瓶を房江に渡して、そいつを肛門に途りこんで筋肉を柔らかくほぐしてくれといった。
    媚薬を配合した潤滑油なのだろうか、小瓶の中には黄色味を帯びた粘っこい液体が入っていたが、房江はそれを指に垂らして言った。
    「それじゃあお柳姐さん、浣腸の前にお尻の穴を揉みほぐしてあげるからね」と含み笑いしながらぴったりと身を寄せつけていく。
    「ああっ」
    お柳は房江の指先が、自分のその淫靡な菊門に触れ、ゆるやかに揉み始めたのを知覚すると、朱に染まった頬をぐぐっと横にのけぞらせ、狂気したように首を振った。
    「そんなに身体を固くしちゃ駄目じゃないか。そら、古川さんが手にしているあの太いガラス管を見てごらん。あんな太い注射器をここで吞み込まなきゃなきゃならないんだよ。充分柔らかくほぐしておこうね」
    そんな事を言いながら、そこに執拗で粘っこい指先の愛撫を加えてくる房江。
    それにまた、松江も加わり、これは上層の花層を覆う艶っぽい繊毛もゆるやかに撫でさするようにして、お柳に情念のうずきを再び燃え上らせようとするのだ。
    二人の下劣な女達の指先で、淫花と菊門を同時に責められるという、卑猥極まるいたぶりを受ける屈辱。
    お柳はうっ、うっと断続的なうめきを上げ、ガクガクッと双臀を前後に揺さぶったが、やがてその耐えられぬ嫌悪が、どうにも説明のできない被虐の妖しい快感を惹起させるのだ。(つづく)

  • 27金大中小助 - 24/02/19 19:08:27 - ID:kSkFL1Dqdg

    【縄を掛けられる貴婦人】
    木崎は何かに取り憑かれたように夢路夫人を組み敷き、長襦袢の襟をぐいと夫人の肩先にまで引き降ろした。
    夫人の艶やかなうなじや耳元から匂ってくる甘く悩ましい香料の匂いと、白粉の香が木崎の心をますます凶暴なものに狂わせていく。
    悩ましい色気を放つ長襦袢を純白の肌襦袢ごと、夫人の肩先から引き剥がした木崎は、剥き
    出された夢路夫人の、肩から背筋にかけての光沢を放つ肌のあまりの白さと、高貴な陰影感に圧倒された気持ちになるのだった。
    ううっと上半身を裸に向かれた夢路夫人は、露わになった美しい胸の隆起を両手で押さえ込みながら俯伏してしまった。
    「後、後生ですっ木崎さん」と夫人は上体を二つ折りにして、ガクガクと慄えている。
    薄い水地の湯文字だけが、咽るような艶っぽさを漂わせる夢路夫人の腰部を覆っているだけとなり、木崎は、妖しいばかりの雪白さを湛えている夫人の裸身を恍惚とした表情になって眺め入っていたのである。
    「い、嫌っ、嫌ですっ」
    夫人は木崎が最後に残った腰のものを一気に剥ぎ取ろうとして、背後から腰部を抱きしめ、その紐を解こうとすると、逆上したように身を揺さぶって、木崎の手首を必死に手で押さえた。
    木崎は傍らに投げ出してあった麻縄を手にし、肩に引っ掛けると夢路夫人の柔軟な両腕をいきなり背後に捻じ曲げようとした。
    「あっ、何をするのっ」
    木崎の力で両腕が背中の方へ絡め取られると、夫人は美しい眉を寄せて、悲痛な声を張り上げた。
    艶やかな背中の中程に重ね合わせた夫人の華奢な両手首。
    それに縄をキリキリ巻き付けた木崎は、正に天にも昇るような気分になっている。
    ぐっと夫人の上体を背後から自分に引き寄せて、手首を縛った余りの縄尻を前に廻して、豊満な夫人の乳房の上下を固く緊め始めた木崎は、もうそれだけで情熱の昂ぶりを感じ、頭の芯まで熱くなるのだった。(つづく)

  • 28金大中小助 - 24/02/21 05:19:53 - ID:kSkFL1Dqdg

    【開花する幼菊】
    「さあ、気持ちの良くなる薬を塗ってあげようね」
    古川は秘伝の淫油をたっぷり掌の上に落とし、苦悩の呻きとも喜悦の啼泣ともつかぬ声を洩らし続ける、雪代の紅く上気した横顔を見つめながら、深く優しく揉み上げるようにして、菊襞に塗りこんで行く。
    菊の蕾は古川の手管によって柔らかく膨らみ、同時に薄紅色の花層を露わにした源泉より夥しい悦びの樹液が迸り、滴り落ちるのだった。
    雪代は再び、唇を小さく開いて熱っぽい喘ぎをくり返すようになる。
    嫌っ嫌っと細い眉根を哀しげにしかめて、むづかるように首を振るのも、もはやそれは官能の昂ぶりによって五体が痺れて来たことを告げる、甘い悶えであることが、古川にも沢田にもはっきり分かるのだ。
    「へへへ、どうやらまた御気分が出て来たようだね、お嬢さん。こうして尻の穴を責められるのも満更じゃあねえだろ」
    と言うと、古川は人差し指をぐっと菊門に埋め込み、うねうねと直腸の粘膜を愛撫し始めたのだが、雪代はそこで、ああっと悦びの戦慄を訴えるかのような、切なげに激しい身悶えを示し始めた。
    古川は、苦悩のうめきとも、喜悦の啼泣ともつかぬ喘ぎ声を洩らし続ける雪代の上気した横顔を見つめながら、無慈悲に二本目の指を挿入していく。
    菊の蕾は古川の手管によって大きく開花させられ、と同時に薄紅の美麗な源泉より夥しい悦びの反応が、滴り流れてくるのだった。
    「もうこれで十分に柔らかくなったようだな。じゃあそろそろ始めましょうか、お嬢さん」古川の指で執拗に愛撫され、幾度も妖しい淫油を塗りたくられた雪代の菊門は、濡れた海綿のような柔らかさを帯び出したのだ。
    沢田が太い浣腸器を再び手にして腰を据え、雪代の柔らかく膨んだ菊の花弁にその先端をそっと触れさせていく。
    反射的に雪代は、嫌っ嫌っと汗ばんだ熱い頬を横に伏せてひと際、激しい啼泣を口から洩らすが、双臀を揺さぶってその矛先を逸らすだけの力も今はない。
    泣き濡れた顔を無気力に左右に揺さぶるだけで、それがむしろ古川たちの淫虐な官能をそそり立てるのあった。
    「ううっ」
    冷たく悍ましい嘴管が、遂に括約筋を突き破って自分の体内に侵入し始めたことを知覚すると、雪代は汗ばんだ艶っぽいうなじをぐっとのけぞらし、カチカチッと白い歯を噛み鳴らした。(つづく)

