仙道風水術尋竜の法
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風水最強秘法の全貌と活用のすべて!!
古来より風水師たちは、大地に潜む「竜」のダイナミックな活動を追い求め、地上に現れたエネルギーの集中点である「竜穴」を見出そうとしてきた。すばらしい竜穴は、子々孫々にまで富貴と繁栄を約束してくれるからである。大地が持つこうした不思議な作用と、そのコントロール・テクニックが、風水、すなわち尋竜の法である。ここにその全貌を明かそう!
風水とは、隣国、中国に連綿と伝えられてきた謎めいた術を指す。これをひと言でいえば、大地の不思議な作用と、そのコントロール・テクニックといったらいいだろう。
この術を操る人々を風水師と呼ぶ。風水師たちは、古来より次のように言い伝えてきた。
この大地には竜というものが潜み、ダイナミックな活動をしたのち、地上に現れて竜穴というエネルギーの集中点をつくる――と。
この竜の力は、謎めいた成果に人々を導く。ただの山塊、土くれを追っていたはずの人々が、竜穴を追いかけるうちに、信じられないような超常的現象に見舞われるのである。
それがどのようなものかを知りたければ、この本をお読みになると良い。試しにこの本の目次をめくってみてほしい。見たこともないような話が、ずらりと並んでいるのに気づかれるはずだ。
これらは、古い新しいはあってもすべて実話である。さまざまな風水師たちが、その秘密を追っているときに、自ら体験した話ばかりだ。
風水の世界はとても奥が深い。そのため、神秘的な部分が、中国以外の国ではなかなか伝わらない。その意味では、風水は、タオの神秘的な世界に入り込むことを目指す、中国仙道ととてもよく似ている。
実をいうと、中国文化を受け継いだ日本では、風水の術は昔から知られていた。ある時代まで、風水に対する理解が相当にあった。
日本の古代の都、たとえば、藤原京(飛鳥)、平城京(奈良)。長岡京(京都)、平安京(京都)など、すべて風水に基づいた都づくりがなされている。これら古代都市の宮殿(内裏)は、みな竜穴の上に建てられているのだ。為政者たちは竜の不思議なパワーを借りて、国を治めようとしたらしい。
歴史的に新しいところでは、江戸も風水の理論に基づいて都市設計がなされている。昔の日本では、みな、竜に異常な関心を持っていたらしい。
ところがいつのころか、日本では風水が完全に忘れさられてしまった。今では家相などの占いに、断片的な面影が残るだけである。残念なことにこれらからは、本格的な風水は再構成できない。あまりに占いに傾きすぎているからである。
こういう状況のなか、最近、風水に対する関心が、少しずつではあるが高まってきた。ただ、本場・中国の風水が、直接、対象になっているかといえばそうでもない。香港とかシンガポール、あるいは欧米の華僑社会を通して、一度、西洋に入ってバタくさい装いをこらしたものを逆輸入している。ありていにいえば、英語で書かれた風水といったらいいだろうか。
もちろん、これをあまり皮相的に見てはいけない。今、世界的に流行している気に対する関心、竜穴に対するテクノロジー的な見方など、占いのみに傾いて本質がわからなくなった日本の家相などよりは、数段優れている面がある。
だが、残念なことに、本当の風水に対しては、いま一歩、踏み込めていない。所詮はオリエンタルムードに酔っている。傍観者の目で見た風水なのである。私は中国語(古典を含む)、英語を取り混ぜて風水書を読んだからこのことはよくわかる。
はっきりいって、中国人がその目で見ている風水の世界は、今、はやっている風水に見られるような科学的であっけらかんとしたものではない。日本の家相が占い的な部分にしがみつきすぎるのとは対照的に、世界ではやっている風水は、少々、ニューサイエンス方向に傾きすぎている……と私には思えるのだ。
