最終更新: youmu_no_seisi 2014年12月24日(水) 23:29:20履歴
「あっ、いたいた。こんな境内の裏まで掃いてらしたんですか?」
温かいお茶を煎れて来てくれたのは、ここ守矢神社の風祝、早苗さんだった。
「今夜は冷えますよ。もうじきご飯が出来ますし、そろそろ切り上げてくださいね」
言われてみればもう真っ暗だ。分厚く垂れこめた暗雲からは、一条の月光も差さない。
「うふふ。これだけ綺麗な境内なら、神奈子様も諏訪子様もお喜びになりますよ」
そう、この念入りな境内の掃き掃除は、あのお二方に対する感謝の証だった。
何しろあのお二方は、僕たちに気を利かせて、一緒に出払ってくれたのだから。
外の世界の暦に従うのであれば、今夜はクリスマス・イヴだ。
思い返すのも忌々しい、街中の雑踏という雑踏が浮き足立ったあの空気。
家族で祝うのも億劫になり、部屋で独りゲームをしながら涙をこぼしたこともある。
だが、今年は。今年こそは、この夜こそは、そんな苦い思い出と決別するのだ。
僕はそんな決意とともに、もらったお茶を飲み干した。
温かいお茶を煎れて来てくれたのは、ここ守矢神社の風祝、早苗さんだった。
「今夜は冷えますよ。もうじきご飯が出来ますし、そろそろ切り上げてくださいね」
言われてみればもう真っ暗だ。分厚く垂れこめた暗雲からは、一条の月光も差さない。
「うふふ。これだけ綺麗な境内なら、神奈子様も諏訪子様もお喜びになりますよ」
そう、この念入りな境内の掃き掃除は、あのお二方に対する感謝の証だった。
何しろあのお二方は、僕たちに気を利かせて、一緒に出払ってくれたのだから。
外の世界の暦に従うのであれば、今夜はクリスマス・イヴだ。
思い返すのも忌々しい、街中の雑踏という雑踏が浮き足立ったあの空気。
家族で祝うのも億劫になり、部屋で独りゲームをしながら涙をこぼしたこともある。
だが、今年は。今年こそは、この夜こそは、そんな苦い思い出と決別するのだ。
僕はそんな決意とともに、もらったお茶を飲み干した。
ささやかなパーティーも終わり、早苗さんが紅茶を淹れてきてくれた。
「楽しいパーティーでしたね……」
普段から割と饒舌な早苗さんにしては簡素な、それでいて実感のこもった一言。
彼女の手作りのご馳走を頂き、プレゼント交換をして、ゲームをして、ただ話をした。
明日死んでも悔いはない。心からそう思えるほど、楽しいイヴだった。
「あ、それじゃあそろそろ、プレゼントを開けませんか?」
素直にこれに応じ、渡された包みを開ける。ガサガサという音が、しばし居間に響く。
「わあ……! これ、ストールですね。色も柄も落ち着いてて、大人っぽい……」
どうやら気に入ってくれたらしい。里でこっそり探した苦労も報われたというものだ。
……もう少し落ち着いた性格になって欲しい、という密かな願いは内緒にしておこう。
さて、一方の早苗さんは何をくれたのだろうか――
「えへへ……マフラーです。頑張って編んでみました!」
試しに巻いてみる。ほつれた糸で少しチクチクしたが、とても温かいマフラーだった。
「楽しいパーティーでしたね……」
普段から割と饒舌な早苗さんにしては簡素な、それでいて実感のこもった一言。
彼女の手作りのご馳走を頂き、プレゼント交換をして、ゲームをして、ただ話をした。
明日死んでも悔いはない。心からそう思えるほど、楽しいイヴだった。
「あ、それじゃあそろそろ、プレゼントを開けませんか?」
素直にこれに応じ、渡された包みを開ける。ガサガサという音が、しばし居間に響く。
「わあ……! これ、ストールですね。色も柄も落ち着いてて、大人っぽい……」
どうやら気に入ってくれたらしい。里でこっそり探した苦労も報われたというものだ。
……もう少し落ち着いた性格になって欲しい、という密かな願いは内緒にしておこう。
さて、一方の早苗さんは何をくれたのだろうか――
「えへへ……マフラーです。頑張って編んでみました!」
試しに巻いてみる。ほつれた糸で少しチクチクしたが、とても温かいマフラーだった。
――静かな、夜だった。
見れば曇りガラスの向こうは雪の山。この静謐は雪のためだったらしい。
「わあ……ホワイトクリスマスですね……」
早苗さんがうっとりと雪を眺める。僕も肩を並べて、一緒に白一面の境内を眺める。
「不思議ですね……雪なんて見慣れていたつもりなのに……」
――もし。もし、あえて自惚れたことを言わせてもらえるなら。
彼女にとって僕は、一緒に雪を眺めて、特別な気分に浸れる相手だということになる。
「……そうですよ」
きゅ、と手を握られる。彼女の手はやや冷たいが、不思議なぬくもりがあった。
「でも、別にクリスマスだからじゃないです。あなたがいるから……幸せなんです」
