CoC(クトゥルフの呼び声)TRPGのハウスルールです。現代日本を舞台に、ペルソナの力をもった人間達が時にシャドウと戦い、時に超常なる存在に弄ばれ、そしてそれでも抗っていく。


コープシステムとは

ペルソナ使いに絆の力をもたらすもの。
各KPにはそれぞれコープランクを持つNPCが存在し、一定以上に到達することによってそのNPCの持つ系統のスキルカードを入手する事ができる。
コープは各種セッション後に発生する。NPCによってはオリジナルスキルカード(OR)も現われることもあるだろう。

NPCの持つ系統(コープ系統)

コープを持つNPCはアルカナと系統を決定させる。
アルカナについてはPCが所有できるアルカナと同様に決定する。
系統は以下から選ぶ事。
・アナライズとバランス以外の系統から二つ、重複選択も可能。COR(後述)は規定レベルにて三枚まで排出可能。
・特殊系統(上の条件に入らないもの全て)。ただしCOR(後述)が二枚に限定される。

コープランクが上昇し、ランクが1.0上昇するたびにその系統どちらかのスキルカードが1枚入手することができる。
入手できるスキルカードのランクはコープランクと同値(コープランクが2.0になったならランク2までのスキルカードとなる)
系統を二重で設定した場合、入手できるスキルカードのランクを1ランク上昇する(上記の例であればランク3までのスキルカードが入手可能)
基本的にスキルカードの取得はこれに基づいて行う事。

CORについて

KPの裁量で、NPCと一定のランクを突破すると通常のスキルカードに加え、COR(コープオリジナルランク)スキルカードが手に入ることがある。
CORスキルカードを出す際、必ずコープ系統を同じ系統のCORを出す事。
その系統、コープランクにあった能力を吟味し作成、調整を行うようKPとPLは相談すること。但し、イージースキルはコレによらない。
なお、ORの出現は後述のコープランクによる出現可否を確認すること。また、必ず出す必要はない。

注意点としてここで現われるORはコープ対象となるキャラクターを準拠に作成する事。
ORの種類はいくつでも用意していいため、一枚しか出ないOR、何枚でも出るORなど設定するのは構わないが
一人のPCだけに当てたORだけは避けるように気をつける事。
またランクに対し、効果が逸している等相談が有る場合は別途KPやPLと相談の後、調整の可能性があるので注意。
CORカードの指標について

コープランクとは

そのNPCとの信頼度を表すもの。0.0から10まであり、小数点第一点も含まれる。
大体の目安としては以下の表を参考にする。CORはランク3以上のコープ到達時に排出が可能になる。
ランク信頼の目安
0.0見知らぬ仲
1,0〜3.0名前を知ったりする仲。そこそこの付き合い。
3.1〜5.0親しみを増し、個人の悩みや問題が生じ始める。
5.1〜7.0上記の問題を乗り越え、特別な関係へと至るまでの期間。
ランク7で一度停止し、特別な関係を結んだ後にランク7.1以降のコープが発生する。
7.1〜10心が通じ合う関係になった後、更に絆を深めていく領域。
ランク7.1以上はそのNPCとの関係性を明らかにする必要がある。これはプレイヤー側がはっきりと意思表示をする事。
NPCに聞かれたら返答を必要とする。明らかにしない状態ではランク7.1以上にはならない。
異性であれば愛する恋人に、同性であればかけがえのない親友になるだろう。特別な関係とも言える。
ちなみに同性でも恋人は可だが、デリケートな話題のためKP、PLともにちゃんと相談しよう。
コープロックについて
各NPCには一定以上になるとランク上昇にコープロックがかかる事がある。
KP裁量やNPCによって可能。(そのNPCにとっての問題が解決されない限り一定のコープは上がらない等)
必須ではないが、KPの方はコープルール搭載時の参考に。

コープランクの上昇(コープ報酬)

コープランクはセッション終了後、セッションに出たNPCとのRP等を踏まえてKPが設定して与える。
初対面はどのコープも初回報酬はR1.0固定とする。
(初対面が固定だからといって、粗雑に対応するとその後のコープレベルに影響がKPによって発生しうるので注意する事)
その後、コープレベルの上昇の際に±ダイス(1d3〜1d6)±固定値(3~6)を報酬として与える。ただし、R7以降はダイスは1d3もしくは1d4のみ。固定値は3となる。
報酬がマイナスになってもR1.0以下には下がらないので注意。

アルカナブースト

PCのペルソナに設定されているアルカナ。
コープを行ったそのNPCにアルカナが存在する場合、PCのペルソナのアルカナとの一致により、コープランク報酬にボーナスがかかる。
内容等に問わず、+1の固定値が報酬に追加される。これは後述の報酬制限には引っかからない。
これはアルカナが同じであるという事はその人物と同じ、あるいは近しい意志を持つ事を差している。
ただし、そのNPCのアルカナが判明するのはコープランクが1.0以上になってから。
それまではアルカナボーナスは発生しない。
ただしワイルドはシナリオ開始時に決定したリザーブペルソナのアルカナに対応したコープにのみ受け取れる。

コープセッション

コープセッションとは、NPCとのRPを主体としたセッションの事。
各NPCとのコープを図り、コープランクを向上していくことが目的。報酬はコープ報酬とSAN消費が合った場合SAN報酬。
尚、KPのみAP報酬が発生。報酬は規定の一日分となり、この時KPブースタは適応されない。詳しくはAP報酬の決定について。
開催回数や参加制限もあるので、開催する際は注意する事。

NPCについて

コープセッションにおいては必ず、メインとなるメインNPCとサブキャラクターとして扱うサブNPCに分ける事。
メインNPCはそのセッションの主役NPC。登場制限は下記の通り。サブNPCに登場制限は無いが、あくまでメインNPCに対する舞台装置として扱う事。
また、報酬等も異なるので注意。

開催について

コープセッションの開催は特に制限はない。但しなるべく、通常セッションの合間に行うのが好ましい。

参加についての制限

同じKPに対し、同じPCかつ同じNPCをメインNPCとして選択出来るのは1月に一回まで。
参加の際には必ずキャラクターシートとペルソナシート(ワイルドの場合は最低どれか一枚)をセッションページに記載する事。
また、サブNPCはPLからは選択出来ないので注意。

報酬の制限について

基本的にメインNPCを主体としたコープセッションとして行い、この時コープ報酬の制限が発生する。
また、ひと月につき、コープセッション内で上昇できるメイン・サブに関わらずコープランクは1.2まで。
種類1シナリオ上限月上限(コープセッション限定)
メインNPC1d6+61.2(メイン・サブ共通)
サブNPC1d4(固定値不可)1.2(メイン・サブ共通)

注意点

コープセッションは通常セッションと同様、セッション自体には変わりない。
そのため、コープ内容によっては今後に影響する事が起きても不思議ではない
CoCである以上、SANチェックもあるかもしれないし、コープの進み方によってはロストもないとは限らない。
肉体的・精神的に何かしらの弊害が残る事だってあるだろう。
適当にやればコープ報酬がもらえる・・・というわけではない事に気をつけながら、KP・PL共に取り組むべし。

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