  • 29金大中小助 - 24/02/21 18:33:30 - ID:kSkFL1Dqdg

    【悪魔の帰還】
    商店街の街燈の下を歩きながら、木崎は薬局を探した。
    そうだ、由利子に排泄させるためのおまるも買わねばならない。
    浣腸など木崎は自分にした経験も、他人に施した経験もない。
    なぜ小説の中だけで夢想していた変態的な行為を、由利子に対して仕掛けたいと思うのだろうか。
    それは、由利子を汚辱の極致に陥れて、如何に気位の高い御令嬢でも排泄するものは如何に臭くて醜いものかを思い知らせてやる、という嗜虐心理だと思った。
    男を惹き付けずには置かぬ由利子の美貌と肢体。
    その彼女の美を強制的な排泄という行為により破壊することで、自分だけの性奴隷にするのだ、と木崎は屁理屈を捏ねまわすのだった。
    兎に角、あの美貌の御令嬢に浣腸という醜悪無残な責めを課すことにより、完全に屈服させるだと木崎が決めた時、眼前に薬局が現れた。
    浣腸器を下さいと言えば、この薬剤師は妙な顔をするのではないかと木崎はふと躊躇いを感じたがぐずぐずは出来ない。今もアパートに閉じ込めている由利子は、縛めを解こうと必死に藻掻いているのだ。
    木崎は、好事家の薬剤師から浣腸について性的に使用する知識を得て、グリセリン液なども購入すると、雑貨屋で幼児用の合成樹脂でできたおまるも購入し、写真屋に寄ると最重要な道具、カメラを購入した。
    今頃、由利子は己を破滅させる浣腸器を買いに出た自分の帰宅をどんな思いで待っているのか、それを想像する木崎の胸は異常にに昂った。
    アパートの鍵を開け、破れ襖を引くと、壁を背にして丸裸で胡坐縛りにされている由利子は、涙に潤んだ哀しげな瞳でチラッと木崎の方を見て、その瞳を静かに閉じていきながら、猿轡を咬まされた顔を横へ伏せるのだった。(つづく)

  • 30金大中小助 - 24/02/21 19:21:25 - ID:kSkFL1Dqdg

    【燃え盛る鉄火花】
    何か麻薬を嗅がされ、浮雲の上に乗っているような不思議な恍惚感が生まれ、お柳は今、自分が嗜虐者達の手に掛かって、どこをどう嬲られているのかも分からなくなっていた。
    分かっているのは惜しくも再び、悪鬼達の術策にかかり、自分の肉体が悔しくもまるで火柱のように、燃え盛ってしまったということだ。
    おやおや、性懲りもなくまた汐を吹き出したわよ、とか、全く好きな女ねえ、など、松江と房江の嘲笑する声が、全身を痺れ切らせたお柳の耳に聞こえては来るが、もうお柳には狼狽や羞じらいを示す気力さえなかった。
    「どうやら充分のようね」
    房江はお柳の菊門が、蕩ける様に柔らかく膨らんで来たことを確認すると、古川達の方に眼を向けて北叟笑んだ。
    「支度は整ってるぜ」
    石鹸を微温湯で溶かせて、それを浣腸器の中へすでに注入し終えている古川は、沢田と一緒に立ち上って、「それじゃあ、交代しようか」と、房江と松江の間に割って入ってくる。
    「さて、お柳姐さん、これまで味わったことのねえいい気分にしてやるぜ。おめえに散々、毒づかれた礼をたっぷり返してやろうじゃねえか」
    古川は手に持つ浣腸器の先端で、お柳の縦長の臍の上を擽るようにして言った。
    と、同時に常吉も身を乗り出すようにして言う。
    「西村を闇討ちにしたこの二人は、手前にとっちゃ親の仇も同然だ。そいつらに浣腸される気分はどうでえ、お柳」
    常吉はお柳にこの瞬間、一層の屈辱感を味合わせようとするのだ。
    「浣腸だけじゃねえぜ。この二人はお前の漏らしたウンチの後始末までしてくれるんだとよ。そこまでされりゃあ、仇扱いには出来ねえだろう」
    そう言い、常吉は腹を揺すって笑い出す。
    「よしっ、始めろ」
    常吉の指示を受けた古川と沢田は、ぴったりとお柳の浮き上った双臀に身を寄せつけた。
    とたんに、ああっ、と鋭い悲鳴がお柳の口から迸り出る。
    冷たい嘴管が菊襞に触れ、抉るように腸内深く侵入し始めると、お柳はさすがに激しい狼狽を示し、傷ついた獣のように身を揉むのだ。
    「やっぱり鉄火姐さんには、こういう責めが一番効くようじゃねえか」
    常吉は、息をつめてお柳の狂態を凝視している房江に向かって言った。(つづく)

  • 31金大中小助 - 24/02/22 05:24:54 - ID:kSkFL1Dqdg

    【搦め捕られる美蝶】
    艶めかしい水地の湯文字一枚を身に着けただけの夢路夫人は、後手に縛り上げられたままで、後から両手で抱きしめてくる木崎の腕の中で、激しく身をもがき始めた。
    「痺れ薬の効力が薄れ始めてきたようですね。だが、もう手遅れですよ」
    衣類を剥がれ、こうして後手に両手の自由を拘束されてはもうどうしようもあるまい、と木崎は引き攣ったような笑いを口元に浮かべた。
    夢路夫人も何時の間にか、全身を気怠く包み込んでいた痺れが薄らいで、無気力な状態から脱している自分に気づいたものの、既に両手の自由は封じられ、しかも腰布一枚だけを残した半裸に剥かれている自分の状況を知ると、木崎という男の狡猾さと残忍さを改めて思い知らされることになる。
    全身の痺れは癒えても、後手に緊縛されてしまった夫人には、全く抵抗する術はないのだ。
    狂ったように身を揺さぶって木崎の腕を払いのけた夫人は、よろよろと立ち上がって部屋の隅の壁面にぴったりと、後手に縛り上げられた背中を付けて、迫ってくる木崎に憤怒に燃える眼を向けるのだった。
    痺れがすっかり体から抜けると、それだけに一層の恐怖と木崎に対する憎しみが込み上がってくる。
    それと同時に、このような浅ましい姿にされてしまった羞恥感と屈辱感が、狂おしくその身を突き上げてくる。
    「ち、近寄らないでっ」と、夢路夫人は迫ってくる木崎に声を上げた。
    「あ、あなたは妹を玩具にした上に、姉の私まで嬲りものにしようというのっ」
    あなたはけだものだわっ、と夫人は今にも泣き出しそうな顔で、昂った声を張り上げるのだが、その高貴な香りに満ちた優雅で端正な顔立ちを、木崎はどす黒い欲望を疼かせて眺め入るのだ。
    何と気品のある端正な顔立ちだろう、と木崎は夫人の硬化した表情を凝視し、また何と均整のとれた官能的な肉体かと、夫人の緊縛された上半身に見とれるのだった。
    木崎がいきなり踏み込むような動作を示すと、夫人はハッとして、壁に背を当てた優美な裸身を右に泳がせたり、左へ泳がせたりして、おろおろした表情になるのだ。
    その度に、夫人の官能美豊かな腰を包む媚めかしい湯文字の裾前が大きく割れ広がり、眼に沁みるように白く妖しい、官能美を持った豊かな太腿が露出する。
    (つづく)

