VIEW

ビュー作成の利点

• セキュリティの向上
• データの加工

ビュー

• 単一ビュー
  • １つの表から構成される
  • 関数を含まない
  • グループを含まない
  • ビューからの挿入，更新，削除が可能である
• 複数ビュー
  • 複数の表から構成される
  • 関数を含む
  • グループを含む
  • 条件付きで，ビューからの挿入，更新，削除が可能

ビューの作成

• CREATE VIEW コマンドを使う
• ビューに対応する副問い合わせを変更する場合には「OR REPLACE」を付加する
• FORCEオプションがあると元表が未定義でもビューを作成できる
• NOFORCEオプションを指定すると元表が未定義の場合にはビューの定義は成功しない

ビューの削除

• DROP VIEWコマンドを使用する

ビューを通した更新

• ビューの新規挿入，更新，削除時の留意点は次のとおり．
  • 表の列を選択して作成されたビューに新規挿入する，選択されていない列はNULL(DEFAULT指定がある場合にはその値)がセットされる．
• DISTINCT演算子，GROUP BY句，グループ関数(SUMなど)を使用したビューの更新(INSERT/UPDATE/DELETE)できない．
• WITH CHECK OPTION句が定義されたビューの場合には，WHERE句の条件が真となる更新(INSERT/UPDATE/DELETE)であるかどうかのチェックが行われる，

ビューに対する削除の実行

• ビューの次のいずれかが含まれている場合，ビューから行を削除することはできない．
  • グループ関数
  • GROUP BY句
  • DISTINCT キーワード
  • ROWNUM擬似列
  • 式によって定義された列

ビューに対する挿入の実行

• ビューに次のいずれかが含まれていなければ，ビューに行を挿入する事ができる
  • グループ関数
  • GROUP BY 句
  • DISTINCT キーワード
  • ROWNUM擬似列
  • 式によって定義された列

• また，元となる表のNOT NULL 制約付きの列を，すべてビューに定義してある事が挿入で使用できる前提となる．

ビューの挿入/更新/削除の禁止

• ビュー定義にWITH READ ONLYオプションを指定する事で，読み取り専用のビューを作成できる．
• READ ONLYのビューに対して，挿入，更新，削除の操作を実行するとエラーが発生する．