*輝く原石に眩しい舞台。魅惑。期待。それがここにある。
2010年2月5日。
アプローズ〜映画『イヴの総て』より〜
1950年アカデミー受賞の名作映画「イヴの総て」のミュージカル舞台化。
一曲一曲が劇全体の構成と流れの上で重要な要素として緻密な働きをし、
ミュージカルとしての完成度が高くドラマティックなストーリー展開で、
1970年トニー賞主要5部門を受賞。
ミュージカルにする上で加えられた、
ジプシーと呼ばれる、
まだ芽のでない若い舞台俳優たちの訪れる
「ジョー・アレン亭」の場面は、
彼らの悲哀と、
「アプローズ（喝采）」を切望し、
生きる糧とする姿が、
賑やかなダンスナンバーで語られ、
この作品の象徴的シーン。
タイトルナンバーをアンサンブルのボニーに歌わせる趣向も斬新で、
実はアンサンブルが主役とも思える見せ場、
現代日本の若手舞台俳優たちにはこの精神を是非感じて欲しいところだ。
映画がイヴに焦点を当てているのに対し、舞台はマーゴに焦点をあてており、
観客は、最後にマーゴの悟る「もっと大切なこと」
そして「真実の愛」に安堵し、
「アプローズ」のナンバーに酔いしれて家路に着くことだろう。
近代にはない名作である。
脚本 ベティー・カムデン
アドルフ・グリーン
音楽 チャールズ・ストラウス
詞 リー・アダムス
演出 浜畑 賢吉
翻訳 保坂 磨理子
訳詞 岩谷 時子
振付 藤林 美沙
音楽監督 前田 憲男
出演 出演：
前田美波里
飯野めぐみ
佐野瑞樹 紫城るい 石原慎一
越智則英 平田朝音 倉石功
遠藤敏彦 清水隆伍 善太郎
鯛中卓也 高木裕和 牧勢 海
宮崎真由美 塚本貢子 山田裕美子
守屋利香 茜澤 茜 安部美佳
【映画、舞台共に最優秀賞に輝く名作！！】
1950年アカデミー賞受賞の名作映画「イヴの総て」のミュージカル舞台化。
ミュージカルとしての完成度が高くドラマティックなストーリー展開で、
1970年のトニー賞最優秀作品賞をはじめ主要5部門を受賞。
ブロードウェイ初演の大女優マーゴ役は、
ミュージカル初出演のローレン･バコールだった。
日本では1972年に越路吹雪と雪村いづみで劇団四季が初演、
その後、前田美波里でも再演している。
歳月を経て昨年、今やミュージカル界には欠かせぬ存在となった
前田美波里が再びこの大役に挑み、
今年、松尾芸能賞を受賞した。
演出は、元劇団四季の俳優、浜畑賢吉。
初演出ながら、過去には本作で越路吹雪、前田美波里とも共演した
氏ならではの確固たる舞台を作り上げた。
振付は、自身も才気溢れるダンサーである若手、藤林美沙。
現代の感性を吹き込み、フレッシュでエネルギッシなダンスシーンを演出した。
中でも、まだ芽の出ない“ジプシー”と呼ばれる若い役者たちの、
「アプローズ（喝采）」を切望し、
生きる糧とする悲哀と、
夢を追うひたむきな姿を描く場面では、
アプローズオーディションで選ばれた精鋭たちが鮮やかなダンスを繰り広げ、
ボニー役の元宝塚娘役トップ、紫城るいがタイトルナンバーである
「アプローズ」を歌う、
これはアンサンブルが主役とも思える象徴的なシーンで、
ブロードウェイ初演でも話題になった名場面。
マーゴを脅かす新進女優イヴ役には、
昨年、ミュージカル「マルグリット」で、
アネット 役に抜擢され、
称賛を浴びた若手実力派、飯野めぐみ。
マーゴの恋人ビル役には、幅広いジャンルでファンを魅了するシンガ―、石原慎一。
