来店が初回の場合、まずヒアリングシートに「どこが痛い」「どこを怪我した」などを記入し、書き終えると更衣室もしくは施術を行うベッドルームで地味な黒Tと丈短めの黒ジャージに着替えます。
着替え終わると、先生が事前に記入したヒアリングシートを眺めながら問診します。わたしは、
慢性的な肩こりと腰痛を特に強く訴えました。その後、
ベッドへうつぶせに横たわり、骨盤の歪みをチェックして行きました。
むんずと両足を引っ張られ、「かかと」と「かかと」をくっつけたところで、先生が
「むむっ」となり、改めて腰骨辺りから足先まで触診して、もう一度かかとくっつけたところ……
「右足が左足より3cm近く(!)短いですね」との宣告を受けました。わたしはスポーツをやっているので、痛めた足をかばうような歩き方をしており、それが原因のようです。
そこから、まずは骨盤の歪みを直すべくゆっくりとツボ押しやマッサージが始まります。
力具合はソフト。「整体」といって連想するような激しいものではありません。筋肉をほぐし、ツボを押し、圧を加え、ひねったり伸ばしたりしながら丁寧にバランスを整えていくといった感じでしょうか。
腰とふくらはぎの裏あたりのツボを交互に押したり、足を伸ばしたり、圧をかけたりと微調整しながら正しい位置に戻します。
かかとの位置が揃ったところで上半身へ。
腕を指先でほぐします。デスクワークで
パソコン触る時間が多い人は肩こりだけじゃなく、
腕の筋肉が結構カチカチになるとのことで、肘から手、指まで丁寧に筋に沿ってほぐしてもらいます。
また、肩こりのせいか、
肩甲骨の位置も高くなっているということで、正しい位置に戻すべく、ツボを押し、圧を加えていきます。
腕を伸ばされ、上下左右に動きを加えて確かめながら進めていくと、不思議と
少しずつ肩の可動域が広がっていくのが分かります。
次は頭部のマッサージ。
首とこめかみ辺りを同時に刺激されて、極楽気分です。足・腰・腕・頭と来たので、
もはや全身がふにゃふにゃと脱力した感覚に襲われます。
頭部マッサージが終わると仰向けにひっくり返されます。顔に乗せるタオルは冷えタオルかドライを選べる模様。わたしはドライタオルにしましたが、夏場などは冷えタオル、気持ち良さそうです。
仰向けの状態で、肩甲骨の続きが始まるのですが、全施術を通じて、ここだけはかなりの激痛でした!
ベッドと背中の間に手をスッと入れて、指先を折り曲げ、肩甲骨を鷲掴み。指の入りがなかなかの深さで、
思わずもだえました。
最後は、再度足の方へ。膝を体に寄せて、そのまま外、内とひねったり、まっすぐに伸ばしたり。
とその辺りでチャイムが鳴って時間いっぱい。着替えが終わると、待合室のソファーで出された
熱いお茶をすすって終了です。