蒼空のリベラシオン(ソクリベ)【iOS/Android対応のスマートフォン向け協力アクションRPG】の非公式攻略wikiです。有志によって運営されているファンサイトで、ソクリベに関する情報を収集しています。

 ガライア鉱山。
 王都から西に位置するここは、他種多様の金属が採掘され、その量は大陸で生産される金属の実に八割を占めるとも言われている。
 険しい山々に囲まれた環境にありながら、出稼ぎに来た鉱夫や、鉱石の買い付けに訪れる商人など、多くの人々が集うそこは、いつしか『ガライア村』と呼ばれた。

 採掘される鉱石の他にもう一つ、ここで名物とされているもの。
 ガライア村の名物悪ガキコンビ。
 『お宝トレジャーズ』と名乗るランビーとリシェル。
 彼らは、この坑道の中でも最も古い区域に秘密基地を作り、そこを拠点に毎日活動している。
 その部屋の机に広げられていた一枚の巨大坑図。
 彼らが活動を開始する最も大きなきっかけとなったもの。
 そこには、最新の地図には記されておらず、落盤等の危険もあるために、封鎖区域とされている箇所が記されている。
 今を生きる者達が知らぬ世界。
 それは何よりも彼らの好奇心と冒険心を刺激した。

 今、そんな彼らの姿は、ガライア鉱山の坑道奥深く、さらにその地下深くにあった……

「う、ん……ここは……?」

 気が付くと薄暗い洞窟。
 体を起こしたランビーの頭に、パラパラと降りかかる土埃。

「そうだ……足場が崩れて……」

 頭上の大穴を見上げながら、何が起こったのかを思い出す。

 封鎖区域へ今日も足を運んでいた二人。
 坑図に記されていた\"J-475\"という場所にお宝があると睨んだ彼らは、封鎖扉を突破し、坑道の奥に進んだところで崩落に遭い、地下深くに落ちてしまったのだ。

「リ、リシェル!?パウパウ!?!?」

 共に活動する仲間の姿が無いことに気が付く。
 ただでさえ薄暗い上、未だ治まっていない土埃のせいでとにかく視界が悪い。

「どこだ!?リシェル!パウパウ!!」

 手探りで仲間の行方を探すその指先に、柔らかな何かが触れた。

「あ……パウパウ?大丈夫か!?」

 パウパウと呼ばれたそれは、意識を取り戻すと、すぐさま差し出された手を伝って肩へと駆け上った。
 その生き物は、人には懐くことはないと言われる鉱山穴モグラ。
 昔、風邪で寝込んでいたリシェルに見舞いとして贈ったものだ。
 モグラを『パウパウ』と名付け、日々を共にしたリシェル。
 当時はランビーからもリシェルからも逃げようとしていたパウパウだったが、根気よく付き合い続けたリシェルに徐々に心を開いていき、今ではランビーも含め、仲良し三人組みだ。