  • 32金大中小助 - 24/02/22 17:01:25 - ID:kSkFL1Dqdg

    【浸入する妖液】
    嘴管に貫かれる鋭い痛みを伴った妖しい快美感が、双臀から背髄にまで拡散し、雪代の全身は汚辱感と被虐感に包まれて、業火のように燃え上がる。
    「さあ、もっと尻の穴の奥にまでしっかり呑みこむんだよ、お嬢さん」
    沢田は眼を血走らせて更に力を強め、嘴管を押し込んで行った。
    すると、雪代は再び、喰いしばった歯の間から、ううっうっ、と咽返るような呻きを洩らし、宙に向かって浮立たせた象牙色の太腿をブルブルと痙攣させる。
    「ああっ、駄目っ、ううっ」
    雪代はおどろに乱れた黒髪を揺さぶって悲痛な声を出すと、嘴管を押し進める沢田は片頬を歪めてせせら笑った。「ははは、お嬢さん。これから腹の中に石鹸液を濯ぎ込んでやるよ。しっかりと呑み込んだら、尻の穴を引き締めて、漏らさないように我慢するんだな。もう十八になったんだろ」
    健次も音吉も、嘴管を無理やり菊門に呑み込まされて舌足らずの悲鳴を上げ、双臀や腰部をヒクヒクと痙攣させる雪代を面白がると、更に官能の芯を昂ぶらせて一斉に雪代の肉体に絡み付いて行った。
    麻縄に緊め上げられた柔らかく瑞々しい両の乳房はまたもや揉み上げられ、宙に向かって
    割り開いた雪代の優美な太腿にも男達の手が絡み唇が押し付けられる。
    古川は、雪代の露わに晒された紅襞の甘美な内部を指先で緩やかに愛撫する。
    と同時に、もう一つの源泉である菊花には沢田の手で、より深いところまで嘴管を挿入されているのだ。
    雪代は喘ぎ、悶え、悲鳴を上げ、妖しい陰密な快感に眼が眩んで、夢うつつに、お柳さんっ、ああ、お柳さん、助けてっ、と、胸の内で絶叫する。
    もう雪代の全身の感覚はすっかり麻痺して、今、自分がどういう状況におかれているかも判断できない程、頭の中も痙攣したように乱れてしまっているのだ。
    充分に深く雪代の体内に嘴管を喰いこませた沢田は、昔の恨みを返す気で自に残忍な気持をけしかけ、強く浣腸器のポンプを押し始めた。
    生温かい石鹸液が自分の体内に注入され始めたのに気づくと、雪代はヒイッと鋭い悲鳴を上げ、腰枕の上に乗せ上げられた双臀をガクン、ガクンと激しく振動させる。
    「一度に濯ぎ込むんじゃねえぜ。浣腸の楽しさをじっくりと味あわせてやるんだ。おまんこを掻き回しながら、少しずつ注ぎこんでやりな」
    嗜虐の鬼と化した常吉は、茶碗酒を口に運びながら残忍に言い放ち、腹を揺すり笑い続けるのだ。
    (つづく)

  • 33金大中小助 - 24/02/23 06:32:50 - ID:kSkFL1Dqdg

    【浣虐の準備】
    「遅くなってすまなかったね」と木崎は深く項垂れた由利子の優雅な顔を見つめながら、彼女の前に幼児用のおまるを笑いながら置いた。
    「お嬢さんにはやはりこんな可愛いおまるがよく似合うと思ってね。それとも子こんな供用じゃあ、お嬢さんのウンチは入り切らないかな」と、木崎は揶揄いながら言う。
    「さあ、これが浣腸器だ」
    木崎は由利子の羞恥と狼狽を楽しみながら、「じゃあ早速、浣腸に取り掛かろうか」と、グリセリン液の瓶を紙袋から取り出し、浣腸器と並べて置いた。
    眼の前で、鼻歌を歌いながらグリセリン液を微温湯で薄め、ガラスの浣腸器で吸い上げ始めた木崎を見ると、由利子は狂気したように首を振るのだが、固く猿轡が咬まされているために、その悲鳴は声にならない。
    さてどんな体位を彼女に取らせて浣腸するかな、と木崎は腰を上げて狭い部屋の中を見廻した。
    ここは矢張り仰向けに縛り付けるべきだろう。
    仰向けに縛り付ければ彼女の羞恥心は倍増される事になり、こちらの狙いの個所と同時に、女の最も敏感な羞恥の源まで晒すことになる。
    よしっ、と木崎は天井を見上げて頷いた。
    天井の羽目板は外れ、梁は剥き出しになっている。その梁に縄を掛ければ、由利子の二肢を高々と吊り上げる事が出来る。
    被浣される者の抵抗を封じ、羞恥心を強烈なものにするためには効果的な格好だ。
    木崎は座卓の上に載って、縄を剥き出しの梁に通した。下がった縄の先端に箒を横向きに括り付け、梁に掛けた縄を引っ張り降ろすと箒は揺れながら吊り上がっていく。
    「さあ、由利子。支度は出来たよ」
    宙に浮かんでいる箒の下に寝具を敷き、木崎は怯え切った由利子の胡坐縛りの両肢の縄を解き出した。
    続いてべっとり唾に濡れた帯上げの猿轡が外し取られると、由利子は忽ち悲痛な声を上げた。
    「木崎さんっ、お願い馬鹿な事はやめてっ」
    (つづく)

  • 34金大中小助 - 24/02/24 06:05:19 - ID:kSkFL1Dqdg

    【貫かれる女侠客】
    「そんなに暴れるんじゃねえよ、お柳姐さん。どうにでも好きなように料理してくれと言ったばかりじゃねえか」
    お柳が双臀を狂おしくうねくらせ、直腸深く分け入ろうとする嘴管を振り払うかの様に、豊かな双臀を激しく揺さぶり出すと、古川と沢田はゲラゲラと笑った。
    一瞬、狂ったような身悶えを見せたお柳だったが、もうどうにも防ぐ術はないと哀しく諦めたのか、その悶えも段々と力が薄れ始め、お柳は古川と沢田にすっかり身を任せた形になる。
    「そうそう、そんな風に素直に受け入れる気になった方が楽だぜ、お柳姐さん」
    古川と沢田は手をお柳の太腿に絡ませるようにしながら、汚辱のとどめを刺すかのように一気に、嘴管を菊花の奥深くに突き刺して行った。
    まるで血を吐くような、お柳の呻き声が響き渡る。
    西村を闇討ちにした卑劣な男達の手によって、肛門を突き破られるという、血も逆流するばかりの屈辱感、お柳は全身の骨が粉々に打ち砕かれたような痛烈な汚辱の衝撃を受けると、カチカチと奥歯を噛み鳴らしながら、汗にべっとり濡れたうなじをのけぞらせた。
    「どうだ。そんな情けねえ面をしねえで、さっきみてえに俺達に毒づいてみろよ、ええ、お柳姐さんよ」
    「俺達は西村親分を闇討ちにした二人なんだぜ、その二人に浣腸されてるんだよ。ええ、口惜しくはねえのかよ」
    古川と沢田は錐で揉みこむ様に、菊門深く嘴管を沈ませていきながら、真っ赤に火照った頬をねじらせて嗚咽を漏らすお柳を見ながら嘲笑した。
    遂に、浣腸器の切っ先をを深々と呑みこまされてしまったお柳は、そこから背骨までがジーンと痺れ切り、全身の血は脈打って何か言おうにも思うように舌も動かない。
    激烈な痛みと、狂おしい汚辱感と、恐怖の戦慄を伴う妖しい快美感。
    そんなものがひとつになって燃え上がり、お柳は息苦しさから逃れる様におどろに乱れた黒髪を激しく揺さぶった。
    「へへっ、石岡一家ご自慢の浣腸責めってやつを、たっぷりと味合わせてやるぜ。お柳姐さん」
    古川は熱っぽい視線を向けている常吉の上気した顔を見てニヤリと笑い、更に淫靡ないたぶりを開始するのだ。
    (つづく)

