秀丸メールマクロヘルプ4
コマンド一覧
RootHeader関数は、元メールのヘッダ部分から任意のヘッダを検索して、その値部分を返します。RootHeader2関数は、同じヘッダが複数存在している場合に、追加パラメータで指定された場所のヘッダ内容を返します。
CountRootHeaderは、パラメータ1で指定したヘッダが元メール中にいくつあるかを返します。
これらの関数は返信メールまたは転送メールコマンドで表示されたエディタ・ウィンドウの中でのみ有効です。ただし、草稿フォルダや送信済みフォルダに保存されたメールをもう一度エディタで開いた場合には正しく動作しません。
検索したいヘッダです。"Subject"のように、名前のみを指定します。
同じヘッダが複数ある場合に、先頭からの順番を指定します。最初が0、次が1、…です。
見つかったヘッダの内容部分です。ヘッダが見つからない場合または内容が空っぽの場合は""を返します。
見つかったヘッダの個数です。
ちなみに、題名を取り出すには"Subject:"、宛先を取り出すには"From:"を指定します。
この関数は、返信元メールまたは転送元メールの本文全体を返します。ただし、エディタのマクロで扱える文字列の長さには制限があるため、実際には本文の先頭部分の約8キロバイト程度分しか取り込むことが出来ません。さらに言うと、テンプレートから呼び出した場合と違い、マクロから呼び出した場合には、RootBodyもOrikaeshiRootBodyも返ってくる文字列は同じで、いわゆる「折り返し禁止」の形にはなりません。
この関数は返信メールまたは転送メールコマンドで表示されたエディタ・ウィンドウの中でのみ有効です。ただし、草稿フォルダや送信済みフォルダに保存されたメールをもう一度エディタで開いた場合には正しく動作しません。
返信元メールまたは転送元メールの本文の内容です。
折り返し禁止で挿入したい場合は、以下のように、DontOrikaeshi関数で文字列を加工してから、さらに一度それをsetclipboardでクリップボードに入れてpasteするというやり方にしてください。そうでないとうまく「折り返し禁止」で挿入されません。
この関数は、返信元メールまたは転送元メールの本文を引用記号付きに変換して返します。ただし、エディタのマクロで扱える文字列の長さには制限があるため、実際には本文の先頭部分しか変数に代入されないことが多いです。
このQuotedRootBody関数は、テンプレート用に用意した物です。
この関数は返信メールまたは転送メールコマンドで表示されたエディタ・ウィンドウの中でのみ有効です。ただし、草稿フォルダや送信済みフォルダに保存されたメールをもう一度エディタで開いた場合には正しく動作しません。
返信元メールまたは転送元メールの本文の内容を引用記号付きに変換した文字列です。
SelectedRootText関数は、返信元メールまたは転送元メールでの範囲選択された部分の文字列を返します。もし何も範囲選択されてなかった場合は""を返します。
SelectedRootText2関数は、範囲選択されていた場合はその文字列を返し、範囲選択されてなかった場合は本文全体を返します。
QuotedSelectedRootText関数は、SelectedRootTextの返す文字列にさらに引用を付けて返します。
QuotedSelectedRootText2関数は、同様にSelectedRootText2の返す文字列に引用記号を付けて返します。
これらの関数は、すべてテンプレート用に用意した物です。
この関数は返信メールまたは転送メールコマンドで表示されたエディタ・ウィンドウの中でのみ有効です。ただし、草稿フォルダや送信済みフォルダに保存されたメールをもう一度エディタで開いた場合には正しく動作しません。
上記の文字列です。
この関数は、返信元メールまたは転送元メールの本文の行数を返します。ここで言う行数とは、改行文字の数を使って計算した行数であり、自動折り返しによって折り返された行数ではありません。
この関数は返信メールまたは転送メールコマンドで表示されたエディタ・ウィンドウの中でのみ有効です。ただし、草稿フォルダや送信済みフォルダに保存されたメールをもう一度エディタで開いた場合には正しく動作しません。
返信元メールまたは転送元メールの本文の行数(0〜)です。
この関数は、返信元メールまたは転送元メールの本文の1行を返します。ここで言う1行とは、改行文字までの1行であり、自動折り返しで折り返された1行ではありません。
この関数は返信メールまたは転送メールコマンドで表示されたエディタ・ウィンドウの中でのみ有効です。ただし、草稿フォルダや送信済みフォルダに保存されたメールをもう一度エディタで開いた場合には正しく動作しません。
取得したい行の番号です。先頭行が0です。
指定された行の内容です。
RootFolder関数は、返信元メールまたは転送元メールの保存されているフォルダ名を返します。
この関数は返信メールまたは転送メールコマンドで表示されたエディタ・ウィンドウの中でのみ有効です。ただし、草稿フォルダや送信済みフォルダに保存されたメールをもう一度エディタで開いた場合には正しく動作しません。
