カバー
仙道が究めた超絶・最強のメソッド!符咒図の働きで気が巡る!気功ができてしまう!!
等身大の符咒図を描き、その前で、あるいは足元に敷いて気功修行に励めば、信じられないほど気を実感することができる。仙道修行のなかで奇跡的に発見された巨大符の超パワー!
符咒図の前に立つだけで、気があなたの体をかけ巡り、そこから発するパワーの渦が、あなたを不思議世界へ導いてくれる!安全で確実な気の開発法、すぐに気を感じることができる技法、仙道修行ができてしまう最強のメソッド。
前書き
符咒気功法とは、中国の符咒図のパワーを用いて気功法を行うテクニックだ。では、符咒とは何か? 中国の魔術のことだ。符咒の符は護符や霊符、咒は呪文を意味する。こうしたものを用い、西洋の魔術のようなことを行う。これを中国では符咒の術というのである。
では、符咒気功も魔術か…というとそうではない。あくまでも気功法だ。ただ、符咒図を用いるところか、普通の気功法と大いに違うのである。
これをやってどんな効果があるのか? 詳細はおいおい述べるが、実にすさまじい効果が出現する。それはただの気功法の効果ではない。
よく、気功法をやって、気の感覚がわかったという話を耳にする。感覚が異常に鋭敏になったという話も聞く。健康になったという話など、気功法の効果としては陳腐すぎて、だれも耳を傾けないくらいだ。かように気功は素晴らしい効果を発揮する。
符咒気功法でもこうした効果はすぐに出る。なぜなら図そのものが、もともとその力を発しているからだ。これが符咒気功法の非常に特殊なところで、人ではなくて図がそうした能力を与えてくれるのである。
では、これでトレーニングしたらどうなるか? ズバリいって、普通の気功法ではとうてい考えもつかないような効果を発現させる。
たとえば符咒図は、そのパワーであなたの手を動かし、図のほうであなたを気功法をやっている状態に投入してくれるのだ。なぜこんなことになるのかというと、図に本来そうしたパワーがあるからだ。こんなことがやれるのは、気功法多しといえども符咒気功法ぐらいのものである。
それだけではない。いわゆる世にいうところの不思議な現象も、これを使うとしばしば見られる。
たとえば、紙の上に描かれただけの符咒図が、符咒気功法をやると、あなたの眼前に浮き上がってくる。まさにそれは、立体写真と見まがうような不思議な状態だ。
この浮き上がった図を使って気功法を行うと、さらに不思議な現象が見られる。靄のような、霧のような薄い気体状のものが、この図の周囲に発して見えるのだ。
これだけでも気功法と呼ぶにはあまりに奇妙だと思うだろう。でも、実は、これはまだまだ序の口。さらに奇妙なものが、あるいはトレーニングの際の現象として、あるいはテクニックそのものとして控えている。本書にはそれらがひしめきあっているのである。
なぜ、こんな本を書いたのかというと、もっと気功法の奥行きというものを、たくさんの人に知ってもらいたいからだ。
中国には、書を書いて気功を行う書道気功、炭火の前で円陣になって踊り、火のパワーを吸収する炭火功、ありもしない匂いを出現させる香りの気功などといった、魔術的趣のある気功がたくさんある。こうした気功は、普通の気功から見ると非常に神秘的だ。とはいえ、気功法の奥行きを考えるとき、決して等閑視できないものがある。
符咒気功法は、基礎段階だけでも相当な奥行きを持っているが、応用段階ともなるとさらに広い。
もっとも単純な応用は、普通の気功の技術向上に役立つことだ。どんな気功法にも利用できるが、とくに私の考案した練気功には抜群の効果がある。なぜなら、本書では、練気功の形にもとづいた符咒気功法を紹介しているからだ。図の軌跡に沿ってトレーニングしているだけで、悪い姿勢、間違ったフォームが知らず知らずのうちに矯正され、正確な練気功がひとりでに完成してしまう。気功を目指す人には、まさにうってつけの補助教材なのである。
魔術的な方面に興味のある人には、もっともっと素晴らしい応用テクニックがある。
たとえば、符咒気功に使う図を定期入れサイズにして胸ポケットに入れ、満員電車の中で眺めているだけで、実際の気功トレーニングを行わないのに気功法の効果が出せる。
これに驚いてはいけない。さらにすごいテクニックがある。それは図さえも使わずに気功の効果を出すテクニックだ。無図法というのだが、何も使わずに、しかも気功法も行わず、気功の効果を出してしまうのである。
これでも驚きだが、実はその先にまだ、奇妙な符咒気功法の応用がある。何かというと、このテクニックを使うと内功をやらずに内功ができてしまうのである。
もっと正確にいうと、これを使うと内功をやらずに内功のメインの行である小周天(体の中に気を一周させるテクニック)がやれてしまうのだ。もちろん、内功特有の座ることも、仙道独特の呼吸法もいらない。ただ、符咒図を前に符咒気功法の手つきをしていくだけで、内功がひとりでに完成してしまうのだ。
いずれにせよ、こうしたテクニックの数々を図や写真をふんだんに使い、ビジュアルに解説していく。それゆえ実に見やすくわかりやすい。
簡単で、しかもより本格的な気功法をやってみたい方、今までいろいろな気功法をやってきて、もっと突っ込んだものがないかとお捜しの方、あるいは超能力と気功を結びつけてマスターしたい方、そして、今まで私の本を読まれてきた方……、こうした幅広い方々に本書はお役に立つ。
さらなる気功法の時代を切り開くため、そうした方々が、ぜひとも本書を一読されることを切に願っている。