『アズールレーン』は世界大戦期の艦船を美少女擬人化したスマートフォン向けソーシャルゲームである。
舞台は平行世界の1930年代。突如異世界から現れた侵略者「セイレーン」により人類は壊滅寸前に陥った。追い詰められた諸国は『アズールレーン』という名の国際同盟を組み、協力してセイレーンの技術を解析する中で、船に魂を与え強化する「メンタルキューブ」の技術を手に入れた。
メンタルキューブにより少女の姿となった艦船たちの活躍により戦況は拮抗。人類は束の間の平穏を手に入れた。
だが、セイレーンはアズールレーン所属諸国のうち重桜皇国
*1と鉄血帝国
*2に対し「我々に協力するならば現行人類のレベルを遥かに超える技術をくれてやろう」と調略の手を伸ばす。
かくして当該2国はアズールレーン連合を離脱、『レッドアクシズ同盟』を称して真珠湾に襲い掛かるのであった――というのがメインストーリー第1章にあたる。
さて、本稿で紹介するニセキズナアイが登場するイベント【仮想繋げし共時性】は、メインストーリー1章以前のまだ人類側が団結していた時期に発生した事件
*3である。
バーチャルYoutuberのキズナアイがいつものようにゲーム『アズールレーン』をプレイしていると、突如として機器が暴走。彼女はアズールレーンの世界に召喚されてしまう。実はこの機器暴走はセイレーンの差し金であり、彼らはキズナアイのデータを奪ってコピーのニセキズナアイを量産することを目論んでいた
*4のだ。
そうして量産されたニセキズナアイ達は、アズールレーン世界の艦船少女を襲撃しはじめる。
本物のキズナアイと艦船少女たちは、協力してニセキズナアイ軍団に立ち向かうのであった……