RootFolder関数は、「返信メール」または「転送メール」コマンドでエディタを起動した場合にしか使えません。
RootFolder2関数は、「返信メール」または「転送メール」コマンドでエディタを起動した場合には、RootFolder関数と同じく、返信元メールまたは転送元メールの保存されているフォルダ名を返し、「新規メール」で起動したエディタ上では、エディタ起動時に選択されていたフォルダを返します。「新規メール」を実行した時に特定のフォルダを選択してなかった場合(例えばアカウントを選択してた場合)や、選択してたフォルダがテンプレート類を指定できないフォルダ(例えば未送信フォルダ等)だった場合は、""を返します。
返信元メールまたは転送元メールの保存されているフォルダ名です。
SmallRootHeader関数は、元メールのヘッダ部分を「簡略表示」に変換して返します。AllRootHeaderは、元メールのヘッダ部分をそのまま返します。
QuotedXXXX系は、XXXX関数の返す値を引用付きにして返します。
OrikaeshiSmallRootHeader、OrikaeshiAllRootHeaderは、折り返し禁止でない形で文字列をメールに挿入します。
ヘッダ部分文字列の最後は改行が除去されています。
これらの関数の返す値はエディタのマクロで扱える文字列変数の長さの制限を越えることがあります。その場合は先頭部分だけが変数に代入される形になります。
この関数は返信メールまたは転送メールコマンドで表示されたエディタ・ウィンドウの中でのみ有効です。ただし、草稿フォルダや送信済みフォルダに保存されたメールをもう一度エディタで開いた場合には正しく動作しません。
ヘッダ部分文字列です。
この関数は、返信元メールまたは転送元メールの返信先を返します。元のメールに「Reply-To:」ヘッダが付いている場合はその内容、付いてない場合は「From:」ヘッダの内容を返します。
この関数は返信メールまたは転送メールコマンドで表示されたエディタ・ウィンドウの中でのみ有効です。ただし、草稿フォルダや送信済みフォルダに保存されたメールをもう一度エディタで開いた場合には正しく動作しません。
この関数は以下のマクロ処理と同等です。
$s = dllfuncstr("RootHeader", "Reply-To");
if( $s == "" ) $s = dllfuncstr("RootHeader", "From");
返信先の文字列です(メールアドレスのみの場合も、名前+メールアドレスの場合もありえます)。
返信元/転送元メールの問い合わせ関係
- 返信元/転送元メールの問い合わせ関係
- RootHeader, RootHeader2, CountRootHeader関数(TKInfo.dll)
- RootBody, OrikaeshiRootBody関数(TKInfo.dll)
- QuotedRootBody関数(TKInfo.dll)
- SelectedRootText、SelectedRootText2、QuotedSelectedRootText、QuotedSelectedRootText2関数(TKInfo.dll)
- RootBodyLineCount関数(TKInfo.dll)
- RootBodyLine関数(TKInfo.dll)
- RootFolder, RootFolder2関数(TKInfo.dll)
- SmallRootHeader、AllRootHeader、QuotedSmallRootHeader、QuotedAllRootHeader, OrikaeshiXXXXRootHeader関数(TKInfo.dll)
- RootReply関数(TKInfo.dll)
RootHeader, RootHeader2, CountRootHeader関数(TKInfo.dll)
RootHeader関数は、元メールのヘッダ部分から任意のヘッダを検索して、その値部分を返します。RootHeader2関数は、同じヘッダが複数存在している場合に、追加パラメータで指定された場所のヘッダ内容を返します。
CountRootHeaderは、パラメータ1で指定したヘッダが元メール中にいくつあるかを返します。
これらの関数は返信メールまたは転送メールコマンドで表示されたエディタ・ウィンドウの中でのみ有効です。ただし、草稿フォルダや送信済みフォルダに保存されたメールをもう一度エディタで開いた場合には正しく動作しません。
パラメータ1
検索したいヘッダです。"Subject"のように、名前のみを指定します。
パラメータ2(RootHeader2関数のみ)
同じヘッダが複数ある場合に、先頭からの順番を指定します。最初が0、次が1、…です。
返り値(文字列型) RootHeader, RootHeader2関数
見つかったヘッダの内容部分です。ヘッダが見つからない場合または内容が空っぽの場合は""を返します。
返り値(数値型) CountRootHeader関数