「パウパウ。リシェルがどこにいるかわかんないか……?」

 パウパウの嗅覚ならば恐らくリシェルの行方を掴むことが可能。
 元気良く頷いたパウパウは、颯爽とランビーの肩から飛び降り、そのままトコトコと駆けていく。

「見つけたのか!?さすがだぜ、パウパウ!!」

 目も慣れ始め、土埃もようやく治まってきたおかげで、先程よりは視界が確保できる。
 十歩程歩くと、倒れている人影の上で飛び跳ねているパウパウが見えた。

「リシェル!無事なの――な、なんだありゃぁ?」

 パウパウ達の背後に一際開けた空間。
 その中央にポツンとそびえ立つナニか。
 石造りのそれは、絵本の物語に出てくる祭壇を思い出させる。

「っと、驚いてる場合じゃなかった!おいリシェル!大丈夫か!?リシェル!」

 人影を抱き起し、肩を揺らして呼びかける。
 長い髪に、左右の大きな三つ編みが特徴的な女の子。
 間違いないリシェルだ。
 見た限り、ケガも無い様子。

「もう朝〜?おはよ〜ランビ〜。パウパウもおはよう〜」

 目を覚ました。
 パウパウは彼女の顔を舐め回して喜びを表現する。

「違うよリシェル!今は朝じゃなくて、俺達落っこちちゃったんだぞ!」

「え?……あーーーー!!お宝はあった!?」

 普段と変わらないリシェルの様子に、ランビーも改めて胸を撫で下ろす。

「良かった。その様子じゃ無事っぽいな!お宝探しにいこうぜ!ほらあそこ見てみろよ!ここにお宝ありますって書いてあるみたいだろ!?」

 腕を引っ張り上げるようにしてリシェルを立たせると、彼女の背後に見える祭壇らしきモノを指さす。

「それじゃあ、いくぜ!?」

「うん!!」

「獲物は逃がさないぜ!ランビー!」

「全部いただくよ!リシェル!」

「「二人揃って!お宝トレジャー……」」

「うわぁああああああ!!ランビーーーー!!!!」

 最後の決めポーズに差し掛かった辺りで、リシェルが止めに入った。

「どうした、リシェル!?」

 驚いてリシェルへ顔を向けると、なにやら目に涙を浮かべ、泣きそうな顔をしている。

「お…お財布忘れた……お宝が有料だったらどうしよう……」

「大丈夫だぜリシェル!お金を持ってなくても、お皿を洗えば許してくれるぞ!!」

「そっか!ランビー冴えてるね!!」

 周りから見れば馬鹿らしく思えるかもしれない話。
 だが、まだ幼い二人はいつでも全力で喜び、悩み、世界を楽しんでいる。

「ランビー……伝説のカレー屋さんじゃなかったね」

「あぁ……これは……」

 目的のお宝を見事に発見した二人。
 その宝は、彼らが想像していたものとは違っていたが、むしろそれ以上に歓喜の心を呼び起こすモノ。

「うぉおおおお!!」

 ランビーが掲げたのは長剣。
 細身で、柄から刃先にかけて全てが赤みがかった黒に染まっており、不思議な、そして少し不気味な装飾がほどこされている。

「やったね、ランビー!!」

 リシェルが掲げたのは弓。
 やや歪な形と装飾だが、それ自体が燃え盛る炎を象ったような、今もまさに燃えているかのように煌々と輝いて見える。

「「お宝トレジャーズ!!優勝!!」」

 まるで、夢を馳せた物語の主人公になったかのような気分。
 手にした長剣を眺めていると、ついつい笑みが溢れてくる。
 リシェルは何かを撃ちたくて仕方ないのか、ウズウズした様子で引き絞った矢の先をあちらこちらへ向けている。
 やはり、その顔はランビーと同じようにだらしなくニヤけっぱなしである。

「あ!待って、ランビー!お皿は洗わなくていいのかな!?」

「あっ!!そうだった……でも、洗うお皿がないぞ!?」

 ニヤけ面が一変、あたふたと慌て始める二人。

「どどどどうしよう!!!あっ!変わりに、これを置いとけばバレないんじゃないかな!?」

「おっ!冴えてるなリシェル!!そうしよう!」

 それは、二人が今まで散々使い古してきた鉄の剣と木の弓。
 果たしてこれが宝の代償として受け入れられるのかどうかと、お古の剣をまじまじと見つめている顔が引きつっていく。
 探検家が、発見した財宝のお代を置いていくのかは怪しいところではあるが、これ程見事な宝と呼べる宝を手に入れることは、未熟な二人にとってはどこか気が引けてしまうことで、それはもともとの持ち主と、訪れた幸運に対する感謝の証なのだろう。

 「どうか、これでご勘弁を……」

 二人は剣と弓が納めてあった台座に自分達の武器を置き、プルプルと震えながら両手を合わせて祈りを捧げた。

――ゴゴゴッ……

 祈りに応えるように揺れ始めた坑道。

「やばい!やっぱりダメだったか!?」

 その場から逃げようと、走り出そうとした二人だが、徐々に強まる揺れで足元はおぼつかない。
 さらに、二人の立つ祭壇らしき場所を包むように地下から這い出してきた黒い影。

「なんだ、なんだ!?」

「うわぁああああああ!!」

 天井にさえ届くかという高さまで伸びた影は、そこから一気に急降下。

――ドーン!!

 祭壇は木っ端微塵に吹き飛ばされ、坑道の外にまで響くかと思う程の轟音と共に『ヤツ』は現れた。

「なんだ…これ……ま、魔人……!?」

 祭壇に用いられていた漆黒の鉱石が、巨大な人型を成して二人の前に立ちはだかっている。
 これまで探検の道中で倒していたような小さな魔物とは明らかに異質なオーラ。
 直感が“ヤバイ”と危険信号を発しているが、足がすくむ。
 魔人はおもむろに腕を振り上げたかと思いきや、そのまま動けない二人に向けて振り下ろす。

「「うわぁああああ!!!」」

 これまで積んできた戦闘の経験が活きたのか。
 頭で考える前に、二人の体はそれを回避した。

「リシェル!どうする!?逃げられるか!?」

「ランビー!ダメだよ!!アタシ達はお宝トレジャーズ!お金がないなら、強奪すればいいんだよ!!」

「頭いいな、リシェル!!」

 力の差は歴然に思える。
 それでも手に入れたお宝を手離すまいと自分を奮い立たせる。
 後ろに飛んだ2人は決めポーズと共に魔人に向かい声を荒げた。

「獲物は逃さないぜ!ランビー!」

「全部いただくよ!リシェル!」

「「2人揃って!お宝トレジャー……」」

――ゴォオオオオ!!