そのほか、結髪師役に、ジャニーズjr. 屈指の演技派、佐野瑞樹、
プロデユーサー、ハワード役にベテラン、倉石功、
劇作家バズ役にはミュージカル界きっての実力派、越智則英、
その妻でマーゴの親友カレン役には俳優座の個性派女優、平田朝音と、
魅力満載のキャストで贈る。
原作ではスターダムにのし上がっていく若き女優イヴに重きが置かれているが、
舞台では大女優マーゴに焦点があてられ、
観客は最後にマーゴの悟る「もっと大切なこと」に安堵し、
きっと「アプローズ」のナンバーに酔いしれて家路に着くことだろう。
【あらすじ】
舞台はNYのトニー賞授賞式会場。
アメリカ演劇界最高の栄誉であるトニー賞が、
新進女優のイヴ・ハリントンに渡されようとしている。
プレゼンターである大女優マーゴ・チャニング（前田美波里）は、
イヴ（飯野めぐみ）が初めて彼女の前に現れた1年前を回想する。
楽屋にやってきて、
かわいそうな身の上話をした純情そうな田舎娘イヴを付き人代わりに使ってやった。
甲斐甲斐しく働きマーゴにとって欠かせぬ存在となったイヴだったが、
彼女の目的はそんなことではなかった。
プロデューサーのハワード（倉石功）に取り入りマーゴの代役になり、
マーゴの恋人ビル（石原慎一）といちゃつく。
怒りと嫉妬でマーゴは周囲に当たり散らし荒れる。
イヴはそんな横暴なマーゴに反省を促すためと、
劇作家バズ（越智則英）の妻カレン（平田朝音）を言いくるめ、
マーゴをバズの別荘に足止めさせて舞台に穴をあけさせる。
イヴはその夜、マーゴの代わりに舞台に立ち大喝采を受ける。
一夜にしてスターの座を射止めたイヴの野望はさらに留まることを知らない……。
出演者の顔
2010年2月5日。
アプローズ〜映画『イヴの総て』より〜
1950年アカデミー受賞の名作映画「イヴの総て」のミュージカル舞台化。
一曲一曲が劇全体の構成と流れの上で重要な要素として緻密な働きをし、
ミュージカルとしての完成度が高くドラマティックなストーリー展開で、
1970年トニー賞主要5部門を受賞。
ミュージカルにする上で加えられた、
ジプシーと呼ばれる、
まだ芽のでない若い舞台俳優たちの訪れる
「ジョー・アレン亭」の場面は、
彼らの悲哀と、
「アプローズ（喝采）」を切望し、
生きる糧とする姿が、
賑やかなダンスナンバーで語られ、
この作品の象徴的シーン。
タイトルナンバーをアンサンブルのボニーに歌わせる趣向も斬新で、
実はアンサンブルが主役とも思える見せ場、
現代日本の若手舞台俳優たちにはこの精神を是非感じて欲しいところだ。
映画がイヴに焦点を当てているのに対し、舞台はマーゴに焦点をあてており、
観客は、最後にマーゴの悟る「もっと大切なこと」
そして「真実の愛」に安堵し、
「アプローズ」のナンバーに酔いしれて家路に着くことだろう。
近代にはない名作である。
脚本 ベティー・カムデン
アドルフ・グリーン
音楽 チャールズ・ストラウス
詞 リー・アダムス
演出 浜畑 賢吉
翻訳 保坂 磨理子
訳詞 岩谷 時子
振付 藤林 美沙
音楽監督 前田 憲男
出演 出演：
前田美波里
飯野めぐみ
佐野瑞樹 紫城るい 石原慎一
越智則英 平田朝音 倉石功
遠藤敏彦 清水隆伍 善太郎
鯛中卓也 高木裕和 牧勢 海
宮崎真由美 塚本貢子 山田裕美子
守屋利香 茜澤 茜 安部美佳
【映画、舞台共に最優秀賞に輝く名作！！】
1950年アカデミー賞受賞の名作映画「イヴの総て」のミュージカル舞台化。
