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対戦カード

レポート

 エキシビジョンの第1試合はPOGデビュー戦を勝利で飾った厚樫茜と、フリー選手の御影しほ相手に先輩越えを果たした来島順子とのシングルマッチ。能力のバランスに定評が有りオールラウンダーである厚樫は、来島を道場マッチで破っている朝桐こよみに高校時代の全国大会では勝利した戦歴も有ることから、パワー特化型な来島にとっては厳しい闘いになることが予想された。
 今大会では欠場している水原千鶴をセコンドにして青コーナー側から入場してきた厚樫と、来島との睨み合いがリング上では続いていたがゴングが鳴ると同時に先制したのは来島。厚樫をロープに振ると戻ってきた反動を利用してのパワースラムでマットに叩きつける。
 厚樫もショルダーアタックで来島を転倒させるとスリーパーホールドやアキレス腱固めで来島のスタミナを削りつつ、相手が立ち上がるのを待ってからの強烈なハイキックで来島をダウンさせた。
 来島もダイヤモンドカッターで反撃するも、厚樫のローリングソバットでダウンさせられた直後にコーナポスト上に駆け上がった厚樫が、POG初公開のファイヤーバードスプラッシュを来島に炸裂させてからフォールの体勢に入る。
 だが、来島のスタミナを削り切れていなかったためかカウント1でフォールを返されると、動揺してしまった厚樫の喉笛を掴んだ来島がチョークスラムでマットに叩きつけた。そして喉を押さえたまま激しく咳込んでいる厚樫を、来島が必殺技であるスプラッシュマウンテンの体勢にリフトアップした直後にマットに叩き落としてからフォールに入ると3カウントが数えられ、全国大会出場経験者である厚樫がデビュー2戦目にして同期の練習生相手に敗れるという結果になってしまった。
 試合終了後には来島が厚樫のセコンドに付いていた水原に対してPOG−36での挑戦を宣言したりもしていたが、水原の肩を借りてでもリングから自分の足で退場していった厚樫も年下の新たなライバルに対してのリベンジを決意したりと、若手だけでなく練習生同士の間でも次回の新人王争いが期待される展開になってきたと言えよう。
 
チャレンジバトル シングルマッチ15分1本勝負
来島順子10分14秒 スプラッシュマウンテン?厚樫茜

試合後コメント

ウチにとってのライバルな朝桐はんに勝ったことも有るゆうから試合前は警戒しとったけれど、ブランク明けのハンデゆうんは思うたよりもデカかったみたいやな。リターンマッチなら何時でも受けるしレスラーは体作りも仕事の内やから、次にやり合うまでには一杯食って体も胸も大きくしてくるんやな(笑)
あんな簡単にひっくり返せるとかどういう身体してんのよ!ああもうすっごい悔しい!!次はアタシが勝つから覚えときなさいよ! あと!胸にそんなでかいもんくっつけて試合すんな!全ッ然集中できないっての!

タイムライン

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POG-35
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