  • 35金大中小助 - 24/02/24 06:18:05 - ID:kSkFL1Dqdg

    【懊悩する夕顔】
    自分はこれから永遠に、あの卑劣な木崎の慰みものになり続けねばならないのか。
    いや自分だけではない、あの悪魔は妹の由利子までも永遠にしゃぶり尽くそうとしているではないか。
    ああ、何という恐ろしい事なのか、と夢路夫人は今朝から幾度となく、溜息をつき、あふれ出る涙をハンカチで拭っていた。
    しかし、夢路夫人は心身ともに疲労困憊している中にでも、時々、自分の体内を不気味な光線が走るのを感じていた。
    あの恐ろしい一室で、まるで猫が鼠をいたぶるような執拗さで木崎に羞しめられた自分、徹底的に冷酷に、そして残忍にいたぶられ尽くしながら、遂には血と肉の逆流するような口に出せない快美感を感知し始めた自分は、一体何者であったのかと夫人は戦慄するのであった。
    あの卑劣な男に淫虐な方法でいたぶられている内に、自分でも気づかなかった体内深くに潜んでいる女の魔性を引きずり出されてしまったのではあるまいか。
    あの魔窟で麻薬の悦びを教えられ、心では彼を蝮のように嫌っていても、肉体は更にあの部屋で、骨の髄まで溶けるような淫らで妖しい絶頂感に浸りたいと願っているのではないのか。
    そんな馬鹿なと夢路夫人は激しく首を振ったが、その時、濡縁の傍らの白い花を咲かせたつる草が、再び夫人の眼に鮮やかに映じ出した。
    それは夕顔であった。
    夕顔は夏の夕方にほの白い花を咲かせて、翌朝にはもう萎れている。
    華道一筋に打ち込んでいる自分は、花ならば萎れた花も同然だ。
    索漠とした青春を過ごして、愛のない結婚生活、女の肉体的な悦びというものを知覚する事もなく、もう二十七歳になる。
    華道を自分の天職と心得て、規律正しく生活の軌道に乗って行動することだけが女の幸せなのだろうかと、それは幾度か疑問に思った事があったが、そこを悪魔に付け込まれてしまったのだ。
    (つづく)

  • 36金大中小助 - 24/02/25 05:33:32 - ID:kSkFL1Dqdg

    【雪代からの廻状】
    『西村一家は本日限り、父の意志を継いで解散致します。尚、縄張り一切等は石岡一家に献上すると共に、土地家屋の一切も本日限りで、石岡一家の所有と成ります。最後に、元西村一家の皆さんは直ちにその屋敷より立退き、其々、堅気の暮しに入り余世を送って下さるようお願い致します』
    内容は兎も角、それは雪代の筆跡であることに間違いはなかった。
    「どうだ、これでおめえ達も文句はねえだろ」
    「こんな馬鹿なっ、きっと石岡の野郎はお嬢さんを脅しにかけて、こんなものを無理やり書かせたに違えねえっ」
    「この野郎、もっと痛い目に合いてえというんだな」
    「手荒な真似はよしてくれよ。お嬢さんがこんな廻状まで、俺達に書き送って下さったのならそれに従うより仕様がねえ」
    「だが、俺達がここを立退くとしても、お嬢さんは一体これからどうなるんだよ。石岡一家がお嬢さんの面倒を見るとは言ってたが、それはどういうことなんだ」
    松之助は必死な表情で、仙太郎に言い寄った。
    「ハハハ、それは聞かねえ方がいいんじゃねえかい、爺さん。何も聞かないで、西村一家から出て行った方が、気が楽というもんだぜ」
    座敷にあぐらを組んで、茶碗酒を煽っている京次が笑いながら言う。
    「俺達、老いぼれはもうここにいたって、何の役にも立たねえことはよくわかっているよ。出て行けといわれれば出て行くまでだ。しかしお嬢さんの行く末がわからねえと、心配で出て行くにも行けねえよ」と、松之助は涙声になって懇願するのであった。
    「なるほど年寄りは心配症だというわけか。ならばはっきりと教えてやらあ」と、大声でがなり立てるように言った。
    「雪代お嬢さんはよ、達磨屋の女郎になるんだ」
    ええっ、と定吉と政吉は同時に血の気の引いた顔を上げ、松之助も自分の耳を疑う。
    「そうさ、達磨屋の女郎としてお嬢さんは再出発なさるってわけさ」
    「それも普通の女郎じゃねえぜ、大勢の前で丸裸になって恥かしい見世物を演じる、最低の芸女郎に貶められるっていう訳さ」
    (つづく)

  • 37金大中小助 - 24/02/25 05:50:20 - ID:kSkFL1Dqdg

    【由利子開脚吊り】
    木崎は頓着せず、由利子の華奢な肩に手を掛けて寝具の上に突き倒すように寝かせた。
    「やめてっ、後生です、やめて下さいっ」
    縛られた裸身を必死に悶えさせて、木崎が絡め取ろうとしている優美な二肢を由利子は必死にばたつかせている。
    木崎に純潔を奪われ、身も心も無残に破壊されてしまった由利子ではあったが、更に、その身を淫虐極まる手段で嬲ろうとする木崎の恐ろしさに由利子は戦慄した。
    「まだ僕に逆らう気なのかい。君はもう僕の」
    「奴隷だと仰りたいのでしょう。でもだからと言って、どうしてこんな辱めを受けなきゃ
    なりませんの、ねえ、木崎さんっ」
    由利子は上下に麻縄の掛けられた白桃のように瑞々しい乳房を揺すり、白磁のような肌に脂汗を滲ませ美麗な肢を悶えさせたが、木崎は箒の柄を掴んで手元に引き寄せた。
    遂に由利子の方肢は木崎に抱え取られ、箒の柄の端に華奢な足首を縛り付けられてしまった。
    更に又もう一方の肢も取り押さえられて箒の柄に縛り付けられた由利子は、もう悶える気力も喪失して、固くその眼を閉じ、胸に込み上げる汚辱感と屈辱感を咬み殺している様であった。
    乳色に輝く優美な太腿をぐっと割り裂いた形で、箒の柄の両端に華奢な足首を縛り付けられてしまった由利子。
    その腿の付根の溶けるような淡い繊毛の部分は先程、木崎の徹底したいたぶりを受けたとは思えぬくらいの慎ましやかさで、その奥の谷間より肉の花園を見せている。
    「それじゃあ由利子。今度は君のお尻の穴をしっかりと見せて貰うよ」
    木崎はそう言うが早いか天井の梁に絡ませた縄をぐっと引き降ろす。
    忽ち、繋がれた箒が吊り上がると共に、由利子の二肢も吊り上がった。
    「ど、どうして、私こんな事をされなきゃならないのっ、木崎さん、か、浣腸だなんてっ、あ、あなたは、気が狂っているわっ」
    「何とでも毒付くがいいさ。今にそんな口は二度ときけなくなるさ」
    木崎はせせら笑いながら縄を引くと、由利子の二肢を更に上昇させ、遂に由利子は仰臥したまま、二肢を大きく広げた姿勢で吊り上げられてしまった。
    (つづく)

  • 38金大中小助 - 24/02/25 06:06:09 - ID:kSkFL1Dqdg

    【襲い来る生理の苦痛】
    「よし、あとは手前達に任すぜ」と常吉は、雪代が古川と沢田の手で浣腸器一本分の石鹸液が完全に体内に注ぎこまれたのを目撃すると、満足げな微笑を口元に浮かべて腰を上げた。「いくら別嬪さんでも、尻からたれ流すものは臭えだろうからな。俺が物好きでも、そこまで見とどけるのは御免だ」と、常吉は心にもないことを言って笑った。
    「へへへ、俺と耕次がちゃんと後始未までしてやりますから、どうか親分達はお引き取り下せえ」と、古川は口元を歪めて常吉にいった。
    「健次達も引き揚げていいぜ。おめえらだってお嬢さんの臭えものは見たくはねえだろ」と、沢田が声をかけると、「いや俺も手伝うぜ。これだけの別嬪さんがどんな臭えものをたれ流すのか、俺もこの眼で確かめたいんだ」と健次は笑っていい、仲間の裏切者達を笑わせた。
    雪代は真っ赤に上気した顔を左右に揺さぶり、キリキリと奥歯を噛み鳴らしている。
    魂も炸裂するばかりの屈辱を加えられたあと、しかもその後、当然込み上がって来るであろう便意の苦痛に、雪代は全身に脂汗を滲ませてのたうたねばならないのだ。
    「よかったな、お嬢さんよ。元西村一家の乾分衆がウンチの後始末までしてくれるそうだぜ。安心して連中に任せるがいいさ」
    常吉は雪代の苦悶の表情を何とも言えぬ嬉しそうな表情で見つめ、次に古川達の方に眼を向けて言い放った。
    「いいか、お嬢さんがたれ流した臭えものは紙にくるんで西村一家に残っている死に損い共に届けてやるんだ。お嬢さんの形見分けだといってな」
    ここまで雪代を肉体的にも心理的にも責め上げれば充分だという気分で、常吉は引き揚げて行った。
    「ううっ、うっ」
    常吉や松江の姿が、そこから消えると同時に、雪代は汗ばんだその美しい顔をさも苦しげに歪めて激しく喘ぎ出す。
    便意の苦痛が、さらに狂おしくこみ上げて来たのだろう。
    足首を青竹の端に縛りつけられている雪代の優美な二肢が、一段と昂まってきた生理の苦痛と共に激しくうねり出した。
    それは、少し時がたつとますます露わになり、のっぴきならぬ腹痛に、双臀もブルブルと激しく揺れ動くようになる。
    (つづく)

