マサルさんクロス16話

機動六課ヘリポートにて
ヴァイス「な、なんだよ、俺が何をしたって言うんだ!!」
ヴィータ「まあそう怖がるなよ・・・これは高町教導官の命令でな・・・恨むならなのはを恨めよ・・・」
ヴァイス「う、うわあああああああああ!!!!やめてくれえええええええ!!!」


なのはとあの騎士達


クロノ「機動六課〜、機動六課〜、リリカル〜」
なのは「あ、お昼時を告げる提督の甘いささやき声だ」
スバル「クロノ提督だったんですかこの声・・・」
なのは「スターズ午後の訓練ははやてちゃんの広域呪文講義かぁ・・・どんな風に寝ようかな」
ティアナ「寝ちゃ駄目ですよ!?部隊長何故かはりきってるんですから寝たら傷つきますよ!」
なのは「そだね、はやてちゃんも頑張ってるし・・・しょうがない、普通に寝よ」
ティアナ「だから寝ちゃ駄目ですってば!!」
スバル「御飯食べましょーよー」

なのは「あれ?ヘリポートがなんか騒がしいね・・・」
ヴァイス「うおおおおお!!!おおおおおん!!!おおおおおおおん!!」
ティアナ「ヴァイス軍曹が本気で泣いてる・・・」
スバル「どうしたのかなぁ?きもちわるいね」
ティアナ「アンタさりげなく酷いわね・・・」
エリオ「あんまり泣かないで下さい・・・」
キャロ「塗装だけならまだいいじゃないですか」
ヴァイス「でも!俺の・・・俺のストームレイダーが・・・うああああああ・・・」
なのは「うわぁお、ストームレイダーが赤と黒のツートンカラー、フェイトちゃんどうしたのコレ」
ティアナ「きんもー!」
ヴァイス「どうしたもこうしたも!あんたが命令したんじゃないのか!!昼前にスターズ副隊長がやってきていきなりこんな事を・・・!!」

一同「!!」

フェイト「そ、そんな馬鹿な・・・」
エリオ「いや、この前ヴィータ副隊長はなのはさんにやられてますし・・・」
キャロ「逆恨みでしょうか・・・」
ティアナ「それに、部下の不始末は上司の責任・・・なのはさんが糾弾されてしまいます」
スバル「そんな・・・なのはさん!どうするんですか!」

なのは「・・・赤と白色と・・・青で私カラーなの・・・」

(プシュー)

「やめれーーーー!!!!」

なのは「成程、ヴィータちゃんの仕業なんだね・・・全く懲りないんだから」
フェイト「さりげなく執念深いからね・・・」
なのは「しかしこんな大胆な行動に出るって事は、私と戦う準備は万全と言う事なのかな?ま、何をしようとヴィータちゃんは私に勝てないよ」
フェイト「だといいんだけど・・・って!なのは何持ってるのそれーーー!!!!」
なのは「あぁ!これは矢文!?てっきり髪止めかと思ったら矢文だったのーーーー!!!」
フェイト「全然似てねええええ!!!・・・あれ?これは手紙かしら・・・?」

『なのはのアホ!のうみそ!ハゲ!小鳥!
 悔しかったら午後に訓練場に来い、は預かる ザフィーラ&ヴィータ』

フェイト「ザフィーラ・・・って・・・」
なのは「犬畜生(仮)だね、やっぱりグルだったんだ・・・」
フェイト「どうするの、なのは・・・?」

なのは「今日は五時から・・・ベルカの車窓から(再)があるの・・・明日にしてもらうの!」
フェイト「えええええええ!!!!」

ザフィーラ「ほ、本当に大丈夫なのか・・・」
ヴィータ「ビビってんじゃねーよ、こいつの威力は折り紙つきだ・・・それにお前だって最近の扱いには辟易してるだろ?」
ザフィーラ「たしかにそうだが・・・お、来たか・・・」