風水とは、もっと神秘的でロマンに満ちたものだ。あえていうなら、怪異小説『聊斎志異』や、香港の時代ものの怪奇映画に描かれた世界に近い。
もちろん、それだけのものとはいわない。家相をやっている人々、あるいは風水に関心がある西洋人がいうように、風水には実用的なパワーがいっぱい詰まっている。いや、それ以上のものがあるといってもよい。
それは科学的というより、科学を超越した、さらにすごい技術といった趣がある。鍼灸や漢方に代表される今の中国医学、あるいは気功などと相通じる何か……といったらいいだろうか。そして、科学のメスがまったく入れられていないため、そのテクニックは、荒削りなまま放っておかれているのである。
この不思議でとらえどころのない本場の風水、なかんずく、中国人が日常的に見ている風水や竜への思い入れ――。こうしたものをどのように表現すれば日本の読者に伝えられるのか、私は本書を書くためにずいぶん悩んだ。
そのために読破した中国語や英語の原書が50冊以上、風水師たちに話を聞くこと数知れず。その甲斐があってか、おそらく日本では類を見ないおもしろい風水の本ができたと思っている。自画自賛しているのではない。読んでいただければわかるはずだが、実際に単行本としては風変わりでおもしろいのだ。
なにしろ謎に満ちた風水の実話を読んでいくだけで、読者が自然に風水とは何かを理解し、その理論体系までが頭に入るように仕組んである。無味乾燥な占い書でもない、また、話だけの空虚な理論書でもない、不思議な構成の本なのである。
この本のうち2、3の話を除いて、すべて今までに聞いたことのないような話ばかりのはずだ。たぶん読者は、本書を読み進むにつれて驚きの連続となる。それはまさに、私が初めて風水に出合ったときに感じたものだ。この新鮮な感じを、みなさんに多少なりとも分けて差しあげられたら、著者冥利に尽きるものである。
この本は、風水に関してまったく知識がない人を対象にして書いた。そのため、極力、実例をあげるようにし、難しいことに関しては噛み砕いて説明した。たぶん、本書を読めば、どんな人であっても風水が理解できるようになるはずだ。ひとりでも多くの人に本格的な風水を知ってもらう、まさにそれが著者の願いなのである。
プロローグ 竜脈という謎めいたものを守る人々
第1章 風水でいう竜とは生命を持った生き物である竜とは何を指しているのか?
竜はその場所から逃げ出すこともある!?
天空に向かって不思議な光を放つ麒麟穴の竜
病んだ竜脈のいろいろな治療法
第2章 水は竜の動きを留め砂は穴を守護する明堂と朝案山は穴前の気を調節する作用を持つ
いい竜穴のそばには素晴らしい泉が湧く
よい水竜と悪い水竜の見分け方
水はその流れが囲むようになっているところに竜穴を結ぶ
第3章 竜の生命の源である竜穴の謎を追う竜穴からは太極暈という謎の物体が出土する
竜穴は女性の生殖器や母胎にたとえられる
仙道と風水を結びつける帰蔵という謎の易
竜穴からは謎のエネルギーが出ている?
探穴尺が正確な竜穴の位置を探しあてた
素晴らしい竜穴は埋葬されるべき人物を選ぶ
前世の骸骨の腋に巣くった蟻穴が原因で起こった腋臭
腐敗しない死体・僵屍をつくり出す養屍穴の怪
僵屍は、夜、墓所より出て人を襲う
第4章 見えざる気の変化を探る理気と陽宅風水のテクニック複雑な家相も納気ですべて解釈できる
女性たちだけを襲う巨大な赤色の壁
喀血を引き起こした天井の梁に潜む奇怪な虫
第5章 知られざる風水呪術の神秘世界廃墓の気を引っ張って利用する七星引気法
切り取った娘の指を使って竜の気を奪う風水呪術
家の梁に仕掛ける陽宅風水呪術
エピローグ 風水は仙道修行と密接な関係がある
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風水最強秘法の全貌と活用のすべて!!