  • 39金大中小助 - 24/02/25 06:50:43 - ID:kSkFL1Dqdg

    【淫虐魔からの電話】
    蒼ざめた顔で小さく頷いた夢路夫人は、玄関近くの電話の受話器を取った。
    それはやはり、木崎であった。
    「どうしたんですか、奥さん。まだ、家にいるんですか。今夜の約束、まさか忘れたわけじゃあないでしょうね」と、木崎は刺々しい声を出してくる。
    「直ぐに来てください。僕はこう見えても気が短いんですよ。もしもおいで願えないのならば、由利子さんと貴女のあの恥かしい写真をばら撒くことも厭いませんよ」
    木崎の苛立ちが直接伝わり、夫人の美しい頬は血の気を失っていた。
    「今夜は僕の部屋に一泊し、明日の日曜日は一日中たっぷりと貪り合って、月曜日の朝にご帰宅という予定にしようじゃありませんか」
    「そ、そんな」
    夢路夫人は激しく狼狽し受話器を持つ手を慄わせた。
    「僕の方はそんな予定で、奥様を悦ばせる為の小道具なんかを買い揃えましたからね」
    小道具とは一体何なのか、と夫人は木崎の言葉に戦慄するのだった。
    「と、兎に角、お逢いして、お話ししたいと思います」
    夫人はおろおろしながら、電話を切ろうとする。
    「待ってくださいよ」と、木崎は遮り、「ここへ来る途中で、奥様に薬局で浣腸器を買ってきて欲しいのですよ」と、とんでもないことを言い出したのだ。
    ええっ、と夫人は自分の耳を疑って問い返した。
    「そう、便秘をした時に使う浣腸器ですよ。イチジク浣腸のような簡易ものは駄目ですよ。太いガラス製の浣腸器を買ってきてください。あ、おまるはこっちで準備していますから大丈夫ですよ」
    木崎はそう言うと、電話の向こうで笑い出した。
    「奥様のお尻の穴が敏感な性感帯になっている事に気づいた時、僕は正に宝物を掘り当てた気分でしたよ。今夜は奥様に、これまでに味わった事のない女の喜びを与えてあげます。いいですか、必ず薬局に寄って浣腸器を買って来るんですよ」
    僕の命令を聞かないと、あの破廉恥な写真を講演会名簿に送り付けますよ、と木崎は押し殺した声で脅してくる。
    (つづく)

  • 40金大中小助 - 24/02/25 18:00:50 - ID:kSkFL1Dqdg

    【淫靡なる二刀流】
    お柳の双臀部深くに嘴管を咥えさせたからといって、すぐにポンプを押し、溶液を注ぎこむというのではない。
    しばらく円を描くように嘴管を操作してゆっくりと引き揚げ、再び深く一気に沈ませて
    同じようにまた粘っこく掻きまぜる。
    そして、少しポンプを押し込み、僅かに注ぎこむようにしながら、同時に自然に蠱惑の花弁を拡げ出す上層の美麗な肉襞を羽毛のように柔らかく指先で愛撫するなど、その淫靡で巧妙な技巧に、たちまちお柳は煽られてしまい、口惜しい陶酔の熱い樹液を、再び夥しいばかりに吐き出すであった。
    「いいのかい、お柳姐さん、俺達はお前さんにとっちゃ仇なんだぜ。その仇の手管に煽られて、こんなに気分を出しちゃ、死んだ西村親分に申し訳が立たねえと思うんだがな」等と古川は言いながら、荒々しく喘ぎ出したお柳の火照った横顔と、樹液の豊かさを小気味よさそうに見つめながら言った。
    そんな古川達の意地の悪い揶揄いも、何時しかお柳は耳に入らなくなっている。
    再び、チンピラ達の手で汗に濡れた量感のある乳房を揉みほぐされ、古川と沢田の二人には、女の羞恥の源泉と陰密な菊花を巧みに責められている。
    この一種異様で痛烈な被虐の快感はこの世のものなのだろうか、と思うくらいにお柳は快楽源を悪鬼共に突き破られ、呼吸も止まりそうな暗い衝撃に酔い痺れてしまったのだ。
    「これからがいよいよ石岡流だぜ」
    お柳の身悶えの激しさや昂ぶった嗚咽の声に気づくと、古川は笑いながら先程お柳に狂態を演じさせた淫具をつかみ出した。
    「そうら、こいつもしっかり呑みこむんだよ」
    もう自分がどうなっているか、お柳の頭の中は千々に乱れて、正常な判断が出来なくなっている。
    しかし、その道具を古川の手で深く女の源泉に咥えさせられたとたん、耐えようのない汚辱感よりも、心臓を緊めつけられるような強い快美感の方が先行し、ああっ、駄目っと再び、お柳はつんざくような悲鳴を上げた。
    「へへへ、どうです、親分さん石岡二刀流ってやつですよ」
    古川は嘴管と筒具を同時に咥えこませ、連なって屹立している、その二本を常吉に示しながら得意そうにいった。
    「なるほど、お柳姐さんに立ち向かうには二刀流しかねって分けか。どうだい、浣腸されながら、あそこを掻き回される気分は」
    (つづく)

  • 41金大中小助 - 24/02/25 18:19:22 - ID:kSkFL1Dqdg

    【由利子の懇願】
    陶磁器のように冷たく輝く麗しい二肢を、扇のように左右に開いた形で宙に吊られた由利子の姿態は、息も止まるような卑猥さを放っている。
    そして、こんな姿態を取らされた自分が今、木崎の眼にどんな悍ましい姿に映っているのか、それは由利子にも想像が付き、全身の毛穴から血液が噴き出す様な屈辱感で、吊られた二肢を揺さぶって号泣する。
    「これは、全く凄まじい眺めだよ」
    由利子の下半身の裏側から感嘆の声を発した木崎は、更に恥辱の追い打ちを掛けるために、押入れから座布団を取り出し、二つ折りにして由利子の双臀の下に捩入れる。
    「ああっ」
    形のいい絹餅のような双臀の下へ、座布団を差し入れられた由利子は激しい羞恥に取り拉がれて、さっと赤らんだ顔を真横へ捩じり美しい眉根を寄せた。
    逃げも隠れも出来ず、露わに晒け出された女の羞恥の源泉を、木崎は好奇に光る眼差しで賞味している。
    最奥の幾重にも折り畳まれた様な花園の襞まで晒している丘の部分と、その崖下に位置しているような菊の座。
    木崎は嗤いながら凝視する。
    「弦月流家元のお嬢様が何とまあ、破廉恥な格好をなさってるんだ」
    木崎は由利子にぴたりと寄り添って、「さあそんな羞ずかしいものを丸出しにしたまま、さっき僕に毒付いた科白を言ってごらん、さあ」
    木崎はそう言うと、由利子の内股深くに秘められた可憐な菊花の蕾を指でなぞった。
    「ああっ」と由利子は悲鳴を上げ、双臀を狂おしく揺さぶり始める。
    「さっきは、こちらをたっぷりと楽しませてあげたが、今度はお尻の方をこってりと可愛がってあげるよ。そうすれば二度と生意気な口は訊けなくなるだろうよ」
    「待、待って、木崎さん」由利子は嗚咽を洩らす。
    「私もう二度と生意気な口は聞きません。あなたに逆らうような事は致しませんわ。ですからお願い、浣腸なんて恐ろしいことは止めて」
    (つづく)