 悠長にポーズを決める隙なんて与えてはもらえるはずもない。
振り回される魔人の拳を、またしても間一髪のところでかわした。

「ランビー……やっちゃったね……」

「あぁ……あいつは……やっちゃいけない事をやっちまった…」

 それがきっかけだった。
 言葉ではいきり立っていても、どこか怯えが感じられたそれまでの表情は完全に消え去る。
 魔人を睨み付けるようにして見上げた二人の顔には、許しがたい程の怒りの表情が満ち満ちている。

「お前のママは、ヒーローの決め台詞中に攻撃するなって教えてくれなかったのか!?」

 魔人の拳を的確にかわしながら足元へと詰め寄るランビー。

「ランビー!あいつは悪党の中の悪党だね!極悪ブ道だね!」

リシェルの放った閃光のような矢は、ランビーに気を取られている魔人の顔面を穿つ。

「あぁ!甘すぎるぜ!」

 衝撃でバランスを崩した魔人。
 その足を払うようにしてランビーが斬り付けると、そのまま魔人は尻餅を付くように倒れ込んだ。

「おぉぉおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらぁ!」

 立ち上がろうと地に付く魔人の手。
 そのことごとくを斬り払って魔人を立ち上がらせないランビーに対し、リシェルは合わせるように魔人の土手っ腹めがけて矢の雨を降らし続ける。

「てやっ!それっ!えいっ!このっ!このっ!!このっ!!!!」

 新たに得た武器の力なのか、それとも才能が開花したのか、見事なコンビネーションで魔人を圧倒する二人。
 一方的に攻撃を受け続けた魔人の身体に亀裂が入り始める。

「今だ!リシェル!!決めようぜ!!」

「OKランビー!行くよ!!」

「ランビーアターーーーック!!!!」

「ビーフミートソーセージッ!!!!」

 止めに放たれた二人の全力の一撃。
 如何に強靭な体を持つ魔人とて、今のお宝トレジャーズを前にしては、文字通り砕け散る他なかった。

――ゴォオオオオオオ…………

 粉砕され、ただの岩と成り果てていく魔人。
 改めてポーズを決め、勝利の雄叫びを上げる二人。

「「お宝トレジャーズ!大勝利!!」」

 はしゃぎ回る二人。
 その時、岩の隙間から影がスッと天井の方に登っていくのを視線が捕らえた。

「なんだ!?」

 青い羽根のようなものをパタパタと羽ばたかせ、黒く長い尻尾をユラユラとさせる生き物のような“何か”の姿。

「ランビー!あの子!かわいい!!」

 リシェルは興奮してランビーの肩をバンバンと叩く。

「あいつも欲しいのかリシェル!?パウパウがいるじゃんか!」

 しかし、ランビーとて、見知らぬものに対する好奇心はリシェルに引けを取らない。

「まぁ…リシェルがそう言うなら、せっかくだし捕まえるか!」

「やったー!」

 鞄から長いロープを引っ張り出すと、その先端に輪をつくり、グルグルと回しながら狙いを定める。

「逃げるなよぉ……そこだぁ!」

 投げられたロープは、見事“何か”の尻尾を捉えた。
 逃げようとバタバタ暴れる謎の生物を、力任せに引っ張り込む。

「ランビー!がんばれ〜!がんばれ〜!!」

 必死の形相のランビーの横で、手を頭上で振り、クネクネと踊りながら声援を送るリシェル。

「よっしゃー!ゲットぉおおおお!!」

 数分にわたる格闘の末、なんとか謎の生物を捕まえたランビー。
 暴れ続けるそれをガッシリと両手で抱きしめ、逃がさない。

「なんだろ〜この子……かわいい!!妖精かな?真っ黒な妖精さんなの!?」

「妖精か……でも妖精はもっと肌色だから、影の妖精なんじゃないのか?」

「影の妖精さん!?今日からランビーと一緒だよ!挨拶は〜?」

 リシェルに語りかけられた影の妖精は、少し警戒を解いたのか、暴れるのをやめた。

「おぅ!よろしくな!影の妖精さん!!!」

 ランビーも満面の笑みを向け、安心させようと試みる。

 ――その時、あの事件が起こった。

 妖精の目が怪しく光ったかと思うと、突然ランビーの身体は宙に浮き、あろうことか、そのまま飲み込まれるように影の妖精の身体の中へと沈んでいく。

「うわああああああ!!」

 おぞましい感覚に身体は強張り、力が入らない。
 瞬く間に頭まで飲まれ、視界が失われる。

 途切れていく意識の中、リシェルが自分の手を掴んだような気がした……



――あれ……俺、影の妖精に飲み込まれて……

 どれ程の時間が経ったのか。
 視界に映る天井は、先ほど魔人と戦っていた時のそれと同じ。

「よっと……え!?」

 体を起こすと、目の前に寝ているのは自分。
 正確には俺と同じ姿をした人影。
 いや、自分の声に違和感を覚える。
 とても聞き慣れた、でも自分のものではない声。
 ふと脳裏をよぎる予感。
 その真意を確かめるために自分の身体に視線を落とす。

