多人数で神話を創る試み『ゆらぎの神話』の、徹底した用語解説を主眼に置いて作成します。蒐集に於いて一番えげつないサイトです。

概要

主に中央大陸エフニカ王国北方エルフ共和国に居住する「エルフ」の祖とされる生物。
記録上、13体が確認されており、そのうち12体はエフニカ王国と北方エルフ共和国にまたがる国境地帯の中心において、極めて広範囲に広がり蠢いているのを見ることができる。

ハイエルフのうち12体は「エルフの十二賢者?」と呼ばれており、これは「彼等」が蠢いている一定区域の名称でもある。
ハイエルフもまたエルフのように他の生物を取り込むことができる粘菌状生物である。このため周辺地域においては「極刑」として罪人をここに入れるという事も行われていた。
これらは通常のエルフと異なり、知的生命体を取り込んでも明確な自我を得たことも、得ることもない。ここに投げ込まれた罪人もまた自意識を保つことはできず溶け行ってしまう。
「彼等」は溶け合った一体なるものであり、「12」という数も、「中心核」と呼ばれる巨大な塊の数にちなんでいる。溶け合っているだけあり、その境界線も曖昧である。
13体目、「エルフの一賢者?」はそのうちの例外。ハイエルフの群体が内包した「境界機能」の結実ともされる「13番目」はそれにより自我を得、
他の「12体」と自己を区別した13体目は外部に出て、動物を取り込んで力を得るという感覚を自認し、やがて行き倒れた知的生命体を取り込むことで知性を得た。

その知的生命体は共同体から見放された犯罪者であったたものの、13体目は「粘菌状生物に乗っ取られる知的生命体」という絵面はあまりにも強烈なものであるということも同時に理解した。
13体目は注意を払いながら、様々な知的生命体やその社会を助けつつ「乗っ取っても問題無い知的生命体(”社会復帰”すら拒絶される重犯罪者や死刑囚)」を提供してもらう体制を作り、菌糸を株分けし植え付ける事でエルフの人数を増やした。

これに対し「エルフの十二賢者」は「自分(達)の一部が外に飛び散ってしまった」と認識したらしく、その「破片を取り戻す」ために拡大を開始してしまう。
このままだと他のエルフや知的生命体どころか、自然全体が取り込まれかねないため、13番目のハイエルフは、自身の「境界機能」を使って土地を取り囲むマーキングを行い、「エルフの十二賢者」がその中から出てこられないようにした。
ハイエルフを抑えられるほどの「境界機能」を持つ者は通常のエルフには居らず、自分という切り札が失われないよう、「エルフの一賢者」は後継のリーダーを選んだ上で組織運営を委ね、姿を消したとされる。
この体制が発展して生じたのがエフニカ王国である。

通常の王統の血筋によらず、他国から提供されたり自国内で現れてしまった脅迫犯に菌糸を植え付けて乗っ取り加工することで優れた「王」とし、その脳機能を増進させる事による力を用いて自他の国々に利益をもたらす。
こうしてエフニカ王国は中央大陸においても特異な立ち位置を得ることとなった。
エフニカ王国が豊かに、強くなった後においても「エルフの十二賢者」の管理は重要課題であった。「一賢者」のマーキングが一部でも欠けただけで王国どころか周辺地域が滅びかねない。
エフニカ王国から北方エルフ共和国が独立するさいにも、たがい「十二賢者」には干渉しない、手を出さない事は共通見解として事が進められた。
国境線にまたがり存在することなった「エルフの十二賢者」については両国による共同管理という形がとられ、これが暴走する等の危機が発生した場合は、その時点においてどんな争い、対立事項があろうと棚上げして協力することが両国間で取り決められている。

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