1

溺れていた子供を助けたのは失敗だった。恩返しだか何だか知らないがいいと言うのに毎日こちらの世話をしに押し掛けてくる
こんな人里の隅っこにある所に毎日通うなんて親が心配するだろと言っても自分は孤児だからと暗い顔をしだすのでそれ以上何も言えなくなる。いや、それでも孤児院の人とか心配してるだろうに
家事の必要が無くなったのは楽と言えば楽だが独り身の自由には代えられない。そういう訳で一計を案じることにした
「赤蛮奇さーん!おじゃましまーす!朝ご飯は昨日の材料の余りで野菜炒めとかどう……で……」
おお絶句してる絶句してる。まあそうだろう。何せ首から上が無い私の体が横たわっているのだ。知らない人でも似たような反応をするだろう。そしてここですかさず
「ばぁ!」
「ひっ!うぁ……うわぁあああぁぁああぁ!!」

2

色々面倒臭くなって人と共に暮らすようになり食事も人間と同じものを取り続けて久しいが、元は私は人の恐怖を主に糧とする妖怪である。副次的ではあったが久しぶりに中々良質な恐怖を味わえた
まぁそれはそれとして続き続き
「ふふふ、実は私は妖怪だったのだ……しかし今まで家事をしてくれた事に免じて、この事を誰にも言わないと約束するなら喰わずに見逃してやってもよい。だが誰かに話したら……その時は分かるな?いつまでも私の首がお前を見張ってるから……ん?」
「あ……ぅあ……」
よく見れば少年の下に水たまりが広がっていってる。どうやらやり過ぎて失禁させてしまったらしい
いくら私でも男が小便でズボンを濡らしたまま帰ればどうなるか想像はつくし、流石に自分が原因で起こったそれを看過するほど冷酷では無い

3

「はぁ……ほら、ズボン乾かしてあげるから脱いで」
未だ恐怖に慄いているのか歯を鳴らしながら腰も抜かしているようなので抱き上げて場所を移しズボンを脱がしてやる
「あっ……」
生存本能でも働いたのだろうか、少年のそこはビンビンにそそり勃っていた
妖怪にとっては人の精も生命に通じるため比較的上質の糧である。先ほど中途半端に美味しいものを食べたせいもあって、私はそこから香る青い匂いに抗うことは出来なかった
「うわぁ!」
無言のまま押し倒す
服を脱ぐのももどかしい。パンツを横にずらし、亀頭が膣口に浅く入った事を確認すると、私は一気に腰を落とした

4

ヌプヌプ♥ミヂィ♥ズズズズッ♥
破瓜の鋭い痛みは一瞬、後は直ぐに押し寄せてきた快楽に全て流された。流石に奥までは届かないが、カリの部分が丁度Gスポットを引っかく位置にあり腰が勝手に動いてしまう
「ああぁ♥食べられてるぅ♥食べられてるのに何これぇ♥ゾクゾクしてっ♥あぅ♥おちんちんもぐもぐしないでぇ♥」
私の膣中がよほどいいのか、少年もカクカクと腰を痙攣するように振っている
「あっ♥抜いてっ♥出ちゃう♥おしっこ出ちゃう♥」
それが小便でないことは気配で分かる。この様子を見るに恐らくまだ精通してなかったのだろう。初物の精液が味わえると分かったとたん私はさらに心を昂らせスパートをかけた
「あっ♥んぅ♥んっ〜〜〜〜〜♥」

5

ビュル♥ビュ♥トプ♥トプ♥トプ♥
出さないように変に力んだのか、射精は断続的で勢いの無いものだった
期待したような感じではなかったため満足感が足りない。と、脳裏に昔読んだ外の世界の春画本の事を思い出した
私は少年にガバッと抱きつくと繋がったままグルンと体を入れ替え、少年の脚に自分の脚を差し込み無理矢理開かせる。そして頭をもう一つ出し
「えっ♥何っ♥お尻に何か這ってる♥あっ♥いやっ♥中に入ってきてる♥お尻の穴に出たり入ったりしてるよぉ♥」
まさか私の首がもう一つあってアナルを舐めてるとは夢にも思うまい。そしてこちらの思惑通り、萎えてきていた少年の肉棒は再び大きさを取り戻していく
「ねぇ……今度は君から……ね?」
「あふ♥は、はい♥んぅん♥」

6

最初はお尻から来る謎の快楽に気を取られぎこちない動きだったが、次第に性欲任せの乱暴な動きになっていく
私はと言うとその少年の頭に手を回し唾液も肺の空気も全て貪り尽くすような激しいキスで上を凌辱している
さらにそれでは足りないと残りの首を全て出し、腋、耳裏、首筋、脇腹とありとあらゆる所を舐め始める
やがて、膣中の肉棒がムクッと膨らんだかと思うと
「がぁ♥あ゛あ゛あ゛ぁぁぁあああぁぁっ♥♥♥」
「ああっ♥あひぃぃぃいいぃぃいいいぃっ♥♥♥」
一度目に出てこなかった分もと言わんばかりの勢いで子宮口を精液が叩いた
その後、気絶してしまった少年を布団に寝かせ、ズボンを火の上で乾かしてやる
予定から大分変ってしまったが、一度決めたことだし、目を覚ましたらもう二度と来るなと言うつもりだ。その方が少年にとってもいいはずだし、私も元の生活に戻るだけ
パチパチと弾ける火を見つめながら私はそう決めた
それにしても、さっきから煙が目にしみる

7

「ねぇ、何考えてるの?」
「ん?ああ、昔の事」
「昔?」
「あなたに一人目を仕込まれた時の事よ」
「ああ……ってあの時は蛮奇の方から押し倒してきたんじゃないか。そう言えば、最近あの全身舐めやってくれないね」
「はぁ……さっきし終わったばっかりじゃない」
「ダメかい?」
「んもぅ……まだ八人目もお腹の中から出てきてないのに九人目が出来ちゃうわ」
「僕は構わないよ」
「じゃ、キスして。いつものように、上と下同時にね♥」

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