「嘘だろ……!?」

 自分よりも白い肌。
 細い腕と足。
 わずかに膨らみを感じる胸元。
 耳元をくすぐるように洗う髪。
 フリフリとした服。

「リ、リシェル!?おい!リシェル!?!?」

 取り乱しながらリシェルの名を叫び、傍に横たわる自身の身体へと駆け寄る。

「あれ……アタシ…………ラ、ランビー……?」

 ぼんやりとした自分の顔。
 毎朝、鏡越しに見ている自分の顔が、自分の意思とは違う動きをしている様を見るのは酷く気味が悪い。
 意識を取り戻したばかりで、まだこの状況が把握できていないようだった。

「リシェル!?リシェルなんだな!?!?」

「……え?」

「と、とりあえず、身体は問題ないみたい……うわぁ!!」

 目の前を通り過ぎる影。
 フワフワと周りを旋回するように浮いているのは例の影の妖精。
 先程と違い、逃げる様子も無ければ、特に危害を加えるつもりも無さそうだ。

「お前!まだいたのかよ!」

「ど、どうしよう……」

「フィ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!」

「パウパウ!?」

 良かった。
 ランビーの肩に駆け上ってきたパウパウが鳴き声を上げた。
 特にケガも異常も無く、無事なようだった。
 否、それよりも今は、天災が起こる時に大声で鳴くという鉱山穴モグラのパウパウが鳴いているこの状況を何とかする事が先決。

「ランビー!どうしよう!!!」

 人生で最も混乱していた最中に降りかかったさらなる厄災。
 何が起こるかはわからないが、少なくともここにいるのは危険。
 坑道から脱出する方法を必死に考えるが、全くまとまらない。

「どうにかしないとまずいだろ!どうやって出るんだよ!!」

「そんなの分かんないよ!ロープは……」

「あ!まだ影の妖精についてるじゃん!」

 気楽な面持ちでフワフワと飛び続けている影の妖精からロープを引っぺがす。
 ここに落ちてきた場所まで急いで戻ると、そのまま天井の穴に向けてロープを投げ入れる。
 運良く岩にでも引っかかったのか、ロープに体重を掛けても平気な事を確認する。

「リシェル!!俺が先に登るから、OKって言ったらこのロープに捕まってくれよ!」

「わかった!気をつけてね!もし落ちても、アタシがファインプレイでナイスキャッチする!!」

 スルスルとロープを登っていくランビー。
 上までよじ登ると、すぐさま穴の中のリシェルへと呼びかける。

「OK!リシェル!捕まって!俺が引き上げるから!」

 ロープにしがみ付いたリシェルを目で確認。
 それを力いっぱい引っ張り上げる。

「……ぬ……おっも!」

 自分の身体がこんなに重いものだとは知らなかった。
 リシェルの身体だから筋力が足りないのだろうか。

「ランビー!頑張って!」

「ちょ……今はクネクネするな、リシェル!!」

 なんとか穴の上まで登り切った二人。

「はぁ……はぁ……戻ってこれたね…………」

「ぜぇ……ぜぇ……と、とりあえず……秘密基地に帰ろう……」

 道中、パウパウの姿はリシェルの肩の上にあった。
 体が入れ替わっても、どちらがリシェルであるかをしっかりと認識できているのだろう。

「パウパウが鳴いたけど、何も起きなかったね!」

「“大変なこと”が起こる時にしか鳴かないって聞いたのにな!」

 “大変なこと”
 てっきり、地震や崩落のような災害のことだとばかり思っていたが、お宝トレジャーズは今まさに“大変なこと”を抱えている。
 まさかパウパウはランビー達の身に起こっている異常に気が付いて鳴き声をあげたのではないだろうか。

「なあ、リシェル。これからどうする?」

 秘密基地に帰り着いたところで、珍しく神妙な面持ちで切り出すランビー。

「大丈夫!その子は絶対に責任を持って飼うから!」

「パウパウもいるのに、こいつまで飼うのか!?」

「でも、なんだかランビーに懐いてるみたい……って、えぇえええええ!?ランビー!?なんでアタシの恰好してるの!?」

「そうだよ!!そっちの話をするつもりなんだった!!」

「あれ?ってことは……あれ!?アタシがランビーになっちゃったの!?」

「気付くの遅いぞ!?!?」

「えぇえええ!?どうしよう!ママ達にばれたら絶対に怒られちゃう……」

「あぁ……俺も父ちゃんに108回はぶち殺される……」

 お宝を手に入れるまでは良かった。
 だが、まさかこんなことになるなんて想像もつかなかった。
 心配そうにリシェルを見上げるパウパウ。
 身体は違っても、それがリシェルであることを理解しているのだろう。

