レヴァイア国西方、ハウンド平原に暮らす騎馬民族。部族長のフォックスバット家が、民族全体を統治している。
アウドムラ帝国建国時に、追われた人々が南方へ逃れ、興った民族といわれている。
かつては広い平原を移動しながら暮らす遊牧民であったが、1200年ごろから集落の建設を始め、定住するようになった。
主に農耕・酪農・狩猟で生計を建てている。
文明レベルは高くないが、風の精霊信仰や風法術の研究がされ、独自の文化をもっている。
締腰という文化があり、女性は15歳になると腰をコルセットで強く締め付け、腰が太くならないように矯正する人々も多い。
ウェストの細い女性が美人とされていたためだが、この文化を知ったラグライナ帝国からは、この矯正により妊娠・出産に悪影響を与えていたであろうと指摘されている。
1266年、
アレシア連邦樹立により戦乱は終わっていたが、その中心人物である
ルディが病没した為、過去の特権を求める旧ラグライナ帝国貴族軍が一斉に蜂起、彼らの侵攻を受けて滅亡する。このとき、略奪と虐殺が行われ、廃墟と化した集落は、草原へと埋もれていった。
約200名の生存者が
ラ・コリスティーへと逃れており、反乱鎮圧後に、この蛮行を強く非難した。
この生存者であるロナ・ハウンド・フリッペンは、この戦いを記した
ハウンド草馬伝を執筆した。