JBoss AS編集する

最終更新： chipstar_light chipstar_light 2010年03月15日(月) 17:31:36履歴

UnifiedClassLoader

Boss AS 4.0.x系では、クラスローダーにUnifiedClassLoaderという独自の仕組みを利用します。
通常のアプリケーションサーバーでは、WAR単位で一つのClassLoaderが割り当てられ、同じインスタンス内に
配置されている他のWARアプリケーションとの依存関係は持ちません。

しかし、JBoss ASが採用しているUnifiedClassLoaderでは、WAR間のClassLoaderが依存関係(横のつながり)を持っています。
これは、どこか一つのWARのClassLoaderが任意のクラスをロードすると、他のWARで同名のクラスを利用する場合に、先にロードされたクラス情報が利用される仕組みとなります。

この仕組は、EJBなどを利用して、複数のアプリケーション間(WARやEJB間)で値のやりとりを行う場合に、値渡しではなく、参照渡しを実現するためのものです。

しかし、このUnifiedClassLoaderを利用すると、複数のWARアプリケーションを配置した場合、それぞれのWARで同じ名前の異なる
バージョンのクラスを利用する事ができなくなります。

この問題を解決するためには、WAR間でクラス情報を共有しないように設定をする必要があります。
※以下はJBoss AS 4.0.5GAでの設定になります。

設定方法�　．▲廛螢院璽轡腑鵐機璽弌質澗里紡个垢訐瀋�
・以下の設定ファイルを開きます
　　JBossホーム/deploy/jbossweb-tomcat55.sar/META-INF/jboss-service.xml
・UseJBossWebLoaderの設定を"false"にします。
　　※この設定はJBoss AS 4.0.2以降からデフォルトでfalseになっています。
　　設定例：
　　　<attribute name="UseJBossWebLoader">false</attribute>

設定方法�◆�WAR単位に対する設定
・以下の設定ファイルを開きます（無ければ作成します）
　　コンテキストルート/WEB-INF/jboss-web.xml
・class-loading/loader-repositoryの設定を、unique-archive-nameにする
　　設定例：
	<jboss-web>
		<class-loading>
			<loader-repository>dot.com:loader=unique-archive-name</loader-repository>
		</class-loading>
	</jboss-web>

これらの設定を上手く利用して頂くことで、他のアプリケーションサーバーと同様の動きをJBoss ASでも実現できます。
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