ゆらぎの神話百科事典

1-59エディスト・フィルナーレ

エディ　「架空姉妹」「二つの髪の呪識魔女」

ノエル?によって作り出された架空の姉妹。
しかし架空?とはいえ定義?された以上、パンゲオ効果?によってその存在は確かなモノとなってしまう。

八番目のティエポロスとは幼馴染。
木目の幻影を出して相手の目をぐるぐるに回して眩暈を起こすというしょぼい魔術を使う。

魔女の集落でひそやかに暮らしていたが、魔女狩り?の手によって集落は壊滅。
そのときに使った「相手の認識をかく乱する魔術」の代償として、自らに呪いがかかってしまう。
その呪いとは、同じ相手の意思が一度しか伝わらないという呪いであり、手紙や録音なども受け付けず、
伝言も無駄という徹底振りの最悪に近い呪いである。
ただし彼女の認識外の存在や彼女の呪いよりも上位の精神操作能力者は彼女と問題無く意思疎通が可能である。
この呪いはしかし思わぬ副作用を彼女に及ぼした。
その副作用とは、同じ意思を二度と受け付けないという能力のこと。
悪意や殺意、攻撃の意思・戦略すら二度目以降は一切を無効化する。
彼女を殺す場合は一撃必殺しかない。同じ攻撃は決して届かないし、同じ心持ちで戦っては刃を向ける事すら出来ない。

ティエポロスをあまりよく思っていないが、ある時不吉な予言を受けてしまう。

集落を脱出した仲間はエディとティエポロスを含む十人。
「二つの髪の呪識魔女」「予言書」「冒涜の剣」「落涙サザンカ」「薔薇散華」「ヤミ」「レッドスネイク」「フラムシュトック」「腐食の瞳」「混沌の閃光」
これらのメンバーで構成される魔女集団は「落涙サザンカ」の突然の変死によって瓦解し、
エディはヘリステラに連れられて星見の塔に赴き、そこで生涯の友のティシリアと出会う。
しかしその後何者かの策謀によって13番目のコキューネー殺害の犯人に仕立て上げられ、星見の塔から逃亡。
名を「ハイナ・ルスペンスト」と変え逃げ続けるも、突如として現れた嘗ての同胞たちが行く手に立ち塞がり、
無残にも全員に嬲り殺されてしまう。
彼女に止めを刺した「冒涜の剣」は彼女に、魂が数順輪廻した後でまた会おう、と言い放ち、彼女の魂を粉々に砕いた。

結局のところ何一つわからぬまま死亡したエディだったが、その意識は何故か数世代後の姉妹に引き継がれる事になる。