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概要

2014年3月、長門市にて、長門署の刑事が、パチンコ店防犯カメラから、財布置引きの「犯人」ということで、女性を誤認逮捕した事件。
「誤認逮捕」ということが、逮捕8日後に分かる。

一連の経過

2014年2月28日
長門市のパチンコ店にて、60歳男性の一万円の入れた財布が無くなり、防犯カメラを長門署に提出する。
なお、財布はパチンコ台の上に置いていた。

2014年3月1日
長門署は、防犯カメラの解析より、財布に手を伸ばしたとされる41歳の女性に、任意同行を呼びかける。
午後8時45分、逮捕状が執行され、41歳女性が逮捕される。

2014年3月2日
長門署は、午前午後合計4時間の取り調べを始める。

2014年3月8日
パチンコ店にて、60歳男性の財布が発見され、防犯カメラより、財布を捨てたのが、41歳の女性でないことが判明する。
同日、41歳女性を釈放する。

2014年4月28日
今回の「窃盗事件」で、別の78歳の女性を、書類送検する。
78歳の女性は、「置引き」を認めた。その後、78歳の女性が、弁済して、起訴猶予処分となったとの情報がある。

2014年11月5日
逮捕された女性が、山口地方裁判所にて、国と山口県を相手取り、損害賠償を提訴する。

新聞報道より

毎日新聞2014年3月18日西部朝刊報道より転載

◇「認めたら楽」と思った 8日間勾留、女性の思い

山口県長門市のパチンコ店で財布を盗んだとして1日、県警長門署に窃盗容疑で誤認逮捕されたアルバイトの女性(41)=同市=が毎日新聞の単独取材に応じ、取り調べの様子を明らかにした。8日間勾留され「裁判になって大ごとになってもええんか」などと問い詰められ「『自分が取った』と言えば楽になるのかな、と思うこともあった」と打ち明けた。冤罪(えんざい)事件になりかねなかった誤認逮捕はなぜ起きたのか−−。【杉山雄飛】

「何が何だか分からず頭の中が真っ白になった」。女性は逮捕時の衝撃を振り返る。

2月28日、パチンコ店内で60代の男性客が遊技台に置き忘れた財布(現金1万円入り)を盗まれる事件が起き、男性と同じ台に座った女性は3月1日、署員に任意同行を求められた。「身に覚えがない」と訴えたが、任意同行から約7時間後の午後8時45分、逮捕状を見せられ、手錠をかけられた。

同署が決め手としたのは、店内の防犯カメラ映像だ。同署は財布の方に手を伸ばすような様子が映っていたとしていたが、女性は「台の上の方にあるボタンを押しただけ。財布には気付かなかった」と話す。

女性によると、逮捕翌日から、午前、午後計約4時間の取り調べが始まった。男性警察官からは「小さい子供がいるのに早く帰らないでいいんか」などと言われ「(容疑を認めるか否認するか)どっちが損か得か考えなさい」などと迫られた。

それでも否認し映像を見返すように繰り返し頼んだ。しかし「何度も見た」「映像を見て本当に取っていたらすみませんじゃすまないぞ」と取り合ってもらえなかったという。

事態が急転したのは8日朝。店内のごみ箱の裏から財布が見つかったと店から警察に連絡が入り、近くの防犯カメラを調べると別の人物が財布を捨てる様子が映っていた。署は逮捕の際、その映像を確認していなかった。関係者によると、店に数十台あるカメラのうち、逮捕段階で署が提供を受けたのは、被害男性が映っていたものだけ。全てのカメラの映像を入手したのは女性の釈放後だったという。

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