ジュネーヴ空港(仏: Genève Aéroport)(IATA: GVA, ICAO: LSGG) は、スイスのジュネーヴにある国際空港。ジュネーヴ市内から約4km北西の場所に位置する。「コアントラン空港(Cointrin Airport)」もしくは「ジュネーブ・コワントラン(国際)空港」と呼ばれることがあるが、正式名称ではない。
ジュネーヴ近郊のフランス国境に位置しており、敷地はスイス・フランスの国境をまたがって両国に広がる。空港内のフランス区域(Secteur France)からは、スイスに一時入国することなく、フランス(ヴォルテールが住んだことで知られるフェルネ=ヴォルテール)に直接出入国できる。また、スイス側からフランスへの便を利用する場合には、まず空港内でスイス・フランス間のCIQを通過し、フランス区域に入った後に搭乗手続を行う。このため、スイス側にある国際線のCIQ内の施設(免税店等)は利用できないので注意が必要である。なお、同様にスイス・フランス国境に位置する空港としては、ユーロエアポート(バーゼル・ミュールーズ空港)がある。
ジュネーヴには数多くの国際機関が立地しており、空港近くにあるパレクスポ(Palexpo)では、サロン・アンテルナショナル・ド・ロト(ジュネーヴ・モーターショー)をはじめとする自動車や時計等の国際的なトレード・ショーが多数開催される。また、スイス・アルプス観光の起点のひとつである。このため、本空港は国際便の需要が大きい。
アクセス
ジュネーヴ市内中心部へはバスの10番路線で15分程度でアクセスできるほか、空港の地下にはスイス国鉄(CFF)が直結しており、ジュネーヴの中心駅であるコルナヴァン駅までは7分程度である。また、スイス国内の主要都市に向けて、直通の列車が走っている。