【暗黒神ラプソーン】

VIIIのラスボス。
大昔に7人の賢者と神鳥レティスの働きによって封印されていた。
三角谷のさまようよろいの台詞によると、人間にとっても魔物にとっても、あまりありがたくない神のようだ。
だが、彼を信仰する教団のようなものはあったようで、闇の遺跡には今でも彼の神官やその成れの果てが潜んでいる。
また直属の配下に、闇の世界の真っ黒なモンスターと暗黒魔城都市を守る精鋭がいる。

魂はトロデーン城の宝の杖に、肉体は聖地ゴルドの女神像に、長らく封印されていた。
彼の魂が封印されている杖を握った者は、絶大な力を得られるが、ラプソーンに操られてしまう。
杖を握ったドルマゲスを利用し、自らを封印した賢者達の子孫を殺害して世界中を回り、復活を図る。
ドルマゲスが死亡した後は、ゼシカやレオパルドを操り、同様の犯行を繰り返す。
なお、彼の支配は強い精神力があれば抵抗でき、力だけを得ることができるようだ。
マルチェロだけは、その並外れた精神力で、暗黒神の力と意思を制御することに成功していた。
だが、主人公達との戦いで弱ったマルチェロの肉体を乗っ取って、復活を果たす。
デスピサロ以上に、自ら世界中を飛び回って働いたラスボスだと言える。
リメイクIVでは、ピサロが多くのモンスターから疎まれていたことが伺えるが、コイツはそれ以上だったのだろう。
もっとも妖魔ゲモンのような役立たずが多かったのも大きいかも知れない。

暗黒魔城都市にて主人公と戦う第一形態は、小さく迫力に欠ける。
だが見た目に騙されることなかれ、痛恨の一撃や凍える吹雪、イオナズンなどは脅威となるだろう。
これを撃ち破ると脱出イベントの後、暗黒魔城都市の力を得て巨大化する。
同時に自分の配下を各地のフィールドに配属させるが、IVやVのモンスター分布変化と違い、明らかに旧生態系に割り込むような形で出てくる。
この迷惑行為によって駆逐されたモンスターが多く、早解きプレイヤーは討伐モンスターリストコンプが困難になる。
ある意味ラプソーン最大の悪行である。散らさないで一カ所に集中させれば街一つくらいは壊滅させられた気もするが、デブになって頭が悪くなったのだろうか…
巨大化したときの姿(第二形態)は、羽と角が生えた曙(通称デブソーン)である。
神鳥レティスの背に乗って戦うのだが、直接攻撃をしかける際には彼の腹の上に飛び移る形になる。
強力なバリアを張っており、どのような攻撃をしかけても、全くダメージを与えられない。
4人で神鳥の杖に祈りを捧げて、7人の賢者の力を借り、このバリアを破る必要がある。
バリアを破った後は、激しい炎や凍える吹雪など、VIやVIIのラスボスより攻撃がヌルイ。しかも不敵に笑うだけで何もしないこともあるという馬鹿者。
お約束のマダンテ→祈りも使うが、その前に倒せることが多い。ヘタレ度ここで大爆発。
一応気をつけるべき攻撃は、杖の先の玉を投げつける念じボール。二発とも同じキャラに当たるとダメージ200オーバーなので結構痛い。
それ以外は全体攻撃が多いので、賢者の石やハッスルダンスがあると楽。

なお、闇の遺跡の壁画に見られる彼の姿は、第一形態とも第二形態とも一致しない。
これは昔はそういう姿をしていたのか、単にチャゴス王子みたいに自分を美化して描かせているのか。
真相は不明である。
レティスをレーザーで焼いて自分のいる部屋への道を空ける仕掛けを見ると情けなくなる。
2006年09月05日(火) 21:23:42 Modified by uha3




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