「そうだ!!この子に食べられちゃったせいで入れ替わっちゃったんだったら、もう一回食べてもらえば元に戻れるよ!!」

「お……おぉおおおお!!そうだよ!絶対そうだ!!やっぱ天才だぜ、リシェル!!」

 バッと影の妖精に視線をロックオン。
 ビクッと体を震わせた妖精は、じりじりと間を詰め寄ってくる二人から後退る。

「口か!?口から飛び込むのか!?あれ?口がないぞ……!?」

「タックル!?思いっきりタックルしてみる!?」

「手みたいなので抑えてるところ、あれ口なんじゃないか?」

「そっか!妖精さ〜ん、おててどけてよ〜!」

「大丈夫だよ……きっとおいしいぜ……俺達……」

「ほら、ア〜ンだよ!!パクッといっちゃおうよ……」

……………………

 結果的に、二人が妖精の中に入ることはできなかった。
 試行錯誤してみたものの、妖精の中に入れそうな雰囲気は無い。

「リシェル!色々あったけど、無事にお宝を手に入れて戻ってこれたな!」

「うん!そうだねランビー!ついでにかわいい影の妖精もゲットしてきちゃったし!」

 結局、抱え込んだ問題の重圧に耐えきれなくなったランビーとリシェル。
 二人は空元気を振りまきながら、お互いを励まし合う。

「とりあえずさ!今日の所はうちに帰ろう!」

「そうだね!お腹も空いてきたし!」

「問題は……」

「わかってる!アタシがランビーのフリして、ランビーの家に帰るんだよね!」

「そうだ!俺はリシェルのフリをして、リシェルの家に帰る!」

「言葉遣いも気を付けないとね!」

「そうだな!ア、アタシはうまくやってみせ……るよ?」

「お、俺も、頑張る……ぜ?」

 そして、今日の活動を終えた二人は帰路へ着く。
 村までの道すがらは、お互いの話し方をひたすら練習し合った。
 他にも、家での行動や習慣。
 とにかく考え付く限りの偽装を施した。

「リシェル、わかったか?」

「うん、大丈夫だよ!秘密の約束だね!」

 今日の事は絶対に二人だけの秘密。
 交差させた小指に誓い合ってから別れた。

「い……いくぜ……!」

 毎日のように見続けてきたリシェルの家。
 今日のランビーの目には、やたらと大きく、威圧的に映る。

「た、ただいま〜〜〜!」

「遅い!またこんなに泥だらけになって……ご飯の前にさっさとお風呂入ってきちゃいなさい!」

「は、はい……」
(いつもニコニコで優しいリシェルの母ちゃん……怒るとこんなに恐いのか……)

「と、その前に……何、それ?」

 リシェルの母が指さす先には、フワフワと浮かぶ影の妖精の姿。

「この子は新しいお友達でね、影の妖精さんだよ!かわいいでしょおおお!?」

「あなたパウパウを飼う時も勝手に……あら?そういえばパウパウはどうしたのよ?」

「今日はランビーのとこに泊まるんだって!!晩ご飯がシチューなんだよ!?パウパウいいな〜……」
(打ち合わせ通り!思ったより楽勝だな!!)

「あらそう……残念ながら我が家はカレーよ。食べたくなければいいのよ?」

「カレー!?まじ……本当に!?やったぁあああ!お風呂行ってくるーー!!」

 とりあえず、帰ってすぐにバレるようなことはなかった。
 姿がリシェルそのものなのだから、当然と言えばそうなのかもしれないが、やはり経験したことのない緊張がある。
 なるべく挙動を減らしてリシェルの両親に違和感を与えないように気を付けなければ。

「風呂場は、確かここ……洗濯物は、このカゴの中……」
(あぶねぇ!カレーに釣られてボロがでちまうとこだった!)

 何度となく遊びに来ているこの家は、もはや自分にとっては第二の家のようなものだ。
 間取りについては打ち合わせがなくても、お互い問題ない。
 が、リシェルの体となったランビーには、予想すらしていない数多くの試練がこの先に待っていた。

