これは、直近のメタに強いメタを先取りする動きです。
例えば、役割理論が広まった2002年頃から、次のメタである決定力重視(ある程度受けを固めつつ、相手を崩すことを最重要視)のパーティの研究が行われており、「全壊し」と呼ばれる受け切れないパターンがいくつも考察されていました。
しかし、実際に次のメタとして日の目を見るのは2005年上半期頃のひのえ氏のカビガラポリまで待つ必要がありました。
それまでは、汎用性に問題があり広まりきらなかったと考えられます。
(例えば、鈍い吠えガルーラ+追い打ちヘルガーはダブルゴーストや吠えるハガネール等を入れる、55波カビは眠る残飯エアームド等を入れる、といった方法を用いれば、当時の環境でも対策可能)
また、マリオTAが実績を残しいよいよ速攻重視の傾向が強まった2013年頃からは、次のメタとして55カビゴンを中心とした受け重視(サイクル戦重視)のパーティの研究が始まりました。
代表例として挙げられるのはキチカビシリーズです。
キチカビシリーズが考察されていた当時は、程なくして流行り始めた対ミルタンクに問題がある(2014年頃のキチカビ1)、初めからメタパのつもりで組んでいた(2017年頃のキチカビ3)、といった背景があり、トップメタとまでは言えない状態でした。
実際にトップメタとしてカビゴンAが日の目を見るのは、2020年7月頃まで待つ必要がありました。代表例は第28回プチドラサマ杯(
https://seesaawiki.jp/pbs-thread/d/%a5%d7%a5%c1%a5...)です。
恐らく、影坊主氏がファイヤーカビゴンWAで3連続優勝(2020/05/23の第21回プチドラサマ杯〜2020/06/06の第23回プチドラサマ杯)を果たしたことがターニングポイントになったと思われます。