シグナム「なんだ?今日は午後は私は訓練じゃない筈だが・・・?」
なのは「まぁまぁ・・・いいからいいから」
ヴィータ「来たみてーだな」
なのは「ごめんね遅れてー!」

ヴィータ「げっ!」
ザフィーラ「シグナム!」

シグナム「ヴィータ?ザフィーラ?何で此処に・・・?」
ヴィータ「な、なんだよ、仲間連れとは魔王らしくねーな」
なのは「うん、今日は構っている暇は無いの、明日にしてくれるかな?」
ヴィータ「ふざけんな!逃げるってのか!?」
なのは「まぁまぁ、代わりに・・・

シグナムを置いていくから好きにして!」

シグナム「何ーーー!!私をその為に呼んだのかーー!!」
フェイト「なのははシグナムを真の騎士だと認めるから任せるんだよ・・・?」
シグナム「了解した、此処は任せろ!テスタロッサ!」
フェイト「(ごめんね、シグナム・・・)」
なのは「それじゃ私はこれで・・・」
ヴィータ「まてよ、もしかして怖いのか・・・?あたしに負けるのが・・・」

なのは「!!」

ヴィータ「そりゃそうだよな、機動六課最強の隊長が副隊長に負けたとあっちゃ、もう魔王も形無しだよな・・・」
なのは「ヴィータちゃんじゃ・・・無理なの」
ヴィータ「どうかな?」
なのは「・・・フェイトちゃん」
フェイト「シグナム、ベルカの車窓から(再)・・・録画出来る?」
シグナム「ああ、シャッハに電話して頼んでおこう」
なのは「お願いね・・・」
シグナム「何、お安いご用だ」
ヴィータ「準備はいーみてーだな」
なのは「いつでも、お先にどうぞ」
ヴィータ「なら行くぜ!アイゼン!フォルムツヴァ・・・」

なのは「エクセリオーーーーン!!!!」

ザフィーラ「ぬわああああ!!汚ねええええええ!!!」
ヴィータ「い、今だザフィーラ!」
ザフィーラ「そ、そうか、スイッチポチッとな・・・」

なのは「バスターーーー!!!」


(ぶしゅーー・・・)


フェイト「出る前に排気してるーーー!!!」
なのは「そんな・・・ハッ!?」

ザフィーラ「あたたたたたたたたたたたたた!!!ほあたぁ!!」

なのは「げふぅっ・・・そんな、馬鹿な・・・なんで・・・魔法が・・・!!」
フェイト「あれは・・・ガジェット!!?」

ヴィータ「ふっふっふ・・・この前鹵獲した奴だ・・・改良されたAMFは範囲内のカートリッジによるブースト魔法を100%遮断する・・・ガジェット自身は動けないがな・・・これでお前はデバイスによる魔法を使えない!」
なのは「馬鹿な・・・なんて事・・・」


・・・・・・・・・・・・


なのは「ヴィータちゃんは全部の魔法が使えないの・・・!」


指先クロスファイアーシュート!!!!



シグナム「ああ、そうだ、では頼むぞシャッハ・・・」



ザフィーラ「そうだね・・・魔法が使えないと・・・こっちは全く攻撃できないよね・・・」
ヴィータ「・・・何か違うなって・・・思ってたんだ・・・」



シグナム「そうそう!βの2で!」


(ドグシャー・・・)


なのは「ふぅ・・・危なかったの・・・」
フェイト「よかった・・・もう駄目かと思った・・・なのは」
なのは「フフ、髪止めも返してもらったし・・・」
フェイト「あとはベルカの車窓を待つばかりね」

なのは「それにしてもヴィータちゃん・・・いい試合させてもらったよ・・・だからお礼にこの言葉を送るよ・・・


おいどんは

冥府魔道を

いくゴワス」

byなのは

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2007年08月08日(水) 10:08:49 Modified by beast0916




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