「むむ……な、なんだこれ!洗いにくっ!!か、絡まる……!!」

 頭一つ洗うにも苦戦する有様。
 周囲にさえ気を付けていれば良いという考えが如何に甘かったかを思い知らされていく。

「リシェル?いつまで入ってるの?早くしなさいよ。着替え置いておくからね!」

「え!?う、うん!ありがと!」

 さっさと出た方が賢明のようだ。
 まだ毛先まで洗い終えてない状態で頭からザッパーンと湯をかぶり、ブルブルと頭を振って水分を吹き飛ばす。

「着替えはこれか……わ!パンツちっさ!!」

 着たことも無い女性用の衣服は、むず痒く、全然落ち着かない。

「おう、リシェル!早くしねぇと、おまえの分のカレーも全部食っちまうぞ?」

「えぇえええええ!?ダメダメダメダメ!!」

「さ、ご飯にしましょ!」

 既に食卓についていたリシェルの父がリシェル、もといランビーを急かす。
 向かった卓上には、美味しそうなカレーが並んでおり、空きっ腹を猛烈に刺激した。

「いただきまーーーーす!」

「今日の収穫はそいつか?」

「うん!影の妖精さんだよ!新しいお友達なの!」

「相変わらず変なのに好かれるヤツだなおまえも……」

「危ない子じゃなければいいけど……あんまり心配かけるようなことはしないようにね?」

「う、うん!大丈夫!」
(封鎖区域に入ったどころか……こんなことになってるなんて、口が裂けても言えねぇ……)

「ランビーがいるんだから大丈夫だろ?あいつもガキとはいえ男だからな!リシェルをしっかり守ってくれるさ!」

「へへへ……いやいや……それほどでも……」

「ん?なんでオマエが照れてんだ?」

「あ……お、同じお宝トレジャーズの仲間だもん!仲間の喜びは、みんなの喜びなんだよ!!」
(な、なかなかやるぜ……リシェルの父ちゃん。策士だな……)

 会話が弾むとどうしてもボロが出そうになる。
 今日は早いとこ寝た方が良い。

「アタシもう寝るね!今日はたくさん冒険して疲れちゃった!」

「なんだ、珍しいな……毎晩夜更かしして怒られてるオマエが」

「う、うん!たまにはね!じゃあ、おやすみなさいーーー!!」

「……なんだぁ?」

 逃げるようにして、リシェルの部屋へと飛び込んだランビーは、真っ直ぐにベッドの上へと倒れ込む。

「あぁ……疲れた…………」

 仰向けに転がると、楽しそうに浮いている影の妖精。
 そういえばこの妖精には食事は必要ないのだろうか。
 あんなにもおいしいカレーだったのに。
 リシェルもご飯を食べ終えただろうか。
 ボロを出していなければいいが。
 もし、このまま二人の体が戻らなかったらずっとこんな生活を続けるのだろうか。 
 様々な考えが頭をグルグルと回る。
 頭を支えるいつもと違う枕の感触。
 こんな状態で寝る事なんてできるのだろうか。
 そんな思考とは裏腹に、体の疲労は限界を迎えていたのか、意識はすぐに虚ろになっていった……



――翌朝

「よしっ!いく……ぞ?」

 小鳥のさえずりが聞こえ始めた頃、いつものように目を覚ましたランビーが跳ね起きる。

「そうか……今はリシェルなんだった」

 これが夢であったのならどれほど良かったか。
 目覚めた直後に重たく圧し掛かってくる不安。

「いやっ!諦めるな!とりあえずはリシェルと合流だ!!」

 寝間着を脱ぎ捨て、いつもの見慣れたお宝トレジャーズ仕様の服に袖を通し、鏡の前で仁王立ち。

「……ん?何か足りない?おお!リボン、リボン!」

 結び方なんてわからない。
 それでもとりあえず胸元に結んでみる。

「……あれ?まだなんか違う……あ、三つ編み!」

 こればかっりは適当に結んでどうにかなるものでもない。

「わ!珍しい……もう起きたの?リシェル」

「あ……ママ」

「いつも言ってるでしょう?リボンはしっかり結びなさい。落としちゃっても知らないわよ?」

 そう言うと、ランビーの前で腰を落とし、慣れた手つきでリボンを結びなおしてくれた。

「ほら。三つ編みをやってあげるから」

 ちゃちゃっと綺麗な三つ編みを紡いでいく。
 なんだかくすぐったい。

「気を付けて行ってくるのよ!」

「……うん!!行ってきます!!」

 温かい笑顔は、自分ではなくリシェルへと向けられたもの。
 そう思うと、この人を騙しているのだと、すごくバツの悪い気持ちになってくる。
 早く元に戻らないと。
 家を飛び出したランビーは、自分の家へと駆け出した。