  • 42金大中小助 - 24/02/26 04:16:09 - ID:kSkFL1Dqdg

    【恐るべき伝達】
    「もう早速、お嬢さんは芸女郎の修業をつまされているところだぜ。可哀そうに素っ裸にされてよ、開帳縛りにされ、元々西村一家にいた乾分達の手であそこが上つきか下つきかを調べられたりして、かなりねちっこいお医者様ごっこを遊んでいたようだからな」
    仙太郎がそう言った途端に、松之助は前のめりに身体を崩して倒れて、政吉と定吉は土間に顔を押しつけて号泣した。
    「だがよ、あのお嬢さん、綺麗な顔に似あわず、なかなか早熟ているじゃねえか。古川や沢田の手管ですっかり気分を出して、忽ち茂みを濡らしてヒイヒイよがり泣きさ」
    「くそっ、古川や沢田にお嬢さんを嬲りものにさせたって言うのかい」定吉はそれ以上、仙太郎の卑猥な言葉を聞くに堪えず、土間から這い上がると「よくもっ、お嬢さんを嬲りものにしやがったな」と仙太郎の脚にに武者ぶりついて行った。
    「うろたえるない。この死損いめ」と仙太郎は定吉を蹴り飛ばした。
    「まだ、それだけじゃねえんだぜ」
    今度は武三がからかうようにいった。
    「あのお嬢さん
    なかなか強情でお柳の居所を吐こうとはしねえ。さすがは西村親分の娘だ。一寸やそっとの責めじゃあ口を割らねえを見て、とっておきの拷問に今、かけられているところなんだ」
    それは浣腸責めといってよ。若い生娘にとっちゃあ気が狂う程羞ずかしい責めなんだぜ、と武三は愉快そうに、その淫虐な責めの方法を説明するのだった。
    お医者様が使う注射器のお化けみたいなやつで、お嬢さんの尻の穴から石鹸液を注ぎ込むのさ。一時するとズキズキと腹が痛み出して、ウンチが我慢できなくなるって寸法さ。暫くは腹痛にもだえ苦しむ様を皆で見物して、最後は万座の見守る中で、とても人前では見せられねえようなものをおまるにひり出させるのが、達磨屋の流儀さ。どうだ、分かったか。
    そんな恐ろしい話を聞かされた西村一家の残党たちは、気が狂う程の思いになっている。
    雪代が常吉の策略にかけられて、素っ裸にされ、そんな淫虐な浣腸責めにかけられているなどと想像するだけで定吉も政吉も発狂しそうになるのだ。
    (つづく)

  • 43金大中小助 - 24/02/26 04:35:25 - ID:kSkFL1Dqdg

    【湯文字一枚】
    「奥さん、妹と同じ様に姉の方も僕はいたぶってみたいんだ。いい加減観念するんだよ」
    男心を疼かせるような夫人の高貴な顔を木崎は見ながら、続けて「さあ、腰のものを脱がせ
    てあげるからこっちへ来るんだよ、奥さん」とまた詰め寄っていく。
    夢路夫人は切羽詰まって窓の方へ走り寄った。
    「誰か来てっ、助けて下さいっ」
    ガラス窓に緊縛された美しい半裸身を押し付けるようにして、夫人は大声で外に救いを求めるのだった。
    「大人しくしないかっ」
    木崎は必死に救いを求めて叫ぶ夫人の身体を、後ろから抱きしめる。
    「は、はなしてっ、けだものっ」
    夢路夫人は木崎に抱き付かれ、狂乱したように、緊縛された上半身を揺さぶりながら何とか逃れようとする。
    「あっ」
    木崎を振り切り逃げかけた夫人は、何時の間にか木崎の手が湯文字の紐を解いてしまっているのに気づいて、ハッとその場に立ち止まったが、最後の砦になっていたその薄い腰布は、ハラリと夫人の腿を滑って陶器のように白い脛を辿り、足首まで落下したのである。
    激しく狼狽した夢路夫人は、慌ててその場に裸身を縮ませる。
    足元へと落ちた腰布を拾おうにも、両手は厳重に後手に縛り付けられている。
    どうにもならない口惜しさに、夢路夫人は一糸纏わぬ素っ裸にされたまま、その場に小さく身を縮ませて、乳白色の柔軟な肩を震わせた。
    白くねっとりとした優美な裸身を縮ませ、息の詰まりそうな官能美を持つ太腿をぴっちりと立膝に立てて、慄えている夢路夫人を見下ろす木崎は、もうこれで俺の勝ちだという昂ぶりに恍惚となる。
    「ほう、貴婦人というのは、腰巻の下には何もお履きにならないのですね。それが身嗜みというものなんですか」
    木崎は皮肉に満ち溢れた微笑を浮かべ、そっと手を伸ばすと、夢路夫人の足元に落ちている媚めかしい湯文字をさっと引ったくった。
    (つづく)

  • 44金大中小助 - 24/02/26 06:08:02 - ID:kSkFL1Dqdg

    【懇願する哀花】
    上層の花弁と下層の菊花、その二つの羞恥の源を男達の眼にはっきり晒しているという羞じらいや口惜しさなどを考える余裕もなく、雪代は時折「ああっ」と艶やかなうなじを大きく
    のけぞらしながら、切羽つまった苦痛を露骨に表わすようになった。
    それを見て取った古川は、ニヤッと片頬を歪めて、そんな狂態を示し始めた雪代に、ぴったりとその身を寄せつけていく。
    「どうしたんだよ、お嬢さん。やけにお尻をモジモジと動しているじゃねえか」
    古川は、わざと惚けたいい方をし、急激に昂まってきた生理の苦痛をキリキリと歯を噛み締めて必死に耐えている、雪代の悲壮味さえ帯びた苦悩の表情を楽しそうに観察しているのだ。
    「随分と苦しそうじゃねえか、ええっ一体どうしたんだよ、お嬢さん」と沢田もせせら笑って、雪代の乱れ髪をもつらせて、涙でしどろに濡れた頬を指先で小突くのだ。
    父を闇討ちにした、こんな鬼畜にも等しい古川と沢田の二人に挾まれ、生理の苦痛の浅ましい悶えを見せなければならぬ口惜しさ、しかし、雪代はそれすら感じる余裕もないほど、強烈な腹痛に全身が麻痺しているのだ。
    「へへへ、可愛いね、全く」
    健次は雪代の双臀の方へ寄って行き、露わに晒され、必死で窄めている菊花の蕾を指で弾いた。
    「ああっ、清三さんっ、お、お願いっ」と雪代は堪り兼ねた様に左右に激しく首を振りながら、ぴったりと傍に寄り添っている古川の方へ悲痛な顔を向けた。
    「お、お願い、厠へ行かせて。ねっ、早くこの縄を解いてっ」
    激しく喘ぎながら、雪代は必死な思いで口走るのだった。
    「聞いたかい、耕次よ、厠へ行かせてだとさ」」
    古川は淫猥な微笑を口元に浮かべて沢田の顔を見た。
    「そうかい、ウンチがしてえというんだな。お嬢さん」
    沢田はニヤニヤして、雪代の熱い頬を指で再び押す。
    「そうならそうだと早くいえばいいじゃないか。よしよし、じゃ、俺達がちゃんと介添えしてやるからな」
    沢田はそう言って、用意していた琺瑯の便器を傍らに引き寄せた。
    「おい、六造。ぼんやりお嬢さんに見とれてるんじゃねえぜ。おまるの底に飛び散らないように新聞紙を敷くんだ。ここにお嬢さんが、西村一家の残留組に形見分けの品物を直々にひり出しなさるんだからな」
    (つづく)