古来より風水師たちは、大地に潜む「竜」のダイナミックな活動を追い求め、地上に現れたエネルギーの集中点である「竜穴」を見出そうとしてきた。すばらしい竜穴は、子々孫々にまで富貴と繁栄を約束してくれるからである。大地が持つこうした不思議な作用と、そのコントロール・テクニックが、風水、すなわち尋竜の法である。ここにその全貌を明かそう!
風水とは、隣国、中国に連綿と伝えられてきた謎めいた術を指す。これをひと言でいえば、大地の不思議な作用と、そのコントロール・テクニックといったらいいだろう。
この術を操る人々を風水師と呼ぶ。風水師たちは、古来より次のように言い伝えてきた。
この大地には竜というものが潜み、ダイナミックな活動をしたのち、地上に現れて竜穴というエネルギーの集中点をつくる――と。
この竜の力は、謎めいた成果に人々を導く。ただの山塊、土くれを追っていたはずの人々が、竜穴を追いかけるうちに、信じられないような超常的現象に見舞われるのである。
それがどのようなものかを知りたければ、この本をお読みになると良い。試しにこの本の目次をめくってみてほしい。見たこともないような話が、ずらりと並んでいるのに気づかれるはずだ。
これらは、古い新しいはあってもすべて実話である。さまざまな風水師たちが、その秘密を追っているときに、自ら体験した話ばかりだ。
風水の世界はとても奥が深い。そのため、神秘的な部分が、中国以外の国ではなかなか伝わらない。その意味では、風水は、タオの神秘的な世界に入り込むことを目指す、中国仙道ととてもよく似ている。
実をいうと、中国文化を受け継いだ日本では、風水の術は昔から知られていた。ある時代まで、風水に対する理解が相当にあった。
日本の古代の都、たとえば、藤原京(飛鳥)、平城京(奈良)。長岡京(京都)、平安京(京都)など、すべて風水に基づいた都づくりがなされている。これら古代都市の宮殿(内裏)は、みな竜穴の上に建てられているのだ。為政者たちは竜の不思議なパワーを借りて、国を治めようとしたらしい。
歴史的に新しいところでは、江戸も風水の理論に基づいて都市設計がなされている。昔の日本では、みな、竜に異常な関心を持っていたらしい。
ところがいつのころか、日本では風水が完全に忘れさられてしまった。今では家相などの占いに、断片的な面影が残るだけである。残念なことにこれらからは、本格的な風水は再構成できない。あまりに占いに傾きすぎているからである。
こういう状況のなか、最近、風水に対する関心が、少しずつではあるが高まってきた。ただ、本場・中国の風水が、直接、対象になっているかといえばそうでもない。香港とかシンガポール、あるいは欧米の華僑社会を通して、一度、西洋に入ってバタくさい装いをこらしたものを逆輸入している。ありていにいえば、英語で書かれた風水といったらいいだろうか。
もちろん、これをあまり皮相的に見てはいけない。今、世界的に流行している気に対する関心、竜穴に対するテクノロジー的な見方など、占いのみに傾いて本質がわからなくなった日本の家相などよりは、数段優れている面がある。
だが、残念なことに、本当の風水に対しては、いま一歩、踏み込めていない。所詮はオリエンタルムードに酔っている。傍観者の目で見た風水なのである。私は中国語(古典を含む)、英語を取り混ぜて風水書を読んだからこのことはよくわかる。
はっきりいって、中国人がその目で見ている風水の世界は、今、はやっている風水に見られるような科学的であっけらかんとしたものではない。日本の家相が占い的な部分にしがみつきすぎるのとは対照的に、世界ではやっている風水は、少々、ニューサイエンス方向に傾きすぎている……と私には思えるのだ。
風水とは、もっと神秘的でロマンに満ちたものだ。あえていうなら、怪異小説『聊斎志異』や、香港の時代ものの怪奇映画に描かれた世界に近い。
もちろん、それだけのものとはいわない。家相をやっている人々、あるいは風水に関心がある西洋人がいうように、風水には実用的なパワーがいっぱい詰まっている。いや、それ以上のものがあるといってもよい。
