オーバーロードwiki - 聖王国両脚羊

目次

「大切な羊皮紙の供給源だ。飢えさせるのは本意ではないな」
牧場の食糧事情を聞いたアインズの台詞 6-030
メインデータ
名前聖王国両脚羊アベリオンシープ
分類現地出身
種族
異名
用途デミウルゴス牧場の家畜
生息域アベリオン丘陵ローブル聖王国の周辺?
属性
カルマ値:?
種族レベル? 
?.Lv
職業レベル
?.Lv
合計
登場『オーバーロード12 聖王国の聖騎士』
サブデータ
誕生日身長
年齢性別
趣味家族
登場web 書籍声優

概要

 聖王国両脚羊アベリオンシープ(以下ヒツジ)は、アベリオン丘陵デミウルゴス牧場で飼育されている、二足歩行の動物である。主にナザリックで低位の巻物スクロール用の羊皮紙のために家畜化されている。この名前は、ナザリック地下大墳墓の第七階層守護者のデミウルゴスが独自に名付けたものであり、書籍本編中にこれの種族名や生態は明らかにされていない。書籍14巻現在では、これに関わった者の発言などがあるだけである。

 web版では「アベリオンタール(タール属)」と名付けられている。

形態

 詳細不明。
 アインズは、デミウルゴスの名付けから、「獅子と山羊の頭を持ち、尻尾は蛇。そして腕は獅子で足は山羊。混合魔獣キマイラの亜種の可能性もある*1。」と予想している。

生態

 いわゆる羊(シープ)とは違い、ヒツジは雑食性である。その食性は穀物や肉類など幅広いとされる*2。ヒツジは同族でも食べるが、ミンチにしたほうが食いつきが良い*3

 基本的に昼行性であるらしく、牧場で行われる皮剥ぎや交配実験などは日中に行われている*4

 ヒツジは精神的に脆く、環境が変わったストレスや、交配実験によるストレスが原因と思われる自傷行為、果ては自殺に及ぶ場合もある*5

 知性はあるらしく、交配相手に強い感情を抱いたり、食卓で食事が可能であることや、会話が可能であるなど、ある程度の知性が本文中から読み取れる*6デミウルゴスは、同族すら食べるヒツジたちを非常に愚かな動物であると思っているが、ヒツジたちに心を砕き、大切に可愛がっている。

 寿命は不明。司書長に送られた羊皮紙の一枚が10歳のヒツジの皮であることから、最低でも10年以上はあると思われる*7

分布

 デミウルゴスはそれなりの手間暇をかけてヒツジを確保している*8。web版によると、ローブル聖王国のピクニックついでに死亡したヒツジの替えを用意できるらしい*9

利用

羊皮紙(巻物スクロール

 ナザリックの技法でこの羊皮紙を巻物スクロールに使用した場合、第三位階までの魔法を込めることができるとされている*10。ヒツジの年齢や性別によって、皮の品質の違いを確かめる実験も行われている*11
 なお、ナザリック周辺国家で流通している羊皮紙をナザリックの技法で使用した場合は第一位階が限界だった*12

 このヒツジの皮は、ナザリック地下大墳墓が異世界に転移してユグドラシル由来の素材を手に入らなくなったため、現地素材の代用品をデミウルゴスが捜索した結果である。皮剥ぎは補佐のプルチネッラや、治癒魔法が使える「トーチャー」が担当している。皮を剥いですぐに治癒魔法をかけることで、1頭あたりの採取効率を高めている。

ヒツジ肉

 肉質が悪く、ナザリック地下大墳墓で使用出来るようなものではないが、食用可能な肉であるらしい。現状では牧場で死んだヒツジをミンチして他のヒツジに食べさせているのみで、市場に出回っていないと思われる*13

交配実験

 この交配実験では、亜人種と人間種だと交配不可能である現状を打破することを目的にしている*14。web版の「外伝:皆もおいでよ『デミウルゴス牧場』」では、アベリオンタール(♂)とオーク(♀)だと、お互いの美醜の違いで上手く行っていないと報告されている。特にアベリオンタール側が精神的に弱く、《チャーム/魅了》の効果が切れた後の自傷行為や自殺といった問題が発生しているため、担当のサキュバスから監視する部下の増員をデミウルゴスに進言している。

関連項目

その他

  • 「人間と羊のハイブリッド胎児の作製に成功 移植向けの臓器作製へ一歩前進」(ヤフー・ニュース)リンク
  • ローブル聖王国では複数の村から村人が突然全員がいなくなるという事件があった。ヤルダバオトとの関連性が疑われたが結局謎のままに終わった*15
  • web版デミウルゴスは、アインズが本当のことを知って気分を害することを考慮して、「アベリオンタール」という偽りの報告をしている*16
  • 「北海道「えこりん村」で羊のベビーラッシュ 385匹誕生 さらに50匹生まれる予定(動画あり)」(毎日新聞)リンク