見つかったヘッダの個数です。
例
$ReplyTo = dllfuncstr( "RootHeader", "Reply-To" ); $Attach = dllfuncstr( "RootHeader2", "X-Attach", 0 ); #n = dllfunc("CountRootHeader", "X-Attach");
ちなみに、題名を取り出すには"Subject:"、宛先を取り出すには"From:"を指定します。
RootBody, OrikaeshiRootBody関数(TKInfo.dll)
この関数は、返信元メールまたは転送元メールの本文全体を返します。ただし、エディタのマクロで扱える文字列の長さには制限があるため、実際には本文の先頭部分の約8キロバイト程度分しか取り込むことが出来ません。さらに言うと、テンプレートから呼び出した場合と違い、マクロから呼び出した場合には、RootBodyもOrikaeshiRootBodyも返ってくる文字列は同じで、いわゆる「折り返し禁止」の形にはなりません。
この関数は返信メールまたは転送メールコマンドで表示されたエディタ・ウィンドウの中でのみ有効です。ただし、草稿フォルダや送信済みフォルダに保存されたメールをもう一度エディタで開いた場合には正しく動作しません。
返り値(文字列型)
返信元メールまたは転送元メールの本文の内容です。
例
$s = dllfuncstr("RootBody");
折り返し禁止で挿入したい場合は、以下のように、DontOrikaeshi関数で文字列を加工してから、さらに一度それをsetclipboardでクリップボードに入れてpasteするというやり方にしてください。そうでないとうまく「折り返し禁止」で挿入されません。
$s = dllfuncstr("RootBody"); $s = dllfuncstr("DontOrikaeshi", $s); setclipboard $s; paste;
QuotedRootBody関数(TKInfo.dll)
この関数は、返信元メールまたは転送元メールの本文を引用記号付きに変換して返します。ただし、エディタのマクロで扱える文字列の長さには制限があるため、実際には本文の先頭部分しか変数に代入されないことが多いです。
このQuotedRootBody関数は、テンプレート用に用意した物です。
この関数は返信メールまたは転送メールコマンドで表示されたエディタ・ウィンドウの中でのみ有効です。ただし、草稿フォルダや送信済みフォルダに保存されたメールをもう一度エディタで開いた場合には正しく動作しません。
返り値(文字列型)
返信元メールまたは転送元メールの本文の内容を引用記号付きに変換した文字列です。
例
$s = dllfuncstr("QuotedRootBody");
SelectedRootText、SelectedRootText2、QuotedSelectedRootText、QuotedSelectedRootText2関数(TKInfo.dll)
SelectedRootText関数は、返信元メールまたは転送元メールでの範囲選択された部分の文字列を返します。もし何も範囲選択されてなかった場合は""を返します。
SelectedRootText2関数は、範囲選択されていた場合はその文字列を返し、範囲選択されてなかった場合は本文全体を返します。
QuotedSelectedRootText関数は、SelectedRootTextの返す文字列にさらに引用を付けて返します。
QuotedSelectedRootText2関数は、同様にSelectedRootText2の返す文字列に引用記号を付けて返します。
これらの関数は、すべてテンプレート用に用意した物です。
この関数は返信メールまたは転送メールコマンドで表示されたエディタ・ウィンドウの中でのみ有効です。ただし、草稿フォルダや送信済みフォルダに保存されたメールをもう一度エディタで開いた場合には正しく動作しません。
返り値(文字列型)
上記の文字列です。
例
$s = dllfuncstr("QuotedSelectedRootText");
RootBodyLineCount関数(TKInfo.dll)
この関数は、返信元メールまたは転送元メールの本文の行数を返します。ここで言う行数とは、改行文字の数を使って計算した行数であり、自動折り返しによって折り返された行数ではありません。
この関数は返信メールまたは転送メールコマンドで表示されたエディタ・ウィンドウの中でのみ有効です。ただし、草稿フォルダや送信済みフォルダに保存されたメールをもう一度エディタで開いた場合には正しく動作しません。
返り値(数値型)
返信元メールまたは転送元メールの本文の行数(0〜)です。
例
#LineCount = dllfunc( "RootBodyLineCount" );
RootBodyLine関数(TKInfo.dll)
この関数は、返信元メールまたは転送元メールの本文の1行を返します。ここで言う1行とは、改行文字までの1行であり、自動折り返しで折り返された1行ではありません。