  • 45金大中小助 - 24/02/26 12:25:26 - ID:kSkFL1Dqdg

    【魔窟への訪問】
    「やあ奥様、よく来てくださいましたね」木崎はノックされたドアを開け、そこに夢路夫人が伏眼で立っているのを見て、口元を綻ばせた。
    「でも、随分と遅刻しましたね。約束の時間から一時間近い遅刻だ」
    木崎は別段怒っている風もなく、夫人を部屋の中へ引き入れる。
    夢路夫人は銀色の草履を静かに脱いで、木崎が待つ部屋へ上がった。
    夫人の履いている白足袋が眼に沁み入る様な清々しさを感じさせる。
    「今日はまた、何とも言えず一段と美しいじゃありませんか、奥様」
    木崎は、夢路夫人の艶々しく結い上げられた初々しい黒髪を眺め、半襟からぼかしたように浮き立っている象牙色のうなじを満足げに眺め入っている。
    「どうしたのですか、奥様。妙に元気がないじゃありませんか」
    卓の前に静かに膝を折った夫人の頬が蒼く硬化しているのを見て、木崎は微笑みながら言った。
    「何でもありませんわ」
    夫人は自分が蒼ざめているのは今、蛇のように悍ましい男の前にいるからだと告げたいのを抑えて素っ気なく答えた。
    「ふふふ、奥様のご気分は僕がこれから二日間、色々な小道具などで天にも昇る夢心地にしてあげますよ」と言うと、夫人の肩に手を掛けるのだった。
    「木崎さん」
    夢路夫人は木崎の乗せた手を肩からすっと外し取ると、哀愁のこもった濡れた黒眼を彼の視線に真っ直ぐ合わせるのだった。
    「木崎さん、今、弦月流は一番大事な時なのです。今、私がこんな破滅の道に踏み込んでは」
    折角ここまで築き上げた信頼は崩壊し、義理のある後援者や弟子達を裏切る事になってしまう、と夢路夫人は語る内に、再びやり切れぬ想いが胸を突き上げたのか、熱い涙が溢れ出て白い滑らかな頬を濡らさせるのだった。
    「奥様は僕に何が言いたいのですか」と、木崎は惚けた口調で言う。
    「今日は私、苦しみぬいた挙句、覚悟を決めてここに参ったのです。お願いします、木崎さん。今日を最後に、私を自由にしてください」
    悲壮な表情になって夢路夫人は木崎に哀訴したのだが、「何を言っているんですか、奥様。もうあなたは僕の性の奴隷なのですよ」と、木崎は白々しい口調で言うのだ。
    「さあ、そんな下らない話をしても時間の無駄ですよ。早速、お着物を脱いでいただいて、本題に入ろうじゃありませんか。丸二日間、丸裸でこってり楽しみ合えば、詰まらない感傷なんて吹き飛びますよ」
    (つづく)

  • 46金大中小助 - 24/02/26 14:09:13 - ID:kSkFL1Dqdg

    【惨めな絶頂】
    女の羞恥の源を二つ同時に突き破られるという、言語に絶する屈辱感とそれに伴う異様な被虐の快美感に、お柳は我を忘れて悶え泣きしているのだが、常吉や房江達はそれを酒宴の肴にして手をたたいて揶揄し、嘲笑を浴びせかけているのだ。
    頃を見て、古川と沢田はさらに一座を沸かせるために、嗜虐味の増したさらに冷酷ないたぶりを開始する。
    上を押せば下を引き、下を押して出れば上を引き、また、緩やかに上を操作しながら、下から僅かずつ石鹸液を注ぎこんでいくのである。
    お柳の昂ぶりと悶えようは益々狂気じみたものになった。
    「ああ、気が狂いそうっ。ねえっ、いっそ、いっそお柳を責め殺しておくんなさいっ」
    完全に倒錯の狂乱に陥ったお柳は上ずった声で叫び、酒を飲んでその痴態を見物している常吉や房江達を、又も喜ばせるのである。
    わずかずつ腸内に注ぎこまれる溶液の何という切なく疼く様な感触。
    それと同時に小刻みに淫具でえぐり回される、花芯の痺れるような甘い心地よさ。
    お柳は、肩から背中に彫られた彼女の二つ名である芳烈な緋桜の刺青を濡れ光らせ、その上に乱れ髪を擦りつけて、何度も絶頂に到達する。
    うううっと咆哮に似た声を張り上げ、双臀を激しくお柳が痙攣させると、古川はその瞬間を待ち構えていたかのように力一杯ポンプを押し、浣腸器に残った石鹸液を余さず、お柳の腸内に注入したのであった。
    どうだ思い知ったか、ざまあ見ろと、古川は額に滲む汗を片手で拭い、せせら笑いながら浣腸器の嘴管を抜き取ろうとしたが、お柳の菊門が異様な緊縮力を発揮して、嘴管を咥えこんで離さないのを目の当たりにして眼を瞠った。
    「お柳姐さん、前の方も名器だが、尻の穴の出来具合も尋常じゃあねえようだぜ」
    古川が呆れたようにそう呟くと、男女達はまたどっと笑い出こける。
    「そりゃ好都合だよ。達磨屋の女郎は働き者でね、月のものの時期も、お尻を使ってお客の相手をしているんだよ」
    お柳には後ろ専門の女郎になって貰おうかい、と松江はホクホクした表情になって嗤うのだ。
    (つづく)

  • 47金大中小助 - 24/02/26 14:36:06 - ID:kSkFL1Dqdg

    【性奴隷の宣誓】
    木崎はニヤリと片頬を歪めて「そうか、由利子は僕に、絶対逆らわないと言うんだね」と嗤った。
    木崎は二肢を高々と吊り上げられている由利子に纏いつくと、繊毛の奥の美麗な薄紅の花の層を広げている敏感な泉を、指先で撫で上げた。
    「じゃあ僕の質問に答えるんだ。ここは、何という所なんだい」
    「そ、そんなっ、知、知りませんっ」
    由利子は激しい狼狽を示して、赤らんだ顔を右へ左へと揺さぶった。
    「そこは由利子の何々ですと、答えるんだ。言わなきゃ直ぐに浣腸だ」
    「女の私にそんな事を口に出させようと仰るの。あ、あんまりだわ」
    啜り泣く由利子を横目で面白がりながら、木崎は片手で浣腸器を取り上げ、それを由利子の泣き濡れた瞳の前のわざとらしく示したのだ。
    「言えないんじゃ仕方がないな。じゃあ、浣腸するしかないな」
    由利子の激しい狼狽を面白がりながら、木崎は嘴管の先端で由利子の最も敏感な二つの器官、花層と菊蕾の中間地点を擽る様に突くのだ。
    「あっ、木崎さんっ、やめて」
    「じゃあ、はっきりと僕の質問に答え
    るんだ。これは何だい、由利子」
    「知っ、知らない。知りませんっ」
    「じゃあ仕方ないな。やっぱり浣腸だ」
    「駄目っ、それだけは嫌っ」
    「それじゃ答えるんだ。これが最後だぞ」木崎は鋭い語気で言った。
    由利子はのっぴきならぬ苦悩の色を顔面に蒼く浮かべ、「そ、それは由利子の一番、は、恥かしい所です」と、嗚咽とともに口にした。
    「何だそれは、もっと俗っぽい言葉で言うんだ」
    木崎は嵩に掛かって、由利子を抜き差しならぬ羞恥と苦悩に言葉嬲りで追い込んで行った。
    「わからなきゃ、教えてやる」と、木崎がその器官の卑猥な呼び名を耳元で囁いた時、由利子の顔面には火が付き、眉を苦し気に歪める。
    「言え、言うんだよ」
    「い、言いますわっ」
    由利子は上気した繊細な頬をわなわなと慄わせて、「そっ、それは、ゆ、由利子の、ああっ」
    「由利子の何だ。もっと大きな声で言え」
    「ゆ、由利子のおまんこ」
    (つづく)

