ウィキペディア Wikipedia は、第一位のインターネット百科事典と世間から認知されていますが……。                                                                          ウィキペディアに掲載できない原稿や、真面目な批判的見地からの記事、そのためのウィキペおたく百科事典です。



検察官は、警察から送検された事件および独自捜査された刑事事件について、起訴の有無を検討したのち、裁判所に起訴した公判について、「検察官」として役割を担い、求刑するのを、主たる任務とされる。
また、検察官は、日本国の法律事務に、「法律の専門家」たる「検察官」として、携わる業務もある。

検察官の職務

検察庁法第4条 
検察官は、刑事について、公訴を行い、裁判所に法の正当な適用を請求し、且つ、裁判の執行を監督し、又、裁判所の権限に属するその他の事項についても職務上必要と認めるときは、裁判所に、通知を求め、又は意見を述べ、又、公益の代表者として他の法令がその権限に属させた事務を行う。

以下法務省刑事局のホームページから転載

検察官は,次のような仕事をしています。
1 警察等から送致を受けた事件,検察官に直接告訴・告発のあった事件及び検察官が認知した事件について捜査を行い,これを裁判所に起訴するかどうかを決めること(少年事件については,家庭裁判所に事件を送致すること)。なお,検察官には起訴できる事件でも,犯罪の軽重や種々の情状などによって起訴しない(起訴猶予など)権限があります。
2 起訴した事件について公判で立証し,裁判所に適正な裁判を求めること。
3 裁判の執行を指揮監督すること。
4 公益の代表者として法令に定められた事務を行うこと。

検察官の種類

以下法務省刑事局のホームページから転載

検察官は,検事総長,次長検事,検事長,検事,副検事に分かれています。

検事総長は 最高検察庁の長で,全国の検察庁の職員を指揮監督しています。
次長検事は 最高検察庁に属し,検事総長を補佐し,検事総長に事故のあるとき,又は検事総長が欠けたときにその職務を行う検察官です。
検事長は 高等検察庁の長であり,全国8つの高等検察庁に1人ずつ配置されています。検事長は,その高等検察庁の庁務を掌理し,その庁並びにその管内にある地方検察庁及び区検察庁の職員を指揮監督します。
検事正
(地方検察庁の長である検事)は その地方検察庁の庁務を掌理し,その庁及びその管内の区検察庁の職員を指揮監督しています。
検事は 最高検察庁,高等検察庁及び地方検察庁等に配置され,捜査・公判及び裁判の執行の指揮監督などの仕事を行っています。
副検事は 区検察庁に配置され,捜査・公判及び裁判の執行の指揮監督などの仕事を行っています。

検察官の生活

2008年現在、給料については、検察官の棒給等に関する法律の下に金額が書いてある。副検事の棒給の最低は 206,600円であり、検事の棒給の最低は 227,000円である。検事に関しては初任給でも年収500万円近くで、昇給および昇進によって年収1000万円を超えることもよくある。
ただ、2年から3年ごとに転勤があり、その点留意する必要がある。また、残業は当然あるし、休日返上もよくあるし、労働組合ははない。
一般市民と同様に、趣味も様々であり、仲間同士で賭け麻雀をしている検察官もいる。

著名な現役検察官

田中素子
2008年現在、大阪地方検察庁特捜部副部長で、50歳。
横山ノック強制わいせつ事件で、横山ノックこと山田勇を自供に追い込む。

注目される事件担当の検察官

(抗議電話などの嫌がらせはやめましょう)
立川反戦ビラ配り事件
立川の自衛隊官舎の誰でも入れる共有スペースでの郵便受けへの反戦ビラ配りの三人が逮捕かつ75日間の身柄拘束を受けた事件
崎坂誠司
宇井稔

凛の会郵政不正でっち上げ証拠隠滅事件
同僚の大阪地方検察庁主任検事の前田恒彦を告発した。このことが、大阪地方検察庁特捜部長の大坪弘道の逮捕につながる。
塚部貴子

元検察官で著名人

今井秀智
「ざこ検事件簿」の著作と、それの劇画化の「ざこ検マル潮」の原作者。

今枝仁
光市母子殺人事件弁護団の一員だが、解任される。扶桑社「なぜ僕は『悪魔』と呼ばれた少年を助けようとしたのか」著者。

大澤孝征
TBSの「スーパーワイド」その他の番組に出演する。

河上和雄
日本テレビの「真相報道バンキシャ!」に「ご意見番」として出演する。

佐藤道夫
二院クラブで参議院議員当選。民主党所属で、2007年に引退。「検事調書の余白に」の著者

佐賀潜
光文社カッパブックス「刑法入門」著者。故人。

住田裕子
日本テレビの「行列のできる法律相談所」にレギュラー出演する。

現役検察官が逮捕された例

現役検察官の逮捕後、実刑収監例

三井環の場合
2001年7月、競売物件のマンションに居住しているように装い、虚偽の転入届を区役所に提出したことおよび、翌8月には、登録免許税の軽減措置を受けるための「住宅用家屋」証明書を詐取した「電磁的公正証書原本不実記録・詐欺罪」に「収賄罪」「公務職権乱用罪」で逮捕、その後起訴された。そのころ大阪高等検察庁公安部長だった三井環は、検察での裏金問題で、告発活動をしていたさなかでのことである。国策捜査による口封じという指摘がなされたが、検察当局および法務省は、指摘を無視して、法廷を維持し、実刑判決を確定させた

現役検察官の逮捕例

山口和光の場合
2000年5月24日、中央線の電車内で女性に接触し、現行犯逮捕された。女性と示談が成立、告訴が取り下げられ不起訴処分になるが、5月26日に懲戒免職となる。法務総合研究所の教官でもあった山口和光は、直後に犯行を否認する。後に、山口和光は、懲戒免職処分取消の訴訟を起こす。

宮越健次の場合
2000年6月、名古屋高検総務部長であり、法務総合研究所名古屋支所教官の宮越健次が、書店での万引きで逮捕される。以後、書店との示談が進み、起訴猶予処分となる。宮越健次は、減給1ヶ月の処分を受けて、7月1日付けで辞職する。

松井正広の場合
2009年5月14日、さいたま地方検察庁の検事である松井正広が、痴漢の現行犯で逮捕される。同日午前9時32分頃、東京都板橋区のJR埼京線板橋駅に停車中の上り電車内で、女子大学生の左尻をスカートの上から触ったということであり、本人も容疑を認めている。同年5月28日、罰金30万円の略式命令が下り、停職一ヶ月の処分がおり、本人は辞職する。

検察内部での活動調査費流用疑惑−三井環が告発

活動調査費が、賭け麻雀の金に流用?

2001年に逮捕されて、2008年に実刑収監が確定された大阪高検公安部長の三井環が、ホームページで「活動調査費」流用を、告発している。高知地方検察庁や高松地方検察庁で、次席検事として地方検察庁第2位の地位にいた三井環が決済した「活動調査費」が、検事正の賭け麻雀や料亭での接待に流用されるのを黙認していたことを、真偽のいかんはともかくも暴露している。則定衛東京高検検事長の「活動調査費」を流用した接待など、かなり記述は具体的であり、暴露内容に関しては、真実味があるとする意見が多い。当然、「活動調査費」流用は、詐欺罪や公文書偽造や私文書偽造の罪にあたるはずであり、地方検察庁の幹部による違法行為については、真偽を正すべきとの意見が噴出している。

関連項目

コメントをかく


「http://」を含む投稿は禁止されています。

利用規約をご確認のうえご記入下さい

メニューバーA

必要であれば何か書いてください。

どなたでも編集できます