ミュージカルとしての完成度が高くドラマティックなストーリー展開で、
1970年のトニー賞最優秀作品賞をはじめ主要5部門を受賞。
ブロードウェイ初演の大女優マーゴ役は、
ミュージカル初出演のローレン･バコールだった。
日本では1972年に越路吹雪と雪村いづみで劇団四季が初演、
その後、前田美波里でも再演している。
歳月を経て昨年、今やミュージカル界には欠かせぬ存在となった
前田美波里が再びこの大役に挑み、
今年、松尾芸能賞を受賞した。
演出は、元劇団四季の俳優、浜畑賢吉。
初演出ながら、過去には本作で越路吹雪、前田美波里とも共演した
氏ならではの確固たる舞台を作り上げた。
振付は、自身も才気溢れるダンサーである若手、藤林美沙。
現代の感性を吹き込み、フレッシュでエネルギッシなダンスシーンを演出した。
中でも、まだ芽の出ない“ジプシー”と呼ばれる若い役者たちの、
「アプローズ（喝采）」を切望し、
生きる糧とする悲哀と、
夢を追うひたむきな姿を描く場面では、
アプローズオーディションで選ばれた精鋭たちが鮮やかなダンスを繰り広げ、
ボニー役の元宝塚娘役トップ、紫城るいがタイトルナンバーである
「アプローズ」を歌う、
これはアンサンブルが主役とも思える象徴的なシーンで、
ブロードウェイ初演でも話題になった名場面。
マーゴを脅かす新進女優イヴ役には、
昨年、ミュージカル「マルグリット」で、
アネット 役に抜擢され、
称賛を浴びた若手実力派、飯野めぐみ。
マーゴの恋人ビル役には、幅広いジャンルでファンを魅了するシンガ―、石原慎一。
そのほか、結髪師役に、ジャニーズjr. 屈指の演技派、佐野瑞樹、
プロデユーサー、ハワード役にベテラン、倉石功、
劇作家バズ役にはミュージカル界きっての実力派、越智則英、
その妻でマーゴの親友カレン役には俳優座の個性派女優、平田朝音と、
魅力満載のキャストで贈る。
原作ではスターダムにのし上がっていく若き女優イヴに重きが置かれているが、
舞台では大女優マーゴに焦点があてられ、
観客は最後にマーゴの悟る「もっと大切なこと」に安堵し、
きっと「アプローズ」のナンバーに酔いしれて家路に着くことだろう。
【あらすじ】
舞台はNYのトニー賞授賞式会場。
アメリカ演劇界最高の栄誉であるトニー賞が、
新進女優のイヴ・ハリントンに渡されようとしている。
プレゼンターである大女優マーゴ・チャニング（前田美波里）は、
イヴ（飯野めぐみ）が初めて彼女の前に現れた1年前を回想する。
楽屋にやってきて、
かわいそうな身の上話をした純情そうな田舎娘イヴを付き人代わりに使ってやった。
甲斐甲斐しく働きマーゴにとって欠かせぬ存在となったイヴだったが、
彼女の目的はそんなことではなかった。
プロデューサーのハワード（倉石功）に取り入りマーゴの代役になり、
マーゴの恋人ビル（石原慎一）といちゃつく。
怒りと嫉妬でマーゴは周囲に当たり散らし荒れる。
イヴはそんな横暴なマーゴに反省を促すためと、
劇作家バズ（越智則英）の妻カレン（平田朝音）を言いくるめ、
マーゴをバズの別荘に足止めさせて舞台に穴をあけさせる。
イヴはその夜、マーゴの代わりに舞台に立ち大喝采を受ける。
一夜にしてスターの座を射止めたイヴの野望はさらに留まることを知らない……。
出演者の顔
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