  • 48金大中小助 - 24/02/26 15:27:46 - ID:kSkFL1Dqdg

    【身代わりの生贄】
    「お嬢さんを救う手だてが、たった一つだけあるぜ。手前達がお柳を捕えて石岡一家に差し出すことだ」
    政吉はハッとして顔を上げ、首を振った。
    「俺達だって、お柳さんの居所は知らねえ。それを探し出せと言ったって無理だ」
    「探し出さなきゃ、毎日毎日、お嬢さんは辛い羞ずかしい思いを味わうことになるんだ」
    「うちの親分のお柳に対する恨みは尋常じゃあねえんだ。浣腸責めもお柳を捕えたら、まず一番に仕掛ける手筈にしてたんだが、お嬢さんが身代りに受けなきゃならねえ破目になったという訳さ」
    お柳を捕まえねえ限り、お柳の為の恥ずかしい責めをお嬢さんは全部背負いこむことになるんだ、と武三は嗤った。
    「今、こうしている内にもお嬢さんはどうなっているかわからねえ、今頃、尻におまるを押し当てられて、臭えものを絞り取られているんじゃねえか。元の乾分の古川達の手でウンチの始末までされている、お嬢さんの辛い気持を想像してみなよ、政吉さん」と、仙太郎は言い、武三達と顔を見合わせて哄笑した。
    「そのあとも辛子責めとか、尻の穴の山芋責め、毛剃りをして姫輪責めとか、お柳に予定してある責めをお嬢さんは次から次と受けなきゃならないんだぜ」
    「待っ、待ってくれ、お柳さんの居所は必ず
    つきとめてお前さん達に知らせるようにする。だから、お嬢さんを惨い拷問にかけるのはやめてくれ」
    「よし、なるたけ早いところお柳を見つけ出し、石岡一家に連れて来な。すぐにその場で、お嬢さんを返してやれるかも知れねえぜ」
    「そうだ、そうだ、これをお前さん達に渡しておけとうちの親分から、言づかって来たんだ」と、京次は手元に置いていた風呂敷包みを開いた。
    中には雪代の着ていた着物や帯、その下着類まで入っている。
    「女郎の稼ぎができるまでお嬢さんは、素っ裸のまんまで特訓を受けることになるんだ。お嬢さんの形見分けとして受け取っておきな」
    (つづく)

  • 49金大中小助 - 24/02/26 16:31:48 - ID:kSkFL1Dqdg

    【全裸の弦月流家元】
    「どうです奥さん。こうして丸裸にされてしまったからには、もうどうにもなりません
    よ。これで諦めがついたでしょう」
    木崎はそういうと、部屋のあちらこちらに散乱している,、色とりどりの豪奢華麗な夫人の衣類や下着類を拾い集めると、洋服箪笥の扉を開き、その中へ無造作に投げ込んだ。
    「僕の用件が終わるまで、奥様のお召し物は預かっておきますからね」
    木崎は押し込んだ衣類の上に夫人の湯文字を放り投げ、パタンと洋服箪笥の扉を閉めると、意地悪く微笑みながら、鍵まで掛けてしまったのだ。
    乳白色に煌めく柔肌、触れれば溶けるようなしなやかさ。
    小さく身を縮めたまま、肉付きのいい優美な腿を立膝に密着させて、必死に羞恥の源泉だけは覆い隠そうとしているような夢路夫人を、木崎は見下ろしながら、椅子に腰かけ、自分を落ち着かせるために煙草を口にした。
    夢路夫人は深く項垂れたまま、シクシクと小さくすすり泣いている。
    艶々しく結い上げられた黒髪がやや乱れて、蒼味を帯びて光っているうなじに数本の乱れ髪が纏わりついているのも、何とも言えぬ色っぽさがあり、木崎は情感の昂ぶりを抑えきれない。
    妹を救うために、木崎の元に来て、悪魔の罠にかかり、その愚かさを嘆き悲しむのか、夫人の嗚咽は段々と激しくなり、口惜しさに奥歯を噛み締める音までも聞こえてきそうなのだが、木崎には夫人の哀泣も、天使の歌声のように堪らない楽しいものに感じられてくるのだった。
    「さあそれだけ泣けば十分でしょう。奥さん、まだ泣き足りなければ続きは、寝台の上でね」などと言いながら、木崎は煙草を灰皿に押し込んで立ち上がり、夫人の滑らかな白い背中に手を掛けようとした。
    「ああ、木崎さんっ、許してっ」
    夫人は木崎の手を素肌に感じると、再び身震いして激しく身を揺さぶりながら逃げようとするのだった。
    (つづく)

  • 50金大中小助 - 24/02/26 16:52:43 - ID:kSkFL1Dqdg

    【夕顔と汚物】
    うっ、ううっと、夫人は艶っぽいうなじをのけ反らせて、再び腸内に注ぎ込まれてくる牛乳の悍ましい感触に必死で耐えている。
    牛乳瓶一本分を見る見るうちに夫人の腹に呑み込ませ、ようやく菊の蕾から矛先を引き抜いた村上は、溜息をついて空になった浣腸器を置いた。
    もう、夢路夫人にこの猛烈な腹痛を耐え抜く気力はない。
    わなわなとその唇を震わせて、「早くっ」と叫び、「当ててっ」と呻いて、汗と涙で濡れ光っている頬を何度も打ち振るのだった。
    そして、再び、昂った声で夢路夫人は、「村上さんっ、早く、ねえっ、もう私、駄目ですっ。おまるを当てて下さい」と喚くように言うのだ。
    村上もあわて気味に便器を手に取り、夫人の双臀に当てがおうとするのだが、それを和江が止めて、意地の悪い眼つきを夫人の方に向けた。
    「ねえ奥様、村上先生はこうして排泄物の世話までして下さるのよ。だから、これが終わったら今夜は、村上先生の長年の思いを遂げさせてあげてね。いいでしょ、奥様」
    悍ましい要求に対して、夢路夫人は固く眼を閉ざしながらも、はっきりと頷いて承諾の意思を伝えるのだった。
    村上は気もそぞろになって、再びぴたりと便器を当てがった。
    「もっと、しっかり当ててっ村上さん。もっと深いところまで」
    夫人は鼻にかかった声で、村上に恥ずかしい指示をすると、「ほ、本当に、こ、このまま、ここでしてもいいのね」と、真っ赤に上気した頬を横にねじ伏せるようにして言うのだった。
    「ああ、いいですとも。僕は奥様に死ぬほど想いを焦がしてきたんですよ。僕は奥様が大便を漏らすところを目の当たりにしても、全く動じませんよ」
    村上のその科白が終わらないうちに、夢路夫人は急激に込み上がって来た猛烈な便意に、もう押さえが効かず、さっと赤らんだ顔を捩じる。
    「ご、ごめんなさいっ」と、一言、震え声で言ったのと同時に、菊の
    花弁が見る見る内に膨らみだし、体内から噴き出した下品な妙音と共に、それはどっと噴き出して来たのである。
    「わあっ」と女達は大きな歓声を上げた。
    (つづく)

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