SMB(Server Message Block)

ネットワーク(LAN)上の複数のWindowsコンピュータの間でファイル共有やプリンタ共有などを行うためのプロトコルおよび通信サービス。
下位のプロトコルとしてNetBIOSを用いる。

出典:http://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/0205/17/new...

SMB2

SMBには大きく分けてSMB1とSMB2がある。
SMB1のコマンド/サブコマンドの種類が100以上あったものを19にまとめ、プロトコルのやりとりを集約した。
パイプライン化機構があり、前の要求への応答を受け取る前に次の要求を送信できる。
Windows Vista以降で導入
古いWindowsやSambaとの接続の場合はSMB1を使うようになっている

Samba

SMBプロトコルとマイクロソフトの拡張をフリーソフトウェアとして再実装したもの。
SMBサーバ機能とコマンドラインのSMBクライアント機能がある。

NetBIOS

ネットワーク・カードを制御するためのAPIとして、IBMとSytek社(その当時ネットワーク・カードの実際の設計を担当した企業)が開発したもの。
名前が示しているとおり、NetBIOSを端的に説明すれば、マザーボード上にあって、キーボードやマウスなどの基本入出力ルーチンを担う標準BIOSのように、ネットワーク・カードの機能を使うための、一種の拡張BIOSのようなものである。
BIOS
マイクロプロセッサの処理能力が低く、メモリが高価だったころ、ハードウェアをデバイス・ドライバのレイヤで仮想化するような仕組みをOSは備えていなかった。
このため当時は、ハードウェア側にROMなどを搭載し、この中に基本的な入出力ルーチンなどを格納しておいて、必要に応じてこれを呼び出す方式が一般的だった。
これなら、上位ソフトウェアは、ハードウェアの細部を意識しなくても、基本入出力ルーチンを呼び出すことで、それを使うことができる。
BIOSはその代表例で、BIOSにシステムの起動時テストや、キーボードやマウス(PS/2)、グラフィックス・デバイスなどのハードウェアを制御するための基本ルーチンが格納されている。

NetBEUI(NetBIOS Extended User Interface)

NetBIOSはソフトウェアからのインターフェースを規定しているだけで通信プロトコルまでは決めていない。
NetBIOSインターフェイスを使用したネットワークの通信手順(プロトコル)の1つとして開発されたもの。
トランスポート層のプロトコル。
現在では、NetBIOSの下位にTCP/IPが用いられる事の方が多い。

CIFS(Common Internet File System)

Microsoft社ではWindows以外のシステムでもSMBが利用できるよう、SMB互換のプロトコルCIFS(Common Internet File System)を公開している。
SambaなどのCIFS対応のソフトウェアを用いればUNIX系OSなどでもWindowsコンピュータとのファイル共有などが行える。
NetBIOSインターフェイスを経由せず、ただ1つのTCPのポート(445番)だけでサービスできるように改良されたプロトコルである。
提供するサービスそのものはSMBの場合とほとんど同じであるが、使用するポートが1つだけでよいので、ファイアウォールなどでの管理も容易になっている(NetBIOSでは複数のポートを使用する)。

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