【ミミック】

ひとくいばこの上位種族。初登場はIIIで、以降は常連。
IIIでは驚異的な攻撃力を誇ったひとくいばこ。
それの上位種であるコイツは、2回行動とザラキ&マホトラ戦法というやはり嫌な戦法で苦しめてくる。
他にラリホーやメラミを唱えることもあるが、やはりザラキが怖い。
ラーの洞窟ではトラップとして大量に登場。ピラミッドの二の舞になったプレイヤーも多いだろう。
ただし、コイツと戦う段階では対策もいくつか取れる。
アストロンによるザラキ空撃ち誘導、マホトラ合戦、ギガデインによる瞬殺など
自分なりの戦い方を身につければ、ひとくいばこよりは楽だろう。
IV〜VIでも、ザラキ・メラミ・マホトラと戦法が全然進歩していない。
特技が増えてだんだん対処が楽になったため脅威は薄らいでいった。
VIIでは、さらに弱体化されザラキがザキになった(以降のリメイクでもV以外はザラキがザキへ変更)
不思議な踊り・甘い息などでフォローしているが、同作品で上位種族のパンドラボックスがデビューしたため
おいしい役も持って行かれ、堕ちるところまで堕ちてしまった。以降図鑑などの関係上、普通に出るように。
VIIIでは、VIIと同じような感じ。もはやザキを使う普通の敵…ただし、MPはいつの間にか無限になっている。

インパスの呪文を唱え宝箱の中身を鑑定することで戦闘を避けられるが、
Vではちいさなメダルを確実に落とすため積極的に狩られる運命にある。
DQMにひとくいばこを差し置いて出場、物質系の一体としてこれまでどおりフィールド上の宝箱に化けている。
特にDQM1ではイベントフロアでの宝箱部屋に潜んでいることが多く、
部屋によっては6体前後が一つのフロアに出てくる場合もある。
一方、モンスターは基本的に全て仲間に出来るDQMではその能力は有用性が高く、
敵では怖いメラゾーマ・ザラキを扱いこなす他、物質系屈指の会心攻撃率を誇り
耐性を整えれば物質系のエースとして機能する。
配合と仲間モンスターシステムに上手く対応したモンスターといえるだろう。

不思議のダンジョンシリーズの常連でもある。
トルネコ1ではアイテムや階段に擬態して上に乗ろうとした瞬間に正体を現して先制攻撃してくる。
たまに鉄の金庫に化けているマヌケな奴もいる(鉄の金庫は普通に落ちてはいない)。
トルネコ2、3でも基本的には同じ。3ではニフラムの巻物で消すとミミックが全て薬草に変化する。
少年ヤンガスでは擬態しなくなった。しかし能力は非常に高く、しゅんそく持ちなので逃げることも困難。
幸い、モンスターハウス以外では必ず眠っているので腕に自信が無ければそっとしておこう。
仲間としてはパンドラボックスには劣るがしゅんそく、まだんはんしゃ持ちなので融合すると移動がラク。


FC時代の暴れていた頃は、こんな設定もあった。
ハーゴン教団の本拠地である氷雪の封土・ロンダルキアに棲息する
冷気の精霊ブリザード。
あまりにも殖えすぎたためロンダルキアを離れて新天地に旅立ったブリザードが、
食糧貯蔵用の冷蔵魔法がかけられた宝箱に潜り込む事で、外界の暑気を克服し生き延びたもの。
全身の血を凍結させ対象を一瞬で即死させる魔法『ザラキ』を使う。
なお、その正体については 『ドラゴンクエスト モンスター物語』に於いて明かされている。

「mimic」とは、そもそもは英語で「擬態」の意味であり、化ける対象は「宝箱」に限定されていない。
例えば「魔法戦隊マジレンジャー」に登場した「ミミック」は車に擬態する冥獣だった。
しかし、このゲームシリーズの影響で「ミミック=宝箱に化ける」というイメージが一般化しているのも事実である。
(具体例:遊戯王OCGのモンスターカード「暗黒のミミック LV1」「暗黒のミミック LV3」)
2007年10月05日(金) 10:17:13 Modified by toshiyuki1112




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