pskファイル

pskファイルは、Skirtタイプの揺れボーンを対象とした物理定義を扱う。
12〜24本のボーンセットの広がる力(パニエ力)、コライダーとの衝突半径、重力などを設定することができる。
Skirtタイプの揺れボーンを含んだmodelファイルのロード時に参照される。

参照条件

モデルファイル内で最初に検出した揺れボーンについて以下の条件を満たす場合、pskファイルが参照される。
  • 揺れボーンが存在すること(_yure_を含んだボーンが存在)
  • 揺れボーンタイプがSkirtであること
全体の判定チャートは揺れボーンのページを参照

ボーンの構造

COM3D2のスカートボーンは、12〜24本のセットとなっている必要がある。
最初(根元側)の12〜24本のボーンの名前は、以下の命名規則を推奨する。
 SkirtNN_A_yure_skirt_
NN:01〜24の数字

図解 (未作成)

pskファイルの名称

{modelファイル内のmodel名}.phy
該当するファイルが存在しない場合、以下のファイルが使用される
  • default_skirt.psk

設定項目

pskファイルの設定項目を以下に示す。主にDynamicSkirtBoneへの設定となる。
コライダーは、bodyに合わせて自動で作成され、colファイルは参照されない。
panierRadius
スカートボーンの衝突半径の基準値。コライダーとの衝突判定で利用される。
以下の2つのパラメータで、panierRadiusをカーブで指定することができる。
カーブ値は、各ボーンの根元側の最初のボーン(SkirtNN_A_yure_skirt_)からの長さを元に算出される。
◆panierRadiusDistrib
スカート全体で共通のカーブとする場合に使用。(基準値はpanierRadius)
◆panierRadiusGroup
スカートのグループ毎にカーブを指定する場合に使用。(基準値はグループ内のradius)
一部にpanierRadiusGroupを指定し、指定されないボーングループにpanierRadiusDistribを適用することも可能
panierForce [0, 1]
パニエ力の基準値。
◆panierForceDistrib
panierForceもこのパラメータで、カーブ値にて値を調整できる。
◆panierForceDistanceThreshold
パニエ力の補正を行う閾値。0の場合は補正なし。
コライダーと衝突していない場合でも、
ボーンとコライダー間の最小距離(の余裕)lengthが閾値thresholdを下回ったら、距離に応じてパニエ力を補正する。

補正式(参考)

panierStressForce [0, 1]
コライダーに衝突したときのパニエ力。
上記、閾値の補正にも使用される。
デフォルト値:0.4
stressMinScale
水平方向に伸びて見えるのを防ぐ機構で使われるスケーリングの最小値。
このスケール値への遷移時間にscaleEaseSpeedが利用される。
また、このスケーリングが行われる条件で下記パラメータstressDgreeMin〜stressDegreeMaxが使用される。
デフォルト値=0.75
stressDgreeMin
デフォルト値=45
stressDgreeMax
デフォルト値=90
scaleEaseSpeed [0.0001, ]
イージングの遷移時間。
デフォルト値=5(sec)
velocityForceRate
惰性割合。 情報なし。
カーブでの指定に対応。
デフォルト値=0.8
gravity
重力。
カーブでの指定に対応。
デフォルト値=(0, -0.005, 0) 下(Y-)方向に0.005
calcTime
計算回数
デフォルト値=16
aryHard
繋がり力として、横縮,横伸,縦縮,縦伸の4値を指定する。
物理計算回数に依存する。この値を大きくしすぎるとボーンが吹っ飛ぶので要注意

コライダー

自動生成されるコライダーについて・・・(TODO)

その他

ファイル構造

コメントをかく


「http://」を含む投稿は禁止されています。

利用規約をご確認のうえご記入下さい

編集にはIDが必要です