とん、と肩に頭を預けられる。女の子の香りが、嫌でも鼻腔をくすぐっていく。
肩を抱く。――微動だにしないということは、心構えが出来ているのだ。
ぎゅっ、と強めに抱きしめると、両脇から伸びた細腕が、僕の体を抱き返した。
見れば曇りガラスの向こうは雪の山。この静謐は雪のためだったらしい。
「わあ……ホワイトクリスマスですね……」
早苗さんがうっとりと雪を眺める。僕も肩を並べて、一緒に白一面の境内を眺める。
「不思議ですね……雪なんて見慣れていたつもりなのに……」
――もし。もし、あえて自惚れたことを言わせてもらえるなら。
彼女にとって僕は、一緒に雪を眺めて、特別な気分に浸れる相手だということになる。
「……そうですよ」
きゅ、と手を握られる。彼女の手はやや冷たいが、不思議なぬくもりがあった。
「でも、別にクリスマスだからじゃないです。あなたがいるから……幸せなんです」
とん、と肩に頭を預けられる。女の子の香りが、嫌でも鼻腔をくすぐっていく。
肩を抱く。――微動だにしないということは、心構えが出来ているのだ。
ぎゅっ、と強めに抱きしめると、両脇から伸びた細腕が、僕の体を抱き返した。
「んむ……っ。は……ん、ちゅる、ちゅく……」
コタツをどけて敷いた布団の上、僕と早苗さんは夢中になって絡み合う。
指を絡め、脚を絡め、舌を絡めて――触れたところが溶け合うように気持ちいい。
「あん♪ おっぱい……そんなに吸ったら、また大きくなっちゃいますよぉ……」
つんと尖った乳首は、歳の割に豊満な乳房の上で、いやらしく自己主張している。
「ん、んっ! あん、んふ、ん、んぅ……っ♪」
指の腹でつまんで、しごいて、転がせば、その度に彼女は声にならない嬌声を漏らす。
「も、もう……やってくれましたね。お返しです!」
すでに赤熱しきっていた剛直を、がっちりと握り締められ、思わず変な声が出た。
「ふふっ、えっちな声ですね。でも……私だって負けてはいませんよ。ほら……」
空いた手に手を添えられ、誘導された先で、指先に、彼女の水源が触れた。
「ねえ……どっちがよりえっちなのか、くらべっこしてみませんか……?」
にゅるると呑み込まれていく指先を微妙に曲げると、それだけで彼女は軽く絶頂した。
コタツをどけて敷いた布団の上、僕と早苗さんは夢中になって絡み合う。
指を絡め、脚を絡め、舌を絡めて――触れたところが溶け合うように気持ちいい。
「あん♪ おっぱい……そんなに吸ったら、また大きくなっちゃいますよぉ……」
つんと尖った乳首は、歳の割に豊満な乳房の上で、いやらしく自己主張している。
「ん、んっ! あん、んふ、ん、んぅ……っ♪」
指の腹でつまんで、しごいて、転がせば、その度に彼女は声にならない嬌声を漏らす。
「も、もう……やってくれましたね。お返しです!」
すでに赤熱しきっていた剛直を、がっちりと握り締められ、思わず変な声が出た。
「ふふっ、えっちな声ですね。でも……私だって負けてはいませんよ。ほら……」
空いた手に手を添えられ、誘導された先で、指先に、彼女の水源が触れた。
「ねえ……どっちがよりえっちなのか、くらべっこしてみませんか……?」
にゅるると呑み込まれていく指先を微妙に曲げると、それだけで彼女は軽く絶頂した。
「あ、ああああぁぁぁ……♪ こ、この格好……深いぃ……♪」
最初に正面から抱き合ったので、少し趣向を変えて、後ろから挿入する。
熱く湿った早苗さんの秘芯は、ゆるゆると――やがて根元まで僕を呑み込んでいた。
「あ、当たってます! 敏感なところ、吸い付いて……ジンジンって……♪」
よほど気持ちいいのだろう。彼女の中は、痙攣にも似た収縮を繰り返している。
動くよ、と耳元で囁いて、それから、ひと息に突き入れた。
「うあああっ♪ あ、ひ♪ いい、いいですっ♪ 奥えぐられるの、いいですっ♪」
この態勢がよほど気に入ったのか、彼女は枕に顔を埋めつつもしきりに喘ぐ。
「は、はやく、くださいっ♪ これ、だめっ♪ 病み付きに、なっちゃうからぁ♪」
初めて見るような彼女の痴態は、普段の姿とのギャップが、あまりにも大きくて。
「あああっ♪ あ、出たぁ……奥の方、じわじわ熱くなって、気持ちいい……♪」
とくん、とくんと、彼女の鼓動に合わせて、肉襞が蠕動を繰り返す。
その衝撃的なまでの快楽に、僕は続けてもう一度、そのまま中に射精していた。
最初に正面から抱き合ったので、少し趣向を変えて、後ろから挿入する。
熱く湿った早苗さんの秘芯は、ゆるゆると――やがて根元まで僕を呑み込んでいた。
「あ、当たってます! 敏感なところ、吸い付いて……ジンジンって……♪」
よほど気持ちいいのだろう。彼女の中は、痙攣にも似た収縮を繰り返している。
