ゴルゴダの乱とは、
ルーイガルド17328年9月、
フェルトビーン帝国で起きた政変である。
それまで、
輝皇帝と呼ばれ国民に絶大な支持を受けていた
チカだったが、
六界連合軍の
ルーイガルド侵攻作戦がはじまると、
カルダザルスの戦い、
バスティアーナ要塞攻略戦における連敗で、その支持は一気に地に堕ちた。
チカに私怨を持っていた
ゴルゴダは、これを好機と考え、
ジモドを使い、国民に
チカの悪い噂を流し、世論を扇動する。
さらに、その計画に気付いた(と
ゴルゴダが勝手に勘違いした)
バッチを毒殺し、帝都が陥落するより前に行動を起こすべく、
チカを私邸に呼ぶ。
表向きは、帝都決戦前に鋭気を養う宴と言われていたが、呼び出した
チカを捕らえて
六界連合軍に差し出し、帝都を無血開城させることが
ゴルゴダの計画であり、既に接近をはじめている連合軍の
ストライアとの連絡も取り合っていた。
しかし、いざ計画を実行に移すと、
ベスアの妨害にあい、
チカは脱出。
ゴルゴダは最大の目的を遂げられなかったものの、
ジモドが帝都にて信徒を使って暴動を起こし、
チカは国民を見捨てて単身で国外逃亡したと発表し、政変そのものは成功する。
ゴルゴダは暫定的に
フェルトビーン帝国の最高指導者(皇帝は名乗らなかった)となるが、
ゴルゴダの手腕では帝国を治めることなどできず、反乱が各地で起きる、それを鎮圧するために虐殺を行った為、反感はさらに強まっていく。
ゴルゴダ最後の頼みである
六界連合軍は、帝都付近に駐屯したまま、一向に帝都に入らず、
ゴルゴダは焦り始めていた。
連合軍は、その間に密かに身を隠していた
チカを見つけ出して説得、
チカを伴って堂々と帝都に入城。
反乱首謀者である
ゴルゴダは、
ストライアによって処刑された。