「リシェ……じゃなかった!ランビ〜!!起きて〜!」

 自分の家の前で、まだ寝ているであろうリシェルを起こそうと大声を上げる。

「リシェル?今日は起こしにきてくれたのね!」

 その声に最初に反応したのはランビーの母。
 いつもは起こす側のランビーが起こされる異常に驚きを隠せないようだ。

「う、うん!今日は大事な約束があるの!」

「そうかい。あの子、寝坊だけはしない子なんだけど、どうしたんだろうね……」

「き、きっと疲れてるんだよ!昨日は大冒険だったから!」

「おはよ〜ランビ〜!あ、影の妖精さんもおはよ〜!」

「はぁ?何言ってんだいあんたは。ランビーは自分だろうに」

「き、きっと寝ぼけてるんだよ!ランビ〜、しっかりして〜!早く冒険に行くよ〜!ランビ〜!!」

「あ、あぁあ!よ、よしっ!今行くぜ、リシェル!」

「……?」

 ダメだ。
 長居をしてはきっとリシェルはボロを出す。
 早いとこ連れ出さないと。

「待たせたな!リシェル!行こうぜっ!」

「うんっ!」

 家を出てきたリシェルを連れたランビーは、そそくさと秘密基地へと向かい、早速作戦会議を開いた。

「まずは、じょーきょーおーこくだ!リシェル!」

「え!?そんな国があるの!?」

「あれ?じょーきょーほーこくか!?と、とりあえず、昨日の家での感じを発表するぞ!!」

「なるほど!!発表会って意味だね!?」

「俺たちの体が入れ替わっちゃったことは、まだ誰にも気づかれてない!!」

「うん!!ランビーのママたちにもバレてないよ!!打ち合わせ通りに頑張ったからね!!あ、ランビーのママのシチューすっごく美味しかった!!」

「だろ!?リシェルの母ちゃんのカレーも絶品だったぞ!!」

「え〜!うちカレーだったの!?食べたかったよ〜〜!!」

「まあ、それはいったん置いておこう!他に気になることはなかったか!?」

「そういえばランビー、スカートちゃんと履いてるんだね!」

「え?だっていつもと違う格好だとバレちゃうかもだろ!?リシェルもしっかり俺のズボン履いてるじゃんか!」

「だってランビーの家にスカートなかったんだもん!」

「あっても履くなよ!バレちゃうだろ!」

「それからね、ランビーのパンツはズボンみたいで何だかスースーするよ!」

「それは俺も予想外だったぜ……リシェルのパンツはキツキツでなんか動きにくいな!」

「そんなことないよ〜〜〜!!」

「ともかくだ!早いとこ元の体に戻らないといろいろと不便だ!」

「そうだね!でも、昨日は何回やっても影の妖精さんの中には入れなかったよ?」

「ああ……そこが問題だ。だから次は、じょーほーしゅーしゅーをするぞ、リシェル!!」

「えっと、えっと……いろいろ調べるってことだね!?」

「古より伝わりし言葉なのに、よく知ってたなリシェル!その通りだ!!」

「ってことは……昨日のとこにまた行くんだね!」

「何かヒントがあるとしたら、たぶんあそこだ!」

「うんっ!!」

「獲物は逃がさないぜ!ランビー!」

「全部いただくよ!リシェル!」

「二人揃って!お宝トレジャーズ!出発!」

 意気揚々と出発したお宝トレジャーズ。
 坑道を抜け、倒れた封鎖扉を超え、二人が落下した穴までの道を再び歩く。

「よぉし!俺が先に降りる」

「それってつまり、ランビーの体を使ってるアタシが先に降りたほうがいいってことなのかな?」

「いいや!ここは……あ、でも……これはリシェルの体なわけだよな……ん?」

「ランビーはもちろんランビーだけどアタシでもあるわけでしょ?ってことはアタシもランビーだけどもちろんリシェルでもあるわけでしょ?」

「すげぇな!何言ってんのかわかんねぇ!!」

「わかんないね!じゃあ一緒に飛び降りよう!!」

「そうだな!それならややこしくない!じゃあ三つ数えて飛び込むぞ!!」

「うんっ!じゃあいくよ〜?」

「「いち……にの……」」

「さんっ!」

 一足先に飛び込んだのはリシェル。

「ちょ!?リシェル!?さん……はいっ!!だろ!?!?」

「えぇええええ!!ランビィィィ…………――――」

 瞬く間に闇の中に消えていったリシェルの姿。

「あわわ!!待てってば、リシェルゥゥゥ……――――」

 慌てて後を追いかけるようにランビーも穴へと飛び込んだ。

「――――……ゥゥゥウウウウ!」

――ドスンッ!

「ぐえっ!?!?」

「え!?うわぁあ!?リシェル!大丈夫か!?!?」

 落下地点にいたリシェルを押しつぶす形で着地したランビー。

「……い、いろいろ……口から……出そうだった……」

「飛び出してないな!?大丈夫そうだな!?あ、これって……俺の体がリシェルを守ったってことなのか!?」

「そ、そうだね、ランビー……守ってくれて……ありが……と!」

リシェルが落ち着くのを待って、再び祭壇の空間に足を踏み入れた二人。
二人の体が戻るためのヒントは果たしてここにあるのだろうか。

「もう、あの魔人さんはいないよね?」

「あぁ!それは大丈夫みたいだ!」

「でもここ、剣と弓が置いてあっただけで、何もないよ?」

「他にアテもないしな〜……ん?どうした?オマエ」

 頭を悩ませる二人。
 そんな時、彼らを導くように、部屋の端の方へとフワフワ飛んでいく影の妖精。

「おい!待てよー!」

 壁際まで来たところで、影の妖精は足を止めた。

「あれ??何か書いてあるよ!?!?」

 遠目ではわからなかったが、埃を被った壁には、うっすらと絵が描かれているように見える。

「すー…………ふぅううううう!!」

 思い切り息を吸い込んだランビー。
 そのまま壁に向かって息を吹きかけると、激しく埃を巻き上げながら、徐々に描かれている絵が全貌を表し始める。
 なんとか埃を取り払い、絵をまじまじと観察する。