動くよ、と耳元で囁いて、それから、ひと息に突き入れた。
「うあああっ♪ あ、ひ♪ いい、いいですっ♪ 奥えぐられるの、いいですっ♪」
この態勢がよほど気に入ったのか、彼女は枕に顔を埋めつつもしきりに喘ぐ。
「は、はやく、くださいっ♪ これ、だめっ♪ 病み付きに、なっちゃうからぁ♪」
初めて見るような彼女の痴態は、普段の姿とのギャップが、あまりにも大きくて。
「あああっ♪ あ、出たぁ……奥の方、じわじわ熱くなって、気持ちいい……♪」
とくん、とくんと、彼女の鼓動に合わせて、肉襞が蠕動を繰り返す。
その衝撃的なまでの快楽に、僕は続けてもう一度、そのまま中に射精していた。
「やぁ……。私、どこを触られても気持ちいいなんて……」
二度にわたる膣内射精が効いたのか、心身ともにすっかり発情しきっている。
満足させるのは骨が折れそうだが、僕にやれることなんてひとつしかない。
「あ、そこ……♪ こ、んどは……前から……♪」
がっちりと抱き合う形の正常位だ。早苗さんの可愛らしい吐息が、よく聞こえる。
「あ、あああ……♪ こ、この格好……うそぉ……子宮に、あたって……♪」
彼女のカカトを両肩に載せるようにして覆いかぶさると、挿入の深さが増していく。
正式名称は知らないが、種付けプレスなんて呼ばれている体位だったと思う。
「うああっ! ふあ……体重の乗った突きで、奥えぐられるの、しゅごいい……」
首の後ろで足を掛け合わされ、首っ玉に抱きつかれる。完全な、子種の受入態勢――
「い、イク、イクぅ! 奥が、射精で、しびれて……ひあああああああああぁぁっ♪」
蠕動と呼ぶのも生ぬるい、もはや咀嚼に等しい膣内の運動が、容赦なく搾り抜く。
最後にまったりと舌を絡め合って。僕たちは、気絶するように眠りに落ちた。
二度にわたる膣内射精が効いたのか、心身ともにすっかり発情しきっている。
満足させるのは骨が折れそうだが、僕にやれることなんてひとつしかない。
「あ、そこ……♪ こ、んどは……前から……♪」
がっちりと抱き合う形の正常位だ。早苗さんの可愛らしい吐息が、よく聞こえる。
「あ、あああ……♪ こ、この格好……うそぉ……子宮に、あたって……♪」
彼女のカカトを両肩に載せるようにして覆いかぶさると、挿入の深さが増していく。
正式名称は知らないが、種付けプレスなんて呼ばれている体位だったと思う。
「うああっ! ふあ……体重の乗った突きで、奥えぐられるの、しゅごいい……」
首の後ろで足を掛け合わされ、首っ玉に抱きつかれる。完全な、子種の受入態勢――
「い、イク、イクぅ! 奥が、射精で、しびれて……ひあああああああああぁぁっ♪」
蠕動と呼ぶのも生ぬるい、もはや咀嚼に等しい膣内の運動が、容赦なく搾り抜く。
最後にまったりと舌を絡め合って。僕たちは、気絶するように眠りに落ちた。
「……。あ、やっと起きましたね? もうお昼になりますよ」
上体を起こして頭を振る。……昨夜の出来事が、どんどん思い出されてくる。
「昨夜はすごかったですね……。あの勢いならもしかすると、もしかするかも……」
――できるのだろうか。守矢神社の跡取りが。
知らずに明るくなる僕とはうって変わって、早苗さんの表情はあまり明るくない。
「いえ……私、半分は神様じゃないですか? だから、その……できにくいそうです」
あれほど頑張ってもダメとなると、なかなか厳しいお役目かもしれない。
「なので、その……。よろしければ、なんですけど……」
彼女はおもむろに枕元にひざまずくと、恥ずかしそうに耳打ちしてきた
「できたって判るまで……これから毎晩、してください……」
早苗さんの肩には、昨夜あげたストール。
よく似合っていると僕が言って、彼女がにっこり微笑んで。
そんな幸せを実感した時、僕は過去の自分を想って、一粒だけ涙した。
上体を起こして頭を振る。……昨夜の出来事が、どんどん思い出されてくる。
「昨夜はすごかったですね……。あの勢いならもしかすると、もしかするかも……」
――できるのだろうか。守矢神社の跡取りが。
知らずに明るくなる僕とはうって変わって、早苗さんの表情はあまり明るくない。
「いえ……私、半分は神様じゃないですか? だから、その……できにくいそうです」
あれほど頑張ってもダメとなると、なかなか厳しいお役目かもしれない。
「なので、その……。よろしければ、なんですけど……」
彼女はおもむろに枕元にひざまずくと、恥ずかしそうに耳打ちしてきた
「できたって判るまで……これから毎晩、してください……」
早苗さんの肩には、昨夜あげたストール。
よく似合っていると僕が言って、彼女がにっこり微笑んで。
そんな幸せを実感した時、僕は過去の自分を想って、一粒だけ涙した。