この関数は返信メールまたは転送メールコマンドで表示されたエディタ・ウィンドウの中でのみ有効です。ただし、草稿フォルダや送信済みフォルダに保存されたメールをもう一度エディタで開いた場合には正しく動作しません。
パラメータ1
取得したい行の番号です。先頭行が0です。
返り値(文字列型)
指定された行の内容です。
例(返信元メールの本文をクリップボードに入れる場合)
loaddll "TKInfo.dll"; setclipboard ""; #LineCount = dllfunc( "RootBodyLineCount" ); #i = 0; while( #i < #LineCount ) { addclipboard dllfuncstr( "RootBodyLine", #i ); #i = #i + 1; }
RootFolder, RootFolder2関数(TKInfo.dll)
RootFolder関数は、返信元メールまたは転送元メールの保存されているフォルダ名を返します。
この関数は返信メールまたは転送メールコマンドで表示されたエディタ・ウィンドウの中でのみ有効です。ただし、草稿フォルダや送信済みフォルダに保存されたメールをもう一度エディタで開いた場合には正しく動作しません。
RootFolder関数は、「返信メール」または「転送メール」コマンドでエディタを起動した場合にしか使えません。
RootFolder2関数は、「返信メール」または「転送メール」コマンドでエディタを起動した場合には、RootFolder関数と同じく、返信元メールまたは転送元メールの保存されているフォルダ名を返し、「新規メール」で起動したエディタ上では、エディタ起動時に選択されていたフォルダを返します。「新規メール」を実行した時に特定のフォルダを選択してなかった場合(例えばアカウントを選択してた場合)や、選択してたフォルダがテンプレート類を指定できないフォルダ(例えば未送信フォルダ等)だった場合は、""を返します。
返り値(文字列型)
返信元メールまたは転送元メールの保存されているフォルダ名です。
例
$s = dllfuncstr("RootFolder"); $s = dllfuncstr("RootFolder2");
SmallRootHeader、AllRootHeader、QuotedSmallRootHeader、QuotedAllRootHeader, OrikaeshiXXXXRootHeader関数(TKInfo.dll)
SmallRootHeader関数は、元メールのヘッダ部分を「簡略表示」に変換して返します。AllRootHeaderは、元メールのヘッダ部分をそのまま返します。
QuotedXXXX系は、XXXX関数の返す値を引用付きにして返します。
OrikaeshiSmallRootHeader、OrikaeshiAllRootHeaderは、折り返し禁止でない形で文字列をメールに挿入します。
ヘッダ部分文字列の最後は改行が除去されています。
これらの関数の返す値はエディタのマクロで扱える文字列変数の長さの制限を越えることがあります。その場合は先頭部分だけが変数に代入される形になります。
この関数は返信メールまたは転送メールコマンドで表示されたエディタ・ウィンドウの中でのみ有効です。ただし、草稿フォルダや送信済みフォルダに保存されたメールをもう一度エディタで開いた場合には正しく動作しません。
返り値(文字列型)
ヘッダ部分文字列です。
例
$s = dllfuncstr("SmallRootHeader"); $s = dllfuncstr("AllRootHeader"); $s = dllfuncstr("QuotedSmallRootHeader"); $s = dllfuncstr("QuotedAllRootHeader"); $s = dllfuncstr("OrikaeshiSmallRootHeader"); $s = dllfuncstr("OrikaeshiAllRootHeader");
RootReply関数(TKInfo.dll)
この関数は、返信元メールまたは転送元メールの返信先を返します。元のメールに「Reply-To:」ヘッダが付いている場合はその内容、付いてない場合は「From:」ヘッダの内容を返します。
この関数は返信メールまたは転送メールコマンドで表示されたエディタ・ウィンドウの中でのみ有効です。ただし、草稿フォルダや送信済みフォルダに保存されたメールをもう一度エディタで開いた場合には正しく動作しません。
この関数は以下のマクロ処理と同等です。
$s = dllfuncstr("RootHeader", "Reply-To");
if( $s == "" ) $s = dllfuncstr("RootHeader", "From");
返り値(文字列型)
返信先の文字列です(メールアドレスのみの場合も、名前+メールアドレスの場合もありえます)。
例
$s = dllfuncstr("RootReply");
2006年05月08日(月) 02:14:08 Modified by aqualung