それは科学的というより、科学を超越した、さらにすごい技術といった趣がある。鍼灸や漢方に代表される今の中国医学、あるいは気功などと相通じる何か……といったらいいだろうか。そして、科学のメスがまったく入れられていないため、そのテクニックは、荒削りなまま放っておかれているのである。
この不思議でとらえどころのない本場の風水、なかんずく、中国人が日常的に見ている風水や竜への思い入れ――。こうしたものをどのように表現すれば日本の読者に伝えられるのか、私は本書を書くためにずいぶん悩んだ。
そのために読破した中国語や英語の原書が50冊以上、風水師たちに話を聞くこと数知れず。その甲斐があってか、おそらく日本では類を見ないおもしろい風水の本ができたと思っている。自画自賛しているのではない。読んでいただければわかるはずだが、実際に単行本としては風変わりでおもしろいのだ。
なにしろ謎に満ちた風水の実話を読んでいくだけで、読者が自然に風水とは何かを理解し、その理論体系までが頭に入るように仕組んである。無味乾燥な占い書でもない、また、話だけの空虚な理論書でもない、不思議な構成の本なのである。
この本のうち2、3の話を除いて、すべて今までに聞いたことのないような話ばかりのはずだ。たぶん読者は、本書を読み進むにつれて驚きの連続となる。それはまさに、私が初めて風水に出合ったときに感じたものだ。この新鮮な感じを、みなさんに多少なりとも分けて差しあげられたら、著者冥利に尽きるものである。
この本は、風水に関してまったく知識がない人を対象にして書いた。そのため、極力、実例をあげるようにし、難しいことに関しては噛み砕いて説明した。たぶん、本書を読めば、どんな人であっても風水が理解できるようになるはずだ。ひとりでも多くの人に本格的な風水を知ってもらう、まさにそれが著者の願いなのである。
プロローグ 竜脈という謎めいたものを守る人々
- 西洋人が中国で出くわした風水という怪物
- 風水が香港新空港の工事を阻止した
第1章 風水でいう竜とは生命を持った生き物である
- 京都の街は風水を学ぶのに最適な教材だ
- 平安京に広がる竜のパワー
- 風水でいう竜には多くの種類がある
- 竜の分類
- 竜の鑑定法(審竜の法)
- おのれの命と引き換えに竜の生命を甦らせる秘術
第2章 水は竜の動きを留め砂は穴を守護する
- 風水という言葉の謎を解き明かす砂と水の作用
- 竜穴を囲み守る竜虎2つの砂
- 流水の形態/水は抱でなくてはならない/水抱のほうが砂環より重要である
- 水が汚染されるとその地は滅亡する
第3章 竜の生命の源である竜穴の謎を追う
- すべてが理想的な状態になっている竜穴の周囲
- 低穴と高穴/吉穴の条件
- 大地の働きによって竜の気が変化し、新しい何かが生み出される
- いい竜穴はふさわしくない人を拒絶する/竜穴を中心とした風水全体の形は、色々なものに例えられる
第4章 見えざる気の変化を探る理気と陽宅風水のテクニック
- 風水で使う羅径は方位を24に分けて見る
- 不気味な回転をして止まらない羅径の怪異
- 理気にはいろいろな派や見方がある
- 理気の作用は20年ごとに変化する
- 陰宅とまったく違った陽宅の気の用法
- 陰宅は気の凝集を利用し、陽宅は気の広がりを使う/乗気と納気
- 納気の立場から考えた家相/屋外の形気煞
- 屋内形気煞
第5章 知られざる風水呪術の神秘世界
- 悪い風水の改良テクニック
- 置鏡法・・・鏡を利用した気の改良テクニック/立石法・・・竜神設置法
- 好運を呼ぶ風水人形/梁に仕掛けをして風水を破壊した大工/夜な夜な主人を苦しめる古びた燭台の怪異
エピローグ 風水は仙道修行と密接な関係がある
- 風水とは大地の竜の働きを利用した仙道の修行法か?
- 風水と仙道の謎めいた対応
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