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61. kei21 - 15/12/11 22:44:31
News、多分完成稿。
Akiraさんの記事草案を参考に、ブルジャスの救出シーンとかを取り入れてみました。
確認お願いします。大丈夫そうなら上げます。
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POG-38、第3試合。先にリングにあがった姉小路千早が優雅に花道を差し示した瞬間、「スピリッツ」が会場に流れ出す。
対戦相手非公開とされていた「Invitation from Queen」第三弾、その対戦相手として指名されていたのは、なんと正規軍最大派閥ブルージャスティスの一員にして、プロレスサラブレッド・望月美芳。ヒール派閥であるQueen's Irregularsとは最も縁遠い一人と思われていたレスラーの登場に、会場にざわめきが走る。
現れた美芳に、まずは対戦受諾の謝辞を述べると、マイクを持って語り始める姉小路。
「シングル戦7連敗。自力でその敗北を止めぬまま、タッグに逃げて……そのタッグも勝って当然のカード。団体に『勝たせてもらった』ようなもの、とは思いませんこと? その上、その試合でも自力で決める事は出来ず……」
語りだした姉小路に、明らかにムッとした表情を見せる美芳だが、姉小路は構わず言葉を続ける。
「負けていても何とかなる、何とかしてくれる。そう言う甘えがある限り、あなたに未来はありませんわ。今の境遇を捨て、新しい世界に踏み込む気はありまして? Irregularsは、あなたを歓迎しますわ」
返答を求める姉小路に対し、美芳はマイクを要求。
「うるさい! そんなに言うなら今日! あんたを倒して私の強さを証明してやるわよ! Queen's Irregulars! そのトップのあんたに最初の踏み台になってもらうから覚悟しなさいよね!」
その言葉と薄く笑みを浮かべ、姉小路はゴングを要求。
険悪な空気に加え、ブルージャスティスの乱入を警戒してかIrregularsの面々がリングを囲む物々しい状況下での試合は、14分57秒、姉小路がフィニッシュホールド・女王の玉座を極めて決着する。
(文字数多いので続く)
62. kei21 - 15/12/11 22:44:45
(続きから)
試合後、姉小路はマイクを手にし、美芳に問いかける。
「お分かりいただけましたかしら、それがあなたの、今の実力ですわ。その才能、今の境遇では無駄に腐らせるだけ。さあ……こちらにいらっしゃい?」
マイクを渡された美芳だが、返答せず無言。さらに、ブルージャスティスがリング上に乱入、美芳を救出する。
東郷桐野は、ブルージャスティスから引き抜きをかけた形となる姉小路に抗議し、試合を要求するが、姉小路はこれを黙殺。意味深な微笑みをIrregularsを引き連れて退場していく。
(この際、東郷とIrregularsのエンジェル永和との間に一悶着が有ったが、こちらに関しては別記事を参照)
救出された美芳だが、この後、彼女からのコメントはなく、終止無言のまま。
勧誘を受けた美芳がいかなる返答を見せるのか、そしてチームメイトに引き抜きを仕掛けられたブルージャスティス側の反撃はあるのか。
激闘の開戦は、間近に迫っている。