「あ!これってもしかして…………」

「あぁ!間違いないぜ!!」

 そこに描かれていたもの。
 二人の人物が影の妖精に飲み込まれ、体が入れ替わる様子。
 そして、大陸の果てで、二つの人物が黒い炎を手に入れて喜んでいる。

「この黒い火を手に入れろってことなのかなぁ??」

「…………」

「ん?ランビー?」

「リシェル。俺は決めたぞ!」

「うん??」



――翌日

 まだ誰も目覚めていないような早朝。
 ランビー、リシェル、パウパウ、影の妖精の二人と二匹は、人知れず村の入口に立っていた。

「ママ達、心配しないかな?」

「そうだなぁ……でも、前に読んだ絵本に書いてたぜ?別れは人を成長させるってな!」

「ホントに!?じゃあ明日になったら大人になってるかな!?」

「もちろんだぜ、リシェル!おまえも明日から、ボンッ!ボンッ!キュッ!キュッだ!!」

「うん!ここからがアタシ達の本当の冒険だね!!」

「あぁ!すぐに元の体に戻って村に帰ってくる!!すげぇ冒険者になって帰ってきた俺達を見たら、母ちゃんたちも驚くぜ!!」

「お宝トレジャーズの名を大陸中に響き渡らせよう!!」

「すげぇなそれ!それなら母ちゃんたちも心配しないぜ!!」

「あ、でもね、アタシはランビーの体のままでも別にいいよ?なんか、動きやすいし!」

「こらっ!それは俺の体だろ!!一生スカートも履けないぜ!?」

「ん?履いたらダメなの?」

「持ち主の俺が許さん!!」

「そうだ!伝説のカレー屋さんも見つかるかな!?」

「確かに!!世界は広いんだ……きっとどこかにあるぜ!!ビーフコロッケは付けてもらえるかな!?」

「え!?ずるい!じゃあアタシはソーセージ!!」

「それもいいな!それじゃあ、いくぜ!?」

「ちょっと待ってランビー!」

「なんだ、リシェル!?」

「そういえばね、ランビーの家では、晩ご飯に出てきたソーセージのことをウインナーって呼んでたの。何が違うの?」

「おいおい、リシェル。自分の必殺技にも使ってる言葉だろ?それくらい知らないと必殺技の使い手として認められないぞ?」

「えぇえええ!そんな……大変だよランビー!ソーセージとウインナーって何が違うの!?教えてよ!!」

「そりゃあ…………た、確か、ウインナーってのがファーストネームで、ソーセージってのはラストネームだ!!」

「そうだったんだ!アタシ、にょ〜んとしてるのがウインナーで、シュッとしてるのがソーセージだと思ってた!!じゃあフランクフルトは??」

「……ミ、ミドルネームだ!」

「ウインナー・フランクフルト・ソーセージさん??」

「お、おう……たぶんな……」

「すごいよランビー!ランビーは物知りだね!」

「じゃあ、気を取り直していくぜ!?」

「うん!!」

「獲物は逃さないぜ!ランビー!」

「全部いただくよ!リシェル!」

「「二人揃って!お宝トレジャーズ!出発!!!!」」



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 母ちゃん、父ちゃん、ママ、パパへ


 とつぜんですが、俺たちお宝トレジャーズは大陸を旅することにしました。

 理由は聞かないでください。

 いつか絶対に帰ります。

 パウパウと妖精さんの世話もサボりません。

 お勉強も頑張ります。

 好き嫌いもしません。

 だから探さないでください。

 帰ったら母ちゃんのシチューが食べたいです。

 生卵は三つでお願いします。

 アタシはママのカレーが食べたいです。

 ウインナー・フランクフルト・ソーセージさんをたくさん入れてください。

父ちゃんに負けないアツイ男になって帰ってきます。

 パパに負けない丈夫な女になって帰ってきます。

 お宝もいっぱい持って帰ってくるので、新しい秘密基地を作るの手伝ってください。

お姫様ベッドとだいりいしのお風呂も付けてください。

 お返しに、我が家をお城にするのを手伝います。

 ママとパパの銅像も作ります。

 だから心配しないでください。

 できたらたまにお手紙書きます。


 ランビー、リシェルより
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