リーパーと呼ばれる怪物と、主人公・紀藤誠二の戦いを描いたホラーアクションマンガ。主人公は廃墟で友人である早瀬舞衣たちと肝試しをしていたが、そこで謎の美女に襲われ早瀬舞衣は殺される。その後、キリ
*2という少女に助けられて…という状況から物語が始まる。
本作のメインとなる悪役は、人間にリーパーと呼ばれる怪物である。その姿は人型の蟷螂といった恐ろしい外見であるが、人間の男性の肉眼には和装姿の美女に見えるという特徴を持つ。ただし、電子機器を通したり、男性が負傷していたり、死亡した個体を見たりしている場合などは、人間の姿に見えないこともある
*3。
なお、始祖となった女性とその姉・ねねも含め、すべてのリーパーは人間が転生ないし改造された存在であるらしいことが作中で示唆されている
*4。作中では主人公の友人の女性や、ゲストキャラの娘と同じ姿をしたリーパーが登場している。
本作では、変異種と呼ばれる上位個体と一般の個体が登場する。特に一般の個体は雑魚としても大量に登場し、銃撃や斬撃で倒される場面がある。ちなみに、リョナシーンについては、人間の姿で描かれる場合と、本性の姿で描かれる場合がある。
主なリーパーは以下の通り
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ねね
本作で最も活躍する個体。(男に見える姿が)美人ぞろいのリーパーの中でも、特に色っぽい美人で和服の胸元が大きくはだけていて、巨乳。ちなみに物語冒頭から男性とまぐわっていたりする(速攻食い殺すけど)。その正体は”母様”と呼ばれるリーパーの始祖の姉であることが、作中で示唆されている。最も古参であるためか、戦闘力も高い。
作中では物語序盤に主人公たちを追い詰めるが、後述する黒羽絵美の姿をした個体に裏切られ重傷を負う。ちなみに裏で糸を引いていたのは本作のラスボスで、始祖を操っていた早乙女治巳
*5である。
物語終盤で、彼女は自分自身が殺害し、その後リーパーに改造された早瀬舞衣
*6と行動を共にするようになる。その後、始祖と対決し自爆しようとするが、片腕を切断され深手を負う。しかし、その場にいた早瀬舞衣はねねの代わりに起爆スィッチを押そうとする。ねねもそれを受け入れ、最後は2人とも自爆して死亡した。
黒羽絵美に姿をした個体
第2巻に登場する変異種の個体。その姿は、ゲストキャラ黒羽麻美の娘・黒羽絵美にそっくりで、おそらくは誘拐された黒羽絵美が、リーパーに改造されたと推測される。黒羽麻美は娘の敵をとるために、猟銃などで武装しリーパーを狩るようになっていた。
なお、ねねの項目にも書いた通り、物語の後半で彼女の背後にいたのは、始祖を操っていた早乙女治巳であることが明らかになる。
作中では、山にこもり静かに暮らすことを拒み、主人公と対峙していたねねを不意打ちし深手を負わせる。その後、紆余曲折を経て彼女は仲間たちを率いて、黒羽麻美とキリのコンビと戦闘になる。2人のコンビネーションに不利を悟った彼女は、”非常食”として確保していた子供を人質に黒羽麻美に深手を負わせる。
しかし、直後に自衛隊の特殊部隊に囲まれてしまい、仲間たちも次々に殺害され、彼女は逃亡する。最後は、突如として現れた始祖によって頭部の上半分をちぎられて死亡した(粛清されたものと思われる)。
その他
作中では、全編を通して、上記2名以外にも下位種のリーパーが多数登場し、殺害されている。ちなみに、第4巻にはリーパーが女性の姿で命乞いをする場面もあったりする。